「上を向いて歩こう」 六八九トリオ

若き日の中村八大と渡辺晋



Black Musicファンには必須な本なのは間違いない。それだけでなく日本におけるJazzの全盛期が体感として分かる。邦楽はまったく疎いので六八九トリオという言葉自体もこの本で知った。もちろんYoutubeで「明日があるさ」「見上げてごらん夜の空を」を以前に聞いた。けど、「上を向いて歩こう」ほど感動しなかった。実際、これらの曲もアメリカに持ち込まれ、そしてヒットしなかったという。この2曲と「上を向いてあるこう」は曲名からも分かるように同じ志向性。だからこそ、この3曲を比較すると本当に本国でNo1をとるために必要な事が見えてくる。それはずっと思っていたけど、曲が生まれた状況まで知る必要もあって、そこでずっと足踏みしてた。

Amazonのリコメンドシステムも的確になってきたなぁ。この本が出版されてすぐにリコメンドしてくれるのだから。この本を読んで背景まで明確に分かった。歌手の歌い方については僕は明確な軸を持ってない。だから坂本九の歌手としての才能はこの本に書いてあることを全部理解できたと思わない。本人のキャラクターの良さが発現されたアメリカのTV音楽番組でのやりとりはぜひ見てみたいけど・・・。結局、この3人のトリオで生まれた傑作だけど、コアは中村八大なのだ。著者もそう思っているのだろうし、それが自然と読者にも伝わってくる。

そして奥に渡辺晋がいる。まさかこの人がナベプロの創始者とはね。ジャニーズが少年野球チームから始まったのは芸能史として知っていたけど、ナベプロは全く知らなかった。この本を読むと芸能ネタとしてジャニーズのWikiを見るヒマあったら、ジャズマンとしての渡辺晋を追っかける方が音楽ファンとして正しい態度だと分かる。リーダであり戦略家であり、器がある。それが渡辺晋なのだ。ジャニーさんが自身の性的嗜好から売れるアイドルを見分ける嗅覚があることについては、さもありなんと思うけど、渡辺晋は純粋な音楽の世界の嗅覚だから面白い。

あれ、なんか、さすがにこのタイミングで日本の音楽ネタを書くとSMAPに引きずられるなぁ。興味ないとおもっていても、どうしても(笑 この話題で一番なっとくしたのはこちら

平日なのもあるので、これぐらいで。あらためてSMAPネタを外して書き直します。多分、僕が改めて書くより前に、この本を読みたい人も多いと思うので。僕は今、「黒い花びら」をYoutubeで聞いたところ。演歌9とJazz2かな、これは。考察のコアである「明日があるさ」「見上げてごらん夜の空を」に何が足らないかは、体感としては分かっている。これに満足できるならBlack Musicまで辿りついてない。この二つは「夜空ノムコウ」と同じなんだと思うな。

おっと、これぐらいで。
 



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