世界が詰まらないと感じる人へ

いつ頃から世界が詰まらないと感じるのだろう。

  少なくとも小学校低学年までは毎日楽しく生きているとは思う。

いつ頃から世界が詰まらないと感じる人が増えてきたのだろう。

  少なくとも衣食住が満たされるのが大前提で、日本なら60年代以降かな。

 

若い頃に共産主義に惹かれない奴はロクデナシで、大人になっても惹かれ続ける奴は現実が見えてない。

うろ覚えだけど、読売新聞ボスのナベツネの言葉。昔みたときからずっと気になってて、たまに考える。昨日はなんの因果かニュースを辿っているうちに日本赤軍の各種ハイジャック事件について調べだした。よど号は名前だけなので船だとずっと思ってた。大菩薩峠事件は名前すら聞いたことなかった。彼らは世界が詰まらないと感じる手前で理想主義に行ったのだと思ってる。90年代後半の大学生のころ、まだキャンパスには民青・中核派が勧誘してたけど誰も興味もたなかった。思いとしては正しい理想も失敗が広まるとその道はなくなる。そうやって次の世代の若者派選択肢がどんどんなくなっていく。

 

仕事が詰まらない=10〜30%

仕事が大変すぎる=60〜80%

仕事が面白くてしょうがない=10〜20%

人財育成部門にいるので就職後3年目ぐらいの状況を聞く機会も多いけど、ざっくりこんな感じ。他の会社でもそこまで変わらないと思う。面白いよりも詰まらないと感じている人の割合の方が多い。それは冷静に見れば事実です。キャリアってそんな楽な道じない。本人の能力と仕事の内容がマッチする方が難しい。詰まらないと感じた時に英語や業務周辺の資格取得に励めばいいけど、そこまでの気力はなくて文句だけ言う人も多い。その気持ちも分からないこともないのだが。。

 

少なくとも就職したあとは「世界が詰まらない」とは言わない。だから「世界が詰まらない」は学生の特権とも言える。そんなことすら学生の頃は分からなかった。一番感じてたのは大学2、3年かな。授業もバイトもそれなりにコツつかんで、周囲は女の子と楽しくやってて余計に疎外感。当時はまだGoogleもなかったし、ネットの情報なんて僅か。だから大学図書館で本は山ほど読んでたけど、いつも詰まらなかった。

 

そんな時にオススメなのがGinuwineのデビュー作。特にWold is So Clold

「恋人に振られた日に、親友に誘われてバカ騒ぎ。日付が変わって戻ってきて、あれ、この部屋こんなに狭かったけ・・・」って、どっと襲ってくる感覚にぴったりの曲だと思うから。 それだけじゃなくて、18とか20歳の頃に、「ぁあ、この世界は冷え冷えと固まっているのか、、熱く沸騰する中に両手を入れて掴めることなんて有り得ないのか・・・」って前触れも無くふっと襲ってくる無力感に激ハマルと思うから。若い頃は押すタイプの曲ばっかりのR&Bにおいて、異色の曲だと思う。

 

と以前に書いた通り。恋愛感零で聴ける無力感

ほんと、同じ手触りの曲を探してます。

 

目的死体については、こちらこちらに書いたから。読んだらちょっとは参考になるかもね。

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10年以上働いている人は同意してくれると思うけど、上記の割合は3年目まで。10年目近くになったら、詰まらないは0%に近くなる。普通は転職か異動しているもんだから。もちろん経験の積み重ねで仕事が容易になって詰まらなさを感じる始めることもあるけどね。

 

今学生で「世界が詰まらないなぁー」と思ってるならば、そんなこと思える期間は僅かだから、十分浸りな、っていうかもね。突き詰めると分かるよ。詰まらないのは世界でなく自分自身だって。その時のショックに寄り添ってくれるだけの曲が欲しいよね。ほんとそう思う。僕はWorld Is So Coldをあの時に聴けたワケじゃない。あの頃だれもGinuwineをそんな聴き方してなかった。だからオススメ曲が1個しかなくてもこのコーナーを作った。

 

「大人のための寂寥感」と対になると思う。若者のための「世界が詰まらないと感じる人へ」は。

 

彼の3作目は全体的に無力感が広がっているけど、誰も彼にそこを求めずヒットしなかった。そして、20年経過して、いまからGinuwineを聴きこむ人もいないだろう。Timの歌人形から脱皮できなかったから。その点がアリーヤと違う。けど、本気でオススメです。歌人形は歌人形としての無力感と、それを包み込む魅力がある。それを聴いて癒される。どうせ僕らは、殆どの場面において人形だから。

 

なにも考えなくていい。ただ、上手く踊ることだけを考えればいい。(ダンス・ダンス・ダンス 村上春樹)

そんな意味では、サラリーマンにオススメ曲が令和になっても「およげたいやき君」だけだとしたら寂しいね。もっとメロウな曲があってもいいのでは?

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