Kenny Lattimore - "Vulnerable"

傷つきやすさの内にあるもの


前作は彼の最高傑作だったけど、本作も凄い。今までになかった新しい魅力が出ている。
このジャケは期待大だったからMp3vaでなくCDで買う。アルバムタイトル曲を一曲目に持ってきた自信は想定していたけど、まさかここまで良いとは。

01:Vulnerableの始まり方がアフリカなんだよね
この小太鼓の音なのか、手拍子なのか、何がアフリカ感を生み出しているのか謎だけど、黒人らしくない顔のつくりをしているKenny Lattimoreだからこその新しい一歩を感じる。マルコムXは黒人の中では肌白く、それで虐めらた過去を持っていると読んだことがあるけど、Kenny Lattimoreにも何かあるんじゃないかと思わせる深み。こういうのを求めてた。Sylvia Powellと同じレベルにまで到達してる。素晴らしい。

02:Pushはいつもの路線。前作よりも明るさと寛ぎを感じる。03:Stay On Mindは前作に収録されていても不思議の無い曲。デビュー作から独自性を持っていたけど、本当の意味で、前作で己のスタイルを確立した事がわかる。04:Perfectionはちょっとアップテンポ。若い頃の色気を感じる。05:Curtains Closedは悪くないけど、色付きほどじゃないかな。06:Pricelessは普通レベルなんだけど、これが普通というのも凄い。07:Deserveもそう。この曲が一番、本作のジャケのポーズに近いと思う。ただ、ポーズと表情が同じトーンじゃない。このギャップがうちらのようなファンを鷲掴みする部分。

 

08:Falling For Youはさすがに全曲色づけもファン心理が入りすぎなので。09:One More Night feat. Gerald Albrightもそう。10:More Than Lifeはミドルテンポで彼のカッコよさが良く出ている。11:Never Too Busy(Live)を聴くと彼のライブにいきたくなる。Sexyバージョンと言っているのが微笑ましい。彼のデビュー作を23歳の時に聴けたこと。当時はこんなレベルの紹介しかできなかったけど、やっと彼の魅力をガッチリとつかめたと思う。10%ぐらいは自分自身も体現できたこと。僕は当時にもっと感謝すべきなのだと、素直に思った。そんな気持ちにさせてくれるLive盤

 

 

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本当ならばVulnerbleの方向性でもっと曲を作って欲しかった。だから、本当の意味では見えていない。「傷つきやすさの内にあるもの」が何か、分かった人がいたら、ぜひ教えてください。


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 「キャリアハイ」
 「今までになかった新しい魅力」
のどちらかが無いと、本気で良いとは思えない。本気で良いと思ってない人が書くレビューを見るのは雑誌全盛だった90年代からイヤだった。レコード会社の広告料が大事だった雑誌と違って、素直に「良さが分からない」と書けばいいけど、それによって買わなくなる人が出る可能性もある。それは歌手に失礼だと思ってる。本当にダメな作品は本気でダメだと書けるけど、そこまで言い切ることができる方が稀。そんななんな。
 




コメント
今までになかった新しい魅力が本作品の結論ですか?

ケニー・ラティモアは本作品と前作だけ、まだ聴けてないです。

前作から順番に聴いてみます。
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  • 2017/12/02 9:09 PM

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