Keyshia Cole - "A Different Me"

突っ走ったいじらしさの完成形 【祝!R&Bの入口認定】


ぶっ飛んだ恋愛を歌わせたら00年代の歌手でピカイチのKeyshia Cole。デビュー作のDeepさでKelly Priceに並んでいたし、2作目でもテンションが持続していたけど、この3作目は完全にマス・マーケットにアピールできる内容になっている。ジャケも1stから段階的に改善されてきているしね。

Deepな歌手といっても、作品を重ねる毎に一般ウケする曲も歌わなくちゃいけない。その時、コアなファンからの支持を勝ち得るか?そこが一番のポイントだと思ってる。個人的には最初にこの作品を聴いて「売りに走ってる」と思っちゃいました。だから数ヶ月棚に置いてたんだけど、何故か気づいたら"Please Don't Stop Your Love"と鼻歌してた。やっぱり3:Please Don't StopはUPの傑作です。誰でも聴けるタイプの曲ながら、声が重い。軽い人がUPを歌うとアホ丸出しになるからなぁ。そんなオコチャマUPは中学生専用でいいです。大人も聴けるUPってのは、この声の重さこそが何よりも必要。

KeyshiaのオーバーワークすぎるPassionがやっと全員に伝わる形になって凄く嬉しいです。ぶっ飛んだ恋愛になってしまう人って中庸が無いんだよね。「迷ったら走る」 だからこそ、どんどん悪くなっていくんだけど・・・。そんな性格がUPの傑作曲になるとはね。感激です。

1:introは声の表情に余裕を感じる。今までの作品はずっと追い詰められた雰囲気があったし、だから一般ウケしなかったから。2:Make Me Overは吼えあげる歌いっぷりが素晴らしい。今までの作品はどん底で吼えてたけど、こうやってカッコいいMiddle-UPな曲で吼えるのが大切です。

4:Eroticは歌詞の割りにエロさを感じない。逆に声に少しずつ悲しみが見えてくる。単なるエロさより、奥底に悲しさが見える方がDriven Me Crazyになる。5:You Complete Meの素晴らしさ。この曲からSlowテンポになるのだけど、ここまで素直で明るい曲は初めてじゃないかな。1,2作目にこのレベルは無かった。Keyshiaのいじらしさまで表現されていて、Slowの名曲になっている。

この曲の良さを痛感して、「確かにUPからSlowまでの全方向作品になっている。どんなタイプの人も聴けるし、聴きこむほどにSoulまで行ける」と思った。R&Bの入口にはBeyonce以来、追加するつもり無かったのにね。けど、この作品は自信もって薦めれます。

6:No Otherは再びUP。とことんな恋愛をしちゃう人って、ポイント・ポイントで突っ走って吼えるんだよね。それがそのまんま表現されています(笑 7:Oh-Oh, Yeah-Yeaも凄い。曲の最初のcreepin' creepin' aroundの歌詞の部分で、どん底までの声を出す。浮気しまくっている彼氏をcreepinと表現するセンスも凄いが、ここまでの泣き声を見せられると気持ちも分かる。特定のフレーズになったら、ガツンと底が見えるのもMaryJ.直系の証だね。

8:Playa Cardz RightはバックのRapがいい味だしてます。本曲は相手を説得しようとしている感情が見えるけど、説得できなくても相手に尽くすんだろうね。そんな好き度合いが見えるのも気に入っている理由。もうちょっと相手の受け留め方を意識して行動すればいいんだけど、それが出来ない。そもそも、それが最初から出来ていればここまでの結果になってない。Keyshiaもそこまで痛感してるかもね。

9:Brand Newのタイプの曲をまさかKeyshiaが歌うとは・・・かなり驚きました。5:「明るい&いじらしさ」だったけど、この曲は「透明感&いじらしさ」が表現されている。デビュー作から本作まで完成度が高い作品を発表している点だけでなく、本人自身が前に向かって歩いている。それが一番素晴らしいし、この点が一番表現されているのが本曲だと思います。

10:Trustは肩の力を抜いたような感覚がいい。声にも痛みが見えないしね。こんな明るさだけの曲があるのも全方向作品と思う理由。11:Thought You Should Knowも曲のレベルが落ちてない。関係者はいい仕事してます。12:This Is Usも彼女には合わないと思える種類の曲だけど、思った以上にFitしてる。普通の女の子が歌って映える曲をこれだけ歌えるようになった事。おめでとう!
13:Where This Love Could End Upは再びUPだけど、個人的には前半の曲を薄めた感がするかな。それより14:Beautiful Musicの方が声と感情の幅が広くて、メロディーもアレンジが聴いてる。MaryJ.の曲を一部サンプリングしている気がするけど、思いつきません・・・


はっきり言って、00年代に16-20歳の若者でKeyshiaの良さが判らない人は、90年代にMaryJ.の良さが判らなかった若者と同じ位にDeepなSoulに縁が無い。けど、普通の女の子がKeyshiaのデビュー作をいきなり気に入る事なんてありえないからなぁ。だからこそ、3作目でこれだけの全方向作品を作ってきた事が感激です。この作品はUP-Slowまで揃った作品というだけでなく、聴きこむほどにKeyshiaの抱えるSoulに近づく事が出来るから。個人的には本作を聴きこんで、やっとぶっ飛んだ恋愛になってしまう女性のタイプが明確になった。

‘佑蛋る
△い犬蕕靴
自問自答する

この3つが揃っていれば、確実にぶっ飛んだ恋愛を糧にするSoulな女性です。,世韻覆薀▲曚世掘↓´△揃っても明日はやってきません。前に向いて歩くにはこそが何よりも必要だから。本作は,鉢△見事な形で表現されているけど、が傑作曲になっているワケではない。所々に片鱗が伺えるけど、親和性が高くないと見つけれないだろうね。だから、そんな人ほどデビュー作も2作目も聴いて欲しいです。この3作の歩みこそがの一番の証拠になっていると思う。

本当に大事な事は、歌でなく人生全体で表現されるから。そのレベルまで共有しようと思ったら全作を聴くしかないから。別に恋愛至上主義なBlogでも無いけど、せめて作品相手には突っ走って欲しいと思ってます(笑




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