風に吹かれて と A Change Is Gonna Come

ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞のニュースのタイミングで取りあげるべきだったのかも。本人がスタンスを明確にするのを待っていた。つい先日、本人のレターが発表されたので調べたら色んな事実が。

Black Musicの三大偉人の中でもSoulを司るのはサム・クック。そして彼の最高傑作であるA Change Is Gonna Comeがボブ・ディランの「風に吹かれて」に影響されて生まれたということは啓志本で知っていたけど、それ以上は全く知らなかった。こちらにサイトに詳細に書いてある。すみません、久保氏のことは初めて知りました。wikipediaでUKロック畑の人だとは分かったけど、確かにBlack Musicにも詳しい。久保氏のサイトに知りたかった事が全て書かれていると思う。

ボブ・ディランが歌っていることは黒人が人間かどうかなんかという答えなんか風が教えてくれるくらい当たり前のことだろ、お前ら、分かってんのか、立ち上がれよ、黒人のためにという強い意志で歌っているんです。
《略》
サム・クックの「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」で泣けるところは映画を見に行ったら、「お前なんかが来るところじゃない」と、白人に殴られた。近くの白人(ブラザー)に助けを求めたら、また殴られた。というパート。映画なんかでよくあるシーンですよね。この歌が生まれてから、何十年も経ちますが、胸が痛くなるのは、俺はこんな場面に出会った時、本当に人を助けられるか、と思うからです。


個人的に疑問なのは、え、ブラザーって白人だったの?ホント?その解釈は初めて見たよ。だれ?そんなこと言ってるの?

昔からずっとこの歌詞の部分は気になってた。

Then I got to my brother
And I say brother help me please
But he winds up knocking me
Back down on my knees


どこに白人って情報があるんだよ? そんなのは皆無。だから、これはリスナーの受けとめ方で決まる。そして、やっぱり納得できない。ブラザーは黒人なんだと。その上で、改めて風に吹かれての解説を読む。ボブ・ディラン自身は「風が教えてくれるくらい当たり前」とは言ってないと思うな・・・。「答えは本にも載ってないし、映画やテレビや討論会を見ても分からない。風の中にあるんだ、しかも風に吹かれちまっている。」という彼の言葉の「吹かれてちまっている」の部分。「風が教えてくれるくらい当たり前」ならば「吹かれてちまっている」とは言わないような・・・。ここら辺は微妙な語感の部分だから、原文をあたらないと議論にすらならないけど。

まあいいや。この先の部分は興味がある人が、自分なりの答えを探してくれれば、それでいい。
自分自身もボブ・ディランの他の曲も聞きこんだ上で、もっと説得力のある意見を言いたいのだけど、今は出来ない。ただ、今、唯一いえるのは、久保氏はA Change Is Gonna Comeとワンダフル・ワールドを並べている。うちは違う。A Change Is Gonna Comeと並べるべきはKeep Movin' On  名曲は誰だって褒める。そこに差はでない。色んな解釈を受け入れるからこその名曲でもある。違いがでるのは、どの曲と一緒に聴くとより感動が増すか?の議論。ここは積極的に意見交換すべきだと思う。別に正しい・正しくないの世界じゃない。けど、深い・浅いの差はあると思っている。

 

どれだけロックを掘り下げ、その源流としてBlack Musicに行き着いたとしても、UKロックからくる人はワンダフル・ワールドか。言われて見ると、なんとなくその発想は分かる。そして、本当の部分では直接Black Musicに行く人とは違うと感じる。

 

ボブ・ディランのノーベル文学賞拒否というような大きな事件のときは、やっぱり哲章さんの意見が知りたい。

素直な気持ちとしては、これだけです。


 




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