Monica - "Still Standing"

Monicaの最高傑作


皆が待ち望んだMonicaの最高傑作なのは間違いない。ジャケを見るとやせすぎの気もするし、目元に未だに痛みが残っている。けれど、潜り抜けてきた経験を誰でも聴けるレベルまで昇華している。それだけの傑作になっているのが2:One In A Lifetimeです。普通にコンビニでも流れているし、普通に聴けるし、それでいて気になる曲。二十歳以下の女性でも聴けるぐらいに窓口が広いのに、特に曲の中でDeepさを見せているワケでもないのに、何かに訴える力がある。ここまでのレベルになるとはね。感激です。

全部で10曲と少ないし、1曲目は導入ぐらいのレベルだけど、それでもアルバムのボリュームとしても文句ない。だらだらと曲を詰め込むよりも、これだけ絞った方が好感が持てる。前々作のAfter the Stormは売れるラインを見つけるのに苦労してたから。今回は純粋に勝負をかけてきたね。(前作Making of Meは未だにちゃんと聴き込めてない。というよりにネガティブ評価の方が大きいからBlogにUPを見送っている状態)

3:Stay or Goも素晴らしい。曲としては抑えた作りで淡々としたメロディーラインなのに、サビでの声はかなり重さで、バックコーラスは明るくて、全体としては誰でも聴けるレベルに仕上がっているから。モニカの声としては悲哀感が一番出てるのにそれを感じさせない作りが素晴らしい。

4:Everything to meは昔のタイプの曲なんだけど、古くさが無い。Soul風とでもいえるような窓口の広さがいい。曲作りの才能としては、この曲が一番いいと思う。プロデューサのMissyはいい仕事してます。前々作の全くモニカにあってなかった曲とは大違い。こういう曲で映える歌い方が出来る点がデビュー時からSoul直系と言われた証左だね。逆に5:IF You Were My Manは個人的にパスなんです。聴くだけでMissyと分かる作りなんだけど、これはMonicaにあってるのかな。まあ20歳以下には受けるタイプだと思うけど。

6:MirrorはUPの曲だけど予想以上にフィットしてます。何よりも昔の"the first night"ような無理っぽさがない。純粋に彼女の心情がUPで表現する事を求めたのだろう。「売るためにはビデオクリップ映えするダンス曲も」みたいな打算が無いのが、聴いてる身に心地よさをもたらしている。
7:Here I Amも曲の作りが良い。有りそうでなかなか無いタイプの曲。プロデューサのPolow DaDonの事は知らないけど、ちょっと気になる。所々に早口で歌っている部分があるけど、そんなにRAPぽっくも無くて、Monicaにも合ってて、びっくり。

8:Supermanもいい曲なんだよね。ここら辺がだらけていないからこその傑作作品。曲のタイプが多いわりに、それぞれのレベルが高いのも凄い。どの曲もモニカらしさと、20歳以下の女性が聴けるレベルがある。個人的にはDeepで突き詰めて欲しかった面もあるけど、これだけ窓口が広い作品の方が歌手としての寿命は伸びるから。特に、どの曲もサビかブリッジをひねってて、一瞬Joeが作ったかと思ってしまった。この曲も、最後のサビでのモニカのアドリブが素晴らしい。

9:Love All Over MeはホントにDupriが作ったの?どうしちゃったの?とこちらが心配になってくるぐらいの傑作曲。曲の最初の部分からのモニカの声の伸びが素晴らしい。曲としてもかなりの傑作。Dupriの傑作って、どれも軽かったからなぁ。これだけの曲ならば素直にDupriに謝ります。曲の終わりもいいんだよなぁ。

10:Believeing In Meが前々作の最高曲:I wrote this songに一番近い。この曲だけは重さ全開だけど、ここまで聴いて来た人ならば、置いてきぼりになることも無いでしょう。このアルバムの閉めにふさわしい曲です。この曲こそがリスナーが側に行くべきだと気づいた貴方はR&Bのリスナーとして選ばれた人です。貴方の前には豊潤な大地が広がっています。

まず、その一歩としては、前々作のI wrote this songがお薦めかな。
あの時のモニカのように、人生が破裂するような事が起こって、とりあえず自分は生きていて、けれども気を抜くとすぐにバラバラになりそうな状態。そんな中で、自分を繋ぎとめる唯一の方法はペンをもってノートに向かう事だけです。ギリギリの状態だからこそ感情を言葉にして綴らなくちゃいけない事実をこれだけ明確に切り出した曲は他に無い。今でもMonicaの事を考えると、この曲が浮かんでくるからなぁ。
「i-mode以前」で書いてたように、就職活動で完全ダメだしされて日記をつけ始めた松永さんも、I wrote this songを褒めるハズだから。今の自分の状態にフィットする曲を聴くのも当然だけど、それ以上の曲に触れる事が人間的な成長に繋がる。別に音楽でそれをする必然性は無いけれど、そういう態度で接する事の出来る対象を持つことは、1つの大きな価値になると思うから。別に社会人なら会社の中で成長していけばいいんだけど、仕事とは別の対象を持ってた方が最終的にはロバストになれると、最近痛感してます。





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