Brian Mcknight - "More Than Words"

で、お子さんはどうなるの?


「ずっと薄々と感じてたけど、そろそろ言わなくちゃ」という気持ち。マクナイトの息子って親の作品に登場してるだけだよね? 自分でアルバム一枚発表したっけなぁ。以前は「お披露前段階」だと思ってたけど、息子を作品に呼ぶようになって年数たってるよね。根本的に別れた奥さんはどう思ってるんだろう。息子を呼んでることに。

別に他人の親子関係等にいちゃもんつける気は全くないし、二世の辛さは独自の二世論を書いたぐらいには分かっているつもりだけど、だからこそマクナイトの息子には色々といいたい面はある。


アルバムのレビューにおいて一番大事なのは、何度も書いているように評価軸。そして評価軸は複数ある。その中の優先順位を「価値観」と人は呼ぶ。

デビュー作のような作品をTOPにする軸ならば、2005年のGeminiの方が本作よりも上。2011年の前作:Just Meと比べると、、、うーん同じかな。けど、「今でもスタジオ録音アルバムを発売できている」という軸では絶賛すべきなのも確か。マクナイトらしい曲は多いしね。本作から初めて聞く人にとっては、、、そんな人はいないでしょう。今から聴き始めるならばベストか4th:Back At Oneか5th:Superheroだから。

じゃあ、マクナイトの作品を数枚持ってるファンの人には?

うーん、それは、すみません、分からないです。僕はマクナイトとR. Kellyとリチャードソンは買うのがデフォルトなんで。買うのが遅れたのは、その義務感?の表れかもしれないし、ギターを抱えてピアノの前で座ってるこのジャケが「?」だったから。分裂してないか?と思ったけど、アルバムには統一感がある。だから、きっともうジャケのアイディアも尽きたんだよね。それだけの枚数を発表してきた大御所なんだから、アイディアつきてもしょうがないとは思う。「マクナイトさん、今回のジャケどうしましょうねぇ、○○のアイディアは○作目でやったし。。」「もう今後は組み合わせでいくか」「お、それいいですねー。じゃあマクナイトといえば、ギターとピアノ。決まりですね」ってな会話が浮かんでくる時点で、俺はアホかもしれんが、これが素直な気持ち(笑 個人的にはCD裏の写真がいいと思うのだが

ただ、アルバム全体としては丁寧に作っているように思える。ファンなら買ってもいいと思う。04:Sweeterはわずかに攻撃的なミドルで、それが結構ナイス。この歌で表現されている心情って今までで初めてだと思う。まだうまく言葉に出来ない。ここがちゃんと見えたら、一言コメントは書き直します。ただ、一年後とかの可能性もあるので、とりあえず、今の時点の感想を書いてます。

05:She Dosen't Knowもわずかに攻撃的な面はKeepされてる。Sweeterの方が泣きが見えるから、あちらの方が好きだけど。06:More Than Wordsはアルバムタイトル曲に選ぶだけあって、良曲。攻撃的な面は零になって、泣きが強くなる。04とこの曲があれば、僕は買った事は後悔しないな。07:Nothing Buta A Thingは一転して穏やかな心情。こういう楽曲構成の旨さはさすが大御所。アルバムをちゃんと通して聴こうとしている人への配慮は、今後も音楽業界に残って欲しいと思ってる。

皆さんも気づいていると思うけど、このアルバムの曲のタイトルは連結タイプと通常タイプの二種類ある。たしか二種類同時は初めてじゃないか?初めて連結タイプにした2009のEvolution of a manだけど、一体何の理由があるのか良く分かってない。。08:livewithoutyouはタイトル通りの曲。穏やかな痛みが出てて惹かれる。09:Made For Loveは一転ハチャケルUPなんだけど、パスかな。

10:Get U 2 Stayは軽快なリズムが良くて、これは結構好き。そういう意味ではこのアルバムはそれなりに気に入ってます。サビの"I'm a Fire"という部分が凄く好き。11:Slowは普通かな。12:Anotherはマクナイトらしいベタな曲。ジャスティン等が歌えば傑作だけど、マクナイトならこのレベルは当然でしょう。13:Trying Not To Fall Asleepも結構いいと思う。

そうそう英語が得意な人に聞きたかったのが、14:ididntreallymeantoturnuoutの単語分解。もしかしたら高校の英語の問題のレベルかもしれないが、I didn't really mean to turn U outでOK?
お子さんJrが参加していて、Jazzタッチのピアノが印象的だが、まだまだお父さんのような声は出せてないねぇ。声を聞く限り20代に思える。15:the Front the Back the Sideはお子さんNikoが参加。曲としてはこちらの方が上だと思う。個人的にはNikoの声の方がJrよりもいいかな。ちょっとNikoは鼻にかけすぎな気もして、親父さんの声をコピーしようとする意識が強すぎるようにも思える。


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2年に一枚のペースをKeepして、いつも一定レベル以上の作品を届けてくれるのは嬉しい限り。いま、まとめて全作を聴いているけど、本作が終わったら1stのセルフタイトルになって01:Yoursが流れてきた。うん、やっぱり違うわ。マクナイトのお子さんも今のマクナイトの声じゃなくて、この時代を参照した方がいいんじゃないか。いくら親父のアルバムでも「俺に一人で一曲歌わせろ」ぐらいの勢いは欲しかったりも。

今後もマクナイトが傑作アルバムを届けてくれるには、そろそろ「合わせ技ジャケ」だけじゃない、何かが必要なんだと思えてきた。

ということで、国に焦点を当てたコンセプトアルバムを作って欲しいと思ってます。キューバとかアラブとかの現地のリズムをマクナイトなりに取り込んで発表する。これで5作分位はもつと思います。どうせなら、その国で半年ぐらい過ごして欲しいねぇ。

ならば一番目は我が日本でしょう。京都とかで座禅してるVCつくってさ。こんな似非日本風はやめて本場に来よう! もちろん和のリズムも取り入れるし、和太鼓だってオススメよ。当然ジャケは浮世絵。個人的にはここ5年ぐらい激ハマッテル伊藤若冲がオススメ。彼が描く動物の「透徹するような内省的な瞳」はホントにマクナイトに似合ってると思います。あの絵の衝撃はマクナイトの歌の衝撃に近かった。日本にくるなら富士山登山も外せない。ならば、私が案内します(笑

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[04/07]

あらためて前作:Just Meと比較する。前回はLive Albumとの2枚組みだったけど、1枚だけで比べるならば本作の方が上かな。そんなに大きな差でもないのだけど。それは「安定している」事だし、それをネガティブに捉えるつもりは毛頭無い。マクナイト以外がこのレベルの作品だったら嬉しいし、それが新人だったら歓喜レベルだから。そんな意味では00年以降でマクナイトを継ぐ可能性があったのはCaselyがTOPだと思う。

彼の2作目は発売されてないけど、ぜひ聴きたかった。個人的にはMario Vazquezも可能性があったと思うけど、ジャケの写りがどんどん遊び人風になるのはEric Benetの1st-2ndの変遷に似てる気もする。マクナイトもイケメンだと思うけど、あんまりそういうクドさを感じるジャケが無いのは素晴らしい限り。

結局、マクナイトの1stのレベルは誰も継げなかったということか。まあR. KellyをR.レベルで継げた人がいたとも思わないから、そこまで悲観する話でも無いし、継がなくちゃいけない世界でもないのも確か。ただ、Stevie Wonder→Brian Mcknightと続く「貫徹してるからこそ乱暴に感じてしまうレベルの内省」だけは、誰かに継いで欲しかった。




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