傑作と義務感とチャレンジ

去年、Ready Or Notを聴いた時は、それだけで満足で他の作品を探す気はあまり出てこなかった。14年になってから重点的に聴いて連続投稿。まさかここまでのレベルとは。何よりもReflectionの凄さ。未だにDevanteの感性を言葉にできない。13年はあれだけReady Or Notを聴き込んだのにまだ新たな気づきがある。
以前に書いた「音楽的に一番の問題は03:Can't Affordと04:Things You Likeだと思う。この2曲では誰でも分かるぐらいの明るさが欲しい。もちろん聞き込めばちゃんとDevanteの笑顔は見えてくる。手を抜いて作っているわけじゃない。個人的には中間地点の05:Like I Doは面白いタイプの曲だとも思うけど」

これらは全て間違っていた。Can't Affordに明るさがないのは正しい。「2人の間の初めての影模様」だから。聴いた直後にこの言葉が浮かんでこなかったから、見返すべき時期も根本的に間違ってた。こういう部分はJust A Manを聴きこむ事で初めて気づく。05:Like I Doも昨日書いたのが正しくて、「面白いタイプ」というのは何も分かってない男の戯言(たわごと)。

きっとさ、あと5年もすればDevanteの作品群は「R&Bファンなら聴いて当然・褒めて当然」の世界になって、聴かない事もネガティブを言う事も苦労する状態になる。マクナイトがそうなったようにね。ならば、聴く事に義務感が出る前に聴いた方が人生楽しいよ。今ならまだ「俺も価値判定に参加する」といえる状態だから。
 

たとえそれが趣味の世界であっても、リスクをとらないと達成感は無い。評価が決まった作品だけを聴きこんでも感性は磨かれない。DevanteでいえばDJRさんやsengoku aizuさんぐらいにリスクをとる人が今後も増えてくるのを期待しています。

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そのうえで、改めてDevanteについて。
音楽的に一番の問題点は、03と04の明るさが無いことでなくて、02と03の間に曲が少ないことなんだね。未だに正しい04:Things You Likeの聴き方が分かってない。この曲は本当にこの場所で正しいのか? なんていうかな、この04はニュートラルなんだよね。暗くない。

02:Beautifulは遠くから眺めた相手の姿 (まだ声もかけてない=相手は自分の事を知らない状況)
04:Things You Likeは心惹かれる相手の何気ない仕草 (2人っきりで出かけるぐらいはする仲)
だから、03と04は順番を入れ替えるべきじゃないか?そう感じるのは間違ってる?

その上で、もっと根本的なこと。
「初めてのチュ−」を歌った曲ぐらい入れておけ。25%の才能と75%のプロモーションとか言う前に。

それでも、03:Can't Affordと05:Like I Doの情景を歌にしてくれたのは嬉しい。
特にLike I Doは。お互いに相手にキスしながら恋愛がまだちゃんと続いている事を確認しあう風景。相手からされるキスには違和感を覚えるくせに、自分からのキスは必須だと思える。こういう状況。ならば確かに06:Stillに繋がる。Devante、君は限りなく正しい。
 
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