Sisqo - "Last Dragon"

今後は良さが分からない作品も積極的に書いていきます。受けとめ方が狭すぎるのが理由だと思うので、魅力を見つけている人はぜひコメントで教えてください

 

僕の好きなSisqoは二面性がストレートに出たとき。特にソロ一作目は良かった。いつもドラゴンに拘るタイトルは親近感だけど、内省を感じる曲が少なすぎると思う。唯一気に入ったのは11:Lovespellです。歌手のMyBestに収録したい。毎回、痛みを見せて欲しいとは思っていないけど、アルバムを作った時点の素直な心情を全部出して欲しい・・・。今回はちょっと偏ってない? 10:Victimはfeat. Dru Hillなのに何か足らない気がする。

 

08:Round & Roundが一番素直な部分なのかもね。曲作りの部分で光る部分が少ないけど。05:Lipsがピアノソロから始まる。この曲の完成度なんだよね、一番の問題は。この曲に何が足らないのかをちゃんと説明できるようになれば、この世界ももう一歩変わるのだけど、まだそこまでにはいけてない。「[匹い抜兇犬討睛由を説明できない」「▲瀬瓩抜兇犬討睛由を説明できない」 この中で,賄慘呂垢襪韻鼻↓△療慘呂世茲諭それがある種の優しさに繋がるのだろうか。。

 

12:Ipologizeもタイトルから方向性はわかるのだけど、曲がなぁ。。i apologizeを短くしたのだけどタイトルを捻ったように声の表情も捻ってる。そこが合わない。。

 

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書くと、ぼんやりでも先が見えてくることはある。日記もそうだけど、書くことで全ての感情が一度紙に転写されて心がニュートラルになる。ニュートラルにならないと次のステージにいけない。ずっと1面をクリアできないゲームみたいな天井感。Lovespell→Lips→victim→Ipologizeの順序だね。




宇多田ヒカルについて

やっとまともに宇多田ヒカルを聴いた。
2001年の頃、後輩にR&BのVC(ビデオクリップ)上映会を開いてた。ちゃんとした入口とStepを作れば音楽好きはBlack Musicにはまる。逆にその後輩から「ぜひ聴いてくださいよ」と貸してもらったけど、ぶっちゃけMonicaの80%というのが当時の感想。あの世代の黒人女性歌手で歌唱力TOPのMonicaだから、80%の時点で大絶賛のつもりだけど、聴くかといえばMonicaを聴く。

いま宇多田のVCを見て、やっと分かった。歌だけで聴くとBlack Musicで呼吸してる人は振り向かない。けど、このVCと組み合わさった魅力は確かにガツンとくる。以前から宇多田はかわいいのか?と思っていたけど、このVCでは問答無用にカワイイ。本人の魅力を120%引き出している。確かにここまで魅力を引っ張り出してくれる相手なら結婚するよ。純粋にそう思う。

この頃(2002〜)の宇多田ヒカルはPVでの表現が突出している。 それ以前も、近未来のシーンが印象的なWait & See〜リスク〜など、目を引く映像作品が見られていたが、宇多田史上最高のPVとも言われるtravellingを初め、ワンカットで表現したなど、前夫の紀里谷和明によって創られたPVは傑作と言える。 特に幻想的な世界が描かれたSAKURAドロップスはその真骨頂で、孔雀、花、骨、妖精、羽、雨、そして不死鳥と、『生命』をあらゆる手段で詰め込み、表現した世界は圧巻である。

こちらのサイトでレビューしている通り。VCにお金をかけてるとか、良いスタイリストがついたとか、理由は色々とあるかもしれない。けど、根本的には関係ない。デビュー作のAutomaticであっても服装とか洗練されてないけど、時々ハッとする表情がある。外見にお金をかけることで印象の平均値は変えれても、ピークの表情だけは本人だけの力。Wait & SeeのVCと比較すると分かりやすい。この時点でお金は掛かっている。けど、勝気な表情の奥には解けたことない魂:ソウルがある。心の一番奥の扉は開いた事が無いからこそ生まれる表情。もちろん30歳を過ぎても開いた事がない人だっている。そもそも明確な扉が無い人もいる。運命の恋愛とまでいうならば、「他の人には絶対に見せない表情がこぼれる」のはマストじゃないかな。そんな意味でも個人的には冒頭に置いた「光」のVCが一番。何の変哲もない日常のワンシーンを切り取っている分だけ、宇多田の幸せそうな表情が輝いている。

魂の無防備さ
以前に散々「殻」について議論したけど、この宇多田のVCを見て、やっと言葉に出来た。ある種の無防備さなんだよね。壁というか扉というか、そこの表現はどちらでもいいけど、それがあるからこそ奥に無防備さが残ってる。

「この表情は絶対にヒロのママだってみたことないんだから」「(そういう台詞は自分の表情を鏡で見てからいえ)」
あの時、向うの表情と向うの発言のダブルパンチ。喉まで言葉は出かかったけど、言ったら余計に負けを認める形になると思って飲み込んだ。感性と言葉の直結で決まるから、途中に思考回路を挟んだ時点で遅くなる。そんな表情はそんなカップルの中だけのハズなのに、紀里谷氏が作った宇多田ヒカルのVCはその表情が出ている。これはBlack Musicの世界全体を含めてOnly1だろう。確かに、そう思うよ。結婚生活の最後の方で紀里谷氏と離婚してまた結婚して・・・それについて宇多田の父親が「自分達と同じような事をするな」と苦言してる記事を見た記憶がある。あの当時は意味不明だったけど、このVCを見えれば分かる。そりゃ一回の離婚じゃ別れれない関係性になるよ、これは。

文章を書いていたらYoutubeは勝手に「 Goodbye Happiness」になった。
歌を聴いている時は良いと思ったけど、VCはびっくり。なんなの?この表情は。00'S前半までの特別感が零になっちゃった。というよりも、つくった部分が多すぎて個人的にはこの表情はマイナスなんだけど・・・。けど、人生はそういうものなのかもね。これをネガティブに捉えるのが間違っているのだろう。だから、歌の途中だけど変える。

すげー、な。これが真のデビュー曲のClose to Youか。
バックコーラスとの音のバランスがオカシイと思うけど、確かに凄い。デュエットしている男性ボーカルも気になるけど、ここでの宇多田の歌い方は素晴らしいと思う。

もしかして、と思ってwikipediaを見る。やっぱりそうなのか。。紀里谷氏との間に子供いないのか。確かに00'Sに宇多田が出産というニュースは聞かなかった記憶。そして、最近離婚??ニュースが出ていたイタリア人の旦那との間には子供ができたんだね。「東京タワー」以来、運命といえる男女の関係が終わるとき、こういう軸から考える癖になっている。昔のコメント欄にも書いたけど、あの小説の導入部分。あの心情がどこまで響くか。それだけだよ。


話題を戻して、最高傑作。調査結果があるんだね
シングルカットの曲しか知らない人と、アルバム全部聴きこんだ人を一緒にしちゃいけないね。これが結論では?
というよりも、シングルカットした曲群と、してない曲群で分けるべき。じゃないと調査する意味無い。そろそろここら辺が当然の世界になってほしい。別にシングルカットの曲しか知らない人達が悪いワケでもない。僕だって映画にはそれぐらいの距離感だから。どのジャンルを縄梯子にして井戸の底に降りて行くのか、それは純粋に個人の選択の問題だから。

宇多田ヒカルの未シングルカット曲の最高傑作曲投票結果があるならば、ぜひ見て見たい。というよりもこの方の個人的な最高傑作を教えてほしい。記事としてはこの距離感でいいと思うけど、ネットにあげるならもうちょっと本心をストレートに出してもいいかもよ、とこれだけ勝手なサイトを作ってる私としては思ってしまう(笑

未シングルの最高傑作を、シングルカットする時、アーティストは大きな勝負に出る。
 失敗したら5年は不遇の時代
 成功したら、一気に運命が反転する


これが90'S後半のR&Bで証明された。その曲を同時代的に聴きこめた幸せ。それだけなんだよ、音楽を聴く意味は。そうやって育った宇多田の真のファンがいるならば会ってみたい。 Stevie WonderはALFをシングルカットしてないから。90'Sより前のBlack Musicにおいて、この基準に該当する曲と歌手の軌跡があるならばぜひ知りたい。同時代で無いともして、やっぱり追いかけるほどの価値がある。歌手の個人的すぎる最高傑作には。
 



夜の世界に魂を喰われる

教訓 /祐峇愀犬髻嶇働」「お金」に変えてはいけない

性風俗は、突き詰めると、プライベートな人間関係をお金で売り買いする場です。《略》 性風俗のサービスを利用すれば、そういった努力を全てスルーして、「彼女とのラブラブな雰囲気」や「セックス」という、美味しいところだけを、ピンポイントでつまみ食いすることができます。また、売る側の女性にとっても自らのプライベートな人間関係に値段をつけて、「モノ」として売ることで、過去の人間関係におけるトラウマや、自意識の呪縛から逃れられる解放感を味わうことが出来る場合もあります。《略》

 性風俗などの夜の世界で、不特定多数の相手と性的な関係を持つことは、普段の生活では味わえない、強烈な肉体的刺激や、精神的な解放感をもたらします。また、日常生活では決して会えないような多様な履歴、強烈な個性を持つ人たちにも、夜の世界では容易に会うことができます。セックスの刺激の強さ、人間関係の刺激の強さの総量が日常とは桁違いになるわけです。 それと同時に最初は刺激の強さに夢中になっていても、関係する人数が増えるにしたがって、「誰とやっても同じ」「どの女も(男も)同じじゃないか」という慣れ、すなわち相対化が生じます。こうした相対化に伴う異性観、セックス観の変化は、不可逆的なものです。いったんそうなってしまったら、まず元には戻りません。《略》

 夜の世界の刺激の強さに慣れてしまったために、今更刺激の無い昼の世界=表社会で人間関係を作ることもできない。結果として、より強い刺激を求めて、ますます夜の世界にのめり込む・・・という悪循環。これを「夜の世界に、魂を喰われる」と表現します(P180)


なんなんだ、この本は。。
半端無い。今まで鈴木大介氏を中心に結構読んできたつもりだったのに、ここまで想像以上とは。かつ著者は1981年生まれ。日本は深くて広い。いま日大の監督が話題になっているけど、「若い頃はあれが普通だった」と言ってるんだって? それウソでは無いのだろう。時代は変わっている。どんどん良くなっている。#MeTooの運動もそう。R KellyがSpotifyから締め出されたのもそう

「ジャンクフード」ならぬ「ジャンクヌード」という言葉も素晴らしい。溢れすぎてる環境で育てば興味うせるよ。以前からそう思っているけど、このテーマを集中的に掘り下げるだけでなく、キャッチーな造語もできるスキル。もともとはタイトルに惹かれて買ったけど、そんな狭い範囲の本じゃない。女性にもオススメの中身になっている。男というものを直感で理解できる一部の人と、恋愛遍歴をくぐり抜けてきた人、以外の人はこういう良質な本で理解した方がいい。

「特定のパートナーと、定期的にセックスすること」は、何もしないでも自動的にうまくいくほど、自然なこともでも、簡単なことではりません。多くの夫婦は、気がついたら、セックスレスになっています(P192)
というのも、そろそろ明確に言ったほうがいい。理想論じゃどこにもいかない。

仮想事例△△覯饉勸・Bさん(31歳)の悩み
 結婚してから2年たつ。妻とは、職場恋愛で結婚した。容姿が好みだったのと、向うが30歳を間近にして結婚を焦っていたこともあって、交際開始から半年ですんなりゴールインした。しかし、妻とのセックスは最初こそ盛り上がったものの、次第に関心が薄れていった。これまでの自慰行為の影響か、妻の膣内で射精するのが難しく、時間がかかってしまう。なかなか射精まで至らずに、気まずい雰囲気になることもしばしば。仕事の忙しさもあって、妻との性生活は結婚1年目からほとんど無くなっている。性的な欲求はもちろんあるので、学生時代同様に、パソコンのアダルトサイトやスマホで最新情報をチェックしている。結婚して30を超えても、やっていることが高校時代から変わっていない気がする。昔好きだった女優が脱いだ映画のDVDはこっそり借りてチェックしている。
  周りの同僚の中には、不倫や浮気をしている人もいるが、そこまでヤル気にはなれない。それでも、雑誌の「LINEで浮気」特集には、つい目を通してしまう。
 これまでの性体験は、大学時代の元彼女と職場で知り合った現在の妻の、合計2人。今の妻との関係に不満があるわけではないのだが、性とは無縁の生活を死ぬまで送るのか、と思うと、学生の時にもっと遊んでおけば良かったな、と思ったりする。このまま性欲にフタをして生きるのも、学生時代のようにアダルトメディアをチェックし続けるのも、不倫や浮気をするのも、何かが違うと思うのだが、どのような解決策があるのかは分からない。
 最近、子供を作るために妊活を始めたので、月に1回、妻の排卵日に合わせて、セックスをするようにしている。しかし、妻からセックスの日時を指定されることと、膣内での確実な射精を要求されることがプレッシャーになっているため、行為自体はむしろ苦痛にちかい。これが延々と続くかと思うと、気分が重くなる(P50)


という事例も最大公約数のような気がしてくる。最初の盛り上がりのタイミングで上手く妊娠して、それでSEXできなくなって、その分、飢餓感が生まれて、、子供も産まれて、という勝ち組なステップを誰しもが辿れるワケじゃない。

恋愛の秘訣は、わずか1行で説明可能
 恋愛に何らかのロマンや幻想を抱いている人、及び、恋愛ノウハウの執筆や販売で飯を食っている著者や業者からは大顰蹙を買うことになるかもしれませんが、身もフタもないことを言ってしまえば、実は、恋愛は、既に「答えの出ている」分野です。《略》 痩せるための方法は、適切な量と質の食事をとり、適切な運動を日常的に行う事。たったこれだけです。ダイエット産業では、この基本的な事実を、手を変え品を変え、定期的にパッケージを変更して、、《略》 恋愛産業も、これと全く同じです


と書いている部分。この著者のこの答えには完全同意。うちのサイトでも書いた通り。ほんと、これだけだよ。ネタバレしたくないのでこれぐらいで。

最後に。この著者が宇多田ヒカルの最高傑作を「光」というならば、問答無用で聴く。




たけしのお笑い・芸術論

■センスはどこで養われるか

芸人としてのセンスは教えられるものじゃないけど、育ってきた環境というのは大いに関係がある。

 おいらの家なんか落語に出てくるような下町の長屋で、そこでいつもおふくろとおやじがじゃんじゃん口ゲンカしていた。うちの母ちゃんの口の速さと笑い話の上手さは、こういっちゃなんだけど、志ん生そっくりだったし。

 横浜の緑山みたいな戦後の高度経済成長期になって宅地開発されたような、いわゆる新興住宅地に生まれ育った奴とはそこが違う。隣近所と大きさも形も変わらない家がズラーっと並んでいて、満員電車に乗って都心まで毎日働きに出ているお父さんと、料理と園芸が趣味のお母さん、両親ともギャグのひとつも言わないそんな家庭で育った奴が芸人としてのセンスを磨けるかというと甚だ疑問だね。

 もちろん個人差はあるけど、そんな家に育ったら、そもそも芸人になるとは思わないはず。たまたまテレビで漫才を見て、「これは面白い!」と芸人を目指そうとしても、その時点で大きくハンデがついている

 《略》

 それは役者でもアイドルでも同じで、どこか影のあるような奴の方が芸能界に入って伸びる。山口百恵や中森明菜、小泉今日子とか。

 生まれや育ちはよくなかったけど、でも楽しいことがしたい。自分の手でそれを叶えようという理想に燃えているから、あきらめない。それはやっぱり強い。成功してからその影に引き戻されて、消えていっちゃう奴もいっぱいいるけど。

 だから金を払って、お笑いや芸の勉強をしようという考え方自体が、やっぱり新興住宅地的な考え方なんだ。中学受験のために揃いのカバンを背負って塾に行く子供と同じ匂いがする。それを芸人がやったらおしまいだ。(P83.太線は引用者)

 

もともとは「批評するならやってみな」 ビートたけしの大正論の記事を見て興味をもった。

「特にテレビで顕著なんだけど、それまでは『お客さん』だった人たちが、いつの間にかみんな『批評家』になっちゃった。それもネットの影響かどうかはわからないけど、視聴者が批評家然としてふるまうようになってきたのが、今という時代の特徴。 

という文章を見た瞬間にこの本:『バカ論』を買う気になった。一応音楽批評をしていると自認しているし、江藤淳の『小林秀雄』も以前に読んだしね。けど、あちらの本よりもこのたけしの本の方がダイレクトに学ぶ点が多かった。「成功してからその影に引き戻されて、消えていっちゃう奴もいっぱいいる」という部分は深い。どんなジャンルでもそう。スポーツ選手であっても長友は母子家庭だというし、小野伸二もそう。静岡に住んでたときは家の近くの小学校に彼の横断幕が飾っていたし、彼が幼少時代を過ごしていた団地の前がJRの駅だったしね。

 

はっきり言うと、「やりたい仕事が見つからない」ではなくて、やりたくてもそれに見合った実力がないだけ。さっきも言ったけど、おいらも芸人や漫才師が「やりたかった仕事」だったわけじゃない。たまたま偶然そうなっただけであって、本当はプロ野球選手やノーベル賞をとれるような学者になりたいと思ってた。けれど、身体が小さかったり、大学行って「研究者は無理だな」なんて悟ったり、自分にその実力がないことはすぐにわかったからやめた。「やりたい仕事が見つからない」というのは、実は図々しい考え方なんだね。(P.90)

こういう意見を学生時代に知っておくとすごく伸びるのだけど、なぜかTVでは滅多に見れない。アイドルがお笑いをやるようになって(そのことに対するたけしの意見がこの本に載っていて凄く興味深い)敷居が下がって、ニュース含めてどんどん手軽に楽しむ方向へTVはシフトしている。

 

批評される側の人が批評に対してまとまった量の意見/文句を言うのは滅多に無いので、だからこそ買ったわけだけど、それ以外の部分で非常に学ぶ所があった。もちろん批評については、個人的にはちょっと違う意見。みんな批評家になったとしても、多数派として安住する人と、少数派でもつきつめて体を張る人は違うから。どちらにせよ根本的には「どんな意見を言ってもいいけど理由はかけよ」だと思う。誰も見ないならそのうち発信するモチベーションも下がっていくから、そこまで気にしてもしょうがないと思う。「批評するならやってみな」は当然といえば当然だけど、そのルールを押し通すと、批評できるのはその分野のNo1だけになるよ。それはちょっと寂しい世界だと思う。もちろん零から生み出す苦悩と、生み出されたものに対してアレコレ言うのは、比べるのがおこがましいほどの圧倒的な差があるのだから、そこはちゃんと踏まえた上での意見表明は大前提。そんな意味では批評側に立つ人も、どこかのジャンルでは「零から生み出す苦悩」を味わうべきだし、それをしないと本人が気づかないところでドンドンおかしくなっていくとは感じてる僕もこの半年は新しいプログラミングパラダイムを打ちたてようと四苦八苦しているので、関数型にせよオブジェクト指向にせよ、誰かが作ったものをあれこれ言っている時はめっちゃ楽だったなぁ、としきりに痛感してる。出来た物を後からなぞると全く気にもならないレベルの地点で非常に苦労する。いつか大学とかで学ぶ場面になったらこの部分なんて3ページにも満たない分量になって、ちょっとでも出来る学生なら鼻で笑うレベルで理解するんだろうな、と昔を振り返りながら思う。使う側でなく作る側になって、やっと苦労する本当の場所が見えてくるね。。

 

この本はタモリ、さんま、所ジョージとかに対してたけしがコメントというか批評をしているのだけど、それが滅法面白い。殆ど同意できるし、それ以上に学ぶ点がある。純粋に素晴らしい。映画について語っている部分も凄く興味深いし、なんやかんやでやっぱりジャンルは広く取る方がいいね。お笑いという意味では、まっちゃんや、爆笑問題の太田、ロンドンブーツの淳とか、色々な人が意見を開陳しているワケだけど、どんなに自分自身に縁遠いジャンルであっても、だからこそ、その中で親和性が有る人を1人は見つけた方がいい。たけしとは顔面麻痺で重なるから。昔、そのまんまのタイトルの本を読んだけど、あの本は今回と違ってあまり学ぶところがなかったなぁ。この本では「テレビが面白くなくなった」と巷で言われていることに対するたけしの意見、またそれだけでなく面白くするためにたけしがやってみたい番組案もあって、それも非常に興味深い。ほんと色んな面でタメになる本。

 

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最後にひとつだけ。

 

■自分を探すバカ

「自分探しの方法がわかりません」

まだこんなこと言ってる奴がいるのか。どっかのサッカー選手が「自分探しの旅に出る」とか言っていたけど、バカがバカを探しに言ってどうするんだ。《略》 「自分探しを」とか言う奴には、ひとことで済む。「お前はそこにいるじゃねえか」それで終わる話。「自分探しの旅」なんてことになると、よりバカが増す。東南アジアやインドなんかをバックパック背負って、「自分を探すために、いろいろ世界を見て回りたい」って、それは”観光”と言うんだよ。いつから「観光旅行」が、「自分探しの旅」になったんだ。

大体そういう奴らは、アジアの貧しい国に行って、「子供たちの目がきれい」だとか、「この国に住んでいる人たちは、貧乏だけど幸せそう」なんてことを言う。嘘つけ。そんなこと言いながら、腹の中では「日本に生まれてよかった」と思っているに違いない。この偽善者め。本当にそう思うんだったら、日本に戻らず、その国に骨をうずめればいいんだ。そんなの自分探しでも何でもなくて、「ああ、俺は日本に生まれて良かった」なんていうつまらない自己肯定でしかない。(P.93)

 

笑えるくらいに酷い事言うなーというのが第一印象。けど、世間のアンチ派を代表しているし、この短い文章の中で重要なスタンスは全て網羅されている。猿岩石世代として、どっかのサッカー選手と同じ年の生まれとして、この本の中で唯一、完全に反論したい。まずはこちらの「日本を降りる若者たち」かな。日本という国に生き辛さを感じ、もっと物価の安い国に滞在すること。その是非。この本を読むと、最終的にはたけしが代表するような意見が正しいとは分かる。けど、やっぱり違う面もあって、そもそも「自分探し」というネーミングセンスがダメ。誰がつけたのか謎だけど、こういう学生時代の貧乏旅行は昔からニーズがあった。単なる観光旅行じゃない。確固たる理由があり、やむにやまれずに旅に出るのだけど、なぜそれが必要なのか本人は言語化できてない。そういう言語化できない衝動こそが本当は大事。ここら辺を語るには名著:沢木耕太郎『深夜特急』を読むべきなのだろうけど、未読。。でも、こちらに書いたように、やっとここら辺を表現するための枠組:フレームワークが分かったと思う。ここまで来るとさすがに脱線しすぎなので、続きはBlog2で。




Shiro - "CanWeTalk"

Sexの後で女の娘が望むこと


90'Sの名作と呼ばれる作品は全部聴いたと思っていたけど、まだ発見があるとはね。7割は男性ボーカルを聴いているから女性ボーカルはまだまだ漏れがあるということか。yuyaさん、教えていただいてありがとうございます!

 

10代の女の娘に参考になる作品としてはかなり上位。01:Feek The Funkは当時の時代の雰囲気が出てる。02:Tell Meからレベルが高い。程よい攻撃性が不思議と同性向けになっている感覚。03:Good Lovin'は本人の魅力が良く出ている。色気がちょうど良いラインになっていて、10代の娘の目標として一番良い。アルバムタイトルの04:Can We Talkも良い。同年代の男の子に訴えかけているのだけど、本曲だけでなくアルバム全体として懇願が少ない。恋愛が終わった後の悲しみとか、そんな歌世界でない。別れたあとも「元気が残ってる」とでも形容したくなる世界観。その立ち位置が妙にしっくりくる。

 

そもそも10代で「本気で好き」と言える恋愛の方が稀。もちろん10代の頃は10代の本気があるし、それを否定するつもりも微塵に無いけど、10代の恋愛を30や40になっても引きずる事はやぱっぱり稀。甘酸っぱい想い出は引きずるとは違う。こちらのやれたかも委員会は面白いけど、これも甘酸っぱさメインだから。

 

変に重過ぎる恋愛曲を聴いて背伸びするよりも、これぐらいの距離感の作品を聴いている方がいい。自分自身のために作品を聴くのであって、作品に振り回される方が哀れだと思うから。僕も何度も傑作の誉れ高い作品を買っては轟沈→神棚行きだったから、ホントそう思う。05:U Don't Hear Meも良作。本作で一番の独自性は06:After The Sexでしょう。これだけ膨大なBlack Musicを聴いてきても、このフェーズを歌った曲は他に知らない。「腕枕」ならば分かるけど、これだけストレートなタイトルは普通遠慮するぞ。確かにボーカルとしても一番吼えてる。けど、まったく分からないんだよね。感情的には「あなたはSexのあとに○○をしてくれなかったから」と怒っているように聴こえるけど、何がその感情を生み出しているのか謎。。サビはBaby Can You Hear Me Hold Onと歌っているように聴こえる。すげー歌詞を調べたい。けど歌詞から理解をすると感性が伸びない。そう思って結構リピートしているけど、リピートに義務感もあって。。

 

緑ランクはどうしてもついついリピートして100回聴きこんでしまうのが基準だけど、この曲は別。聴くほどに「俺には関係ない」と言い切りたい面もある。普通ならもうちょっと後悔が引っ張りだされるんだけど、それがないから。聴きこむと「そもそも付き合うべきじゃなかったのでは?」と忠告したくなるような、、、けどこんな態度だったら恋愛が数年に1回になるのも確かなんだよね。

 

08:Hip Hop R&Bも面白いタイプの曲。Hip-Hopを苦手としているのでコメントは出来ないが、他の歌手では見られないライン。09:Man Of My DreamsこそがAfter The Sexのアンサーソングになるのだろうけど、ここでMy Dreamと表現する時点で運命の相手とは出会ってないのが明白。世の中の大半はそういうものだと思うからネガティブでも無いし、そもそもすべての人に運命的な恋愛が用意されているとも思ってない。二人の間の障害が零ならば運命とは言わないし、生まれる前から決まっていたような出来事とそこでの傷を抱えている同士が惹かれあうのが運命であって、普通に生まれて普通に育った環境で「運命」と言われても。。一番大事なのは「イイ人」を見抜く視線と、「イイ人を好きになれるマインド」であって、運命的な恋愛をしている人ほど恋愛で傷ついてるくせに、周りのイイ人を恋愛対象外として端から除外しているもんだから。ついつい色々と書いたけど、物事は単純な良い悪いでは無いので、特に何かを貶めたいわけでは無いです。

 

10:Summer Dazeはそんなに惹かれない。全部で10曲だけど、2-6の密度の濃さは良い。特にAfter The Sexはそのレア度も含めて一度は聴く価値がある。

 

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流石に3作以上発表しているならば知らないワケないから。歌詞はまだ探さないとしても歌手情報ぐらいは今からEn-Wikiを見てみます〜

 




Tamar Braxton - "Calling All Lovers"


姉貴と一緒でジャケはギリギリまで攻める。やりすぎ感もあるけど、アルバムの完成度は高い。傑作だった2作目と同じ雰囲気が出てる。3作目はクリスマスアルバムだから横において、二枚連続でこのレベルならば、それはもう安定感と言っていい。傑作を一枚だけリリースしていなくなる歌手も多い中で本作を発表できたのだから、Black MusicにおいてBraxton一家が姉妹としてTOP。それを有無を言わさず認めさせるだけの完成度はある。

01:Angels & Demonsから過激なタイトル。このジャケの印象と全く同じ雰囲気の曲。02:CatfishはTarmarの歌世界。こういう歌こそが彼女の地点。04:Broken Recordの良さ。こういう曲を聴くと、姉のToniとの表現の差が聴いてる身に心地よい。血が繋がっている面もあるし、独自性もある。自己が確立するまでは影響度の高い人(Tamarの場合は姉)との違いを殊更に追っかける事が多いけど、それは正しい道じゃない。独自性を探す入口は慌てなくてもいつか絶対にやってくる。逆にその入口に飛び込む勇気。逃げてて独自性が見つかるワケないし、このTamarみたいに飛び込んでヘビーな奥底を潜り抜けたら、独自性なんて抑えても染み出てくるから。本作はその出ている度合いがいい。

05:Neverもナイス。単純な明るい曲でなく、こういうフェーズの方で輝くね。続く曲も悪くないけど、コメントするほどでもないかも。09:I Love Youはちょっと面白いタイプの曲。彼女の幼い面が出てる。色んな事があった後に全部振り返ると、幼少期の異性への接し方が本当の自己のスタイルだったと気づく。人ってそういうもんだと思うな。けど、幼少期にどうやって異性と仲良くなっていたかは本人は全く覚えてないから。そういうのを教えてくれる人がいるならば、人間関係が恵まれていると感謝していいと思うよ。

10:Makin' Loveが新しい道だと感じる。これがヘビーな前作を乗り越えた本当の証になるのでは? もうちょっと明るくても良かったと思うけど、やりたいことは良く分かる。12:Must Be Good To Youはハチャケすぎていてパスというか、、、こういう面がウチの悪い態度だと思うけど(汗 14:Kingは非常に面白い曲。やりたいことは分かるけど、これをKingという単語で表現するセンス。逆にこの部分は同性じゃないと真には分からないのかもね。。

冒頭の一言コメントを書けていないのは、ToniとTamarの違いを一言で表現できないから。言葉は常に感覚よりも弱い。というよりも弱いといえるぐらいに感覚的に理解できているならば、それこそが感性と言ってもいいのかもね。言葉に出来たら知識になる。逆に体感の裏打ちが無い知識をどれだけ仕入れても本当の意味では役に立たない。特にこういう文系:人間理解系のジャンルならば。

 

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Braxton姉妹の次はノウルズ姉妹か。オススメはソランジュのこの作品




Toni Braxton - "Sex & Cigarettes"

成熟とは年齢以外の重ねてきたモノできまる



「イマドキこのタイトルでこのジャケ? ありえんだろ」が普通の反応。ところがAmazonのレビューが無茶苦茶いい。読んでいても説得力がある。だからMp3vaで買って聴いたけど、確かにこれは凄い。全部で8曲だけど全て緑にしていいレベル。なんといってもどんな時間帯でも聴ける幅の広さ。

朝の起きたときでも、駅まで歩く道でも、仕事帰りでも、寝る前の布団の中でも、
1人でも2人でももっと大人数でもいける。全方位な作品だけど、全曲が深みがあって幅も広い。ありえないレベル。純粋に素晴らしい。

ここまで傑作だとこの中からどれを選ぶかでかなりリスナーも問われる。曲の粒が揃いすぎてて、ホンの微妙な差。だから、今、聴きこんでます。うちの結論はまた今度で。トニブラの作品も1枚でも持っていればマスト。それは断言できる。だからこのタイミングでUPすることにしたから。



反語が生み出すアンビバレンス:祈りと呪いのSo Blessed

Mariah Careyの最高傑作:Emotions



今まで感覚でしか分かっていなかった。なぜ本作がMariah Careyの最高傑作なのか、そしてThe Windが彼女の全曲の中で一番深くて次がSo Blessedになる理由を全く説明できなかった。1:Emotionsと04:Make It Happenが彼女のミドル最高傑作であることを否定する人はいないだろう。問題はSlowの曲。マライアぐらい有名になるファンも多いだろうし、アルバムも沢山発表されているから、意見は山ほどある。その中でタイプが違う人を振り向かせれるだけのものが出せなかった。

今回、改めて聴いてやっと分かった。blessという単語が内包している反語こそがこの歌の深みをもたらしている。言語学的にも一番価値が高い単語ほど反語をもちやすい。その理由は、そこまでの単語を使わないと表現できないような事象は発生確率が稀だから。最高の単語は常に意味がオーバーする可能性があり、そのオーバーこそが皮肉に、そして年数が経つにつれ反語に近くなっていく。今回のblessは「神聖にする・清める・聖別する、神の加護を祈る」るだけど、それが反語として「呪い」になる。分かりやすい変遷。けど、この曲にアンビバレンス:両義性があるとは、当時、まったく気づかなかった

こちらでも書いているのにね。
忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな 右近

この「誓い」は相手が破ったことにより、そのまま呪いとして本人にブーメラン。このblessも同じ地平線。マライアから発せられたのか、以前の彼氏なのか、そこまでは不明だけど、blessはそれだけ重い単語。07:You're So Coldに続いて08:So Blessedだから呪いから始まっているように思える。ところが曲の最後の方では光が見えるんだよね。去っていった相手の幸せを祈るレベルまで後一歩のような感覚。そこら辺の割合は聴く人の気持ち・状況で変わるのかもね。

そして最後の10:The Wind

これは風化していく想い出を描いているのだと、今日、やっと気づいた
Windに何を込めたのかずっと分からなかったから、当時アルバムコーナーに書いただけにした。ちゃんと底まで降りて摑まえたらSpecialコーナーにする。マライアはそれだけの歌手だから。
改めてジャケをみる。南国の海岸のようだけどセピア色。これはやっぱり想い出の表現なのかもね。

 




Don't Say Goodbye連続リピート中

凄いね。連続リピートするとき、曲の最後と曲の最初が違和感零で繋がる。最初はピアノのガーンから始まるのが大げさだと思ったのに、リピートして聴くと必須のようにも思える。

さっきアマゾンでアルバム二枚買った。まだ届いてないのにこんなこと言うのもオカシイだろうけど、これだけ膨大な曲を聞き込めば分かる。彼女にとってもこの曲が一番深いだろう。曲が引っ張りだすソウルはこの世に確実にある。とくに二番の方。こちらの歌詞の方が彼女にあってるし、声も深くなってる。

運命(さだめ)に立ち向かうの
の部分で重くなるから。さだめか。。それをここまでの実感こめて言えるのか。

シンガーソングライターとしては、こんな怖い曲は作れない。本当に最後でちゃんと着地するか分からないから。他人から提供されないと歌えないレベルのえぐり度合い。歌い終わった後に歌手本人の泣き顔が浮かんでくることは、そんなに多くない。「奥底に抱える悲しみ」と「それに光を当てて昇華するきっかけをくれた幸せ」が等価に混じった涙こそが本当に価値がある芸術の証だし、曲を提供された歌手が歌ったあとにその涙を流すとき、もう一段作品は深くなる。

マライヤの二枚目の最後の曲:The Wind
あれが彼女の最高傑作だと、ここまで言っていてもコンセンサスは得られなかった。けどいい。一番深い曲は、わかるひとが分かればいいレベルだから。

その点で澤田かおりはアニメで使われて良かったね。これこそ本当の幸運。
これはアニメの挿入歌のレベルなんかじゃない。映画館でちゃんと聴いたら、全員呼吸が止まるレベル。ガンダムはこれからも世界中で見続けられるだろうし、originにみな辿り着くだろう。ハモンの魅力はシャアの孤独まで繋がる。その暗黙のリンクまで呼び寄せるほど。ちょっとでも音楽の良さを分かる人なら国や人種に関係なく澤田かおりを調べるだろう。

この曲にここまで書いて、あちらの曲はあそこまで貶したけど、幸せな家庭に生まれることを悪くいいたいわけではない。星屑の砂時計は確かに良い曲だし、歌手にあってる。by your sideよりは星屑の砂時計の方が上だと思うよ。この曲よりも上という人も多いのでは。この曲は日本人の半分以上には重すぎて引かれるだろうね。

やっとわかった。ロバータフラックのあのアルバム。当時は分からなかったけど、確かに男性が側に行くスペースがあるね。当時は零だと思ったけど、今は良く分かる。あのアルバムは基本的に男性に向けて歌ってる。

この曲は違う。恋愛フェーズじゃないから。

なんか、ここまでリピートすると、さすがに発想も広がる。
Zガンダムの主題歌:「水の星へ」
のこと。森口博子のデビュー曲。森口博子が歌ってるoriginの主題歌はひかれなかったが。。浅野ゆう子とかの熟年結婚をみてると、森口博子も幸せになってほしいと思った。

宇多田ヒカルはプライベートも色々あったけど、それはあれだけ大ヒットしすぎた面もあると思ってる。その点で、澤田かおりは音楽業界が変わった今、不幸になるほどの大ヒットは原理的に無理になったと思う。それは不幸だけど、ある面では幸福。

そしたら澤田かおりはずっと、安定的なプライベートを過ごせる確率が高いと思うし、だからこそここまでの歌はこの先、歌えなくなるのかもね。それは一つの良い事なんだと。

そんな気もした。

いかん、さすがにそろそろ寝ないと、明日会社に行けない。
寝ます。
 




アニメと女性Jazzボーカル

平均以上にアニメをみるタイプでもないし、日本の女性Jazzボーカリストも平均的な興味しかないけど、この二つが重なって凄く感動する時がある。一番は中学生ぐらいでみた『紅の豚』加藤登紀子。ジブリのアニメの中で対象年齢が社会人なのは、このアニメだけじゃないか?(おもいでぽろぽろがあるね) アニメに出てくるヒロインがバーの歌手なんだけど、物凄く魅力的。その後、紅白見てる時に加藤登紀子について聞いた。彼女の夫とのなれ初めは親のような学生運動世代では凄く有名なんだね。慌てて調べたけど、すごいねこれは。映画になるレベル。


夫・敏夫との出会い

1968年の東大紛争の際、加藤は「振り袖で来てほしい」という女性週刊誌の要請を振り切ってジーパンで卒業式の会場に現れ、その噂を聞きつけた同志社大学の学生であり、ブント系の「反帝学連」委員長の藤本敏夫にコンサートへの出演依頼を受けるものの、歌を政治運動に利用されることを嫌って断る。しかし、この件をきっかけに2人は交際を開始[25]。

紆余曲折を経て1972年5月に、防衛庁襲撃事件などで逮捕され勾留の身であった藤本と獄中結婚。周囲が交際に反対する中、母と当時の所属事務所「石井音楽事務所」の社長の石井好子が賛成した事が二人の結婚を後押しする形になった[26][27]。「ひとり寝の子守歌」は、塀の中にいる夫を思って作られた代表曲のひとつでもある。

勾留と釈放を挟み、合わせて30年間を連れ添った夫は、2002年に死去(享年58)。夫との間には1972年、1975年、1980年生まれの3人の娘がおり、そのうち1人はYaeとして歌手活動中。

 

あれ?10年ぐらい前と内容が変わってる。確か当時は、「藤本敏夫が反・ブルジョアとして芸能界に文句を言いに押しかけたとき事務所に居たのが加藤登紀子」と書いてあった記憶が。出演依頼なんて記載はなかったけど。周囲を振り切って結婚すると、凄く良い結果か凄く悪い結果(周囲のアドバイスを聞いておけばよかった状態)の極端な二者択一になる事が多い。その中で、凄く良い結果になる秘訣だよね。それは、もうちょっと調べて言語化してノウハウとして世の中に提供できるのでは?? と思うぐらい。

 

 

ここら辺までは、ある意味で誰もが同意すると思う。元々知っていた人も多いと思う。だからこの話題だけでは投稿する気は無かったけど、今回投稿したのはもう一つ見つけたから。もしかしたらここに来る人にとっては有名人なのかも。澤田かおりのこと。日本人女性で歳下で絶賛するのには躊躇いもあるけど、この人は加藤登紀子レベルになるんじゃないのかな。

 

 

最初にアニメで歌が流れてきたときはもっと大御所が歌っているかと思っていた。年齢不相応の深みのある声にびっくりしたけど、遺伝だけでなく育った環境も大きいね。色々とネットで調べてしまったけど、やっぱり才能だけだと越せない壁はある。宇多田ヒカルだってあれだけの境遇で育ってきたからこその深みがあるわけで。本国兆戦前の久保田にはその深みを感じなかったわけで。酷い事いっていると思うけど。

 

不幸ということは、ある面では幸福ともいえる

 

これを達成できた時点で良い人生なんだよね。実感値としてもほんと難しいけれど。

ちなみにこのアニメについては色々と思うことあるので、それはBlog2で。エンディングテーマのこちらの曲も気に入ったけど、突き詰めると良家のお嬢様の透明感のある声は、、、、若い時に引退を決めた、その判断力は素晴らしいと思うのだが。そして良い面と悪い面が混ざりすぎている歌詞も評価に困る。。ガンダムは何よりも発狂したZの主人公のカミュなんだよ。ガンダムシリーズは常に新作ができるぐらいに息が長いけど、このご時世にこんなエンディングは出来ないだろう。今の子供達は可哀相。この世には隠せない真実(戦争後のメンタル)もあるし、アニメでトラウマを抱えるのは、そのトラウマが正しい限り実は良い事なんだと。

 

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今までOriginのVol.5を借りてきて観てました。戦況が厳しくなってクラブエデンも店を畳む直前。そこでのハモンの歌が哀愁ただよう素晴らしい曲。やっぱり映画の名作に名曲は必須だし、それを歌う歌手も大切。あまりに良いから、「え、これも澤田かおりなの?ここまでいける?」と思いながら聴いてた。終わって慌ててネットをチェック。マジかよ、、、久々に絶句。以前のBy Your Sideじゃ本人のフルスケールは出てなかった。こちらの方が彼女の深さが良く分かる。映画と一緒にCDも借りようと思った。Yu-yuはあったけど、澤田かおりは無かった。じゃあ買うか。日本人歌手のCDを買うなんて13歳の時以来じゃないか、、、。それぐらいに気に入りました。

 

 

歌詞で、「人は生きていく 痛み抱えて」 このフレーズの深さ。何層かはもう分からないんだ。今は本当の底まで掘ることは出来ない。昔、何度か行ったけど、その都度、周囲を傷つけて色んなものを失った。結局、全ては純粋な自己基準。それしかないし、それだけを頼りにBlack Musicを聴きこんできた。。くる。この曲は、特にこのフレーズはくる。この曲を聴きながら、ふっとRoberta Flackを思う。繋がった。まさか、ここに繋がるのか。久々に取り出して聴かないと。並べて聴くと何か見えてきそうで。

 

世界は広くて、日本も深い。

性差別も年齢差別も丸出しだけど・・・やべーな、、、昔Jaheimを聴いた時のような感覚。年下の、しかも女性だぞ。。おい。やめてほしい。俺のこここに触れるな。と、久々に言いたくなる感覚。マライヤがあんな風になったのはトラウマなのに。。

 




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