関係性をAroundして

内省的なのに柔らかく、恋愛を歌っていても、仕事の疲れまで癒やしてくれる


もうすぐ深夜2時。

夕方に二時間寝たから起きてて当然。久々のR&Btimeで聴き込んでる。このスノウの二曲はもっと深いと分かった。特別扱いしないと。

 

以前に内省ついて書いてきたけど、Stevie WonderやBrian Mcknightの系列は内省に鋭さが入る。このスノウの手触りはAfter7のあの傑作と同じ系統。i want youにaroundをつけるのは初めて。それをタイトルにしてサビにしてかつバックコーラスがaroundと重ねる。ほんとパーフェクト。有り得ないレベル。around youなら一般的なのに。

 

14歳で契約しても作品を出せない期間が長かった。それがこのアラウンドという言葉に込められて、まるで音楽業界自体をアラウンドしているよう。零時まわって真っ暗な部屋の中で聴き込むと浮かんでくる俯瞰的な視線。この柔らかい優しさは、そんな境遇でも音楽に対する愛を保ち続けててた証明の気がする。音楽業界での成功に拘ってた他の歌手のような痛みがない。もちろん痛みがあって当然。スノウが普通じゃない。器の大きさを感じる。この包み込む声はAngie Stoneレベル。

 

situationshipの方がもっと恋愛感情の幅に収まらない射程がある。

2000年にsituation semantics理論を巡って教授と喧嘩して研究者の道は諦めた。あちらの道を進んでいたらこのサイトも作ってない。それぐらい分岐点のど真ん中に鎮座してる言葉。それにshipという接尾辞をつけるとは、、、。この視線は怖いぐらい見切っているのに、曲自体は優しくて。state:状態とsituation:状況の違い。それを無視して出発するあの理論はどうしても納得いかなかった。だから後悔はない。スノウは気づいてるね。同じ立場の人が増えるのは本当に嬉しい。あの地点をこれだけ魅力的な曲にしてくれたこと。shipをつけるのは偶然なんかじゃない。分かってやってる。

 

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20時。あのまま3時前に寝て、普通に会社にいって、帰ってきて書いてます。

 

relationとrelationshipの違いが出発点

situationをrelationshipの観点から捉えなおしたらsituationship

それは関係性の束でふたりの間を捉えること

このステップはちょっと理論的すぎるな。

 

aroundの視点からi want youという感情を眺める

△修靴燭situationがsituationshipになる

こちらは曲のタイトルと殆ど同じか、、、シンプルに言えばこちらでも書いたように「個が先にあって、他の個と関係を結ぶ」というモデルじゃなくて、「関係が先にあって、それが束になって個ができる」

 

常識では個が先だけど、生まれた当初は個性なんてなくて、両親の子供というのが一番の本質。これは関係だよね。生まれたら名前がつく。名前は他人が呼ぶことで初めて意味がある。だからこれも関係。歳を重ねるにつれて色々な経験を積んで個性がでてくる。この色々な経験も周囲との関係の割合が多い。だからこの二つのモデルは実は殆ど同じ。光を当てる角度が違うだけ。

 

恋愛に悩み、相手に文句を言う前に、相手がどんな関係性から出来ているかに想いを馳せる。

自分との関係もあるけど、職場での関係もあるし、実家との関係もあるし、過去になった関係もある。どれだけ愛していると言ってもらえても、職場も向うの両親もすぐに切れるものでもない。

 

文章で書くとこれだけコムヅカシイ話をあっさり歌う。それもここまで綺麗で柔らかで。ほんとありえない。この歌が恋愛だけ歌っているのに仕事の疲れまで癒してくれるのは、仕事から帰ってきてぶっきらぼうな相手に対して文句を言うのでなく、相手が今日の仕事でどんな出来事があったのか優しく尋ねる視点だから。この態度はいままでありそうで無かったと思う。

 

男が百回聴いたら願望があがるから薦めない。女性は百回聴いていいと思うよ。

 

 

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