Ruben Studdard - "The Return"

いつだってOne Side Storyと痛感しているなら


思いついたようにRuben Studdardを買った。デビュー作はかなり気に入っていたのだけど、続きを集めていなかったから。大ブレイクもしなかったけど、コンスタントに作品は出してる。Amazonのレビューも多くは無いが一定数のファンがいるのも分かる。結局、この3作目を買った。売れた後の2作目が良い歌手は滅多に無い。3作目でReturnを作るならば、この作品をもって彼の歌手人生を判断できる。このジャケは評価分かれるけど、まあR&Bの世界なら普通ぐらいちゃう?(笑

1曲目〜4曲目はパス。収録曲は多いのだけど絞り込めてない。ネガティブになりかけていたけど、5曲目以降は良い曲がそこそこある。その中でも一番は06:One Sideです。One Sideというくせに物悲しいバックトラックがいい。なんていうかな、本人は相手の側に行きたいんだよね。けど、全部空回りになってる。あがけばあがくほど自分の足元に穴を掘って、そしてその穴に落ちてる。そいうドツボ感が聴きやすいラインでまとまってるから。この曲を聞かせながら「あがくな。何もするな。何も考えるな」って言ってあげるのが、いい友情なんだよね。相手の事を何も考えないのは、その時点では120%不可能なのだが、ここまで忠告されたら流石にあがくのはやめると思うから。


相変わらずなレビューだけど、それはデビュー作のころからです(笑 アメリカンアイドル出身の割には「無害なアイドル」をいい意味で打ち壊す。本作がこの出来ならば全作揃える価値がある。

 
05:Our Storyはちょっと大味なんだけど、そこそこ聞かせる。このラインの曲がテディベアを自認する彼らしい。07:What tha Businessは攻撃的な音が珍しくて心地よい。これだけUPの音が良いのはバラード主体の歌手には珍しい。08:Rather Just Not Knowも明るくてご機嫌な感覚がいい。Sorry2004の後継あたるのが11:I'm Not Hapyです。「こんなタイトルで歌うなよ・・・」という気分だが、傑作なんだよね。それでも緑ではない。12:To 'da Cribの方が興味深い。今はちゃんと説明できないけど。13:Blow 'ya Mindも聴く方の何かを引っ張り出す心情を綴ってる。ボーナストラックの14:If Only For One Nightは何かのカバーなのかも。ボーナストラックのレベルじゃないね。

声の深さは残念ながらデビュー作を越してない。R&Bの平均点は超してるけど、デビュー作のSorryとBabyの連環のような入魂のレビューをしたくなる作品ではない。けど、このレベルならば文句は無いです。次には続くと思うし、実際、その後もコンスタントに活動できてるのは素晴らしい限り。

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本当に自分にFITする名曲は、今まで見えなかった世界に連れて行ってくれる。だからこそ未だにこの歳になっても探すのを辞めれないのだけど。06:One Sideは「自分の側の話」をとことん突き詰めた愚かさが物悲しくて。ここまで表現してくれると、その先に踏み込める勇気が出てくる。

あがくのをやめたら、、、きっと終わっていた。
気持ちが冷めたと言ってもいい。

じゃあ、なぜ立ち止まり、気持ちが冷めるままにしなかったか。
それは、気持ちが冷めてしまう理由が、相手のせいでなく、自分自身のせいだから。
確かに相手のせいにはできた。10個は思いついたし、それで自分自身を納得させて。
けど、それは嘘をついている。嘘をついた事実は決して消えない。蓋しかできない。
そしたら、10年たって完全に手に終えない形になって浮かびあがってきたと思う。

己の器の小ささを正面から見詰めれず、あがいて、周囲に迷惑をかけ、そしてその穴に落ちる。
そう、あの頃、こうやって大人になるしかなかったんだ。
やっと、その事実が分かった。

恋愛じゃないんだよ。On Side Story。サビそのまんま。
だから、この曲は僕にとって傑作です。Ruben Studdardには感謝してます。
 



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