Johnny Gill - "Game Changer"

カムバックの先にあるもの


Amazonでやっと手に入った。随分と時間がかかった。Mp3va.comを使っていると金銭感覚がおかしくなるけど、日本にコンサートに来て欲しい歌手はやっぱりCDで買いたい。ということで、追記していきますね
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Amazonは入荷待ちだけど、Mp3va.comは取り扱いを始めたので早速購入。すごいね、まさかカムバックした前作と比べてここまで前に歩いているとは。これまでは綺麗でエレガントな歌こそがメインだったし、96年のLet's,,,,は一転してモノトーン。カムバック作もメインはエレガント。

今まで一番、聴いてて寛ぐ作品になってる。
「Deepを潜り抜けた先にある澄み切った寛ぎ」を求めているからこそ、今回の作品のレベルが嬉しい。Johnny Gillのデビュー作等を聴くと、そこまで幼年時代の悲惨さは見えてこない。けど、96年の作品での選択。その後の長い雌伏の時代。だからこそ、この作品を届けてくれたことが何よりも嬉しい。モノトーンでまとめたジャケで、口元は微笑んでいるけど、眉毛付近に苦悩も見え隠れする。歌手名の所にさりげなく光沢があって。そういや前作はグラサンしてたもんなぁ。グラサンしてる作品が到達点のワケないか。

前作で「歌人生の集大成」と書いたけど、09:It Would Be Youがあったからでもあるけど、本作はあの曲がアルバム全体に広がった感覚で。本作こそが集大成だよ。アルバム全体として寛ぎがメインで、若い人には刺激が少ないかもしれないけど、これが真の到達点。
 

僕の中では本作の最高曲は見つかったけど、個々の曲へのコメントは皆さんが聴き込んだ後(年明けかな)にしようと思ってます。Johnny Gillだからこそ僕が薦める前に買うだろうしね。読んでから聴くのと、聴いてから読むのでは、やっぱり聴いてから読む方がいいと思ってるから。レ ビュー一番乗りとか考えているワケじゃないしね。
[20014.12.20]

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01:Your BodyはBodyという単語がありながらも、エロくなくて寛げる雰囲気がある。02:Behind Closed DoorsもタイトルはH寄りだが、最初の歌いだしの声の良さ。この深みは雌伏の時代を経ないと出せない。若い歌手には若さの良さがあるけど、1966年生まれのJohnny Gillだから48歳。それだけの深みを持ちえている。48歳といっても漫然と歳を重ねてきたわけじゃない。96年のあの作品を発表したのは30歳の時か。。30歳であれだけの勝負がかけれる凄さ。

03:This One's For Me and You (feat. New Edition)はfeat New Editionがなによりも嬉しい。結局、NEの中で今でもアルバムを発表できるのはJohnny Gillだけになった。アルバム全体的に一歩引いたスタンスで歌っている。周りを盛り上げようとしている彼の気持ちがNEにも伝わって、ものすごく友情を感じる世界になってる。恋愛世界を超える深みがあって、まるで北条早雲と6人の仲間による伊勢神水の誓いのような雰囲気。

04:What Is ThisこそがJohnny Gillの歌手人生において最高傑作。1:24のバックで歌ってるAbout You GirlとHuuumというアドリブ。これこそが96年直結の歌い方。あの作品を聴き込んだ人ほど泣けてくると思う。1-3曲目では後ろの方で立って歌っていたけど、この曲では一番前に来ている。今までは歌が上手すぎるからこその技巧さがあったけど、本曲では全てが寛ぎに溶けていく。激ウマの声が寛ぎに溶けていく軌跡を空中に描けるようになれば、Soulの階段を登れる。こういう階段を登ると本当にしんどい時に笑顔ができる。だからこそ、人はSoulを聞くべきなのだ。「これはなんですか」と尋ねるタイトルに対する私の今の答えは「寛ぎに向って溶けていくJohnny Gillの声」と答えたい。
そして、この曲こそが15年間の雌伏に耐えれなく、30歳の時に勝負をかけた転職を選べなかったこの身に何よりも辛い。

05:Game Changerがアルバムタイトル曲。この曲が今の彼の標準ラインなんだと思う。最高曲のWhat Is Thisをアルバムタイトルにすればいいと思ったけど、「これはなんですか」は流石にアルバムタイトルには出来ないのかな。このタイトルは「試合の流れを一気にかえる選手」という意味だから、現在のBlack Musicの流れを変えるというJohnny Gillの自負なのだろう。それだけの重いタイトルなのにこの曲も寛げる。そこが素晴らしい。

06:5000 Milesはエレガントの真骨頂。なぜ5000なのか、それが分かって無いのですが、エレガントさは一番感じる。Johnny Gillの恋人が5000 Mile先に住んでいるのだと思ったけど、どうだろう。

07:You Choose Meはポップさが前面に出てて珍しい。個人的には01〜06まででお腹一杯なので、歌は悪くないけどパス気味。08:Strung Outはいつになく力強く歌っている。全編を通す寛ぎを感じさせながらも。09:Role Playはハチャけているのだけど、ナイス! 今までのJohnny Gillでは想像も出来なかったタイプの曲で、彼の器が広がったことを感じる。若い男女のドライブに一番似合ってる。この曲から本作の聴きこむのもオススメだから太字にしておこう。

10:Gonna Costはその歌世界がまだ見えない。曲の完成度は高いのだが、曲が似合う情景はまだ見えない。11:Can't Keep My Hands Off of Youもそう。曲のレベルは高い。12:Guinevereはユーロポップというかテクノっぽいので、パス気味だけどJohnny Gillの攻めてる声は感じる。当然ながら声に軽さがないので、この曲から聴きこむのもアリでしょう。個人的にはR&Bのフォーマットに近い09がいいけど、人によってはこちらかもね。ここら辺の曲をアルバムの後半に持ってきたのが今回のポイントだと感じる。

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アルバム全体の統一感と、幅広い楽曲群を考えれば「R&Bの入口」に登録できるレベルなのは間違いない。リスナーとして10年以上、一定のジャンルにコミットするのは、こういう作品が発表されるからこそ。歌手と一緒に歩んできたリスナーにとって、本作の存在こそが幸福とまで褒めたくなる傑作です。私は上記理由で04を最高傑作としたけど、これはリスナーのタイプで意見は分かれると思う。それがまた本作の凄さなんだと。
 




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