Case - "Heaven's Door"

涙を超えた先


発売当時に買って聴いたけど、中身が深すぎて年間まとめコメントで済ませてた。。02:Heavy Breathing13:I Won't Cry Anymoreが傑作。「天国の扉」という宗教的なタイトルで、アルバムタイトル曲は無い。最後の曲が13だから、Caseが思う天国の扉は「私はもう泣かない」なのだろう。

先日「体の記憶が勝手に涙を誘う」をとりあげた。けど当日のことを聞かれて泣けるのであれば、まだ頭の中にあるよね。本当に過去になったら、聞かれるぐらいで涙は出ない。哀しい瞳と受け入れた口元で「あの頃はバカだったよね」 そうであっても、本当に身体の記憶にダイレクトにアクセスしてくる時はある。場所が記憶を保存してるから。

風の匂い、空気の手触り、空の文様。そんな無意識のレベルの入力が奥底の記憶を呼び起こすんだろうね。時間が経つほど、人への記憶よりも場所への記憶の方が強くなる気もする。

他にも良い曲はあるけど、つきつめればこの2曲。本当なら12:You Just Don't Knowももっと評価高いべきなんだろうけど、あまりこの曲には惹かれない。13は曲調も到達地点もMarvin GayeのLet's Get It OnをもっとSewarにした地点で、それがなによりも素晴らしい。あちらには肉体感がある。それはそれで嫌いじゃないけど、こっちの方が上でしょう。Soulの傑作にこんなこと言っていいのか分からないけど、もう俺も40越したんだから、Soulの分野であっても断言する。

この2曲は異性関係だろうが仕事関係だろうが親子関係だろうが、どんなフェーズであっても包んでくれる。
それが何よりも素晴らしい。

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2015当時に書いたけど仕事が忙しくて伸びてて、昨年秋にやっと回ってきた。以前はLINEのプロフィール画像を円空の不動明王にしていたけど、大体の作品を見て分かった。この自刻像こそが僕の理想像であり天国の扉。岐阜の関市の円空終焉の地にある。今年の13回忌の前にも2度目の訪問。1度目の訪問で円空開山の笠ヶ岳に12月に行く決心をして結果は丸坊主。GWは木曽駒遭難だし、本人が不十分な状態で勝負に出るとこういう結果になることも。ふたつとも達成できたらかなりの地点に行けたのに。失意の二度目は光の加減か右顔の欠けが深くなってた。この写真は欠けが目立たない角度から撮ってる。富士山の宝永火口を避けるのと一緒。そういうことをやるから最後のピースが手に入らない。この赤富士を穴が開くまで眺めるべき
 

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