Joe - "Signature"

"ファン歓喜の傑作"


Joeジャケ写真 「やろうと思えばいつでも出来る」と言うべきか、「やっとシーンが一巡した」と言うべきか。
5thのand then...以来、迷走感があったJoeの作品だけど、本作は彼らしさ全開で来た。彼自身のコメントでも「いつでもこのトーンの曲は作れるんだ」と言いたげな態度が微笑ましかった。

哲章さんも言う通り、R Kellyほど多才でないのだから、下手にシーンの動向に色気を出さず、ファンに直球ストレートなアルバムだけを作って欲しいと思ってます。

けど、実際問題としては、毎回同じトーンにする訳にもいかず、内面性を出しても上手く伝わらず、ここ5年以上、彼は随分と悩んで苦労してきたと思う。3作目My Name Is Joeの頃が一番、アルバムを作りやすかったんじゃないかな。けど、3作目から9年経って、やっとシーンが一巡したと思います。この間にシーンから退場しなかった事こそが一番賞賛されるべきなのかもね。

このジャケの時点で傑作だよ。相変わらず、アルバムタイトルに名前が被さってる。Better Daysの頃と変わってないないなぁ、、、って思う。けど、あの頃よりもJに躍動感があるね。

1:Magicを聴くだけで原点回帰した事が分かる。特に3:Very Special Friendがいい。昔と同じトーンだけど、あの頃には無かった歳を重ねた味を感じる。全体的に寛いだ感覚が特にいい。ファルセットに透明感が出てる。そ れが昔と一番違う面だと思う。90年代後半は良い意味でのエロエロさがあったからなぁ。それも嫌いじゃなかったけど、この曲での声の表情の方が好きです。

4:Friends Don't Let Frinedsが3作目のI wanna knowに一番近い気がする。けど、やっぱりこの曲でも寛いでいるんだよね。日本に限定すれば、マクナイトよりもR KellyよりもJoeのファンの方が多いと思う。それが実感できる作品になっているのは確か。

5:Worst Case ScenarioはいつもよりゆったりとしたSlow。こんなテンポが遅い曲は珍しいなぁ。いつもならアコースティックギターを持ち出して、個人感が溢れていたのだけど、今回はあくまでも綺麗にまとめてる。曲がいいんだよね。今までも作れそうで作れなかったタイプの曲だから、本曲こそがそれがJoeの歩みの証左だね。

6:Wanna Be Your Loverも曲の始まりから段々明るくなってくる展開が秀逸。純粋に明るい声を出すようになったなぁ。7:Miss My Babyはちょっと手触りが違う曲。3作目"My Name is Joe"の後半で試みようとして上手く行かなかった表現だと思う。あの時は個人的に振れすぎて、曲が重くなってたから。

今回、一番びっくりだったのが、8:Come Get To Thisです。Marvin Gayeの曲を参照したような曲の作りは、今後の曲作りへの展開を思わせる。今後もSoulの名曲を単純なカバーでなく、Gordon Chambersがやったように、こうやって取り入れて行って欲しいです。曲の終わり方もバッチリだね。

9:Metaphorもいい。スパニッシュギター?で曲が始まるのだけど、Joeらしい雰囲気をKeepしてるから。10:Lovers Greatest Episodeも良い曲です。他の傑作曲と比べるとちょっとパワーダウンだが、十分に良い曲だと思う。

11:Sensitive Loverもサビの大きく広がる明るさがいい。アルバムの締めとしてふさわしい曲。

ということで、実質11曲の作品ですが、捨て曲がゼロ。今までの作品と比べても、傑作アルバムだと思う。どんなタイプのJoeのファンであっても、Top3の中には絶対に入ると思います。個人的には、
All That I Am
Signature
Better Days
の順かな。それぐらいに気に入りました。そういやsignatureというタイトルの曲は無いんだね。今までの作品と比べると、ちょっと意外かも。



コメント
おひさしぶりです。blogになってからは初めて読みました。joeの新作、良いんだね。まだ聴いていないので注文します。ぼくもCD購入はamazonばかりです。便利で安いから。ところで昨年末のr.kellyの新作も個人的には良かったです。もうすぐ20年経つけど変らぬ姿勢がよいよ。"echo"とかほんとにもうサイコーです。
  • natsui
  • 2010/02/11 11:28 PM

お久しぶりです。去年の年末は都合が合わなかったので、今年のお盆に帰省した時にでも。

Joeの新作は良かったよ。R Kellyは買いました。前作よりは統一感があるね。それぞれの曲が以前の作品と対応関係を作れるような作品で、ファンにはお薦め。個人的には14:Pregnatに一番prayとswearを感じました。Tyreseが参加しているのもびっくり。方向性が無くなってシーンから退場した感のあるTyreseだけど、R Kelly全面プロデュースで復活して欲しいです。
  • 若井寛
  • 2010/02/13 8:28 PM

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