「過去になる」とは時間の経過でなく「乗り越えた」こと



・《あの時》に直接関連するネガティブが無くなること
・《あの時》からプラスの意味を引っ張りだすこと
・《あの時》の本当にすべき事が分かること
・《あの時》と同じ状態になった時、過ちを繰り返さないこと


これら4つを達成して初めて過去になるのであって、そうでなければ過去とは言えない。単に時間が流れれば過去になるほど世の中は甘くない。この世には色々な「どん底」があるけど、大きく分けるとこの4つしかないと思っているのも事実。

親関係 (社会人以前・特に幼年時代)
周囲/友達関係 (特に小学校〜社会人まで)
異性関係 (恋愛/結婚)
仕事関係

Black Musicには色々な「どん底」が表現されているけれど、仕事関係は本当に少ない。そりゃそうだ、歌手のメインの仕事は音楽であり、そこで「どん底」に行けば作品が僕らまでなかなか届かない。現時点で1300枚ぐらいの持っている作品の中で、仕事の「どん底」を表現して傑作なのはTommy Simsしかない。

それはこのジャケで一目瞭然。このジャケを怖いと思う人は、本当の底を見た事が無いと言い切れる。このジャケに心の底で惹かれる人は今すぐに買っていい。今ならまだ手に入る。エリック・クラプトンとベイビー・フェイスが歌った傑作:チェンジザ・ワールドを作詞・作曲しながらも、己が出したスタジオアルバムは本作のみ。数々の傑作曲が収められながらも、アルバムを貫通する厳しさのゆえか、2作目は作れなかった。何よりもアルバムのコアが自分が怒っていることに対して怒っているバラードだから。

失敗とは敗れて(まけて)失うこと。
人生は勝ち負けではないけれど、勝ちの中の負けもあれば、負けの中の価値もあるけれど、それでもやっぱり負けは負けなのだ。1mmたりとも自分自身が悪くないならば、人は落ち込まない。自分自身にも落ち度があったからこそ、底に行く。そこを曖昧にしちゃいけない。

音楽のHPを作った23歳の時点で全種類の底を味わっていたのもアホの極みだが、掘り下げていくと全ての根は一つに集約されることも分かってる。誰かと不幸比べをする気もさらさらないし、自分の経験はあくまで日本という環境の中での平均との差でしかない。大切なのはどれだけ作品を必要として、そしてどれだけ救われたか。その結果だけが、自己の体験の深さを客観的に測ってくれる。これらの底が表現された曲についてはトコトン聴き込んだし、その結果だけは書いてきたつもり。

本作が発表された01年はいつも聴いてた。学問関係でいえば18の決心はそんなに遅く無い。大学入学前から進むべき専門分野を詳細に決めていたのは早い方だと思う。それから5年。結果 として自分はプロにはなれなかった。その現実に寄り添ってくれるのは本作しかなかったから。一般企業に入社して13年。結局、一度も仕事関係で底になることはなく、本作を真面目に聴く機会が無くて、ここまで来てしまった。。けど、最近、よく口ずさんでいる。気づいたらDon't waste your time って呟いている。だから改めて考えたくて。その結論が上の4つの判定基準です。


そして、改めて振り返る。乗り越える4基準、これらを全て達成できたことってあったんだっけ?

幼年時代はマスカレイドに結びつき、本当に乗り越えたのか現時点では断言できない。麻痺は結局、完治はしなかった。恋愛のゴールが結婚であれば4基準全てクリアだけど、本当に結婚なの?その先の世代であるならば、僕は現実を受け入れる強さがほしい。そしてTommy Simsのこと。どれだけ会社の中で仕事をこなして評価されても、結局、一番求めていたことは手に入らなかった。その事実を正面から認めなくては。

It Don't Matter to the Sun
あの時はこの曲の存在こそが嬉しかった。けど、この曲の後にLove's Patienceなんだよね。。やっぱり素直に言えば順番を入れ替えて欲しかった。それが出来ていたら、このジャケにはならないか。逆に、それが出来ていたら2作目は作れたのだろう。それがTommy Simsの歌手人生であるならば、やっぱり答えはここにしかない。口ずさむのならば、DAPに入れよう。この曲こそが僕に勇気をくれる。また、あの世界に行くのか。それは、結構というよりも、かなりしんどいのだけど。

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あまりにぶっとんだ内容は書きたくなかったけど、仕事関連以外の底で来た人のためにLinkしておくか。。
親関係 (社会人以前・特に幼年時代)
周囲/友達関係 (特に小学校〜社会人まで)
異性関係 (恋愛/結婚)
仕事関係

対象曲としては「異性関係」が一番多いけど、やっぱりMaryJ.の一連の曲と、Stevie Wonderの極地かな。女性から押す時はまちがいなくこれだし、同棲解消のこちらも大事恋愛から遠い距離を保っている女性ほどSadeなんだよね。そして、やっぱり、死別という形で別れがきた人を救えるのはコリーヌだけだろう。


親関係(幼年時代)はMarvin Gayeなんだけど、直接的に親を歌っているワケじゃない。曲としてはぜんぜん傑作じゃないけどHoustonかな。生まれた時からいなかった親父について、今の自分が同じような事をしてるかもしれないと心の奥底で気づきならが全面否定してる13.Didn't Give A Damnの存在は褒めるべきだ。周囲/友達関係は「私の彼氏が私の親友と去っていた」と吼えるKelly Priceを聴くと深いレベルで癒されると思う。

 




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