Teddy Pendergrass

男の色気はどうあるべきか


2010/01/13から1年たって、やっと彼のSoulが分かった。
あの時は何か書くべきだと思いつつ、書く資格が無い自分自身に忸怩たる思いだった。Jaheimを通じてテディペンを知ってから10年経っているのに、[Teddy Pendergrass][Life IS A Song Worth Singing]と[Truly Bressed]、[You and I]を聴いただけの、中途半端な状態になってた。だから彼の早すぎる死について何のコメントも書けなかった。

だからこそ、この1年ずっと聴き込んでいました。そして、今週、彼の核の最後のピースを見つけたと感じる。Soulの世界においてセクシーさを司るテディペンだからこそ、それはすなわち「男の色気はどうあるべきか」というテーマと同等になる。

彼に対する色んなレビューを読むと「マーヴィン・ゲイの後を継いだセックス・シンボル」とか「70年代後半から80年代初頭の"抱かれたい男"No1」とか形容される事が多い。けど、この形容詞はキムタクが何年も連続受賞しているアホらしさと同じぐらいにキライだ。やっぱり「男の色気」であるべきで、「抱かれたい男」や「セックス・シンボル」という言葉じゃ、Teddy Pendergrassが持つ本当の魅力を表現できないと思う。そして、個人的に気になるのが本当の魅力の中身。「聴けば惹かれる」のは当然。一時代を作った歌手なのだから。けど、それと「分かる」は違う。その差にこそ拘って、そして突き詰めるべきだと思う。その結果として、本HPは「男の色気」を3つに分解します。これこそがテディペンを追っかけた果てであって、彼の死に対する一年遅れの追悼文。

(擁感
熱さ
3亳

この3つこそが男の色気の三大構成要素だと思う。

熱さを一番感じるのはアルバムで言えば間違いなく[Teddy]でしょう。この色といいジャケの表情といい、まさくエロいR&Bの王道なのだが、熱いんだよね。熱さを司るBobby Womackとタメはれる熱さだと思う。本作の中では一般的に"Turn Off The Lights"を勧めると思うし、確かにこれはメロウな傑作曲です。UPテンポなら志村けんイチオシの"Do Me"でしょう。残念ながら同時代でヒゲダンスを見た事は無いけど、確かにナイスなリズムです。

この作品の中で一番熱いのは"If You Know Like I Know"になるでしょう。熱い。こういう熱さ大好き。特にこの吼えっぷり。マービン・ゲイやCurtisには無い汗臭い太い声。これこそが「男」だ。バックの女性の声も色を添えてるしね。[Life IS A Song Worth Singing]にも"The More I Get, The More I Want"があるし、そもそもソロデビュー作[Teddy Pendergrass]の一曲目の"You Can't Hide From Yourself"も熱い。けど、カッコいい熱さとしては本作の"If You Know Like I Know"を一番推します。


,諒擁感を感じる曲は、テディペンならそこら中にあるから、わざわざコメントいらないと思う。ただ[This One's For You]に収められたタイトル曲はSwearな感覚。エロさがなくて異色。彼の歌手としての器を味わいたいのなら必聴。"Only To You"もカッコいい歌い方。ラフな感覚があって、エロさがない。この太い声。やっぱりJaheimが似ていると言われるだけあるね。けど、残念ながら、Jaheimはこれだけ熱くない。だからJaheimは一生、テディペンの色気のレベルにはなれないだろう。その点は、人それぞれだの得意分野があると思っているからネガティブには思ってないけど。それでも、この声でこの熱さはたまらない。逆に90年代以降で熱さを司るリチャードソンには同じレベルの抱擁感が無いから。だからこそ誰もTeddy Pendergrassを越せないのだろう。

この熱さと抱擁感の組み合わせは奇跡的。



その上で、改めて「3亳隋廚砲弔い董
「男の色気=熱さ+抱擁感」といえば、世界中で納得してもらえると思う。けど、個人的にはこの定義には何かが足らないと感じる。その最後のコアが「覚悟」です。この覚悟を一番表現しているのが、[Life Is  A Song Worth Singing]の"Close The Door"です。ここに答えがあるとはね・・・・この8年間、ずっと聴いてたのになぁ、、、ずっと気づかなかったです。そして、この曲をカバーしたケニー・ラティモアの正しさを思う。90年代以降で爽やかさを司る彼が選んだ曲。その理由も今までずっと分かってなかった。両者を聴いた時点で気づくべきだったんだね。。8年遅れか。。いつもそんなんばっかだ。

この曲を何故、ケニー・ラティモアがカバーしたのか?その答えを一言で表現するならば、私は「覚悟」だと思います。爽やかじゃなく、やっぱり覚悟だと思う。これが今の私のMAXの表現です。なぜClose the Doorから覚悟が出てくるのか。それこそが一番のポイントだから、皆さんも考えてみてだくさい。ということで謎?を残しつつ、次回のUPへ(笑

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今までずっとセルフタイトルのデビュー作が入口として一番だと思っていたけど、[Teddy]の方がいいね。このアルバムが一番曲の粒がそろってる。Jaheim世代の若い人がテディペンに興味を持ったら、[Teddy]からお薦めします。Jaheimと同じ抱擁感ながら、彼に無い熱さがある。Jaheimにとことん惹かれる草食系の男の子にこそ、テディペンを聴いて欲しいです。世界が変わる。間違いない。

ただ、個人的にベストは勧めません。ベストを聴き込んで見えてくるのは、歌手本人でなくベストを選曲した人だから。そんなのは、いらない。歌手本人を突き詰めるべきだ。音楽業界はベストよりも2ferを出すように真面目に考えて欲しい。Teddyの作品は2ferが多いのがナイスです。


最後に。
個人的には[Teddy]の"Set Me Free"を推したい。この曲だけは終わった後の気持ちが乗るから。テディペンの中では激稀。同じく熱く吼えてる"If You Know Like I Know"よりも「行き場の無い想い」が表現されていて、その分だけシャウトにドライブ感を感じる。現在、以下の作品を聴き込んだけど、その中で恋愛Deepを感じるのは本曲だけです。MaryJ.やKeyshiaのようなDeep直系が好きなタイプなら絶対に同意してくれると思う。

たまに悲しい時に明るい曲を聴いて気分転換するのを勧める人がいるけれど、個人的には賛成できない。それよりも自身の気持ちをストレートに表現している曲を聴く方がいい。そういう曲をトコトン聴いていると、いつのまにか歌手が自分の代わりに歌ってくれてると感じる状態になって、その瞬間に自身の感情を俯瞰できるから。それが本当の内省の方法だと思う。こういう個人的にハマる曲って、ベスト盤には無いんだよね。まあそれが当然なんだけど(笑



(並び順はお薦め順です。後ろの方は団子状態で)
Teddy(1979)
Teddy Pendergrass(1977)
TP(1980)
This One's For You(1982)
Life Is A Song Worth Singing(1978)
It's Time For Love(1981), Heaven Only Knows(1983), Truly Blessed(1991), You and I(1997)

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En-Wikiを読んでました。
そしたらJoyへのLinkが張られてた。
彼の歌っている姿自体を見るのが初めてだけど、これが事故後の姿なのか。事故にあう歌手はCurtis等もいるけど、Teddy Pendergrassはずっと車椅子だったのね。そんな基本的なことを知らなかったです。この曲は良曲ですね。アルバム自体もゴールドになったのか。じゃあ、次の作品は[Joy]で決まりですね。

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Soulの偉人の紹介はどうしても一般的な評価を前提にして書いてしまうので、Teddy Pendergrassの事を余り知らない若い人には偏った文章になってしまうなぁ。上記ので取り上げれなかった一般的な有名曲は以下の通り。


[TP] "Love TKO"
En-Wikiでは彼のsignature songの扱いになってます。確かにその通りかも。落ち着いたスロウだけど、所々のフレージングが熱い。

[Teddy Pendergrass] "Somebody Told Me"
Jaheimが2ndの"Backtight"でカバーしてる。何気なく流しているとたまに「あれ?これってJaheim?Teddy Pendergrass?」と迷ってしまうぐらいに両者は似てる。

[Teddy Pendergrass] "The Whole Town's Laughing At Me"
これも有名です。確かアメリカの有名な批評家が絶賛してたような・・・個人的には珍しいフェーズのタイトルだと思う。引越してしばらくして、その地で恋人が出来て、一緒に色んな場所に遊びに行くようになって、初めて本当の意味でこの街に受け入れられたと感じた瞬間に一番フィットすると思う。個人的にはぜひ逆フェーズ"街全体からRegret"も歌にして欲しい。"The Whole Town's XXXX At Me"のXXXはCryingでは無いような・・・今後のテーマですね(笑

[Teddy Pendergrass] "Easy, Easy, Got To Take It Easy"
やっぱり彼自身はこのタイプなんだね。"Set Me Free"しかないわけだ。久保田に似てるね。個人的には真逆のタイプだけど、この曲は曲が良いから純粋に浸れる。内省を薦めていても、とことん考えた最後はこういう曲で締めるのがお薦め。

[Teddy] "Come Go With Me"
こちらも有名曲。個人的にはTurn Off the Lightsよりもエロくないから、こっちの方が好きかも。


次回のUPはこちら

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Teddy Pendergrassの自作ベスト作りました。
他人が作ったベストで満足せず、丁寧に一作ずつ聴く一番の醍醐味は、自作ベストを作る事だと思う。これこそがリスナー人生(笑 もちろん古い歌手で3,4枚組みしか発表されてない事もあるから、ベストを完全に毛嫌いしてるワケじゃないです。けど、一時代を作った歌手をCD1枚に治めるのはどうしても取捨選択が入るし、歌手と自分自身が重なる地点を見つける事が真の意味で本人のためになると思う。

01 [Teddy] - Come Go With Me.wav
02 [Teddy] - Turn Off The Lights.wav
03 [TP] - Love TKO.wav
04 [Life Is  A Song Worth Singing] - Close The Door.wav
05 [Teddy Pendergrass] - The Whole Town's Laughing At Me.wav
06 [This One's For You] - Only To You.wav
07 [Teddy] -  If You Know Like I Know.wav
08 [Teddy] -  Do Me.wav
09 [Teddy] -  Set Me Free.wav
10 [Teddy Pendergrass] - You Can't Hide From Yourself.wav
11 [TP] - Let Me Love You.wav
12 [Teddy Pendergrass] - Easy, Easy, Got To Take It Easy.wav
13 [Teddy Pendergrass] - Somebody Told Me.wav
14 [It's Time For Love] - You're my latest, my greatest inspiration.wav
15 [Truly Blessed] - How Can You Mend A Broken Heart.wav
16 [This One's For You] - This One's For You.wav
16曲まで収めるには普通よりも容量の大きいCD-R(800M可能)が必要ですが・・・。

圧縮音源で持ち歩けば曲数を気にする必要もないけど、一定のサイズに収める取捨選択こそがより深い理解に繋がる面がある。それは「掴んだ」と「Blogに書く」の間の差と同じ位にあると思います。

最近は売れたSlowを最初に置いて、中盤にUPを持ってきて、最後のSwearな曲で締める構成にすることが多いです。流石に全曲Slowだと逆の意味で疲れる。最初からUPもそんなテンションじゃない日もあるしね。この時、一番ポイントになるのが、テンポの変わり目に置く曲。これがキーストーンになるから。そんな意味で、06,11の曲に拘りました。

またアルバムから複数の曲を選ぶ時は、そこまで曲順はいじらないようにしてます。01,02や07-09はそんな意味です。




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