Avant - "Avant"

「君はなんてセクシーなんだ」とナイーブに叫んでみる (≧д≦#) 


一言コメントに顔文字までつけるのは初ですが、こうとしか表現できない歌世界にかなり惹かれてしまってます(汗

HP時代から読んでくれている方はご存知のように私自身はAvantのガチファンとは言えないです。R. Kellyのフォロワーとしてデビューした時点で、R.を聴き込んだ身には微妙な違和感があって。基本ナイーブなのにエロジャケの作品を発表したりする。そのくせエロ自体にR. Kellyのような奥底の痛みが無い。ナイーブ系が好きでDeepが苦手な人から絶大な評価を受けているのは分かるのだけど。

アルバムコーナーでは1,2作目しか取り上げてないし、3作目以降はレンタル/中古待ちぐらいの位置づけでしたが、見つけたらやっぱり集めてました。とはいっても「一作毎に楽しみにしてる」という程でもなくて、この半年ぐらいにまとめて聴いていたのだけど。

なのに本作の2:Perfect Gentleman3:Involve Yourselfは本気でやれた。この2曲の延べ回数は100なんてもんじゃない。300は軽く越してます。そういう意味では1,2作目にもそれぞれ好きな曲はあったけど、この2曲こそが本サイトがイチオシするAvant。Amazonで誰も書き込んで無い時点で一般的な評価が想像できますが、個人的には「ずっとこの手触りの曲を探してた」から。

サイドチェンジにおけるミッシング・リング

本サイトがR&Bの主流とずれる理由の一つが「サイドチェンジに拘っている」こと。もちろん逆サイド→正サイドのサイドチェンジ。以前にこちらで書いたが、あの当時は本作を知らなかった。NextのButta Loveと4.OのCan I Spend the Nightの間にはリングが足らない。そりゃそうでしょう。「ほのかな恋心が階段を上がっていく事」と「最初の晩を二人で過ごす事」は直接繋がらないよ。やっぱりその間には「《からだ》として君が欲しい」が必要。けど、これをナイーブをKeepしてエロさを抜いて表現するのは奇跡以上に難しい。Sexyって単語が連呼される曲なんて持ちアルバムからマジメに調べるのがアホらしい位に多い。けど、この絶妙感を表現できたのは本作だけだと思う。「君の体が欲しい」じゃないんだよね。「からだとして君が欲しい」なんだよね。この差が分かればサイドチェンジの核心が分かるんじゃないかな。

きっと、このPerfect Gentlemanというタイトルで決まってたんだと思う。Sexyとサビで連呼するのに全く似合わないタイトルこそが、サイドチェンジ道半ばの両義性を伝えてる。逆サイドが「僕」という言葉を使い、正サイドが「俺」という言葉を使うとしたら、その両者のど真ん中だから。3:Involve YourselfでのAvantの吼えっぷりも最高。誰ひとりAvantをシャウターに分類しないが、この曲を歌う彼に限定すれば分類していいと思う。このワンサイドで分類できない吼えっぷりは個人的に一番好きなタシャウンに近いな。

他の曲も全体的にレベルが高い。1:Sensualityもそこそこ。4:When It Hurtsは個人的には普通かな。5:Out Of Characterは好きです。Slowの曲なのに吼えてる感覚が03に近くてナイス。6:Material Thingsも好き。7:French Predicureは個人的にはパス。次のDoggyを呼んできた曲もパスかな。10:Y.O.Uはかなり好きです。何の変哲もない曲だけど、Youというタイトルの曲の歌詞にselfishという視線は欲しい。「君と向き合う前に自分のselfishと向き合う必要がある」を理解するのがコアだから。11:Sailingはちょっと大げさな手触りだが悪くは無い。

2,3曲目を気に入った分、他の曲の評価も吊られて上がっているのは分かってる。Avantのファンを自認する人は他の作品をベストとするのも納得はできる。けど、やっぱり僕は本作です。Involve Yourselfの吼えっぷりはvolがもつ渦巻きのような捻りこみの感覚があって、エロさゼロの勢いこそが正サイドへの切符だと思うから。DJ,Dont Stop the Musicという部分の詩もいい。やっぱりDJが味方についてくれるのが正サイドで、R. Kellyのデビュー作もそうだったじゃん(笑 無理やりエロなマスカレイドをしてたR. Kellyはこの絶妙さを表現したことは無い。だからこそ、この部分はAvantの独壇場なんだと、そう思う。

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投稿が遅れてる他の作品もここでメモしておきます

2003年発売のPrivate Roomは03:Read Your Mind、05:Don't Take Your Love Away、12:Wamma Be Close、13:Everything About Youかな。12,13はちょっと甘すぎる感もあるかも。5は緑です。それがうちの基準。15:Read Your Mind(Remix)は面白いひねりで結構好き。


2006年発売のDirectorは01:So Many Waysと02:This Is Your Nightは手堅い作り。個人的にはちょっとヒネって欲しいから赤色までは行かないけど良曲とは思う。04:MinutesはAvantに珍しく早口で歌っているけど、イマイチ。05、06は全体的に冒険が足らない。07:Exxlusiveは面白い試みだけど、成功はしてないような・・・一番期待するのは08:Right Place,Wrong Timeかな。このタイトルはかなりグッとくる。けど、曲は普通過ぎるような・・・ アルバムタイトルの10:Directorもなぁ。11:Lie About Youが本作の中では一番じゃないかな。デュエットの女声がいい。12:Imaginationも好きな人は好きなんだと思う。アルバム全体として気に入ったらここら辺の曲の評価も上がるとは思う。13:Mr. Dreamも面白い試みだが成功しているとは言いがたい。16:Makerも12と同じで熱く歌っているのがいい。全体としてはそこそこいい曲はあるけど、Avantならもう一歩いけると思う。





David Verity(Devante) - "Inexorable"

新しい面を打ち出しても拭い去れない本人の刻印がある


名前をDavid Verityに変えても4作目で戻したから迷走といってもいいかもね。まるで二つの名前を使うことで迷走したTyreseのよう。サンプリングするぐらいだから当然というべきか。(だからDevante名で書いていきます。Youtubeとかではa.k.a.として併記が一般的みたい)

US盤でジャケには本人のコメントは無い。メンドくさいのかストイック=音楽だけで伝えたいのか分からないけど、Devanteらしいとは思う。4作目の中では本作について「エレクトロ調」に挑戦と言っているし、「僕という人間にとって、そして僕というアーティストにとって完全なる変化を表している。様々なスタイルや音で実験したし、あえて僕のこれまでのサウンドから離れてみたんだ。僕はこのアルバムでようやくアーティストとしての個性を確立したと思っている」と本人談もあった。

本人自身が分かってないからこその迷走。
アーティストとしての個性は処女作のReady or Notで確立してる。それをメロディーメイカー以上に掘り下げられなかった周囲が悪い。Devanteのガチファンになった人は、言葉にできなくても心の奥底でシンクロしていたと思うけど。「口があって耳があっても、言葉は地面に落ちる」 この現実を明確に言葉にして、始めて彼の個性が認定される。真に独自性のある個性は鏡を必要とする。本人自身も言葉で把握できてない個性はいつか失われる。相応しい言葉を求めて漂流する傑作の役に立ちたくてサイトを立ち上げたのだから、彼の個性は凄く大切にしたいと思ってる。

 



G.I. - "GOD's Image"

新世代の神概念。新しいGODの手触りは午後の穏やかな陽光のような想い



久しぶりのゆっくりした休日で、まったり音楽を聴きながら本を読んでいるのに、なんなんだこの感覚は。。確かに手に取った本は「サバイバル宗教論」(佐藤優)だから、GODとしてはぴったりなんだけど、ここまでG.I.にハマルとは思わなかった。最初にGOD's Imageというタイトルを見たときは若気の至りかと思ったのに、確かにこれはGOD's Image。そして始めて見たImage。90年代はこのような手触りの作品はなかった。

単純なパワーボーカルを期待すると裏切られる。SoulAtfさんが選んだ04:In All I Doはパワーボーカルなんだけど、それ以外は違う。もっと深みがあって重層的なグループ。

何よりもびっくりなのは、Thank Youの場所。普通は最後でしょう。これがR&Bの常識じゃん。
え、ちがう? ほんと? 私が持っている曲群からちょっと調べてみたけど、Lord系のThank Youは殆どアルバムの最後。なのに、このグループは01:Thank Youなんだよね。この時点から新世代。

02:Get Upも良い感じで吼えているミドルなのに、サビでのGet UPがまるで70'sの黒人運動に根ざしているかのような響きがあって、恋愛感の中には回収できない深みがある。そこが素晴らしい。03:Something Got A Hold Of MeはゴキゲンなSlowだけど、タイトル的に神概念寄り。

04:In All I Doはタイトル的に恋愛フェーズでも聴ける。けど、曲の構成、特にサビでのコーラスの重ね方はある種の伝統を感じる。ここら辺、私はちゃんと説明できない音楽的な話なんだけど。05:Silver And Goldは歌詞を見ても宗教的な歌なのだが、すみません、元の歌は全く分かりません。多分、教会で歌われる曲をそのまま歌っているのだと思うけど。
 



The Revelations - " Deep Soul The Revelations","Concrete Blues"

シャウトの上に「泣き」が載ってこそ、おとこ


[2015/11/03]
SoulAtfさんのチャンネルを聴きながらプログラミングをするのが一般的な休日の過ごし方。チャンネルを流しながらも気になった歌手はAmazonとMp3vaで探して購入。そんな中でもこの曲だけは、ついついリピートしてしまった。100回連続で聴ける。これだけ理想像に合致したシャウトは2004年に発売されたタシャウンのデビュー作以来じゃないか。基本、内省的な歌手が好きだけど、それだけでは男としてのバランスがおかしくなる。どんなタイプの男性でもシャウトしなくちゃいけない時はある。

「理想の笑顔」ぐらいならば気にしている人は多いけど、「理想の吼え方」や「理想の内省」までを気にしている人はどれだけいるのだろう。14歳の頃からずっとシャウターは聴いてきたけど、理想の吼え方に出会えたのは26歳の時。今回やっと二人目に出会えたけど、あれから11年、、おいおい俺が世間一般とズレているせいかなのか?と吼えたい気分大。

とりあえず本作はMp3vaに無かったので、今、Amazonで注文中。Mp3vaで買えた"Concrete Blues"も十分に良かったけど、やっぱり曲のタイトルからも本作でしょう。やっぱりSoulAtfさんのセンスは最高。ということで詳しくはアルバムが届いたらで♪



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[2015/12/29]

Amazonで買って聴きこみました。個人的に緑をつけたくなるのは02:Sorry's Not Enoughだけかな。逆に2011年のConcrete Bluesの方は以下の曲がナイス
02: Concrete Blues
03: Behind These Bars
05: How Could You Walk Away
06: One Reason To Stay
07: Until You Get Enough Of Me
09: Lonely Room
10: Don't Wait
13: I Don't Want To Know

特に05は歌が生まれた状況の切実さ。walk awayとは相手が去っていくシーンだからこそ、シャウトの上にのる「泣き」が映える。06:One Reason To Stayもナイス。ここまで傑作ならばReason特集に入れないと。一般的には「想いを積み重ねるのが恋愛」だと思われている。それは否定しないけど、「Reason:道理を積み重ねる」ことにも意識が向いてもいいと思ってる。個人的に外せないのが、09:Lonely Room。このタイトルの良さ。サビで「ロンリールーム」と歌い上げる。

独り暮らしの男性の必須アイテム間違いなし。
「寂しい」と認めることが第一歩で、そこを曖昧にしているから次にいけない。その厳粛な事実が素直に心に染みてくるから。諭すような優しさも感じる声が最高。10:Don't Waitも緑をつけたくなるのだが、あまりにつけるとインフレになるので赤で。13:I Don't Want To Knowも緑に近い赤で。

前作:Deep Soulのジャケも良かったけど、本作の方が角度的に表情がより分かるからいいね。こういう表情でシャウトが出来る男にならなかん。
 



Day26 - "Forever In A Day"


 

Bad Boyが気合を入れて作った作品であることはfeat.でパフィー御大も登場の点からも分かる。前回のデビュー作から1年後に発売だから、一気に一流グループを目指したのだろう。けど、全体としては後一歩足らない。特にパフィーの曲がステレオタイプすぎる。結局、この2作で退場して、解散騒動があって、独自レーベルから2014年に"The Return"を発売か。オーディション番組を勝ち抜いた人で作ったグループならば、早めに解散してもしょうがない面はあるね。

デビュー作を気に入ってからすぐに本作を買ったけど、その時は一回通して聴いて棚に置いたまま。今日久しぶりに聴いてやっと分かった。このPerfectly Blindは激傑作。この作品こそがBad Boyの真の正統派ボーカルグループのコア。彼らのデビュー作の時点で112を継いだとは思っていても、96年の冬に聴き込んだ112のデビュー作の曲を越すとは思っていなかった。Pleasure&PainとWhy Doesを越すとは認めたくないけど、Pleasure&Painはサビの歌詞に瑕疵がある。Why Doesは非の打ち所もない傑作だけど、切なさの先の陽光があって切なさのど真ん中では無い

Perfectly Blindの良さ。確かにこれは越しているのかもしれない。Blind(盲目)をPerfect(完全)とつなげること。これまでもPerfectを含んだ曲はあるけど、これが一番正しい。「Perfect Woman」のように相手を讃えるならばいいけど、Perfect Loveのように自分側に使った時点で歯車がずれ始める。だからといって、まさかBlindとつなげるとは・・・。「恋は盲目」とはよく言うけど、Pefectとつなげることで「切なさ」がでる。そのビジョンがメロディーとコーラスワーウに完全(Perfect)にマッチしている。

 

パフィー自体が本当のニーズを分かって無いように思える。

もしちゃんと分かっていたら、この曲を核にしてアルバムを構成するでしょう。01〜03は飛ばして、04:Think Of Meは良いレベル。06:Bipolarは始めてみたタイトルで、そこそこの曲。09:Girlfriendも良い。10:Babymakerは面白い。11:Then There's Youも13:Reminds Me Of Youも14:Your Heelsも良い。15:Truth Is A Lieも悪くは無い。けど、全体的に後一歩たらない。赤色レベルも一曲だけだし・・・・やっぱり1年間じゃそんなに楽曲の粒も揃わないよ。デュプリを連れてくる前にする事があるのでは? アルバムチャートR&B1位、US2位の割にはイマイチ。よっぽどレーベルプッシュが強かったのかな。

本投稿とBlog2を書きながら今日の13時〜16時までPerfectly Blindのみを連続リピート。これだけ長時間聴き込みながら書いたのも久しぶり。それだけ色んな記憶を引っ張り出す。En-Wikiを調べるとシングルカットされてないのになぜオフィシャルVIDEOがあるのだろう。ビデオは作ったけど、シングルカットは見合わせた? 確かにビックヒットする曲ではない。けど、間違いなくアルバムの重心となるし、コアなファンをがっちり掴める曲なのは間違いない。この曲をシングルカットするならば、やっぱり他の曲のレベルが低いんだと思う。この曲だけが飛びぬけて良い。特にサビの直前に入るテンテコのバックトラックが素晴らしい。この曲を作った人は才能ある。

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日本ではオリラジのPerfect Humanが流行っているけど、あれは反語。個人的には中田には同じ匂いを感じるから応援しているけど、反語という意味はちゃんと伝わる曲になっているんだっけ? 本人自体はあの小遣い制になっているなら、そこまで心配してないけどね。
 




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