日本のHip-Hopシーン

コメント欄はGoogleの検索はおろかブログ内の検索でも対象にならない。せっかく色々と大事な情報を教えてもらったから、こちらに貼り付けておきます。

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若井さんもヒップホップに興味がでるとは…!

日本のはほぼききませんが早速punpeeちらっと動画で拝見しました

トラックはいい線いってると思います 飽きさせないflow(歌い方)も技巧派です 特に'お嫁においで'の加山雄三コラボはいいです 本場のトラックメーカーが70's soulをサンプリングしてhiphop classicを創ってきたのと同じ扱い方です(加山雄三の良いところをさらに引き立ててる感じ)

ただヒップホップかっていわれると向こうのアンチギャングスタのヒップホップと比べても軽い感じでよりポップに近いです なんていうか一つ一つlylic,flowのリアリティ&迫力がまだまだ追いついてないと感じます

お嫁においで 2015 - 加山雄三 feat.punpee

https://youtu.be/gLS_4iPoZ40

おまけでアンチギャングスタなヒップホップです

black eyed peas - like that

https://youtu.be/Wmxxg45gglc
  • yuya
  • 2018/07/31 9:31 PM

若井様

14年前くらい、私が中学一年の頃から拝見しております。以前HPの名前はp2s2h2だったと記憶していますが、若井様のR&Bレビューを皮切りに他ジャンルにも手を伸ばし音楽リスナーライフを邁進しております。

さてこの度久々にblogを拝見していた所、punpee の名前が目に入り、驚きと嬉しさでコメントいたしました。
ザックリ言いますと彼はここ10年弱日本語ラップのホープであり続け、ソロ活動よりプロデュースワークの方が多い、和製ファレルと言っていい存在かと思います。
フロントマンとしての作品は2009年のPSGというグループで出したdavid,また昨年リリースのmodern timesのみですが、メロディセンスの素晴らしさと、ポップながらヒップホップの「太く、ザラついた」音感覚にこだわったサウンドはライトリスナーからミュージシャンにまで相当な支持を受けています。
そんな彼の傑作としてオススメしたいのはPSGというグループでリリースした「愛してます」でしょうか。
https://youtu.be/iZFocDZMbh0
また彼の弟の5lackというラッパーが素晴らしく、よりパーソナルな感情を洒脱に曲にしている印象があります。https://youtu.be/pRk9K1eB-JQ

どちらも日本のポップミュージックに於いて他の追随を許さぬ存在かと思いますし、現在のUSヒップホップと比べて劣っているという印象はないばかりか、USの後追いとはレベルが全く違うと思っています。

いきなりの長文で失礼しましたが、こういう奴もblog見てるんだなと言った感じで、とりあえずYouTubeを見て頂ければ幸いです。
  • organ
  • 2018/08/29 11:23 PM

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日本のヒップホップも歴史が長くなり、ドメスティックな性質が強くなってきているため、USのものと単純に比較するのは難しいかもしれません。現在ではUSのヒップホップも単純にブラックミュージックとして定義するのも困難になってきている印象すらあります。

さて、若井さんの言われるようにヒップホップは演者の思想が分かりやすく、その分内向的な作品が多いジャンルなのではと私は思っています。最近は特にその傾向が強くなってきている印象ですね。ただR&Bの内向性との違いは、「病的」なものも少なくないという所でしょうか。

以下、僭越ながら一応「内向的な」という括りでお勧めしたい曲を貼っていきます。私はそこまで英語に精通していないのでリリックがよく分かる日本のものが多めですが、USのものもサウンドとフローだけで音楽としてとても魅力的に聴けます。

KOHH - 貧乏なんて気にしない

https://youtu.be/1Iw_m-CXywo
ここ数年punpee とは少し違う畑で日本のヒップホップの台風の目となってきたのは間違いなくこの人です。2年前、宇多田ヒカルのアルバムにフィーチャーされた事でも話題になりました。また、frank oceanの楽曲にもフィーチャーされ、韓国のラッパーたちとリリースした曲がUSでも支持を受けたりと、日本のラッパーの枠を拡張する存在になっています。特徴としては平易な言い回し、憂いを帯びた語り口、ハイファッションとDQN的なスタイルが同居したような佇まい。足立区の団地出身でハードな生い立ちだったらしく、それはこの曲に顕著に現れています。
サウンドは現行のUSヒップホップと同時進行のもので、そこは好き嫌い分かれるかもしれません。

EVIS BEATS feat. 田我流 - ゆれる

https://youtu.be/nE1nzTE5ESA
EVIS BEATSというプロデューサーの曲で、ラップしているのは田我流という山梨出身のラッパーです。KOHHと比べると尖ったカリスマ性は希薄で、市井の人という感じが強いというか、そこから醸されるブルース感覚が魅力かと。この曲は90'sヒップホップスタイルのリラックスしたサウンドが心地良く、じわりとエモーショナルなリリックが胸にくる名曲です。

SEEDA - Daydreaming

https://youtu.be/dmbcnX8hs8E
上の2人より世代は少し上になります。2000年代後半のジャパニーズヒップホップを代表するSEEDAというラッパーです。プロデュースはBACH LOGICという、非常にクオリティの高い楽曲を作る方で、SEEDAはロンドンからの帰国子女、しかし日本でドラッグの売人をしていた経験があります。卓越したグルーヴ感とよく通るザラついた声を持った、とにかくラップが上手い人ですが、センチメンタルな詩情があり、この曲も少し俯瞰した感じの哀愁がいいなと思います。この曲が収録された「花と雨」というアルバムはジャパニーズヒップホップ史上屈指の名作です。

JJJ - BABE feat 鋼田テフロン

https://youtu.be/Kp7sZi7KeeY
JJJはラッパー兼トラックメイカーで、少しPUNPEEに近い存在と言えます。作風はアーバンな雰囲気たっぷりで少し切なさを感じさせ、音楽的にはR&Bフレンドリーと言えるかもしれません。近年の作品では泣きの情感を感じさせるものも多く、YouTubeにはなかったのでリンクが貼れませんが「midnight blu」と言う楽曲が個人的には絶品で愛聴しています。

nomame - don't forget about me

https://youtu.be/zzSxG5rjRcA
シカゴ出身の女性ラッパーです。ポエトリーリーディングに近いラップスタイルと、ネオソウルの影響下にある柔らかで彩り豊かなトラックがとても心地良い新進気鋭のアーティストです。R&Bでいうとfloetryを思わせる感じもあります。音の柔らかな印象の反面、リリックの内容はシカゴの疲弊した生活を切り取ったものです。陰惨と言っても良いです。書きながらの思いつきですが、同郷のCurtis Mayfieldの遺伝子を受け継いでると言える気がします。

Kendrick Lamar - LOVE feat. ZACARI

https://youtu.be/ox7RsX1Ee34
彼のことはご存知かと思いますが、現在ヒップホップの枠を超えて世界で最も影響力のあるアーティストの一人です。
彼の作品は自己の内面を省みたものが多く、共通して物憂げな雰囲気が漂います。特に

  • organ
  • 2018/10/07 9:39 PM


 

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    コメント
    PUNPEEと田島貴男、ヒップホップを語る

    https://miyearnzzlabo.com/archives/56611
    • Hide
    • 2019/04/27 1:48 PM

    PUNPEEと田島貴男の対談

    https://miyearnzzlabo.com/archives/56361
    • Hide
    • 2019/04/15 9:22 AM

    論理的な文章は、訓練次第で誰にでも書くことができる。
     ところが、感情の言葉で人を動かす文章は、言葉のリズムと余韻に精通した人間にしか書けない。

     その意味で、「日本死ね」は、あれは、達人の書いた名文なのである。

    最近KOHHがマライアの曲にフィーチャーされましたね。日本盤限定ですが。
    https://natalie.mu/music/news/308204

    KOHHとの曲はまあまあでしたがマライアの新譜自体はめちゃくちゃ良くて、自分が聴いた彼女のアルバムの中では一番好きかもです。
    今年はella mai大活躍で少しR&Bの復権を感じましたが、マライアの新譜は真打ちという感じでした。
    • organ
    • 2018/11/20 10:25 PM

    5lack初めて聞きましたがいいですね
    日本のはnujabesやmitsu the beats(https://youtu.be/qqDvO--aO3k)をちょっと知ってる程度でしたが5lack,レベル高いしオリジナリティあります 知り合いのdjが最近日本のがいいといってましたが食わず嫌いでした

    シカゴのnonameは自分は2016のデビューmixtapeのほうがおすすめです

    noname - bye bye baby
    https://youtu.be/l_IBfcTmepg

    アメリカでは最近trap,drill系の似たようなのが多いなかぽっと出てきたnonameは一際目立ってました

    kendrick lamerならこれも

    alright
    https://youtu.be/Z-48u_uWMHY

    この曲の収録されている'to pimp a butterfly'はアルバムを通して自身を内省した一つのストーリーになってます kendrickはLA,Comptonのゲットー出身ですがどうしようもないくらい内向的なんですね 有名になって鬱に近い状態までいってそこからの気分の浮き沈み→自殺願望→最後に開き直るまでがストーリー仕立てになってます ここまで有名だと詳しい解説付きの和訳も出回っているんでそっちからヒップホップに触れていくのも面白いかも
    • yuya
    • 2018/11/11 9:26 PM

    最近、若い方に人気のアーティストです
    ヒップホップは暗い曲が多いですが、明るい曲を紹介します

    KANDY TOWN
    https://youtu.be/kIXrGAaSZNo

    Awich
    https://youtu.be/iFnRk8KH6cg

    iri
    https://youtu.be/-uCmGdASvsQ
    • Hide
    • 2018/10/30 10:08 PM

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