悲しみとは今後の《快》の予想が無くなったという《不快》

 恒例化しつつあるHHAIモデルのための感情分析ですが、未だに感情の効果的な表現方法が分からん。あくまでも進化/感情心理学的に考えているつもりなのだが、感情を分析するには自分の感情および関連する出来事を見詰めるのが出発点だから。なかなかしんどい面がある。

なんで、悲しみって悲しみなんだっけ?

たとえば恋人と別れて悲しんでいる人に、「それ以上終わった話を振り返るのをはやめようよ」とアドバイスする。「新しい人、すぐ見つかると思うよ」とか元気付けることもある。そんな常識の世界を壊してくれたのがベルクソン。

悲しみとは、過去に対するベクトルが未来さえも覆ってしまう事

これをもっと掘り下げたのが、本タイトルの「悲しみとは今後の《快》の予想が無くなったという《不快》」です。前回から書いているように究極的には感情だろうと感覚だろうと、快と不快しかない。これが全てのスタート地点。

付き合っている時に一番楽しいのは、「次に2人で遊びに行く予定」を考えている時なんだよね。2人で一緒に過ごす時間が快なのは当然。2人でいない時、1人でいる時でも幸せを感じるのがポイントだから。「昨日の楽しい思い出を振り返っている時が幸せ」という意見もあるかもしれないけど、それは同じレベルのイベントが今後も発生するからこそ。無意識的に未来に投影してることに気づかないと。別に恋愛じゃなくて仕事がうまくいってるでもいいけど、要は直接入力(相手を視覚・聴覚等の五感で感じる)がなくても、同じレベル(実際は50%〜80%ぐらいかな)の快が持続するからこそ、幸せなんだよね。

どんな別れ方が辛いかって、浮気原因とか散々喧嘩とか色々とあるけれど、究極的には「楽しい未来予想の数」で決まる。それが「2人の間に残ってた約束」に繋がっていくから。逆に、愛想が尽きた=「楽しい未来予想がゼロになった」と定義することも可能だと思う。

「もう終わった事なんだから」とアドバイスするのでなく、「心の奥底で、まだあのアホ男が治るかもとか思ってるでしょ、絶対に有りえないから。あのまま付き合っていたって余計に大変になってただけだから」とアドバイスする方が、悲しみが実は未来視点の感情に対する回答になってる。当然ながら、頭で分かっても感情は無くならない。けど、正しい内省の方法を知っていれば、「言語化できてない楽しい未来予想を探る」ことはできる。その未来予想は、何もしないと悲しみの原因になるのだけど、真面目に分析していくと、次の希望にも繋がるんだよね。これが、内省的な音楽と内省的な思考が合わさる地点であり、この文章自体、Brian Mcknightの最新作More Than Wordsを聴きながら書いてるから。


おっと、脱線してしまった。今の一番の問題は表現方法。
あーーなやむ。減衰率とかも関数の引数に入れたいのだけど、問題は「感情は上書きできるか」なんだよね。個人的には上書きは出来なくて、別の感情で覆い被せているだけだと思ってる。Aという感情が10ある状態で、Bという感情が50の量で発生。しかしBの感情は持続が短い。だからそれが終わればAという感情にまた再び焦点があたる。こんなのが基本モデルなのだけど、AとBの感情の種類の組み合わせによっては、Bの奥にあるときにAが上書きされて、Bが無くなったらAも無くなっていたように見える事もある。これを「上書き」でなく「減衰率が変化する」でモデル化したいのだけど。

ここら辺が本当の頭を使う場所であり、システムデザインのキモであり、イケてる/イケてないの分岐点。こういう時に手助けしてくれるための音楽であり、04:Sweeterはそこそこイイ曲。昨日から聴いているけど、06:More Than Wordsもオススメ。

アルバムのUPはまた今度で。



コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

All List

categories

links

recent comment

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

みんなのブログポータル JUGEM