「悪役を引き受ける器」と「家からの自立」

以前からずっと気になってた貴乃花と宮沢りえの破局の件について本人が語った内容をやっと読んだ。

 

それぞれ進むべき道が違い過ぎたわけですが、背負っているものはとても似ていました。ともに一家の柱になるべくして生まれてきて、10代からひたすらにその道を歩んできた。お互いがその喜びも孤独も理解できますし、似たような境遇に共鳴、共感したところがありました。でも、もし(宮沢が芸能界を引退して)職を捨てることになれば、その生き方ができなくなるわけです。ともに親から生まれてきた身です。二人が名もない花だったら、それぞれの本意を大切にして、花を咲かせることができたのかもしれませんけどね……

「ともに親から生まれてきた身です」という言葉が深い。それだけ家の縛りが強かったということ。

 

貴乃花が全てを飲み込み、自分が悪者になることを覚悟の上で発したであろう「愛情がなくなった」の言葉も、方々で物議を醸した。今までになかったバッシング報道が追い討ちをかける。

「あの時はそう(発言)するしかありませんでした。お互いが自分の進むべき道にレールを戻すためには。テレビや新聞、雑誌は一切見ませんでしたし、周囲の騒ぎをよそに、自分の本分を取り戻さなければ、と思っていました」

日本国民の総意として「上手く行ってほしかったし、それでもやっぱりダメだったんだね。両方の理由が分かる」だったと思う。貴乃花をネガティブに思った記憶は無い。けど、ここで貴乃花が悪役を引き受けたことの価値を全く分かってなかった。92年、中学3年、子供で済む年齢じゃない。ここに気づかないからダメになったんだと、やっと分かった。この世には全て正負の種がある。どんな運命であっても、ちゃんと種に気づいて水をやれば運命は越せる。「悪役を引き受ける器」と「家の軛(くびき)を断つ力」どちらも必要。太古の昔から変わってないんだと。

 

器の大事さは赤龍王で学んだつもりだったけど、あれはリーダシップ。悪役を引き受けるレベルまでではない。幼年時代に非難で育った身であればあるほど、周囲の非難に敏感になりすぎて出来ない。冷静にみれば小学生でも分かる話だけど、それを自己として受けとめれるかどうかは別。

 

「男に本気で惚れたことない人にとやかく言われたくない」って言ったら図星という顔して、「ちょっといいなと思った男は全員向こうから声かけてきたから」と言ってた。あの瞬間に自由を勝ち取った。親といえども冷静に理解すること。そのレベルの話は二十歳までに達成しておくべきだし、クリティカルな場面でクリティカルなことを言えば自立の前でも決定権は手に入る。今までずっと自身の手柄だと思っていたけど、プライドが高い両親だったらあそこで勘当もあった。そもそも親父は幼年期の反省から全く口はださなかったしね。そんな意味では、あの場面で感謝できれば違う道ができていたのかもしれない。と今になって気づいた。

 

お互いが本気であれば、片方だけが完全に悪いことはありえない。

相手が謝ればやり直す気持ちはお互いにあって、けど自分自身からは謝る気はない状況。自分から完全に終りにはできなくて、相手から完全に終りと言われる状況も想像できない。そしたら1年なんてあっという間に経過する。これが恋愛におけるデットロック

 

相手が謝らなかった理由は、、、月日が流れるごとに分かる。自分が謝らなかった理由は月日が流れるごとにどっちでもよくなる。それも真理なんだけど、いまその状況にいる人にこういう説得は絶対に響かないだろうね。それも分かる。だからこそこの投稿をした。それでも納得いかない人には、貴乃花もりえもそれぞれ別の道で幸せになったよ、としか言えないのかもね。何が幸せなのかは最終的には本人がきめる。そこにとやかくいうつもりはない。けど、いろんなことひっくるめて貴乃花のことを尊敬してる。セクハラ五輪相よりも貴乃花があの地位につくべき。けど、マラソンのゴタゴタを見てると、こういう部分で神経すり減らしてほしくない気もある。

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書きながらKhalidのAliveを聴いてる。ここまで書いたのはこの記事だけでなくこの曲のせい。色々と引っ張り出される。泣ける。なんでこいつはこんなに凄いんだ。20歳差だぞ。。音楽の分野でこの言葉は使いたくなかったけど、「インディゴチルドレン」のレベル。

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