マニア垂涎の傑作に出せる額

 ちょっと待てよ・・・CD一枚24980円の中古でも19800円って何か間違ってないか?

Le' JitのNew Beginningのジャケが凄く気になってて今日アマゾンから届いて聴きながら書いてマス。確かに期待通りの作品だし、このレベルなら前作も購入したいけど、2万円近い値段はCDには出せないなぁ。

個人的には、たとえマニア垂涎の傑作だとしても、5000円かな。

「やすっ」と突っ込み入りそうだけど、CDだよ。CD。希少価値って、一点ものの絵画や工芸品でもないんだから、プレスすればいいじゃん。別に初回プレス盤に拘る人もいないんだから。「もうプレスしない」と決めてるワケでもないんでしょ。今さらCDじゃないとイヤだと思っている人も少数派だろうし、iTunesで売ってくれてもいいのだから。権利関係の処理がややこしいのは確かなんだろうけど、2万円越した値段のままっていうのも何か違う気がする。これだけクラウドファウンディングが流行り始めてる社会になってるんだから、ここら辺は新しい仕組みができるべきだよなぁ、と。

最近の映画でも製作委員会方式があるのだから、クラウドファンディングと合わせて、出資金額を5000円ぐらいにして広く集めて大ヒットしたら配当ってな方式にすれば、Soloの3作目とかTerry Ellisの2作目とかなら、かなり出資する人が多くなると思うんだけどなぁ。

ここら辺は「ぐたぐた言うならお前がやれよ」の世界なんだろうけど、会社辞めてまで事業として興すには自分の英語力がダメダメだし・・・「Black Musicアルバム製作ファンド」を想定した場合、以下の3つのスキルは最低限必要でしょう。
  ,修硫山撻献礇鵐襪砲弔い討琉貭蠅量寨き
  ▲汽ぅ販ち上げ(Webがらみ)のスキル
  2亮蠅よび版権所持レーベルとの英語交渉力

基本的には,鉢は本人自身が持つ必要があり、△魯僉璽肇福爾持ってくれれば自分は持つ必要は無い。逆に,鉢を複数人で持つと、その人数でアメリカ出張しなくちゃいけなくて、交通費が増える計算か。それだけじゃなくて、その場で通訳しながら喋っても通用する交渉なんて、よっぽど楽な世界だからなぁ。本人のやる気と目利きと、それを言葉(この場合は英語)で表現する能力は同一人物が持つ必要がある。

公募してお金を集めて、歌手およびレーベル説得が失敗したら払い戻しでもいいんだよね。5000円のうち手数料500円ぐらいは引いて4500円ぐらいでさ。そういうサイトがあったら必ず俺は5000円は出すぞ。ダメでも5000円丸損だと引くが、4500円戻るならOK。

こういう事を考え出すと、そもそも俺は何をしたいのか?って問題になって、、誰も注目してない傑作を発見し、買い占めて、レビュー書いて、ヤフオクで売るのも、お金を稼ぐという点では一つの方法。けどなぁ、楽しいのか?という気もする。これ以上会社が赤字で社員の給料を削るなら真面目に考えるかもしれないけどさ。

,世辰董∈の自分がやってることは,鯊臧に越してるから、冷静に見れば無駄な投資なんだよね。「そんな時間あればをやれ」ってアドバイスするのが全体視点からの事実。Blogで再開してシャウト、逆サイド、殻と、HP時代は書いてこなかった諸々を書いてきたのは、,離譽戰襪濃澆瓩/止まる話じゃなくて、そもそもどれがHITするかなんて昔も今も気にしてないのだから、「,できない」というべきなのも、この文章を書きながら納得したりする。


なんで平日にこれだけ書いているかって、
〇纏で部署の体制変更があって、今後の忙しさが変わりそうな予感
部署で隣で仕事してる人が、小林秀雄に関する評論を雑誌に投稿して、掲載された

この2つか。。,呂泙△いい筺K擦靴せも暇な時もある。問題は△。
原稿用紙600枚書いて、後半300枚はダメだしされたと言っていたけど、こういう編集としての厳しさってある。横綱以外はみんなデブ論も面白かったけど、これだけ自由に皆が文章を書いて発表できる世の中になったからこそ、お金をとる文章と、そこに掲載されるまでのステップの価値が高くなっている。ウチの文章だって本当は3割程度に絞るべきなんだよ。そして向こうの指摘に従って1,2割増やして。そしたら誰に見せて恥ずかしくない文章になれる。このサイトを見てる人も、気兼ねなく友人知人に紹介できる。お金を稼ぐ事に価値があるというよりも、そこまでのステップを潜り抜けたことに価値があるんだと思う。

昼休みにちょっと話した。僕がテキスト5M,原稿用紙5000枚分は書いてる事に関して聞かれたから。「自分でサイトやってるとだらだら書いてるから量が多くなっただけですよ」って。雑誌に投稿する事については、「やっぱり音楽レーベルの広告で維持されてる雑誌のレビューってどうしても影響うけるじゃないですか。それがイヤで、投稿は考えたこと無かったですね」といったら、納得してもらえたけど。

小林秀雄については以前にも書いたように、
人は批評家となるために生きない。が、生きるために、和解する事のできぬ秩序のなかに自分の席を主張するために、批評家とならねばならぬことがある。このことはきわめて徐々にしか意識されない。そこにいたるまでにはいくたびかの逡巡があり、自分についての幻影があり、ほとんど生理的な焦燥のくりかえしがある。この混沌、未分化の状態のなかに、すでに人を批評家にするものの萌芽があるにちがいない。
この江藤淳の文章が一番しっくりくる。「小学生の夢コーナーに「批評家」と書く人なんていない」と言ったら妙にHITしたみたいで、初めて部署の隣の人と真面目に仕事以外で話しこんでいたのだけど。


結局、色々と書いてる理由を突き詰めると、「自分が本気で好きになった曲が街角で流れてる」状況になって欲しいのだと思う。そうでない今の現実に対する、唯一の今出来る作業がサイトを運営していく事だと思ってて、普通にHITしている曲を好きになれる人はこういう面で悩まないと思ってる。

もちろんBrian McknightやR. Kellyや、Curtis MayfieldやMarvin Gayeの一番ぶっとんでる曲が街角で流れないのは当然。そこまで望んでない。けど、Calvin Richardsonの1stはアリなんじゃないかと思ってるだけなんだけど。

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[06/30]

彼女は何かをクリエイトするタイプではないかもしれないけど、何かを批評するときには真価を発揮します。あるときにはとんでもなく辛辣になる。僕がそれで不快な気持ちになることもあります。というか、頭にくることだってある。彼女が何か意見を口にするとき、それはおおむね批判的なものです。
《略》
何人かのすぐれた編集者にもめぐり合いました。でも彼らは最終的には、出版社に勤務しているサラリーマンだし、会社の都合で職場を異動させられることもあります。作家の側に軸足を置いているのか、それとも会社の側に置いているのか、よく判別できないケースもあります。
《略》
しかし、彼女は僕の妻であり、立場はとてもはっきりしています。どこにも異動しない。ずっとそこにいます。良くも悪くも(笑 言い換えれば、一種の定点です。それが僕にとっては大事なことなんです。定点を身近に確保しておくこと。 

 村上春樹 「夢をみるために毎朝僕らは目覚めるのです」 P370

村上春樹が奥さんにまず最初に見せているのは他の本で昔から知っていたけど、ここまでの位置づけとは始めて知った。編集者の必要性、それも信頼できて、ずっと担当してくれる人。うーん、なるほどねぇ。以前のサイト
編集は必要?
「どんなイケメンでも鏡を見るように、どんな天才でも客観的に作品を評価してくれる人は必要です。作家が見る、鏡のような存在です」

という意見にも近いな。

ネットでたまたみつけたインタビューでも
「たぶんね。編集者が同じことしたら、怒り狂っていると思う。」村上は肩をすくめた。「編集者なしでやっていけるけれど、妻なしではやっていけないな。」

ずっと海外にながら書き続けた村上春樹でもやっぱり、誰かの客観的意見を入れて書き直すのは必要なんだね。




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