ビジネス文章は基準が明確だから出来不出来を判断しやすいけど、それ以外は受け手で評価が分かれることが多い。文の長さの揺れが生み出すリズム感と、喩え、情景描写がポイント。
これが結論だったけど、情景描写の先が「心情の風景化」のスキルなんだと思うし、短編でこそ明確に差が出るのでは? ずっと前から村上春樹の最高傑作は『午後の最後の芝生』だと思っていたけど、今回対象にしたいのは『星の花が降るころに』です。
中学国語の文章解析のために調べてたら、たまたまネットで全文見つけたから読んでみた。良い文章に必要な要素が、幕の内弁当ぐらいの一覧性と密度で詰まってると思う。『午後の最後の芝生』よりも、幅広い層の共感を得れる作品だと思う。
なので、知らない人はこちらを読んでから続きを。
続きは週末に書きます。
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01:Wax Poeticはsixteenという単語が脳のど真ん中に飛び込んでくる曲。声が良い意味で幼い。なんだか舌足らずな発音してて、コリーヌに似てる歌い方をしてると思う。02:Doctor, My Eyesも不思議な感じ。押し気が少ないのに内省的ともあまり感じない。ジャケは凄く内省的なんだけどね。声は良い意味で素直な明るさがある。40越した立場から見ると不思議キャラだけど、今の10代にとっては普通の感覚なんだと思う。
90年代前半はテビンで、後半はアッシャー。それが20年経過するとこんな手触りになるんだ。テビンやアッシャーに心情が似てるのは分かる。曲としては似てないのにね。こういうときほどビデオ・クリップ見たい。この謎の70%は解決するだろう。けど、それだと今の音楽聴く楽しみの半分が無くなるから。
分からないなりに聴くなかで、だんだん親和性があがる。そうやってチューニングしていく。今更ジタバタ焦っても仕方ない。若い人の感性を分かろうとしないで、単にゆっくり聴いていけば良い。
03:Driftingも良い。HIPな感覚が出ているけど、それでもこの手触り。ジャケは暗さも感じるのに、このHIPさは好き。これなら当時の僕でも持てていたHIPさだから。05:A Sacred Placedが最深部なのは分かる。「神聖な場所」という曲名がニルヴァーナに繋がるのか。泣き声が原色でなくパステルカラーになってる。珍しいというか、なんというか。この冠詞のAに惹かれる。Aがつくのは、自分自身の奥にそいういう場所があるという表明なんだろう。かっこいいじゃん。ということはニルヴァーナがロックバンドの名前だけでなく、「涅槃」という意味も知っているのだろう。知らないとここまでの曲にならない。
08:Right My Wrongsはありそうでないタイトル。面白いセンスしてるなぁ。曲としては6も8も合わないけど。09:These Four Wallsの方がシックリくる。10:On My Wayを聴いてると90年代ならマックスウェルに近い気もした。
18歳を歌った曲ならカリードがいる。けど、今回の16歳の方が若さの分だけ衝撃。いまこの歌手が何歳か調べてないけど、確かにこの曲は16歳のときに作ってた、少なくとも曲の骨格が出来てる。どうみても大人になってから16の頃を振り返って作った曲じゃない。wax poeticという曲名自体が不思議で、けど妙に惹かれる。そんな楽しさ。
分かるまで聴き込んでからレビューしようと思ってたけど、違うね。そういう距離感じゃないんだ。やっとそこまでが分った所です(笑)
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最近の若手シンガーの中ではギブオンを個人的にイチオシで、シカゴキッドもかなり気に入ってる。このKahamariはちょうどこの二人の間ぐらいの位置づけ。ジャケはギブオンに近いけど、前半の曲の聴きやすさと明るさはシカゴキッドに近いと思う。後半はギブオンだから、割合としては6:4ぐらいだと思う。
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Shanice 1994年『21…Ways to Grow』のレビューお願い致します!
前作の『Inner Child』が大ヒットしましたが、続く本作はこけてしまいました。
確かに少し駄曲も入ってますが良曲も多いと思います!よろしくお願い致します!
ブルースマンさんから上記のリクエストをもらった。シャニースはそこそこ聴きこんでいるけど、本作はずっとノーマーク。このジャケは見たことあるけど、裏ジャケはこんな表情なんだね。こっちの表情は魅かれるなぁ。
1973年生まれだから、タイトルの通り1994年21歳の作品。かなりファットに歌っている印象。04:Turn Down The Lightsが特にそう。Middle-UPの傑作といって良いと思う。曲だけ聴いたらシャニースとは思えないほど。05:SomewhereもHip-Hop寄りというか、スロウだけどFatさはKeep。06:Ace Boon Coonもそう。バックコーラスというか「後ろの掛け声」から攻めてる。プロダクションとしても落ち度はない。ただ、デビュー作を気に入ったファンがこの変化についていけるのか謎。
結果としては歴史が証明してる。ファンはついてこれなかった。こういう時は男性ファンを無視して、女性ファンの同意を勝ち得る必要があるけど、そこまでは無理だったのかな。ぶっとび感のある女性歌手のデビュー作ならかなりヒットすると思う。ボディコン黒レザーの服が似合う立ち位置とか。このジャケでもまだ攻め方が足らない。
09:I'll Be Thereから普段のトーンになる。10:I Wishを聴くとシャニースらしいと思う。そんな意味では駄作とは感じない。前作HITの反動だけだと思う。11:When I Say That I Love Youから音が攻めてる。うーん、12:I Wanna Give It To Youを1曲目にすべきかもね。この曲こそが、本作で打ち出したい新しいシャニース像と今までのシャニースの一番の中間地点だと思うから。13:Never Changing Loveも良い。これは2曲目が相応しい。3曲目に04:Turn Down The Lightsかな。けど、本作が失敗しても、すぐシーンから退場するレベルじゃないから、そこまで気にする必要ないのかも。
本作が21歳で、大ヒットした前作Inner Childが91年の18歳か。18歳で有名になると男が余計な願望までぶつけて、こういうファットな女性像を受け入れたくなくなる。シャニースは己に素直に今の自分を表現しているだけで、曲も含めて何も悪くない。
21...Ways To Growというのは、そのままの当時の彼女の気持ちの表現なんだと思うから、この曲順も彼女の意志かもしれない。この21の後につづく...ピリオド3つが何の略か。それが浮かんできてこその聴きこむ深さであって、私は全く分かりません。。。
ただ、本作を聴いて、2006年の"Every Woman Dreams"を聴く気になった。いまからそれを聴きます。
ショックの中にも様々な種類があるけど、「裏切られた」はその中でもショックの度合いが強いと思う。動物の中には群れが主体の動物もいれば、単独行動が主体の動物もいるけど、人間はチーム戦でマンモス狩りをしてきた訳で。道具を作れる頭と同じぐらいに、チーム戦の強さこそが人類繁栄のコア。チームは、その中のメンバーが相互に信頼してないと意味がない。信頼関係の無い家族や組織は、形だけのチームだから。冷静に見れば、人間は信頼と裏切りに感情の傾斜配分が強いのだと思えてきた。
スキと信頼を区別する人もいれば、それを良い意味で一緒に扱う人もいる。
信頼の理由を言葉に置かない方が良いけど、言葉以外で信頼するのもかなり難易度高い気もしてる。信頼の上手下手は育った家庭環境の影響度も大きいと思う。結婚したら財布を一つにする必要性については性別や年代で意見分かれる気もするけど、財布別でも離婚時に裁判で請求できるから。最悪状態になっても、リカバリー可能な部分はあると思ってる。
事実婚でなく、社会が認める契約にする価値はあるよね。でも、離婚時に決めた養育費を支払いしなくても強制執行ないから、突き詰めると微妙だけど。だから最終的には強制執行の有無は大事だと思う。そこまでいくと殺伐だけど。。
恋愛の失敗を反省して、次の相手をより信頼しなくなるという方向は、当然の反応だけど、不幸になる気もしてる。
信頼しすぎも、信頼しなさすぎも答えからは遠い。
信頼が安心になり、安心が寛ぎになり、寛ぎが居心地の良さになり、恋愛感情がより高まる。これは無意識のステップだから、恋愛と信頼は意識的に分離出来ない面もある。そんなことは今まで考えたこともなかったけど、冷静に分析するとこれが正しいと思い始めた。
とりあえず今日の考察はこれぐらいで。
(なんとなくイメージ画像として、横からの考える人の写真を置いておきます)
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「あざとさ」と表現すること自体が ファンの激怒を呼ぶのは分かってる。けど、あのデビュー作には「あざとさ」を当時感じた。それ以来、作品を聴いても紹介するほどの感銘を受けなかったけど、今回の本作は聴き始めた時点でびっくりした。売れ線ガン無視。そのくせ悲哀感も少なく、淡々とした曲が多い。だからファン目線だと「キャッチーな曲が減って大人しい」になると思う。2023年に46歳。45を越さないと出せない素直さがある。若い人がわざわざ聴く作品ではないと思うが、35を越したら聴いて良いと思う。
Musiqは間違いなく内省派なのに、
デビュー作が傑作 & 世間との距離感が完璧
内省派は己を掘り下げて傑作になるのに、世間との距離感が完璧なのは「同世代派」じゃん。マクナイトみれば一目瞭然。マクナイトが世間との距離感を絶妙にできたのは4作目から。それをデビュー作で達成する凄さ。それをどうしても認められなくて「あざとさ」と理解した。
それは、当時の自分の器の狭さ。本作品の後にデビュー作を聴きなおして痛感した。いまは、デビュー作ぐらいの距離感を周囲と取れないと、社会人として失敗するとさえ思う。さすがにもうほとんどの会社で新人歓迎会の飲み会で一発芸は求められない。若い人が人口レベルで減っていて、転職も第二新卒も容易になって、職場では腫れ物を扱うように新人に接する。それでも、仕事の中で求められる関係構築力が減ったワケではない。「あざとさ」でなく「器用さ」がニュートラルな表現単語なんだと思う。どれだけ内省的なタイプでもMusiqのデビュー作ぐらいの器用さを身に着けて社会人になった方が良い。今はそう痛感する。私自身がこのレベルになれたのは素直に言って入社3年目だから。
01:Will I Touch The Skyはタイトルの良さが光る。曲も良い。けど、02:I Remember You My Exの方が良いと思う。本曲で「あれ、今回はどうしちゃったの?」と思った。03: Imreallytrynafuckwichu (Feat. The Husel)も重ねてよい。Featの声が良い。この声に引っ張られてMusiqの本気が見える。滅多に出さないのにね。そこが素晴らしい。06:Victims And Villainsはアルバムタイトルに選ぶぐらいのキャッチーな曲なのに、ある種の抑制を感じる。いつもグラサンだからグラサンの有無は判断材料にはならないけど、これは良い抑制。
全く違うタイプの方が冷静に見れる。自分と中途半端に似てる方が感情が入る。感情が入る事で眼が曇ることもあれば、より細かい点まで気づくことがある。Musiqが歌に込める素直さは本人よりも気づいてる。「この曲のような素直さがあれば、これまでのアルバムもレビューしてたよ」と言いたいぐらい。3:10〜以降のブリッジの歌い方が一番分かりやすいかもね。込めすぎな熱さが良い。
08: Between Love And Warなんてタイトルはどうしちゃったの?こういうタイトルはラヒームの独壇場なのに。もしかしてラヒームに追いつきたいのかもね。「君じゃ無理だよ。君は俺より壊れてない。ラヒームは俺より壊れているから」。こんな答えじゃ誰も納得しないと思うけど、Musiqとは同い年のぶんだけタメ口に近くなる。。
09:Your Love Is Lifeだけは百回聴いたから緑つけます。この曲こそが最深部。このどストレートなタイトルでこの曲とこの声の表情。こういう場面でも一歩引く位置に立つマクナイトのエレガントさは、ある意味でセコイのかもね。そこまで思うほどに素晴らしい。ラヒームはここで苦悩が出るから。苦悩さがゼロなコアは、ちゃんと賞賛しない。「影模様があってこそ男だ」と思う時点で格好つけてるのだと、やっと言語化できた。
Musiqに太字緑をつけるのは本曲とPoparatziだけだから。ほんとなんであの曲はあんなにみっともないのだろうね。みっともなさが完全に重なるのも、同志じゃなくて嫌悪感になったりするのだけど。改めてwikipediaをみる。デビュー作がプラチナの快挙か。確かに内省派でこれは凄い。やっと凄さを認めらるようになってきた。
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ほんとはデビュー作をちゃんと紹介しなくちゃいけないのは分かってるけど、まだ僕はそこまでできない。もしMusiqがもうちょっと前の世代だったら、逆に尊敬をこめて聴きこめたと思う。同い年だから、逆にあざとさを感じた当時の自分自身を乗り越えれてない部分があるんだろう。なので暫定としてここで書いておきます。
02:Girls Next Doorのレベルが高い。この曲名も大事。ほんと隣の部屋にいる女性への距離感。知り合い以上友達未満ぐらいなのかな。そういう地点から恋人にいくまで何が必要か。それを分かってる。03:You AND MEで深くなるのが良い。普通は2がなくていきなり3を目指すから嫌われる。2の距離を最初に作るのが大事。って、ほんと当時はまったく分かってなかったです。ここら辺のもっと手前で苦労してたからだね。。
05:Mary Go Rroudもそう。メリーゴーランドをわざわざ離して書く態度。ローラーコースター派としてはムカつく二乗になってたけど、今から聴くとこれも傑作。06:143のレベルが高い。声の表情もストレート。個人的にはこのフェーズなら112のデビュー作のような綺麗さが欲しいけど。07:Loveは緑太字だね。いま改めて聴いて思う。Loveという1単語だけのタイトルでこの曲を歌える凄さ。未練切りなマクナイトよりもある意味で上なのかも。いやーー、それは自分自身のかなりの期間の否定になるなぁ。心が悲鳴をあげる。。けど、あの期間を今でも肯定してるの?? うーん、「マクナイトだけが良い。あとは全部その地点に来てない」という考え方だね。内省の中でも色々な評価軸があって良い。そんな当たり前なことすら分かってなかったのか。
「あざとさ」は問題外でも「世間との距離感が完璧」ですら不十分。
Musiqのデビュー作に相応しい言葉を見つけなくちゃいけない。そしたら、もうちょっと成長できると思う。
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聴きこむほどにTamarのこの作品が浮かんでくる。同じLove&Warでラヒームを出したけど、ターマーの方だと思う。Victims And Villainsの曲の始まり方が返歌に思える。
]]>本作をずっと紹介しなかったのは、そこまでの作品とは思えなかったから。I Want Youのカバーの酷さの記憶が強い。けど、23年のオクトーバー・ロンドンのトリビュート作品が傑作すぎて。ついつい本作も聴いて感想を書いてたら、分量が多くなったので別記事にしました。
1 Your Precious Loveはエリカバドゥとディアンジェロ。ディアンジェロのファンなら聴いて良いと思う。けど、デュエットとしては1+1が3以上にはなってないような。 2.Distant Loverはマクナイト。当時はこうやってマクナイトがカバーしてくれることで分かる面は大きかったなあ。1の評価が低くて2の評価が高いのはファン心理なだけです、ごめんなさい。
3.You Sure Love To BallはWill Downing。当時はWilのことを全く分かってなかった。歌うまいねぇ。Dよりもマクナイトよりも上手いのでは? ダントツでJohnny Gillだったけど、2番手にいるのは確実。Howard Hewettも2番手かな。
4.Mercy Mercy MeはJon B. 当時からまったく興味なかったJonB.だけど、本曲は良い。けど、もともとの曲が良いからだと思っちゃう。
5.What's Going OnがProfyleだから。ここで彼らが歌う時点で、誰が本作の企画をしたか分かる気もする。けど、バックコーラスが多重録音じゃなくてボーカルグループになった良さは明確になる。元歌とは別の軸で越しているかもね。
6.Got To Give It UpはZhane。当時もあまり魅かれなかっただよね。今回聴いてもその結論は変わらない。歌声には可憐さがあるけど、曲にはない。Zhaneは自分自身のコアが分かってない気がする。Carl Thomasと一緒。こんなこと書くとZhaneのファンから激怒されると思うけど、本作で痛感した。
7.I Want Youはモンテル・ジョーダンで、本作の中で一番のダメ曲。当時も今もそう思う。「何も分かってない奴がカバーするとダメ曲になる見本」まで書いても言い過ぎだとは思わない。歌人形から脱皮できてない時期の曲だと思うな。
8 Let's Get It OnはGerald Levert。やっぱりジェラルドが死んでいるからこそ、この曲を聴いてもちょっと泣けてくるなぁ。声の太さを抑制する歌い方が心地よい。
9. Sexual HealingはEl Debarge。当時はエルのことは全くしらなかった。この曲はアレンジが強いから、好みわかれるね。個人的には魅かれなかった。この曲から"Heart, Mind & Soul"まで行ってれば、、いや、当時の自分じゃあそこまでは分からなかったと思う。
10.Soon I'll Be Loving You AgainはJoeが登場(とうジョー)。本人に似合ってると思う。ファルセットが良いね。
11 Til Tomorrowはチコ・デバージ。当時はこの曲も惹かれなくて、デバージ兄弟にまったく興味が向かなかった。
12 Just To Keep Her SatisfiedはKenny Lattimore。この曲は元歌自体が聴いてて眠くなるので聴きこめない。死角かも。
13.If This World Were Mineがグリニークとトニ―リッチのカバー。最初と最後にデュエットを持ってくる構成は狙ってるし、この曲には何かがある。1+1が3以上になっている何かがある。1曲目のペアは超有名で、こちらは同時代の人しか知らないのにね。グリニークは本当に2作目を作ってほしかった。紫をどんどん濃くして黒に近づく。そんなソウルがあるから。だからこそ、声がちょっと幼いトニ―リッチとデュエットすると、3以上になる。 二組のデュエットを最初と最後におく。どっちが本丸かプロデューサーも分かってやってるね。当時はまったく気付かなかったけど、これがデキる人の仕事のやり方なんだと。
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改めて全部聴いて、一番良いのはこのジャケ。次が13、そのあとは好みで良いと思う。もしマービンがあんな不幸な死に方をしなければ60歳になってた。その記念として99年に発売された作品。それだけの価値を担える曲は、13だけといったら酷いかな。
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尊敬する歌手のカバーソング集ならこれまでもあったけど(その中で一番はリチャードソンが歌ったBobby Womackだと思うけど)、本作は全曲が返歌になっている。その凄さ。99年にマーヴィンゲイのトリビュートアルバムが発売されたけど、当時の第一線の歌手が歌っているけど、この作品の方が上だと思う。
後ろで吠える情熱感
メロウでスムーズな曲は外見でしかない。一番大事なのはI Want Youに繋がる疾走感のある情熱。それが必須だと思ってるし、02:Back To Your Placeで明確に吠えている。手前で吠えるならBobby Womackになるから、後ろで吠える立ち位置の大切さ。この基準でいえば、99年のトリビュートアルバムの中の半分ぐらいの歌手はイマイチになると思ってし、結局、Marvinのカバーで一番良いのはMauriceJ.だから。
01:Sensual Conversastionsは期待大のオープニング。「おお、このアルバムタイトルならば、さすがにこれぐらいは作ってくれないと」と斜に構えていたけど、2曲目で完全にやられました。03: Rollercoasterも良い。もちろんこのタイトルの曲はマーヴィンにない。というよりも、この単語を含む曲名は私が持ってる20446曲の中で2曲だけ。この時点でオクトーバー・ロンドンの全作を集めることにした。
観覧車、メリーゴーラウンド、ローラーコースター、それ以外に何があるのかまだ全部分かってないけど、うちのサイトはローラーコースター派だから。なのに、本曲は優しい。もっと感情の激動が表現されてもいいと思うのに、優しい。この時点で曲ごとに色なんてつけない。アルバム全部を緑だよ。それぐらいの傑作。The Rebirth of Marvinなんてアルバムタイトルは、駄作だったら「死んで来い」レベルの言葉なのに、これだけ凄いんだもん。
もちろん本作にはHere My Dearの最深部はない。けど、それは無くていい。うめき声はカーバするものではない。逆にMake Me Wannaは勝負をかけているように感じる。このミドルテンポがI Want Youに近い気がする。けど、この曲の中には山場が無い気もする。それが分かっているからこそのActor's Remorseになると感じる。この曲が本作の最深部。素晴らしい。
だから、次のYou Give Me Loveで一点して寛ぐトーンになる。Lover's Interludeの良さ。それだけDo What You Doを掲げたいのだろう。この曲の出だしでも明確。惜しい、もうちょっとで最深部にいける。バックトラック含めて曲の構成は良い。あとは落ちるバックコーラスだけだと思うな。最後のYou Look BetterだけはMarvinらしさを感じないのだけど、初期のMarvinはちゃんと聴いてないからなあ、、、それ以上は言えない。
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99年、あのトリビュート作品を聴きながら、やっと96,97年当時のMarvinに対する苦手感がゼロになっていた。それと同時にイマイチと感じるカバーも多くて、あの作品は紹介しないまま。発売当初に聴いてたら、当時の記憶と結びつくぐらいの良い作品ではあるけど、それはMarvinの輝きであってカバーした歌手の成果なのかな。とも思う。
なので、ここで紹介しておきます。
2007年1月の終了から2010年1月の再開までを除けば、今回みたいにサイトを2か月停止したのは初めて。どれだけ忙しくても月1回は更新してたから。ルールとして決めていたワケじゃない。紹介したくなる音楽に出会う頻度として、流石に月一回は欲しいとは思っていたし、皆様に薦めていただいた結果だとも思う。
「断言したからには一ヶ月の更新停止はしょうがない」のは当然だと思う。行動に結び付かない言葉が増えるほど、人は存在が軽くなる。それだけでなく、無意識レベルでも「一ヶ月ぐらいなら落としどころとして悪くない」と思った面があることも否定できない。
けど、そのあとに重ねて勝負に出るところ。最初の勝負は音楽だったけど、次は踊りじゃん。いくらマイケル・ジャネットそしてファティマさんで育った世代だとしても、ダンスを題材にして追加一ヶ月のサイト停止を賭ける必要はない。
自分に負けず嫌いな面があるのは否定しない。
けど、それよりもその場ですぐ「あがく」ことなんだよね。
そいういう自分が一番イヤなんだけど、久々に出た。「あざとさ」と「あがき」は似てる文字列だけど、中身は全く違う。「あざとさ」は自分自身にない。基本がストレートだから。けど、「あがき」はある。僕とウマが合わない人には、本サイトのそこら中で「あがき」を感じると思うし、それは一つの感性として当然とも思ってる。
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新春TV番組の格付けをみながら、こう書いて、見事外れた。。両方とも前川清と同じ選択になったのだけは嬉しい。けど、書いた限りは2月末まで更新停止します。
声楽だけは一言いいたい。
春のど真ん中で歌うのと、冬の中で春を希望するのは後者の方がソウル。ここは前川清も同じだと。
ダンスの方はCの女性の雌ライオンのような体つきに眼を奪われたから。。これは言い訳だね。。
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おお、曲を聴いてこんな一言が浮かぶのは初めてかも。いま4曲目だけど、ここまでの4曲全てでこのメッセージを感じる。
あまりに感銘うけたから、神戸に向かう新幹線の中で書いてます。最初はTGTから聴いてた。想像どおりの完成度。LSGをなぞってるのは良きこと。けど、衝撃は本作の方が上。
たまにはこういう底抜けに明るい作品を聴かないとね。ほんとに、そう。90年代の明るさは全てナンパと関連してた気がする。けど、この作品は周囲に女性がいなくてもハッピー。本人の幸せに女性は関係ない。だからこそ女性にもアピールできる気がするや。
衝撃度ではジョーのGood Girlに近い。けど、こちらの曲の方を当時聴きたかった。そこまで思うほどのSOUL。聴きぬけば、って、そんな重くなくていい。普段から流すだけで運命反転すると思うな。前作よりも上。デビュー作も聴いてるけど、本作が一番感銘うけた。
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運命反転といえば、養老運命反転地。
大学一年のころに行った。心臓手術後にやっと家から出れるようになったら、友達が誘ってくれた。当時はまだメナードランドもあったから行ったし、伊吹山も車で行った記憶。けど、そのあとに麻痺で入院するんだから、反転というより暗転ちゃうか。あの時、ドンピシャでこの曲を車で流していたかった。それぐらいの傑作です。
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パリピな男の子から、女の娘を抜いて、男友達を抜いて、同じだけパリピでいれるか。もちろんショート動画を撮影して投稿とかもダメ。それでも同じパリピレベルをキープできるか。
この作品だけはこのレベルにある。パリピを越してる。
そろそろ名古屋通過で、もうすぐ最後の15曲目。ってことは小田原ぐらいから名古屋までずっと聴いてたのね。ごめん、9曲目だけは途中で飛ばした。あとは全部聴いた。全曲このトーン。素晴らしい。この感動はジャヒームのデビュー作レベル。種類は全く違うけど。そりゃ去年の枯山水は傑作だけど、彼とは同じタイプだから。違うタイプでこれだけ感銘うけるのは20年ぶりかも。最後のこの曲はパリピ感ないけど、締めに相応しい良い曲だね。
いやー凄かった。滅多にない感動。以前はマックグラハムだった。あれから6年か。今回のほうが感動。本作のほうが女性の存在感が薄い気がするから。
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元旦にもらったコメントを読んでて、大晦日に行った久々のカラオケと繋がる。歌の下手さはずっとコンプレックス。今回も一曲も80点越さない。。それでも「生きる意味とは苦手に向き合い、コンプレックスを乗り越えること」だと思っているので、文章力にコンプレックスを持ってる人にちょっとでもヒントになればと思って書きます。
歌の上手さはデジタルで計測できる。ソウルに関する部分が、しゃくりやフォールやビブラートでちゃんと計測できるとは思わないが、そこそこカバーしてる。けど、文章力にはその構成要素すら社会的合意があるのかな?「文章力 構成要素」でググった結果は下記だけど、注意力は意味不明かも。想像力と発想力はこの文脈だとわけない方が良い気もする。
文章力とは、「伝えたい相手に伝えたいことが届く文章」を書く力。 一つの具体的な能力として定義するのは難しい。 論理力、俯瞰力、注意力、表現力・語彙力、想像力、発想力など、文章力の要素として考えられる能力はたくさんある。
文章力の手前に「言葉による表現力」があって、別に書き言葉必須とは思ってない。その範囲でいえば、文章力には全く別の分野が三つあると思ってる。「ビジネス分野」「友人知人分野」「その他」。この三つで必要なスキルがあまり重なってない。そこが歌唱力と大きく違う点だと思ってる。
■ビジネス分野
貴方は桃太郎です。鬼退治の結果を朝廷に文章で報告してください
ちょうど一年前に新人の文章力が低いことに対して現場からアラートがあがった。急遽対策を立てる事になって数日考えた結果がこの企画。ここ数年の僕の仕事の中では一番当たりだった。物語とビジネス文章は全く違う。ビジネス文章は結論ファースト。こんなのは誰でも知ってるが、それを真に体感するには、一番馴染みのある物語を書き換えるのが一番。
なぜ人は結論から喋れないか。
突き詰めればエゴ。誰しも途中の苦労やそこを乗り換える努力を伝えたい。けど、そんなのは報告文章にいらない。全部飲み会でして。昭和はそうだった。今なら1on1でもいいけどね。そんなことも盛り込んだ短編講座。
■友人知人分野
ここでも苦手な人は、口笛や風呂の鼻歌すら苦手にしてる人に近いかもね。普通は気ままに話して相手がちゃんと聞いてるくれる。それが友人知人の間柄だから。恋人は違う。ある程度聞くのに訓練必要。大学時代に一番仲よい友達たちと飲みに行って、「そろそろ飲み放題の時間終わったかな?」と思ったら、まだ一時間経過してなかったときは流石に凹んだ。ほんと当時は引きこもりの手前だった。
■その他 →第三者に伝える物語の世界
考えながら書いてると、複雑で大事な部分がその他になることはよくあるけど(汗、ここが一番のポイントだと思ってます。最近のファスト映画問題と一緒。
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新年恒例のRated R&Bリスト。このタイミングで昨年発売の作品を聴き初めるのが、いまの距離感にマッチしていると思ってます。あれ?いままで毎年TOP30だったよね。今年からTOP25になった理由は謎ですが、、、
Leela James, Thought U Knew
BJ The Chicago Kid, Gravy
はとりあえず聴く予定。Musiqソウルチャイルドは、その次かな。
新人としては
が気になる。純粋にジャケだけの印象ですが。
おお、2010年代のbest R&Bアルバム50作のリストもあるのか。最初にビヨンセとソランジュ姉妹が並んでいて驚いたけど、「This list is unranked」と書いてあるので、順序は関係ないってことね。Tamia、モニカ、ジャヒーム、ラヒームとそれなりに納得だけど,
JoeはDoubleback: Evolution of R&BよりもSignatureな気がする。このリストの中で慌てて聴くのはTGTか。UsherのRaymond v. Raymondや、BrandyのTwo Elevenとかは迷う。
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まさかの元旦の地震には驚きました。被災された方は健康状態含めて大丈夫でしょうか。車の中で寝泊まりしてると、エコノミー症候群になりやすいって、実際に新潟地震を体験した幼馴染から聞いたことがあります。能登半島の一宮は氣多大社だし、白山登山の帰りに行ったことがある。あそこにも隠れた要石があると聞いてるので、次の白山登山の機会があったら、立ち寄ろうと思ってます。
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負け方で失敗しないために
やっとわかった。アーロンホールの本作品にあんな低い点数つけていたけど、作品自体はずっと気に入っていたから。Black Musicの世界において「行き場の無さ」を感じる曲は多いけど、手詰まり感じる作品は稀なんだよね。そこでシャウトでしてるのはもっと稀。
シャウトだけど、喚いてる(わめいてる)訳じゃない。
感情先行し過ぎでもない。負けてるのだ。プラスの点数なんかあり得ない世界で、いかに大負けしないか。何もしなかったらマイナス百ぐらいすぐに押し込まれる世界にいて、マイナス10ぐらいでこらえてる。
この良さ。その心情を理解しようとしたら、本作が一番だと思う。
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Can You Stop The Rainはあれだけ傑作なアルバムなのに、アルバムタイトル曲に全く触れないので。本当は今年の梅雨頃にRain特集をするつもりだったけど、コロナ感染で三週間ぐらい予定延期して、治ったらすぐに月山でタイミング逸した。。(なので雨の中の月山登山口の写真)
「天気が良いと元気になる」
って知識はどれぐらい正しいのだろうね。「関西人はお笑い好き」よりは正しいのかな。人間の常識って、これぐらいの曖昧さ。この取り扱いで全ての人工知能がドツボ。暗黙的多数の法則で切り抜ける今のAIの仕組みこそが、上手いというべきかも。
前置きはこれぐらいにして。
「雨が降る日は、優しさが伝わる」
については「天気が良いと元気になる」と同じくらいに正しいと感じる。けど、この作品を聞いてやっと言語化できた。二十歳の頃にマクナイトの作品を聴きながら、雨と傘の関係に思いを馳せてたけど、最後の一歩が足らなくて、この言葉まで辿り着けなかった。
雨が降ったら傘を差し出すのは、ルールになった優しさで、ルールになった優しさは本当の優しさではない。相手の状況によっては一緒に雨に打たれるのが答えになると。
けど、この曲の方がもっと凄い。
「君なら雨をとめられる」
すげーな、この世界感。
日本の天皇だって即位の天気は凄かったけど、この言葉はそれぐらいの価値ある。
あまりに発想が凄すぎて、同じ雨特集に収納できないぐらい。曲も歌いっぷりも傑作アルバムのタイトル曲に相応しい。このレベルの高さが本気40代なんだと思うな。
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そういや以前に会社から派遣してる研修のテーマオーナーがサントリーで。「水と生きる」を体現する新規施策がお題。特別にサントリーの白州工場の特別見学もあったらしく、それには事務局枠で参加したかった(笑)
アラブとかの砂漠地帯の人は日本の梅雨に感動すると聞いたことがある。ガーラ湯沢の雪見ツアーと一緒で、白州は雨見ツアーで周辺整備すると良いと思う。あそこに日本最高濃度の温泉あるから。成分表にバリウムとリチウムまで書いてあるのは初めてみた。40直前の登山の帰りにたまたま立ち寄って、見つけたんだけど。あそこは一度はいく価値あります。
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ジャニスでレンタルした記憶がおぼろげながらある。30代前半のころ。当時は聴いても良さが分からなかった。今なら分かる。91年でPeabo Bryson自身が40歳の時の作品であり、何よりも40代の本気がある。
ピーボの作品の中で一番深い
アルバム全体としても一番深いし、曲単体で見ても一番深い。それはこのジャケの表情からも分かるけど、当時は「かっこつけてる」と受けとめていたのだと思う。非常に反省しています。
本作の中で一番深い曲がどれなのか、かなり意見が割れると思うけど、個人的には07:You Don't Have To Begを推したい。Beg:施しを請う、懇願する。って初めてみた単語。おお5曲あるのか。40代の恋愛感情って、過去志向かエロオヤジのどちらかだと思っていたけど、本曲は違う。違うと感じたのは初めてかも。この良さを30代前半で全く分からなかことを責めたい気持ちすらある。20代の頃は30代の本気がダイレクトに分かったのに・・・。当時のようにこの感情も言葉にしたいのだけど、それが出来ない。深さでいえばダニーハザウェイの一番深い曲に並ぶと思うぐらい。けど、あちらの方がまだ分かる。
G John Martin -Blackice-10-Beg And Plead
GaryBrown -Rhythm Or Romance-07-Don't Make Me Beg Tonight
Gerald Levert -Father And Son-08-Don't Make Me Beg
Luther Vandross -Your Secret Love-06-Too Proud to Beg
Peabo Bryson -Can You Stop The Rain-07-You Don't Have To Beg
begが含まれている他の曲と並べても主語がyouの点で異質だと感じる。今まで感じたことはもちろん、見たことも聞いたこともない感情なんだけど、深い。それは声の表情で分かる。
次におススメが11:If It's Really Loveです。RealとLoveが並ぶ曲名はあまり信じないことの方が多いけど、この曲は信じられる。07と違って分かる。「ほんとにリアルなラブです」の一言で表現できる。それをIf It'sと前置きする。それが本気の証左。「人を愛することがどういうことが、やっとわかった。だからこそ、逆に若い頃のように断言できなくなって」という気持ちがIf It'sに込められていると思う。だからこそ、これが本当のReal Loveです。ドヤ顔で言うのと正反対。
次ぎのおススメは迷うけど、アラジン世代としてレジーナベルとデュエットした05:I Can't Imagineです。大人にとってはアラジン主題歌より上なのは間違いない。曲の開始30秒で分かる。10代前半で本曲とアラジンの両方を聴いて、本曲が上と分かる感性は無かったと思う。当時は美女と野獣と比べてアラジンの方が上だと思った程度。「Peabo Brysonを気に入ったらなら、本作を聴いてみといいよ」とアドバイスしてくれる人は周囲のどこにもいなかった。それを別にネガティブには捉えてないけれど、ちょっと寂しいかも。やっぱり英才教育ってある気もする。
全11曲。本気どれもいい。08:I Wanna Be With Youは色気のあるUPの曲。UPは時代性が強くなるから今から聴いたら古い面を感じるかもしれないけど、ピーボ―のシャウトの中でも「ほとばしる」という形容が一番似合う気がする。10:Soul Providerも好きです。Providerってほんと、珍しい単語を使うね。ここら辺に個性を感じる。これだけ緑つけてるので、もう緑も赤もつけないけど、「40代になるためのマスト」 これだけレビューを書いてきて、ここまで言い切れるのは初めて。それだけの価値がある作品。
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今、この文章を読んでいて、もし40歳より前に読めたならば、ぜひとも聴いてほしい。60代を目指すために必要な曲は20代の頃に分かったのに、本作はずっと分からなかった。Carl Thomasのデビュー作の良さを分かったからこそ、それを哲章さんが褒めていたからこそ、僕は音楽サイトを作り始めた。なのに本作はブルースマンさんがリクエストしてくれるまで棚に埋もれてた。そういう愚かさを繰り返さないで欲しいと思ってます。今なら2枚組(2fer)もあるんだね。サブスクにもあるのだから、ほんと良い時代だね。