Mikki Bleu - "Melodic Massage"

80'S後半のメロウな夜に



SoulAtfさんのところで紹介されていた97年の作品だけど全く知らなかった。デビュー年(82)としても、髪型としても、何よりもこの感覚が90'Sでは無いと感じる。80年代後半のダンスブーム時の絶滅品種のようなメロウな感覚があって、今から聴くと懐かしさよりも新鮮さがある。

01:Tonight's tha Nightからレベルが高い。やっぱりメロウな作品はこうじゃないとね。02:I Want Youのカバーはかなり拘っているつもりだけど、これは合格。I Want Youのカバーが良いなんてMauriceJ以来じゃないかな。03:Everlasting Loveのレベルの高さ。有名曲のカバーの後ほど厳しくなるもんだけど、この曲は凄い。I Want Youのカバーの仕方は80'Sを感じるけど、この曲は良い意味で年代を超越している。詳しく書いてるサイトを見つけた。確かにこの方の仰るとおり。哀愁があって、ロナルド・アイズレーを標榜しているようにも感じる。けど、裏方の匂いがあって、そこら辺がDonell Jonesにも近い。彼も超有名なUKnow What's Up以外は裏方感が強かった

裏方なメロウ感は不思議とエロさが無くて、逆に切なさを僕の側に連れてくる
この感覚は非常に貴重なんだよ。そして、このジャケは意味不明なんだよ。フレーミングが間違っているとも思うし、先ほどのサイトでは「腕立て」と書いてあるけど、男の下には裸の女性がいるんだと思う。そういう暗示があるのだけど、実際は男側の空想だけのような、、そしてその空想にイヤラシサが無い。 とまあ意味不明なことを書いているけど、久しぶりの意味不明なジャケだから。アルバムタイトルはストレートでナイスなのにね。
 
05:Who's Gonna Love Meもレベルが高い。あくまでもメロウであくまでも裏方。根がマイナーで大人しいタイプならば、聴けば聴くほどにハマっていく何かがある。このカルトな独自性の強さはMario Winansの1stにも近い。あのアルバムを100回以上聴きこんで、かつメロウに親和性があれば、2000円以上であっても買っていい。ダンスではちゃけた80年代後半にメロウを突き進む凄さがあるからこそ、「80'S後半のメロウな夜に」と言いたいし、それはディスコの後のホテルの部屋でありません。そういう通常の解釈を拒否する雰囲気がある。

06:Come Straight 2 da houseは個人的にはパス。07:Lay your Hands On Meはエレキから始まる構成がロンに近い。だけど、いい意味でマイナーなんだよね。聴きこむと誠実さが伝わってくる所も好き。先ほどのサイトを見てると、独自のレーベルを作って己の世界を突き詰めた感では、90年代で言えばRomeのようでもある。

10:Can i come overも曲が良い。ヒネリが無いシンプルな曲だからこそ歌手の心情が問われる。そして間違いなく良い。11:This kinda loveは評価に困る。赤はつけないけど、彼の独自性は凄く感じる。この曲を本作の中でもTOP3に入れるならば、僕よりもMikki Bleuに親和性があると思う。なんか、最後の一線を踏み出せないもどかしさを自分自身に感じる。これ以上はマイナー路線に行きたくないんだよ。。

12:Anybody seen my babyは分かりやすい曲。ここら辺が彼が作る平均レベルだと思う。13:Jealousy, envy, playahaters - walk on byは一番売れ線を意識している曲なんだけど、やっぱりbpmの遅さなんだろうか、ゆったり感を優先しているね。こういうタイプの曲でもっとテンポを速めればメジャーシーンに長くいれたと思う。けど、それを求めていなかったようにも感じるんだよね。
色んな意味で興味深い作品。

「本作を聴かずしてメロウを語るな」と松尾潔氏に断言して欲しいぐらいのカルトメロウ。
 



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