なぜなんだろう。トニブラはなぜこんなにも。
Toni Braxton - "Spell My Name"
[2020.09.04]
なぜこんなにも傑作なんだろう。現時点ではアンジーよりトニブラの方が上。
そもそも何故僕はマライアもメアリーJも新作を追いかけてないのだろう。
前作と今作の傑作レベルをみると、現時点の女性歌手の最高峰がトニブラになる。そこまで言い切れる。
整形、ヌード、破産、そんなことがあったから?
新曲のビデオクリップみて、ボディラインを強調した服にびびった。その年齢でそれをやる??相変わらず過激なセクシャリティがある。なのにこの声の痛み。僕にとってポジティブな面も、ネガティブな面も、両方とも想定以上。
このジャケ自体がそう。下胸の角度に脚まで揃えるとは、、、いまどきどのOLも履いてないような高いハイヒールだしね。そんなセクシャリティなポーズなのに意志の強さも感じる。バックがまるで霧の中のようで全部がモノトーン。全体として非の打ち所がない。まさか文字を黄色とはね。昔のトニブラなら赤か紫だろうに。
アーシーもメロウもトニブラが90年代の代表例だった。
トニブラって、女性からみて憧れになるのかな。。
いま一回目だけど今作の方が前作よりも上な気がする。
流石に零時すぎて布団の中でスマホで書き始めるとはね。。このまま一時間ぐらい聴いてそのまま寝落ちかな。テレワークさまさま。通勤中に聴く時間がなくなった分、深夜に聴いてる感じかな。
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全曲きいた。まだギリギリ零時台。
差がほとんどなかった前作とちがって、本作はこの曲が最高峰。そもそもこの曲の最初のサビで観念して書き始めたのだから。
泣けるほどに凄い世界の先に、泣けないほどに凄い世界がある。
どんな分野でもいい。それを体験することが生きてる意味。
この曲は純粋に女性向け。レディーソウルの傑作。
アレサのwomanと並べて聴くべき曲。
まだ9月だけど、この作品が今年の最高傑作。そう断言できる。
この曲は運命の谷間に挟まって動けないときに聴くべき。
社会人になったら数年に一度はくる。仕事と恋愛・結婚で少なくとも10年に一度はある。だから結局、単純計算でも五年に一度はくる。二つが重なると死にたくなるレベル。そうであってもこの曲は救ってくれると思う。
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先週土曜日は10年ぶりに静岡美術館のロダン館に行ってきた。地獄の門。男女の愛憎。門に二つのフギットアモールがあることを初めて知った。通常は接吻を選ぶけど、本当はフギットアモール。今回はシグマを持って散々に撮ってきた。この曲はロダンの彫刻と同じレベル。
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[2020.12.06]
追記は年明けまで待ってたけど、今聴きこんでいるKEMの新作でのトニブラとのデュエットが素晴らしく。
Love Alwalys Wins -11- Live Out Your Love(Feat.Toni Braxton)
やっぱり2020はトニブラの時代だね。重いトニブラの声と軽やかなKEMの声の対比が素晴らしい。
Gotta Move On (Feat. H.E.R.)
コロナ禍の2020にMoveを掲げて傑作を発表したトニブラのSoulはまさしく女王に相応しい。先ほど「Soul=守護天使の心」とかいたけど、こんなウンチクはどっちでもいいんだよ。世界のモデルとしては素晴らしいけど、モデルは所詮モデルでしかない。MAXの効果として仕組みの解明があるけれど、仕組みが分かっても世界は動かない。動かすにはこのような傑作曲が必要であり、これが天から降りてきたのか地から生み出したのか、それは歌手が体感すれば良いのであって、リスナーがとやかく言う世界じゃない。
どれだけ魂が気高くともこの世に生まれた以上、逃げるわけには行かない。
逃げててはSoulにならない。顔をあげて前を向いて歩くこと。Changeは待っているものじゃない。掴みとるもの。だからこそChangeとMoveはサムの時代からセットなのだ。人類が生み出すchangeもあれば、人類が巻き込まれるchangeもある。今は巻き込まれるchangeの時代。だからこそMove。
トニブラが凄いのは頭で考えて答えにたどり着いてないこと。本質をSoulで鷲づかみする。それこそが真の歌手。後追いばかりに頭を使ってる自分自身との本質的な差がそこにある。この曲を聴くとそんな卑下た気持ちも浮かんでくるけど、それまでも底からすくう完成度。「左手に宗教、右手に芸術」 今の宗教はほとんどが団体維持になっている。本当は単に「人としての正しいあり方」だけなのにね。それをトニブラが伝える。それだけの歩みを彼女がしてきた証なのだから。
- 2020.12.06 Sunday
- 2020
- 17:37
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2、3日続けて、10回リピートしました
テレワークの良いところです