Peabo Bryson - "Stand For Love"

声の艶の奥にあるのは天然さ?

 

見た目は確かに老いている。けど、曲だけ聴くと分からなくなる。「この年齢不詳な声はドラキュラレベル」といったら貶している??

 

作品のレベルは高い。けど、大御所の後期の傑作を期待すると何かが違う。10年前の方がある種の覇気を感じた。新しい魅力もあったしね。勝負という点ではFreddie Jacksonのこの作品も示唆的。こういうのが大御所の後期傑作だと思っている。その点で本作は逆に困惑。曲の出来はナイス。10年前よりも粒は揃っていると思う。だからこの1ヶ月混乱している。流石に諦めてUPする事にした。

 

01:All She Wants To Do Is Meからナイス。02:Love Like Yours And Mineも良いと思うし、03:Looking For Sadeはスパニッシュギターがいい味だしてる。Deepに行き過ぎないPeabo Brysonの良さの範囲内で、ギリギリを攻めてる感覚。ここでオーバー気味に泣きシャウトをしてしまう歌手が僕の心の友。Peabo Brysonにはそれがない。知ってるけど、、、やっぱりそうだったんだね。

 

一転明るくなった04:Stand For Loveにはイマイチついていけない。この段差にハマル人が真のファンなのだろう。アルバムタイトル曲だしね。07:Here For Youが彼の一番の王道路線じゃないかな。

 




イマドキの若者の距離 

《状況の近さ》は魔法の鍵になるか
会社の後輩が4年付き合った彼女と別れた。その直前の職場の飲み会の時点で「うちらヤバイんです」とは言っていたけど。流石に別れた次の日は会社を休んでいいと思う。4年ってそれぐらいの重さだよ。学生時代から付き合っていて、社会人になっても1年間以上続いたのだから、それなりに結婚も視野に入ったこともあっただろう。会社内ではHideさんとコンサートに行く話題以外、うちのサイトの存在すら言ってないけど、そこまでの状況があるならば、一気にBlack Musicの核心部を体験させようと、先輩的に思った。

同性歌手か異性歌手で一瞬迷ったけど、同性歌手。
そしたらSisqoの「男のSink」や、TERELLのHard For Meとかマクナイトの1stとか、一切の手加減無し。

なのに、数日後、「全く良さが分かりませんでした」と言われたぞ。

って、よくよく聞いたら、

そもそも音楽をイヤフォン以外で聞く環境もない。それが彼にとっての普通
「え、それってマジ!? じゃあ昔からスマフォで聞いてたんだ。そりゃ、全く知らないジャンルをいきなりイヤフォンで聴くのはハードル高いよ」とは答えておいたけど、よくよく考えると、確かにそれが普通なんだろうね。中学生ぐらいになって、自分自身で好きな音楽を選ぶタイミングの時にもうスマフォがあった。そしたら、スマフォで聴くのが普通になるのか。。僕らが中学生の頃って、CDラジカセからスタートだったけど。それもAIWA製。今の若者はアイワなんてメーカー、知らないだろうなぁ。

イヤフォンで聴くのでなく、スピーカーで部屋で流す。そちらの方が音楽に対する窓口が広がる。なぜか、まだ上手く言語化できないけど・・・。

2日後、さすがにこのままじゃプライド?が許さないのでPeabo Brysonに全てを賭けることにした。ディズニーの曲もあるし、WhyとFireの連環もある。これでもダメなら「縁が無かった」でいいです。僕は玉砕です。



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うちの将来の夢のひとつが女性雑誌orラジオ番組に恋愛相談コーナーをもつこと。
そこで、視聴者からの問い合わせにコメント&オススメの曲の紹介する。


本サイトはもともとBlack Musicにある線以上の親和性を持っている人向けだけど、まったくそういタイプじゃない人にいつか何かしたいんだよね。その時の鍵が「状況の近さ」だとずっと思っていたけど、その手前に音楽再生環境があるとはね。。

こうやって自分の中の当たり前すぎる常識が壊れることは、ある意味、いい経験なのかも。
「玄関チャイム恐怖症」を知ったときはそれなりにびっくりしたし、「ピンポンダッシュという言葉はどこへ??」とある種の感慨があったけど、今回の方が僕にとっては強烈だったです。
 




Peabo Bryson - "Through The Fire"

FireとWhyの連環


Peabo Brysonの94年の作品にしてR&Bの入口INの傑作。

「美女と野獣」「アラジン」の主題歌が収録されてるから初めてBlack Musicを聴く人でもOK。入口としてこれ以上の間口はありえない。06:Through The Fireの歌い方が素晴らしい。サビでFireと歌い上げているのにある種の切なさがある。元歌はチャカ・カーンだけど、男の子にはこのPeabo版の方が参考になると思うから。

単純に情熱で押し切ってない部分があって、それが内向的な男の子にも恋愛から遠い女の子にも響くポイント。曲の途中の色気の出し方にスマート以上の何かがあって、ずっと男性と付き合ったこと女性を振り向かせれるだけのモノがある。個人的にはCalvin Richardson派だし、今ではJavierやKenny Lattimoreも爽やかさも分かっているけど、このPeabo Brysonは単純にどちからに分類できない独自性がある。

Donny Hathawayが亡くなった後、Roberta Flackとデュエットして名をあげた。
当時はなぜPeabo Brysonを選んだのか分からなかった。もちろん初めて聴いたのはSony MTVでアラジン。美女と野獣よりアラジンの方が先だった記憶。たまたま見た順番だけかな。。「ちょっと太った上品な叔父さん」の印象で、僕にとってもR&Bの入口のひとつ。

けど、本作の深さは05:Why Goodbyeとセットで聴きこんで初めて分かる。
Peabo Brysonのアルバムは全部で6作しか持ってない。けど、断言できる。これが一番DeepなPeabo Bryson。このWhyの叫び方こそが彼の真のコアでありSoul

WHY:なぜなんだよ!
というシャウト。この世で一番美しいWhyは112のあの曲だけど、深みにはまる一歩手前の自問自答。その風景も好きだけど、やっぱり男たるもの別れた時のWHYこそが一番大切。それをこのトーンで歌うのか。。あまりに通常のシャウトと違うから、気づかれずに通り過ぎるレベル。特に女性陣に言いたい。「精神を集中させないと分からない悲痛さ」と、曲の最後の締め方。この曲を単に流して終わると見失うものが多いと思うから。


Ruben StuddardのSorryとBabyの連環と同じ位置づけ。
けど、あちらの方が悲哀感が強くて分かりやすい。確かにこちらの2曲は「でさ、正直にいいな。どっちが悪かったのさ」と言いたくなる面があるのは否定はしない。けど、隠し事をしているわけでもないし、心の中にあるものは全て出している。個人的にはRuben側だけど、このPeaboのラインはひとつの確固たる立ち位置。これからもThrough The Fireは名曲としてカバーされたり語り継がれると思うけど、Black MusicにコミットするかぎりWhy Goodbyeと一緒に語るべき。この2曲だけ連続リピートしてくれば、見えてくる世界がある。

 

ずっと、順序を間違えたと思っていた。Fireが先でWhyが後だろうと。けど、この順序こそがPeaboが一番伝えたいことなのかもね。そしたらMarvin GayeのAnna's SongとI Want Youの順番と同じ意味になる。それは興味深い答えだけど、本当はどうなんだろうね。

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01:Treat Her Like A Ladyのエレガントさ。最近は医学部入試の女性差別が大きな問題になっているし、この先も男女平等は徹底されるべきだけど、それでもLadyとして扱う必要性は薄れない。頭の足りない男の子はそこら辺が分からない。この曲は中学の授業でとことん聞かせるべき。こういうのは姉がいる家庭だと叩き込まれるんだけどね。。発売当初にアラジンでなくこちらを聴くべきだったと後悔するレベル。

 

03:Love Will Take Care Of Youもナイスだし、04:Never Saw A Miracleもディズニーっぽい手触り。07:Spanish Eyesもそこそこ好き。08:By The Time This Night Is Overもそう。どの曲を見ても普通に聴ける。ガツンとくる度合いは弱いけど、全体的なベースのレベルは高い。何も考えずにアルバム全部流せる完成度。チャートアクションを見ると本国でもヒットに恵まれてないけど、うちはうちの基準。こういうときほど体はらないとね。

 

 




アルトVenovaが欲しい!!

なんだこの楽器は。先日のYahooニュースで見て以来色々と調べてた。
ヤマハが作った全く新しい楽器。リコーダーとサックスのいいとこどり。分岐管構造も面白いし、1万円という値段も手ごろ。2017年発売されたのに全く知らなかった。。

公式サイトはこちら
Goodデザイン大賞を楽器として初受賞も素晴らしいし、楽器にここまで イノベーションの余地が残っていたのもびっくり。
色々と演奏動画を探してた。.こちらはStevie Wonderだから楽器の実力が良く分かる。

 


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ずっと、いつかサックスをやろうと思ってた。

20万円あれば中古で買えると計画してた。Black Music好きならサックスでしょう。トランペットもJazzの花形楽器だけど、声派の人はより生身の声に近いサックス。主要な楽器の中で唯一発明した人が分かっている(=サックスさん) 昔、何かの本で読んだけど、あまりに音が生生しすぎて、アメリカの黒人達が使用するまでずっと日の目を見なかった。そんな歴史にも惚れる。

けど、このヴェノーヴァはソプラノサックスの音域なんだよなぁ。。

ぜひアルト版を出して欲しい。バリトン版でもいい。どうせプラスチックなら多色展開してほしい。別に金色にしなくてもいい(逆にチープに見えると思う)。黒とか紺とか茜とかうちのサイトのような深緑とか。そしたらすぐ買う。問答無用で買う。1万円から2万円に値上げしても全然OK。

ヴェノーヴァならば、山に持っていける。
今年の雲ノ平で女性が食事の後に横笛を吹いてた。僕の隣で自炊してたから少し雑談した。最近は女性の単独登山も増えているけど、この山域までとはびっくり。残念ながら霧が出ていたけど、夕焼けの雲の上で演奏したらすごく気持ちがいいだろうなぁ、と見てて思った。もっていけるサイズも考慮して横笛だと思うけど、やっぱり己の理想像を突き詰めるとアルトサックスでこそ意味がある。


清冽な山で、己の煩悩を吐き出す。
これこそが理想の登山。街でやると、吐き出してもすぐに他の煩悩で埋まる。いくら資本主義がモノ⇒サービスに変化してても、購入欲を駆り立てるという意味では同じ。寺に山号がつくのも同じ理由。奈良時代は都にあったお寺も平安時代には市を含めて都会の吸引力があがったからこそ、山にこもったのだと。

 

昨年末の雪山登山は凄く良かった。圧縮され透明感が増す雪の清冽さはレベルが違う。あの風景を眺めるだけで心も同じ透明度になるけれど、仔細にみると煩悩は内面のそこかしこにこびりついている。それを全部吐き出す。そのためには楽器が必要。もうほら貝の時代じゃない。

山岳は雪を被むるによって、その美しさを一層増す。朝は日を受けて柔和な桃色をし、昼は冴えた空に反映して、燧石すいせきのようにキラキラきらめき、そのあまりに純白なるために、傍で見ると空線に近い大気を黒くさせて、眼を痛くすることがある。夕は日が背後に没して、紫水晶のように匂やかに見える。
小島烏水『高山の雪』

ipodが発売される前、2000年のころに韓国製のMp3プレイヤーを買って、滑りながらCraig Davidのデビュー作を聴いてた。凄くナイスな経験だったけど、眼の前に圧倒的な雪山を見て、本当に好きなのは雪山だと分かった。ほんと小島烏水氏の言うとおり。極論から言えば「キャンバスは白の方が映える」というシンプルで絶対的な事実だけ。朝日の桃色、夕日の紫。昼の青水晶。同じ志向性の人は、みんな絶対に山にアルト・ヴェノーヴァを持っていきたいと思ってるハズ。ヤマハの社員でこの地点まで伝わる人はいないかな〜。
 




ラズパイでミュージックサーバーの構築

[2018.08.15]

音楽フォーマットのメインが一曲毎のデジタルデータになってもうすぐ20年。以前はCDを取り込んで変換していたけど、今はデータを直接購入することが多い。修理しながら使ってきたパイオニアの25枚CDチェンジャーも年に1度電源をいれる程度。デジタルデータの最適な再生のためにUSB-DACを使用しているのは以前に書いたとおりだけど、次のステップとして音楽再生専用装置=ミュージックサーバを作るのはIT企業に勤める者として外せない。

 

2011年に先陣切ってLANハードディスク(NAS)の改造に挑戦&失敗してGWの3日間を費やした。2012年にはラズパイが発表されて、個人輸入→Amazon標準品になっいてたのに再チャレンジが遅れてた。もう逃げてるわけにはいかない(笑) 特にI2Sの接続には凄く興味があったので。(引用サイトで特に重要な部分は下記)


I2S(Inter-IC Sound)というのは、音声データをIC間でやり取りする為の規格で、通常の再生機器で最終的にDACチップに入力する信号プロトコルの一種類です。一般的なPCオーディオ(USB接続)をするには、

 1.PCでファイルから音声データを取り出しPCMデータ列にする
  2.PCはPCMデータをUSB Audioのプロトコルに載せてUSB DDCに送る
  3.DDCはUSB Audioで受け取った音声データをS/PDIFに変換してDAC装置に送る
  4.DAC装置内部ではレシーバー(DAI)でS/PDIFをI2Sに変換してDACチップに送る
  5.DACチップがI2S信号からアナログ音声信号に変換する
 という手順になります。

対してラズパイは途中の処理をすっ飛ばして、
   1.コンピュータでファイルから音声データを取り出しPCMデータ列にする
   2.PCMデータ列をI2Sにして出力する
   3.DACチップがI2Sからアナログ音声信号に変換する
   となります。

途中の処理をすっ飛ばせるということは、すっ飛ばした装置や機能ブロック分の「余計なコストがかからない」ということにもなります。

一昔前なら10万円は必要だった電子データの音楽再生環境が1万円ぐらいで可能になる。ありえない価格破壊。せっかくオンキョーは音楽再生PCのためにソーテックを買収したのにね。ラズパイ&I2Sで事業戦略の前提が全て吹っ飛ぶ恐ろしさ。

 
家のレグザのHDDが増えすぎてNASが必要になったので、やっと先週ラズパイ購入。NASを作成→移動してレグザも50%空いた。だから今からミュージックサーバ構築。普通はVolumioなんだけど、消費電力重視でRaspberry Pi Model B+を購入したのでMPDで作成中。Pi1-B+は無線LANついてないので別途購入。あくまでも最適なミュージックサーバーを求めて、ちょっと普通と違う事をやっているので完成したら追記しますね。

せっかくうちのサイトに来てくれてる皆様には興味あったら、色々と設定してすぐ使える状態にしたSDカードを送付してもいいぐらいと思ってます。理想はAmazonで一式買って組み立てるだけ。といいたいところだが音楽保存しているHDD先とか、家庭の無線環境とか個別要素あるからなぁ。
 




Aretha Franklin - "A Rose Is Still A Rose"

伴侶の60歳の誕生日に。70歳、そして100歳へ


このアルバムだけは同時代で買った。当時の有名プロデューサが多数参加しているだけのことはある。なのにずっと掘り下げが足らなかった。やっと答えを二つ見つけたので20年が経過しているけどUPします。

アルバムタイトルにも選ばれて1曲目に収録された01:A Rose Is Still A Roseの強力さ。「さすが女王」というのは当時から感じていたけど、大前提としてこの曲を語れるのは老いを前にしてから。20代の男が喋った瞬間に閻魔様のパンチであごから叩き割られるレベル。20年経過して毎朝、鏡で白髪の増え具合を確認するようになって、やっとわかってきた。この前、10年ぶりに大学時代の友達と皆で飲んだけど、やっぱり白髪と、そもそもの髪の毛の量は話題になるよね。このジャケのように歳を取ったら誰でも太りやすくなる。太る事自体は食事でコントロールできるけど、白髪は染めるしかないし、そもそも減ったら打つ手が無い(増毛やカツラのハードルは高い)。同年齢で染めてる人もいるけど、毎朝気にするわりにはそこは耐えたいというか、、、書いててすげーしょうも無い内容なんだけど、老いってこういう無力感の集合体。

本作を発表したときアレサは56歳か。さすがに50歳の誕生日だと怒られるかな。40歳だったら即離婚かもね。けど、Black Musicをこよなく愛する男性の奥様が60歳の誕生日間違いなくこの曲。赤いチャンチャンコなんてあげとっちゃかん。

赤いワインと赤いバラとこの曲
事前にお店に頼んで、赤いバラを渡すときにこの曲を流してもらう。

 

それだけです。僕らはそれだけのためにずっとBlack Musicを聴いてきたのです。そう思いましょう。発売当時はプロデュースしたローリン・ヒルも絶賛されてた。02:Never Leave You Againも名曲。1曲目よりもアレサの声に艶が載る。個人的にはこの曲を提供したパフィーもホメるべきだと思う。

喉の艶とかすれ度合いのバランスが絶妙で。
これこそが老いという意味。艶というのは化粧で出す物ではない。もっと内面から滲み出てくる何か。若いのに化粧が濃い女性は聴いたら感じる所があると思う。

大物プロデューサーが揃っているからこそ、1曲目の次に選ぶ曲でセンスが分かる。発売当時は断言できるだけのモノを見つけれなかった。だからこそ雲ノ平で聴き込んで、やっと答えを手にした。このアルバムは11:The Womanです。この曲こそが聴きこむべき曲です。聴くべき場所に行けば、場所が答えを教えてくれる。山(山野井さん)でもBlack Music(哲章さん)でも最高峰にはなれなかったけど(当たり前か)、、山 x Black Musicでは断言できる。アレサは雲ノ平で聴くべき歌手。もちろん山以外のジャンルにおいて、アレサにふさわしい場所は分からない。同じように教えてくれる人がいるならば、ぜひ知りたいと思ってる。

と、セコイ説明をしてはいけません。一番簡単な理由は^貳嶌埜紊房録(12はRemixだから)されている。▲織ぅ肇襪念賁槊徳魁

ぐらいなんだけど、これもセコイレベル。

この先の答えはまだ分かりません。ごめんなさい。僕は女性歌手の奥にある核を言語化できるほどには女性のことを分かっていない。
これが最大限の素直です。けど、11:The Womanに人生かけれます。もし、この曲が導く道の先が数歩で行き止まりだったとしても、それが僕の器です。それぐらいの体感を与えてくれるのが正しい場所。おお、いま初めてちゃんと全曲のプロデューサを確認した。この曲だけがアレサ自身なんだね。そしてJam&LewisもBabyfaceもTim&Bobも参加してないんだね。それは凄く残念。。

CDのジャケには付箋でメモがついてる。「10」とだけ書いてある。2000年当時は10:Love Pangを選んでいたのか。そこに確信をもてなくて、ずっと神棚行きになっていたんだね。確かにこの地点から振り返ると当時10を選んだ理由は分かる。色気が全開でエレガントな曲だから。特にバックコーラスの入り方がいい。プロデューサーのMichael J. Powellは良い仕事をしてる。07:I'll Dipもリズムが効いてるナイスな曲だけど、10を推す気持ちは分かる。先程女性のことは分からないと書いたけど、この曲を選ぶような若い男性には伝えれる事がある。

艶やかさはコアじゃない。
それは喩えるならば、結婚式でのドレス姿。確かにこの曲は赤いマーメイドドレスのような手触りがある。けどね、結婚生活のピークが結婚式や新婚旅行だとしたら、それは失敗なんだよ。5年以上、結婚生活を送っている全ての夫婦が同意してくれるだろう。一昨日の同窓会。色々あった大学時代の友達。もちろんお互いの結婚式に行ってる。集まった6人の中で、未婚が1人で離婚が1人。それは今の時代の平均像だとも思う。40歳になったら未婚の理由も離婚の理由も明確になる。もちろんある種の関係的なミスマッチはある。けど、それが本人の問題でなければor治れば、10年の間に再婚するような。。10:Love Pangを推す若い男性はこういう部分がまだ見えてないように思える。もちろん赤いマーメイドドレスが似合う女性は魅力的。これまで何回か結婚式にいったけどマーメイドドレスは珍しい。赤いマーメイドドレスなんて誰もいなかった記憶。だからこの曲に惹かれるのは全然否定しない。けど、それでも11:The Womanを聴き込むこと。1:29〜1:35ぐらいが答えだから。百回聴けば分かると思う。

05:Every Lil' Bit Hurtsの良さ。上手く言えないけど、これぐらい淡々としてる部分なんだと思うよ。日々に積み重なるのは。

ということで、もうちょっと言葉にできるようになったら追加します。
10年後になったらごめんなさい。。
 




アレサの最高傑作 "Call Me"

昨日、頑張って書いておけばよかった。今週末の予定にしなちゃよかった。
危篤状態が続いてたとは。

Aフランクリンなんて略すな。Yahoo!ニュース

「ソウルの女王アレサが死去」

だろ。。
60年代から活躍した本当のレジェンドはこれでみんな逝ったのか。。
エディレバートとロンぐらい? 以前のロンのアルバムにダイハード・バッテリーって書いてあった。この言葉、本当に良い表現。

生きてるだけで価値がある。普通は身近な家族まで。世界中の人にそう思われる事。新作を発表しなくてもいい。ライブに出なくてもいい。単に生きててくれればそれでいい。ここまで思われることこそがレジェンド:偉人の証なんだと、やっと分かった。

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以前にも書いたように、Soulレジェンドほどレビューするのが怖い。90年代に活躍した歌手なら体張れる。けど、Soulの時代、特に60'Sは緊張する。「聴いて救われた」まで言い切れるならば別。けど、なぜだか分からないけど女性歌手にここまで思うことが難しい。だからこそ6名のレジェンドについて書いても、そこには女性歌手は入ってない。女性歌手で最初に取り上げるべきはアレサ。男性歌手はSoulの偉人が3名だが女性歌手はダントツでアレサ。

もう15年以上前、作品を集めてちゃんと追っかけた。"Call Me"に一番惹かれたけど、断言するには何かが足らなかった。だから、どこかに小さくちらっと書いて終わってた。先日、村上春樹がアレサの曲を取り上げたから再び時期が巡ってきたと感じた。日本の最後の秘境とも言われた雲ノ平に行くから、そこでとことん聴きこもうと。天上界とも形容される高山植物の花園がアレサに一番似合っている。やっとCall Meが最高傑作だと言えるようになった。書く順番的に土曜日予定だったのに、まさか今日、亡くなるとは。

「アレサの歌を聴いて生きてきた」とは口が裂けてもいえない。同時代的に聴いたのはRoseだけ。

偉人が亡くなり、音楽雑誌が特集を組む

これこそが文化の連鎖なんだね。90'sにbmrで書いてた人達の追悼文が読みたい。AngieやMaryJ.のコメントも読みたい。そこでやっともう一歩、アレサのことが分かるんだと思う。色んな事が手軽になって、大事なものが無くなっていることに今頃きづいている。

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Call Meが最高傑作なことを上手く説明できる自信が無い。曲の始まりのI Love Youというフレーズ。その重さに尽きる。

どれだけRespectが最高傑作だと知っても、そこにはコミットできなかった。真に公民権運動のことが分かって無いからだろうし、それは結構つらい。分かるわけがないのだけど、それでも自然とRespectが一番傑作だと思える人間にはなりたかった。

意識的に山に選曲集は持っていかなかった。家に帰ってきて"The Very Best Of Aretha Franklin -- The '60s"の最後は本曲だとわかった。手元の"This Girl's in Love with You"は70年の作品なのにね。最後に収録したということは、この選曲集を作った人は同じ理解なのかな。Call Meという曲名にしたところも惹かれる。I Love YouとCall Meの近さ。男と女はこの二つの単語の近さが違う。そして、女性にとってはほぼ同じなのだ。というよりも完全に重なるのかもしれない。

これだけです。アレサの最高傑作曲から感じたことは。
こんなちっぽけなことでごめんなさい。
それしか今は言えないです。
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いま、調べた。このHMVの紹介文はいいなぁ。レビューしている人もいい。ホント、04:Let It Beの歌い方は凄い。ここまでくるとカバーじゃない。ボーカルの崩しもいいし、バックコーラスの崩しもいい。

ジャケの写真とってくるためにAmazonもみた。皆凄く体を張っているね。数年前にCall Meに一番惹かれた時にここまで調べておけば、もっと早くレビューできたかもしれない。けど、センスのあるJazzが流れていた雲ノ平山荘で、いつかアレサのCall Meが流れて欲しい。あの高山植物の花園こそアレサのSoulに相応しい。それを体感できただけでも幸せだと思ってる。

 



歌詞とは何か。詩〜和歌〜俳句

以前に歌を要素分解したけど、歌詞を掘り下げるのは難問だった。

歌詞が良いってさ、その本質は何? とりあえず「詩が良い」で逃げてしまったが、これは同語反復みたいなもの。
 (i) 誰も気づかないほどの単語の組み合わせなのに、一度みるとものすごくしっくりくる
 (ii) とことん個人的な内容がつづられているのにそこに共感してしまう
 (iii) 内容自体が自分(もしくは僕ら)の答えとなっている
 (iV) 体験をメロディーにすることも、詞にすることも、実は達成度としては同じなのかも


今回は二つの出来事が重なったので、7年ぶりにこの先を考えてみたい。

’亢隋a《仲直り桜吹雪の奇跡かな》
     b《大空に星一つあり恋の闇》

∀族痢a《かぎりあれば吹かねど花は散るものを心みじかき春の山かぜ》
            b《年々にわが悲しみは深くして いよいよ華やぐいのちなりけり》

2了譟А圓△錣ぁ,△泙ぁ,瓩泙
      ぬるい にぶい まどい
       くらい ふかい せかい
        あおい あかい ねがい》

このあいだ「カメラを止めるな!」というインディー&大ヒット中の映画を見に行ったら予告編でが流れた。最近は興味の範囲が邦楽にも広がっているけど、歌詞を気に入って曲に興味を持つことは20年に1度ぐらいの頻度。つい先日がaのニュース。aの俳句を見た瞬間にaが浮かんだ。昔から辞世の句の傑作を探しているけど、、一番好きな作品は蒲生氏郷分かる人にはわかる。まさか返歌があったとは・・・。 織田信長が真に認めた武将。信長の一族の女性は全員美人だったというけれど、お市を筆頭に当然利害関係がある相手に嫁がせている。純粋に器量だけを見込んで娘の婿に選んだのが氏郷。利休七哲の筆頭だし、秀吉が一番恐れていたのは家康でなく氏郷というのも凄い。もし蒲生氏郷が長生きしていれば、東北地方の中心は仙台から会津になっただろう。仙台在住だった身としては伊達政宗といいたいところだが、ごめん。最後は蒲生氏郷に行き着いたんだ。

おっと断線。この三つを比較しながら歌詞とは何かについて考えていきたい。
は世武裕子の1/5000という曲らしいが、まだ一曲全部が公開されていない。けど、このサビには度肝を抜かれた。。え、この表現方法って過去にも類似例あるの? 形容詞3つを並べる斬新さ。その組み合わせの妙。才能を感じる。

結局、歌詞とは「単語の組み合わせセンス」「ストーリー」なんだよね。それは言葉を扱うジャンルとしてはすべてに共通なんだと思う。だからこそ俳句の第二芸術論も出てくる。こちらこちらを読むと面白い。ここら辺を基本として掘り下げないと。比較対象を増やすためにbを追加。「あなたと詠む恋の歌 百首」を以前に紹介した位には和歌の方が好きなので、俳句で良いと思うのは滅多に無い。俳句の中でもガツンときたのはb。いつ見つけたのかも記憶の彼方だが、ついついメモしてしまった。今、改めて調べたら中里介山だと分かった。wikipediaに書いてある「女遊びは構わない、それは魂を傷つけぬから。恋はいけない、魂を傷つけるから」って。。言いたいことは分かるけど、全然ちがうじゃん。「魂をさらけ出すからことから逃げるな。とことん傷ついて、そしてとことん吼えろ」じゃないの?

女性の辞世の句ならば問答無用で細川ガラシャ。それも歴史ファンの常識といいたいが、蒲生氏郷と同じ戦国時代&若くして亡くなってるので、岡本かの子をチョイス。岡本太郎のぶっとび度合いは「太陽の塔」を筆頭に日本人の常識だが、母親のかの子の方がもっと凄いと思う。長く生きた女性の句は老いへの感情がでる作品が多いが、そういう一般常識の世界にいないね。

さきほどのリンクで坂口安吾は「形式なんてこだわるな。大事なのは詩魂だ」といっているけど、詩魂って何?
すぐに魂持ち出してにげちゃかんだろ。常識的には魂⇒感情⇒言葉の連鎖だが、たまに魂⇒言葉になる。このモデルってほんと? 「魂が直接出せるのは言葉でなくうめき声や嗚咽だけ」の方がしっくりくる。ただ(i) 誰も気づかないほどの単語の組み合わせなのに、一度みるとものすごくしっくりくる理由は頭で考えた組み合わせじゃないからだとは思ってる。

短すぎるとストーリーが紡げない
その点をもって、第二俳句論は間違ってはいないと思う。日本語は全てに母音が入るから、発音のリズム的に7文字と5文字が座りが良いのは納得。7777だと単調すぎるから、7と5を適度に混ぜる。それだけなんだと思うけどね。ただ、短すぎると状況描写が不完全。ここら辺が(ii) とことん個人的な内容がつづられているのにそこに共感してしまうになる。

そういう意味では気に入った俳句は、ついつい個人的な描写をつけたくなるかも。それが連歌なんだろうけど。

この続きはの曲が全部公開したらで。
すげー期待してます。サビ以外の歌詞がどんな内容になるか。映画の原作となった著者も個人的には注目度急上昇。白山市の出身か。手に取るように名山が見られる地域で育つことの素晴らしさ。白山は二年連続で登っているけど、白山市ってほんと普通の田舎+白山って場所だから。独自の感性ってそいういう場所じゃないと、なかなか育まれないかもね。

 



村上radio

以前話題になったこのニュースはほんとびびった。。まさか村上春樹が単独ラジオ番組するとは。仕事じゃなければ生で聴きたかった。。


取り急ぎ今は休憩中なので貼り付け。


このなかでblackミュージックはアレサだけという理解で正しいかな?

詳しい人は教えてください。



■村上RADIOで流れた主な曲

・マジソン・タイム ドナルド・フェイゲン

・ハイ・ホー/笛をふいて働こう/ヨー・ホー ブライアン・ウィルソン

・サーフィン・U.S.A. ザ・ビーチ・ボーイズ

・D.B.Blues キング・プレジャー

・スカイ・パイロット エリック・バードン&ジ・アニマルズ

・マイ・ウェイ アレサ・フランクリン

・サバービア ペット・ショップ・ボーイズ

・この素晴らしき世界 ジョーイ・ラモーン

・絶体絶命 ジョージ・ハリソン

・天国への扉 ベン・シドラン

・ラブ・トレイン ダリル・ホール&ジョン・オーツ

・ハートに火をつけて ヘルムート・ツァハリアス




日本のBlack MusicとSoulを体現する歌手達

今年はHideさんのおかげで色んなコンサートに行ってる。

やっと今の日本のシーンの状況がぼんやり見えてきた。そして、その分だけ混乱し始めている。昔は選択肢が少なすぎた分だけシンプルだった。今はこれだけ広がって、だからこそ自分自身の中で整理がついてない。音楽フォーマットがCDからネットになった変化と混ざり合って余計に見えなくなってる。そもそも6月のコンサートで澤田かおりさんの前に向原愛海さんが歌って、「これだけしっかり歌えるならばそれだけで文句無い」と思ったから。このレベルの歌手は軽く10名は超すのかも。それが今のシーンの状況なんだね。

 

昨晩はTVでイモトがアムロと対談してた。

イモトの憧れがアムロで、アムロの憧れがジャネットか。アムロとは同い年だから。今知ったけど。。ちょっと年下だと思ってた。。じゃあ時代を作ったアーミーダンスも幼い頃に見ているし、20歳前後の時はSlowな曲に対する振り付けとしては世界最高なビデオクリップ。ここら辺を本国と同時に見て本気で追っかけていればBlack Musicの申し子になれる。ずっと日本のBlack Music寄りの音楽シーンは本国の劣化版だと思っていたけど、別に悪気があったわけじゃないです。最初のボタンの掛け違いだけ。それでもアムロはUsherと同じで自己のDeepさを表現してないと思うけど。。アムロにとことんSoulな曲があれば教えて欲しい。

 

 _里上手いこと

 ▲魁璽薀垢良いこと

 ドラムベースでクセになるメロディーラインがあること

 Soulであること

 

個人的にはこの4つ。けど、ひとつの曲の中で全部達成するのは無理だと思っている。特にSoulでは悲痛になるほど曲はシンプルになっていく気がしてる。そもそもSoulは「この歌を歌って救われた」という歌手と、「この歌を聴いて救われた」というリスナーがいればそれでいい。周囲の誰もが認めなくても自分自身が救われたならば、それは自分自身にとってSoul。それぐらいに個人的な基準だけど、あまりに周囲が無理解だと吼えたくなる。うちのサイトはそのために作った。それは同じ感性を持つ人を見つけたいというよりも、あまりに歌手が可哀相だから。Soulを届けてくれた歌手は死ぬ気で支えないと、自分のSoulが退化する。そんな人生は純粋にイヤだな。

 

以前は,了点で大きなハンディがあった気がする。けど、それはもう違うんだね。それが一番シンプルな今の現実では。それは平井堅つながりでもらい泣きをYoutubeで探している時に思った。AKBの中で誰が上手か知らないけど、アイドルはみんなSMAPレベルかと思っていた。もちろん声は軽いし、歌手として上手いとはこれっぽちも思わないけど、音は外してない。これだけ音程を可視化できるような時代になったらねえ。この超音痴な自分だって真面目に練習したらlalalaを精密採点で80点超すようになったから。DAMJOYSOUNDで点数変わるけど、両方とも80点超したから。なら、もともとが普通レベルの人は練習すれば上手いレベルまで行くでしょう。将棋の世界でも技術の進歩が若手棋士の成長を加速させたと言うけれど、音楽の世界でも同じことになっているのでは。

 

 

もそうだね。小室の時代は曲作りにおいても「取り入れよう」という雰囲気があったけど、今の人達は自然と紡ぎ出した感覚。そうなると△ハードルかな。ゴスペラーズを超したコーラスグループってまだ出てきてないの?

 

 

ソロの歌手で,鉢が達成されているとき、一体何を基準にすればいいのだろう。

もちろんい呂任い。けど、年から年中い鯆阿たいワケでもないしね。普通の朝はちょっと軽めの明るい曲で十分な時も多いわけだし。もう本国と日本を殊更に区別する必要もないのだと思う。空気と同じぐらいに接しているのが大切であって、あとは本人の想いのほうが大切。そういう意味では以前に書いた通り

 

冷静に考えると、R&B-Soulにおいて顔はもちろん歌唱力って50%ぐらいの割合しかないと思ってる。《略》

もちろん彼女のようにアマチュアナイトで優勝できるような圧倒的な才能があればそれが個性になるのだけど、才能だけの個性では20歳の壁を越せない。一般的に個性は「皆から賞賛される光り輝く部分」と思われているけど、もっと奥にある負を背負ってる部分にこそが核で、そこでのたうちまわって、やっと僅かに出てきた光こそが真の個性と思っているから、こういうサイトになってしまっているのだけど。。 

 

そういう意味ではアレサ・フランクリンを好きというよりも、MaryJ.を聴くべきなんだよね。歌のウマさとSoulの関係を聴きたかったら。特に2作目うめき声にメロディーがついただけ。その良さ。いま、超久しぶりにこの作品を流し始めたら、真の扉が開く04:Marvin Interludeなんだね。。インタルードだから曲名気にしてなかった。。ここでいうMarvinはMarvin Gayeだと思うけど、彼のどの曲なんだろう。これがAnna's Songだったら凄い事になるのだが。

 

ということで、以前に 青野沙穂の最高傑作が全米No1にならなかったとしたら、僕らは二度目の完敗になる。それだけは純粋にイヤだな。 と書いたけど、違うね。たとえアポロシアターのアマチュアナイトで優勝したとしても、それは本当の意味では関係ないのだ。もちろんまだ彼女が最高傑作を作ってないのかもしれない。どん底なんて無理して行くものじゃないけど、どんな人も絶対に一度は通る。通ったこと無い人は逃げ道を歩いていただけなのだ。

 

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最近、このニュースを見て以来、妙にPUNPEEのことが気になってます。Hip-Hopって全然分からないのにね。。彼の一番のオススメ曲があるなら教えてください。




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