恋愛指南本比較

両極端の本を同時に読むと妙にしっくりくる事がある。以前は龍樹の中論とちょい爽やかなエロ漫画。今回は井筒俊彦「「美女と野獣」の野獣になる方法」「オクテ男子のための恋愛ゼミナール」 

恋愛指南本は否定しない。教養というか基本として知っておいていいと思う。30過ぎてから「学生時代に読みたかった」って痛感するぐらいなら、少々恥ずかしくても早めに読んでおいた方がいい。周囲の友達が上手で、普通にしてて情報が入ってくるなら問題ないけど。私自身はそういう友達に恵まれてたから、学生時代は読んだ事なかった。逆に、休日に大学図書館で借りてきた本ばっかり読んでたら、友達が「彼女とデートしたいから車貸してくれ」 貸したらカーセックスしやがった。おいおい。したならしたで「すまん、我慢できなかった」とでも面と向って言ってくれれば良かったのに、次の飲み会で回りがクスクス言ってた。そういう知らされ方がカチンときたけど、地元の超爽やかな友達は帰省中に会った時、「札幌のアパートは寮生活の友達に貸してるよ」「まじ!?」「え、単に、彼女が出来て1人暮らしを味わいたいっていうからさ」 人間には器がある。それを痛感したなぁ。


あれ、脱線してしまった。井筒俊彦については今はいい。イスラム教の神秘主義については非常に興味あるが、とりあえず横に置く。話題にしたいのは、「「美女と野獣」の野獣になる方法」 いいタイトルだよねぇ。著者のことは以前にこちらの本を取り上げた。前々から気になっていたけど、大ヒットした次の本(夢をかなえるゾウ)はパス。今回は理由があって買った。著者が中高生の時、御器所(地名)の最前線(店名)でゲーセンオタクだったって、それは非常に懐かしい。御器所の最前線は1,2回しか行ったことないけど、昭和区はど地元だから。やっぱり名古屋で中高一貫の男子校で大学が慶応なら東海なのね。お、一歳上なだけじゃん。3歳ぐらい上だと思ってた。

あれ、脱線してしまった。この本についてはAmazonのレビューみれば分かると思う。あれだけ褒める人と貶す人に分かれるのは、逆に作者の想定内なんだろう。この値段なら間違いなく買う価値はある。世のモテ指南本は多いが、男性が書いた中ではこれが一番じゃないかな。己の恥を赤裸々に書いている。スタートラインの位置の低さ。この本の一番の良さは34ページの後ろから2行目。Amazonのレビューでは誰も書いて無いし、こんなアホな意見を書くのは自分だけだと分かっている。ある意味絶句な態度。けど、3年目ぐらいに恋愛と相手の見た目の奥にある扉が開くんだと思う。その感謝感を書けばいいのに、それは恥ずかしいのかもね。己をさらけ出している人ほど、実は出してない部分がある。BTO理論が一番生理的に嫌だという読者も多いと思う。けど、2行目の態度とセットでこそ本当の扉がある。わざと書かない作者のために本サイトが書いておく。

 
で、「オクテ男子のための恋愛ゼミナール」です。女性が書いたナンパ指南本(別にナンパの指南してないね→恋愛指南本)としてはNo1じゃないかな。この二冊の本の中間地点に真の答えがある。どの割合にブレンドするかは個人の自由だけど。間違っても昨年の終わりにK-ci&JoJoのところで書いた本を読んじゃダメよ(笑


この本には男性諸君がどれだけAVに毒されているか⇒AV脳の判定クイズがある。結構オモロイ。個人的には「体位を変えるときも抜くな」だけは正しいと思ってたのになぁ。。一番感動したのは

■彼女が部屋に来る前の下準備
《略》 細かい話ですが、○○の前には「陰毛を間引くこと」をお勧めします。指で陰毛をつまんで軽く引っ張ると「弱い毛」が抜けます。すると行為中にバラバラ散らばらなくて便利。フェラの際、陰毛が口に入るのも防げます。あれがフロスみたいに歯に挟まるとウザイからね。

これはなかなか書けない。というより生まれて初めて見た。この本の凄さを50文字以内で伝えるならば、間違いなくこの部分。ここまで手取り足取り書いてくれてるのだから、他のアドバイスも非常にタメになるよ。詳しくはAmazonのレビューを見てみてください。個人的にも大事だと思えるファッションのアドバイスもそれぞれ面白かった。野獣本の「ファッションまぐろ理論」も楽しかったが、この本の「GAPで定員さんにコーディネートしてもらえ」も結構納得。

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[2/18]

ちょっと別件で本を探していたら森岡正博の本「草食系男子の恋愛学」を見つけた。衝撃作の「感じない男」でお腹一杯だったので、この本はノーマークだった。レビューを見てるだけで面白い。

・しかし、草食系男子として知りたいのは、「なぜ女性と恋愛関係にならず友達で終わってしまうのか」、「どうしたら女性と恋愛関係に発展することができるのか」ということであるため、タイトルと内容に相違があると思った。
・肝心の技術の説明が貧弱すぎる。まずもって量が少なく、どんな本にも書いてあることばかりだ。《略》 悲しいことに、この本に書いてあることはそこから先の、二人でデートできるようになってからの話ばかりである。
・「誠実に対応すれば、好きな女から好きになってもらえる」というのは嘘であって、この本を読んでお勧めしている女子は、自分が好きな男からそうしてもらうことを望んでいるのであって、好きでもない男からいくら誠実に尽くされても迷惑なのである。
・相手が自分に気があるのなら、こんな本のマニュアルに従わなくてもうまくいく。逆に、マニュアルに頼らないといけないような相手なら、その恋は成就しない。書かれている内容もさんざんどこかで書かれてきくたものだし、新鮮味はまるでない。大体、女性の話をうんうんと聞くだけで、相手から好かれるほど現実は甘くない。
・著者は「モテたかったら、女性に誠実であれ」と書くが、それだって結局は「女性に「自分は誠実だ」ということをアピールするスキル」が必要ということだろう。そんなの非モテには無理だし、むしろそういう努力自体がますますイタさを増す、ということにもなりかねない。


前回書いた本記事&タイトルを手直して、シンプルに私の考えを書いていきます。
(前回の紹介した本を野獣本、オクテ本、そしてこの本を草食本と便宜上、呼びます)

まず、「女遊びがしたいわけじゃない。好きになった1人の女性と付き合えればいい」という考え方は正しいけど、「他の女性からも好意(ちょっといいねレベルで)を得られるようにならないと、本命と上手く行くワケない」面があるのも確かなんだよね。だから本命どうこうに関係なく、老若男女満遍なく周囲から好かれる性格になるのが先決。そこまで行けば、オタクだろうが何だろうが標準体重で標準的な顔の作りで平均的な年収ならば、本人が高望みしないかぎり普通に30歳までに結婚してるよ。

野獣本は「分かるよ理論」とか新規性に溢れているけど、難易度は高い。これだけ相手を説得する技術があったらビジネスマンとしても成功できる。「タクシー理論」や「バタンチュー理論」は知ってればそれなりに使えるけど、「コロンボ理論」は高度。分かるよ理論と同じくクリエイティブな能力を必要とする。草食本に「新規性が無い」と書く人は、「新規性があって難易度が低いテクニックがあったらすぐに広まって新規性はゼロになる」現実をかみ締めた方がいい。本に丸ごと期待する前に自分でアレンジするぐらいの気概が必要。

逆にオクテ本は女性に声をかける部分については、特に何も語ってない。。

結局、「街で見知らずの女性にいきなり声をかけるのは限りなく難しい→《同意》」「普段の生活の中で顔を合わせる女性と世間話をするのは限りなく難しい→《問題外》」っていうだけじゃないかな。別に「いきなり職場の女性をデートに誘え」といっているのでなく、単に「世間話をしろ」ってだけだし、それも緊張するんだったら年齢が離れた女性相手に練習すればいい。「恋愛対象外ならば無理して話す必要もない」という考え方が一番間違っている。女性が全くいない職場ならば、婚活でも街コンでも参加して異性の友達を増やせばいいのであって、ことさら難易度の高い合コンに参加する必要も無い。

世間話とかお互いの仕事の話とかが普通にできるようになれば、相手の興味(好きな食事の種類と新規店のオープンとか)に会わせて誘うだけだし、タイミング(恋人の有無等)さえ合えば、2人で昼ご飯ぐらいなら難しく無いでしょう。殆ど会話をした事が無い人をいきなり食事に誘うのは難しくてもさ。一番大事なのは「世間話/雑談がスタート」であって、「本命以外の女性とは必要ない限り口をきかないポリシー」って、それは間違っていると思います。え、それが難しい? 分かる。僕自身、雑談スゲー苦手だった。そもそも年間のTV時間が10時間未満だったからスタートラインにさえ立ってなかった。社会人になりたての頃は、タクシーと美容室/床屋では意識的に話しかけるように訓練したもんです(笑 今はベストセラーになった斉藤教授の「雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール」があるから幸せだよね。ついでに質問力も薦めておきます。

もちろんデートにさそうタイミングなんて誘ってみないと分からないし、最初は断られて当然。その断り方から、「全く縁が無い」「今回はダメだけど数ヵ月後なら」程度を判断できるスキルが必要だけど、こればっかりは経験だよね。そういう意味では「複数の女性と同時に付き合う必要はこれっぽっちもないけど、昼ご飯ぐらいを一緒に食べれる仲の女性は、同時に複数いてもいい」と思う。基本、奢る覚悟は必要だからお金はかかるけどね。。野獣本はここら辺の考え方を「執着の分散理論」と呼んでいるけど、人間誰しもオンリーという意識(=「君だけなんだ」)が、悪い面と結びつくことはあるから。結局、異性の友達の多さが全ての基本。どれだけ本命と付き合えても、その友達にまで気に入られないとマジで痛い目みるよ。どうしても恋愛は下り坂になる時もあるし、そこで「あんな男やめとけ」と周囲が言うならば、余計に下り坂になるから。「恋愛は横に置いておくけど本命とは付き合う」のが一番ナイスな過ごし方だと思っていた二十歳の頃の自分は一番愚かだったから。「恋愛を横に置きながらも、本命と付き合えて、かつ女友達にも気に入られる」ような道があの頃あったのか、それは未だに分からない。俺の器では見えなかったのは確かだけど。

だから、もっとシンプルに言う。目標が間違ってる。好きな子といかに会話して、いかに2人で遊びに出かけて・・・じゃない。

「○○くんっていいよね〜ぜひ誰かいい人を紹介したいなぁ」と異性から言われるのが目標。かなり歳が離れた女性でもいい。バイト先のオバちゃんから「うちの娘にぜひ会って欲しい」なんてかなりナイス。大事なのは女性から言われること。けど親戚の叔母さんはダメ。親戚だから判断が甘くなる。同性もダメ。判断基準が違うから。

目標はここなんだって。どれだけ本命と付き合えなくても、本命からこう言われれば、それで目標達成としなくちゃ。出会いの時期は運だよ。出会った時には既に本命に本命がいることもある。けど、大事なのはここだから。今までの人生で一度もこう言われた事ない人は、まずここを目標にした方がいいと思います。理想は3回ぐらいかな。同じ人からじゃなくて、3人の違う人から言われる事。そこまでいけば、ゴールは目の前だから。

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どんな方法にも落とし穴があるように、この方法にも落とし穴がある。

‖僚
周囲でもいた。皆に好かれる。上司の奥様とかが非常に高評価。けど太ってたんだよね。基本、人間は歳を重ねると太りやすくなるし、だから相手の体重にも気にならなくなる。けど、やっぱり若い時は体重って気になるもんだから。歳を重ねた時点で「魅力がある」と気づく人に、若い時にも「魅力がある」と思えたのかは別。そのラインは間違えない方がいい。実際、紹介されても上手く行かない場合は、やっぱり若い人向けのアピール度が足らないと痛感しないとね。回りから「結婚して無いのが不思議」と言われると、自分自身でもこのままでOKと思ってしまうけど、そういう時ほど気をつけないとね。そういう意味では、やっぱり同年代の異性から言われるのが判定基準かも。その彼も年上既婚女性ウケは良かったが、同年代の未婚女性はあまり魅力的とは言ってなかったから。

⇒達どまり=オスとして見られない
同年代の女性から「友達としてはイイ。けど恋愛対象としては見れない」と言われる人もいる。そういう人こそ野獣本をお勧めします。バタンチュー理論でも試してみれば♪ いや、まずは武士の一文理論だね。友達からのスタートに慣れてきたら、ちょっとずつ変えていかないと。野獣本のP.110には「外見が好み」と書いてあるけど、これは「外見も好み」ぐらいに変更しておく必要は感じるが。

レベル感が合わない=高望み
一生言ってろ ぐらいの気分。モテ期はある。けど35すぎてからモテ期もくそもない。だからそれまでに客観的なラインを把握した方がいい。たまにいるけどね。運が良くて高嶺の花と付き合えた経験があるから、そのレベルに固執する人。けど、本人幸せならそれでいいんじゃないかな。過大な自己評価に固執する人は可哀相と思うけど、1人の相手をいつまでも想い続け孤独に死んでいくのも一つの形。そういう人には山崎方代(ホウダイ)の和歌をプレゼント。

「一度だけ本当の恋がありまして南天の実が知っております」

 



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