Snoh Aalegra - "Ugh, Those Feels Again"

大人のための音楽は、綺麗で、そして深い


「大人の男性の寂寥感」や「婚期を逃しつつある」も作ったけど、スノウは30歳以上の男女両方に響く。Rated R&Bの年間ベスト30で5位。このリストはかなり信頼できる。ここ1,2年SoulATFさんのYoutubeリストが更新されなくなって、新しい歌手と出会うきっかけが減っていた。こういう良質なランキングは新しい世界を開く。

前回まで何度も投稿したTinasheもそうだけど、ほんとうに時代は変わったね。このスノウは1987年スウェーデン生まれで、14歳で契約したが音楽リリースできず。こういうキャリアであっても、30歳になってから本格的な傑作を発表できる。ネットによって流通が容易になった。それによって古いグループの活動歴が伸びたとは良く聞く。30後半すぎてのチャートインは無くても、若い時にHITして往年のファンを抱えている歌手達。スノウもEPで発売して市場の反応を確かめながら作品を重ねて錬度を上げていく。デビュー作が歌手の最高傑作なんてのは百人に一人ぐらいの確率。普通はリスナーとの対話を通じていくから。

これまで30歳以上にオススメの歌手はCarl Thomasのデビュー作ぐらい。彼は28歳でデビュー。スノウも以前は別の名前で活動していて、28歳でスノウとして発表。

遅咲きの魅力は25歳以上から
これはもう公式でいいのでは?小学校の高学年で学ぶ円周率ぐらいの大事さだと感じる。25歳以上でデビューして傑作を発表したBlack Musicの作品はリスト化して訴えていかなくちゃいけないね。Hideさんとの最初の会話はGordon Chambersだったが、彼も遅咲きだけどそれ以上に裏方感があるのでマス・マーケットには響かない気がする。

02:I Want You Around03:Situationshipの良さ。relationshipは何度かみたけど、situationにshipをつけるとは。この単語は始めてみたし辞書にもない。I want you だけならタイトルもサビも山ほどあるけど、aroundをつける。この二曲はこの部分でリンクしている。会社の新入社員教育では内省や経験学習を推してるが、突き詰めるとsituationshipであり、I Want You Aroundになる。だから講座中に一緒に紹介したいけど、この曲は22才とかの新入社員には絶対に伝わらない。

 

とりあえず毎日会社に行く事。前日の夜に散々飲んでも、恋人に振られても次の日の朝は会社に行く事。ゆっくり考えれるのは週末まで持ち越し。何があっても、朝決まった時間に会社に行って働くこと。これだけテレワークが流行っても、この基本形は不変。そこにある辛さと幸せ。部屋に独りでずっと居る方が辛い時もあるし、無理に会社にいって働く事で忘れれる時間帯もある。こういう山場を一回は越えてこそ大人だよ。その心情は、20歳以下でデビューしてそれなりに成功した歌手には歌えない世界だから。

07:Love Like Thatも緑。曲の最初にファットさが入る。ここら辺がスノウのニュートラルなのかもね。

このアルバムがどんどん深くなるのはここから。7曲目までなら90年代も00年代もいた。一作の中でこれだけの幅があって両方とも傑作なのは初めてだと思う。08:Be Carefulはインタルードで09:Charleville 9200, Pt.Iiの良さ。これが緑なのか赤なのか分からない。うちの直感は同性向けと言っている。その理由は全く説明できないのだけど。。

11:Njoyもインタルードでクリスマスソングのような手触り。いつのまにか夜になって、いつのまにか暖炉の火。12:Nothing To Meの良さ。11に続くのに時間感は無くなるのも不思議。

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いまは前作のEPとかFeelsを聴いてます。これだけ幅を持つ傑作を聴くと、逆にTerry EllisやAdriana Evansのデビュー作について考えちゃう。今後デビューする歌手はどれだけ人間的に同じタイプであっても、あれだけ一つの方向で突き詰めた作品は作れないのだろう。20歳のころにこの2作を聴けたこと。うちのサイトはDeepな歌手について語る事が多いけど、それと真逆の作品だから。

僕にとってアイドルだったんだね。いまの一般的なアイドルとファンの関係じゃない。Terry EllisもAdriana Evansもアルバム1枚だけ。それ以外の芸能ニュースも全く知らなくて、映像はジャケのみ。それでも両者美人だと思ったし、それを上回る作品の完成度。Deepな女性歌手は親戚のお姉さんみたいな距離感。Terry EllisとAdriana Evansは遠い存在としてアイドルだったんだと、やっと気づいた。マライヤとモニカだけはデビュー時にファンだったけど、枚数を重ねるごとにファン心理はなくなっていった。だからこそ、あの1枚だけのTerry Ellisと、2枚目に10年以上かかったAdriana Evansこそが残ってるのだと。
 

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    コメント
    スノウ最高ですね
    Tiny Desk Concert映像ありました
    https://youtu.be/Qll7IHN0I4Q
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    • 2020/04/05 6:45 PM

    ありがとうございます。次のI Want Youはびびった。一緒に映る男性が。ジャネットの時代から変わったなぁ。感慨深い。

    https://www.youtube.com/watch?v=4976Fgvf5Ps
    • 若井寛
    • 2020/04/10 9:27 PM

    I Want You ミュージックビデオあったんですね
    一緒に写る男性に何故か目が行ってしまう
    • Hide
    • 2020/04/21 10:25 PM

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