AI美空ひばりの衝撃

「AIでよみがえる美空ひばり」の衝撃を伝える記事をみて再放送を録画してた。やっといま見ました。かなり感銘。今回の参議院ではN国党に投票したけど、NHKも政権に忖度ばっかりしてないで、こういうプロジェクトをもっとやってほしい。ここまでの本気度は民間企業じゃできない。各界の一流が集まっているのが素晴らしい。だらこそ今の最前線が分かる。こういうのは数式ばっかりの理論で言われるより、こうやってひとつの芸術作品として届けてくれる方が伝わるね。

 

ZZガンダムの歌詞にぶち切れた立場としては、初めて秋元康に感動したかも。そりゃ「川の流れのように」は歌詞も良いと思うよ。けど、幼年期のネガティブはなかなかね。今回は作詞制作過程をカメラがおっかけた。200を越す曲から選ぶときの態度も興味深いし、「あれから」という言葉を紡ぎ出し、それを核に歌詞を作っていく部分。途中で語りも入れたのも素晴らしいし、いまどきのポップス的な部分も含んだメロディーを選ぶセンス。その分だけヤマハのチームは苦労をしょいこんだけど、結果としては感動を与える芸術作品になっている。歌詞も美空ひばりに言って欲しい最大公約数になっている。「新しい気づき」というよりも、これまでの人生を慰撫するようなストーリーは、美空ひばりのコアなファンである老年代に向けたメッセージ。社会の最大公約数を掴む才能は感じた。

 

きっと2曲作るべきだったのかもね。今回のような美空ひばりと同時代のファン向けと、全く知らない若者向けの。

もし、いま、美空ひばりが18歳の女性だったらどんな歌を歌うか?

という仮定でつくる。Deep Learningの教師データとして使う美空ひばりの声も20代前半まで。曲調も今回のような演歌とポップスの中間地点でなく、Hip-Hopと???の間ぐらい。狙うのは美空ひばりのコアなファンの2割から絶賛、8割から非難。それこそがイノベーション。

 

ここまでくると「美空ひばり」という名前の悪用と思う人も出てくる。TV番組の途中で出てきた音声合成・表情合成の悪用例までじゃないけど、「美空ひばり」というブランドを管理している人は悩むだろう。そんな意味ではタツノコプロと手塚プロは勇気ある。広告1弾目のあとに「ブラックジャックにはピノという内縁の妻がいるだろー」という突っ込み記事があった。そこを続編で回収する凄さ。お互い色々抱えた上でスタートするのがが大人の婚活。現実を直視させる効果も(ってさすがに「妻と言い張っている女性がいます」はドン引きだが)。第1弾の時点でスゲーと思ったが、その上をいく。これぐらいリスクとってこそ、真の意味でブランドは価値を再生産できる。

 

初回はこれで正しい。ビタイチモン文句ないです。NHKは第2弾をつくるかな。そこまで行けば半国営企業として、あれだけの給料を貰っている証明になる。クロ現を交代させたのは国民の失望。だからこそぜひ、ここはNHKの本気が見たい。立花党首も恫喝とかでニュース賑わすヒマあったらここを踏み込んでほしい。

 

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美空ひばりの歌唱法は色々と分析されきたけど、今回のホーミーは興味深かった。カラオケ精密採点で90点を越す人は見て欲しい。表情合成だけはまだまだ穴が多い。今のレベルじゃ微表情+アルファのレベル。感情が大きく揺さぶれると、表情もそれだけ動く。このときの理論はまだ出来てないのね。確かにこの分野では世界最高のP.エクマン教授の本にも載ってなかったからなぁ。5年前に現場からの要望で表情分析講座を作っているときは表情合成に関するまとまった資料・本は見つからなかった。けど、今回の番組で最先端が分かった。歌っている美空ひばりの表情を見てて、やっと気づいた。なぜ顔面神経麻痺になったときに連動したのか、、、これが深層神経なんだね。普段は全く動かないけど、感情MAXの時だけ繋がる神経がある。専門家は存在を否定するかもしれないけど、同じ麻痺のたけしは同意してくれるかも。個人的な気づきまであるのが真の意味での芸術作品。そういう意味でも感謝してます。

 

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