Carl Thomas - "Conqure" "So Much Better"

自分の強みを分かっていない《弱み》


好きな歌手に対してあまりネガティブな事を書きたくない。褒めるよりもネガティブを書く方が神経使うし、無難にパスする方が楽だけど、Nextの2,3作目のように言わなくちゃいけない場面はあると思うから。そして、Carl Thomasの3,4作目はそれに該当する。それが本サイトの結論です。

前作(3作目)"So Much Better"も評価に迷ってずっとUPしてなかった。けど、この4作目を聴いてやっと判明した。結局、Carl Thomasはなぜ自分自身があれだけ処女作で売れたのか?が分かってないんだと思う。

他の誰も持ち得ない独自性が溢れていた処女作だったのに、そこからどんどんずれていく。もちろん新しい自分自身を掘り下げたいのは分かるし、その態度は大事だと思う。けど、コアはブレない必要があるし、ファンとしては3曲に1曲か3作に1作はそこに戻って欲しいんだよね。

本作を聴いてると、妙にJoeのSignatureを聴きたくなってくる。Joeもそう。Signatureの前には色々と新しいスタイルを試して、結果としてリスナーに受け入れられたとは言い難い状況だった。だからこそSignatureで原点に返った。「いつでもできるんだ」という微笑ましさと、深化してる曲群こそが素晴らしかった。

だからこそ、Carl Thomasも同じような作品を届けて欲しかったんだよね。2001年からもう10年以上経過しているのだし、深化するには十分な長さだから。そんな意味ではタイトルの時点で期待薄だったし、Amazonのレビューはかなり低かったけど、だからこそと思って買ったんだけど。。すみません、処女作の深化はおろか影も形も無くて、新たな魅力も出てないと思ってしまったです。巷の情報では、本作はMaxwellのBlacksummers'Nightに影響を受けて作ったらしいけど、う〜ん、どうなんだろうね。Maxwellのあの作品は個人的に思うMaxwellの魅力と違うから、僕は評価が出来ない。個人的にはちょっとネガティブに思っているけど(笑、一般的な評価はかなり高いから、今はパスしてます(汗 そういう意味では、本作の良さを引っ張りだしてくれる人もいると思う。そういう人はコメントなりトラックバックをぜひお願いします。


この先はあくまでCarl Thomasの処女作と比較して、何が足らないか?の観点で書いていきます。

3作目:So Much Betterは総17曲で収録曲が多いのだから、「Carl Thomas本人が思う自分自身の強み」と「処女作の手触り」を段階的に変化させて欲しかった。けど、そういうアプローチが全く無い。もちろん魅力的な新しいCarl Thomas像を明確に打ち出してくれればいいのだけど、それも感じなかった。。Lalah HathawayやBrandyやDaveを連れてきているのだけど、どこまで成功しているだろう。Lalahと歌った04:Thought You Should Knowが一番マシかな。基本的に連れてくる人数が多ければ多いほど、期待薄なんだよね。個人的には3名以上は悩むかな。

特に15:I Miss You(interlude)の出来の悪さ。このフェーズでこそ処女作と同じ光がでるのだし、処女作は全てのInterludeが良かったからこそ、この曲にはがっかりしてしまう。確かにCarl Thomasの声は同じレベルかもしれない。だからバックコーラスのI Miss Youの声の表情の酷さ。「お前、本気でI Miss Youって思ってる?いくらバックコーラスだからってこれは問題外だろ」ってイチャモンつけたくなってくる。メロディーも輝きが無い。続く16:HomeはCarl Thomasはいい声の表情で歌ってます。ただ、これもメロディーがなぁ。バックコーラスも全くプラスになってないし。ホント、処女作の時のバックコーラス陣と比べたら天と地ほど差がある。17:Another Youもそう。これが締めの曲?と思いたくなるレベルだから。まあこれ以上のネガティブは横に置いて4作目いきます。


4作目の01:the night is yoursはリズムが効いてるし、今までにないファットな声で歌う。確かにこういうのを「新しい魅力」と言うのだろう。「その新しい魅力にどこまで惹かれるか?」その分岐点になるのがアルバムタイトルの03:Conqureだと思う。この単語はR&Bの中でかなり珍しい。というより、私の持ってる12367曲の中で唯一です。それをわざわざアルバムタイトルまで持ってくるのだから、新生Carl Thomasにとって勝負曲なのだろう。けど、ごめんなさい。あまり惹かれないんだよね。恋愛においてConqureって、その言葉が浮かんでくる時点で間違っている気がするのは俺だけ?


すみません、ちょっと最近忙しいので、申し訳ございませんが続きは次回で。

0:10
家で持ち帰りの仕事しながら1st:Emotionalを聴いてました。JoeのSignatureもいいけど、やっぱりEmotionalだよね。結局、Carl Thomasの核であり、あれだけファンがついた理由は

「歳を重ねる毎に鈍くなる痛みと、つのる寂寥感」
を表現してくれる唯一の歌手だから。それはデビューの2000年当時も、そして2012年になっても本作以上にこの部分を表現してくれた作品を僕は知らない。30歳を過ぎた男全員が気に入ると言えるレベルだけど、どうしても大ヒットした03:I Wishじゃなくて06:Giving You All My Loveを聴きこんじゃってた。「またR&Bの主流からズレたのか。23歳なのに俺は何をやっているんだ?」と自問自答してたら、哲章さんがこの曲をSoulと褒めてた。あの時かな、やっと自分もSoulが見えてきたと感じたし、この方向でも先に何かがあると思えたのは。そういう意味でもR.と同じぐらいに思い出深い作品です。

34歳になって改めてちゃんと聴く。結局、こちらにも書いたけど、この曲の真のポイントって

だけれども、だけれども、だけれども、、、
と続いた後に、そこから彼は何処を指しているのかな?と漠然と思う。
結局 「君が好きなんだ」 とは言ってない気がする。というより、言えてないかな?
この部分だと思ってます。結局、言えてない。何度聴いてもそう感じたし、今聴いてもそう感じる。今までその理由が謎だったけど、やっと見えてきた。Allなんだと思う。このGiving You All My LoveにはAllという言葉の重さがある。若い頃のAllの「初めて本気で惚れた/俺の全部でお前が好きだ」等のノリとは正反対の手触り。歳を重ねる毎にAllと言えなくなる。だからこそ、つぶやくように漏れたAllという言葉の響き。

言えてないからこそAllと言える。それが歳を重ねた証。

うーーん、毎回、意味不明な事を書いている気がするけど、これが結論です。

そうそう、もうひとつだけ。
毎年、冬になったら必ず聴くEmotionalだけど、2005年ぐらいからかな。妙に14:Supastarが気になりだした。アルバム点数コーナーではAランクの一番下で赤色さえつけてないのにね。今はLady Lay Your BodyじゃなくてSupastarを緑ランクにしたいと思ってる。Giving You All My LoveとSpastarは繋がっていると気づいたから。理由としては、、3,4作目を聞いて、Signatureも聴いて、やっぱりEmotionalだよなぁと思った人は、ぜひ考えてみてはどうでしょう。

Giving You All My LoveとSpastarとSpecial Ladyの3曲が緑です。それが本サイトの結論です。点数コーナーはそのうち直しておきます。

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[01/10]

conquerの意味を改めて調べました。
(武力で)〈国・領地を〉征服する,武力で奪う
(精神力で)〈激情を〉抑える; 〈習慣などを〉打破する.
(努力して)〈名声・愛情などを〉獲得する.
ぁ勸枩を〉くどき落とす.
一応、恋愛系のい琉嫐もあるんだね。conquerといえば,世掘Carl Thomasの処女作が発売された頃にアホみたいに遊んでいた。いくら恋愛系の意味があるとしても「口説き落とす」自体はGET系の感情で、30過ぎた寂寥感の正反対じゃん。まあそれが新しい魅力かもしれないけど、そっちの方向には行かないで欲しかった。

ただ、この△琉嫐は非常にいいと思う。DVの連鎖はR&Bにおいても普遍的で重いテーマだけど、「精神力で激情を抑える」こそが何よりも大事になるのだから。新しい魅力というならば、こっちの道を歩んで欲しかった。それが凄く残念です。逆に、最近ネットでたまたま知ったけど、オリエンタルラジオの中田のこと。

彼女が何かミスをすると、絶対に許さなかったらしい。
彼女への怒りがMAXになると彼女の前で自分の頭をコンクリートの壁などに
打ちつけて、頭から血を流しながら自分が怒っていることを証明した。
(その彼女は、即刻中田の目の前から立ち去った。)

ネットを見るとこの態度は「奇人」扱いされているみたいだけど、個人的には怒って女性を殴る男の100倍マシだと思う。ミスを許さないのはミスの種類によるから何ともいえない。誰にとっても許せる話と許せない話があるし、誰かにとって大事なことが他の人にとっては取るに足らない事に見えるのもあるから。ただ、自分が激情にかられた時に、相手でなく自分を痛めつけるのは、一つの激情の解法だと思ってる。もちろんもっと穏やかな人の方がいいという意見もありそうだけど、個人的には何かに対する熱情は大事だと思うし、若い頃はそのコントロールが上手く行かなくなる時もあるんじゃないかな。個人的には「この態度で信頼できる」と感じるけど、一般的には逆の反応になるんだね。。

R&Bの文脈においてConquerというならば、この情景を歌って欲しいんだよね。それが僕の素直な気持ちです。



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