宇多田ヒカルについて

やっとまともに宇多田ヒカルを聴いた。
2001年の頃、後輩にR&BのVC(ビデオクリップ)上映会を開いてた。ちゃんとした入口とStepを作れば音楽好きはBlack Musicにはまる。逆にその後輩から「ぜひ聴いてくださいよ」と貸してもらったけど、ぶっちゃけMonicaの80%というのが当時の感想。あの世代の黒人女性歌手で歌唱力TOPのMonicaだから、80%の時点で大絶賛のつもりだけど、聴くかといえばMonicaを聴く。

いま宇多田のVCを見て、やっと分かった。歌だけで聴くとBlack Musicで呼吸してる人は振り向かない。けど、このVCと組み合わさった魅力は確かにガツンとくる。以前から宇多田はかわいいのか?と思っていたけど、このVCでは問答無用にカワイイ。本人の魅力を120%引き出している。確かにここまで魅力を引っ張り出してくれる相手なら結婚するよ。純粋にそう思う。

この頃(2002〜)の宇多田ヒカルはPVでの表現が突出している。 それ以前も、近未来のシーンが印象的なWait & See〜リスク〜など、目を引く映像作品が見られていたが、宇多田史上最高のPVとも言われるtravellingを初め、ワンカットで表現したなど、前夫の紀里谷和明によって創られたPVは傑作と言える。 特に幻想的な世界が描かれたSAKURAドロップスはその真骨頂で、孔雀、花、骨、妖精、羽、雨、そして不死鳥と、『生命』をあらゆる手段で詰め込み、表現した世界は圧巻である。

こちらのサイトでレビューしている通り。VCにお金をかけてるとか、良いスタイリストがついたとか、理由は色々とあるかもしれない。けど、根本的には関係ない。デビュー作のAutomaticであっても服装とか洗練されてないけど、時々ハッとする表情がある。外見にお金をかけることで印象の平均値は変えれても、ピークの表情だけは本人だけの力。Wait & SeeのVCと比較すると分かりやすい。この時点でお金は掛かっている。けど、勝気な表情の奥には解けたことない魂:ソウルがある。心の一番奥の扉は開いた事が無いからこそ生まれる表情。もちろん30歳を過ぎても開いた事がない人だっている。そもそも明確な扉が無い人もいる。運命の恋愛とまでいうならば、「他の人には絶対に見せない表情がこぼれる」のはマストじゃないかな。そんな意味でも個人的には冒頭に置いた「光」のVCが一番。何の変哲もない日常のワンシーンを切り取っている分だけ、宇多田の幸せそうな表情が輝いている。

魂の無防備さ
以前に散々「殻」について議論したけど、この宇多田のVCを見て、やっと言葉に出来た。ある種の無防備さなんだよね。壁というか扉というか、そこの表現はどちらでもいいけど、それがあるからこそ奥に無防備さが残ってる。

「この表情は絶対にヒロのママだってみたことないんだから」「(そういう台詞は自分の表情を鏡で見てからいえ)」
あの時、向うの表情と向うの発言のダブルパンチ。喉まで言葉は出かかったけど、言ったら余計に負けを認める形になると思って飲み込んだ。感性と言葉の直結で決まるから、途中に思考回路を挟んだ時点で遅くなる。そんな表情はそんなカップルの中だけのハズなのに、紀里谷氏が作った宇多田ヒカルのVCはその表情が出ている。これはBlack Musicの世界全体を含めてOnly1だろう。確かに、そう思うよ。結婚生活の最後の方で紀里谷氏と離婚してまた結婚して・・・それについて宇多田の父親が「自分達と同じような事をするな」と苦言してる記事を見た記憶がある。あの当時は意味不明だったけど、このVCを見えれば分かる。そりゃ一回の離婚じゃ別れれない関係性になるよ、これは。

文章を書いていたらYoutubeは勝手に「 Goodbye Happiness」になった。
歌を聴いている時は良いと思ったけど、VCはびっくり。なんなの?この表情は。00'S前半までの特別感が零になっちゃった。というよりも、つくった部分が多すぎて個人的にはこの表情はマイナスなんだけど・・・。けど、人生はそういうものなのかもね。これをネガティブに捉えるのが間違っているのだろう。だから、歌の途中だけど変える。

すげー、な。これが真のデビュー曲のClose to Youか。
バックコーラスとの音のバランスがオカシイと思うけど、確かに凄い。デュエットしている男性ボーカルも気になるけど、ここでの宇多田の歌い方は素晴らしいと思う。

もしかして、と思ってwikipediaを見る。やっぱりそうなのか。。紀里谷氏との間に子供いないのか。確かに00'Sに宇多田が出産というニュースは聞かなかった記憶。そして、最近離婚??ニュースが出ていたイタリア人の旦那との間には子供ができたんだね。「東京タワー」以来、運命といえる男女の関係が終わるとき、こういう軸から考える癖になっている。昔のコメント欄にも書いたけど、あの小説の導入部分。あの心情がどこまで響くか。それだけだよ。


話題を戻して、最高傑作。調査結果があるんだね
シングルカットの曲しか知らない人と、アルバム全部聴きこんだ人を一緒にしちゃいけないね。これが結論では?
というよりも、シングルカットした曲群と、してない曲群で分けるべき。じゃないと調査する意味無い。そろそろここら辺が当然の世界になってほしい。別にシングルカットの曲しか知らない人達が悪いワケでもない。僕だって映画にはそれぐらいの距離感だから。どのジャンルを縄梯子にして井戸の底に降りて行くのか、それは純粋に個人の選択の問題だから。

宇多田ヒカルの未シングルカット曲の最高傑作曲投票結果があるならば、ぜひ見て見たい。というよりもこの方の個人的な最高傑作を教えてほしい。記事としてはこの距離感でいいと思うけど、ネットにあげるならもうちょっと本心をストレートに出してもいいかもよ、とこれだけ勝手なサイトを作ってる私としては思ってしまう(笑

未シングルの最高傑作を、シングルカットする時、アーティストは大きな勝負に出る。
 失敗したら5年は不遇の時代
 成功したら、一気に運命が反転する


これが90'S後半のR&Bで証明された。その曲を同時代的に聴きこめた幸せ。それだけなんだよ、音楽を聴く意味は。そうやって育った宇多田の真のファンがいるならば会ってみたい。 Stevie WonderはALFをシングルカットしてないから。90'Sより前のBlack Musicにおいて、この基準に該当する曲と歌手の軌跡があるならばぜひ知りたい。同時代で無いともして、やっぱり追いかけるほどの価値がある。歌手の個人的すぎる最高傑作には。
 



コメント
邦楽も聴くことあるんですね
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  • 2018/06/09 9:29 PM

宇多田ヒカルを特集したNHKのSONGS観ました。凄い才能ですね。最近の曲の方が、深い歌だなと感じました。今度、聴いてみようかと思います。
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  • 2018/07/02 9:22 PM

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