Blue Magic - "The Magic Of The Blue" "Thirteen Blue Magic Lane"

Sweetの奥にあるビター・スウィート


アルバムの解説によれば70'SのSweet Soulとしてデルフォニックス、スタイリスティックス、そしてこのBlue Magicが代表的なグループらしい。80'SはSwitchにデバージ兄弟がいる。僕はスタイリスティックスのBestだけで、デルフォニックスはノーマーク。だけどSweet Soulの中でこのBlue Magicに一番惹かれている。その一番の理由が彼らのSweetの奥深さ。突き詰めるほどに味がある。単に甘いだけじゃない。それは傑作の誉れ高いデビュー作から感じてた。

だから問答無用でこの2作目:The Magic Of The Blueと3作目:Thirteen Blue Magic Laneを買った。やっぱり期待通りの作品で凄く嬉しかったです。

01:Three Ring Circusから処女作の雰囲気が持続してる。02:Stringin' Me Alongはミドルテンポで彼らの良さが出てる。03:You Won't Have To Tell Me Goodbyeのメランコリックな手触り。

Sweetなのに何処かで物悲しい
やっぱりこれなんだよね。デビュー作のSpellにハマった人は絶賛間違いなし。04:Never Get Over Youはタイトルの割に明るくて。こういう曲を聴くと素直に芯の強さを感じる。相変わらずSlowもミドルもどれも完成度が高い。06:Let Me Be The Oneは一番甘いんじゃないかな。07:Maybe Just Maybeはあまりに明るすぎて個人的にはパスなんですが(笑 08:Love Has Found Its Way To Meもレベルは高い。SlowとMiddleが交互にくるアルバム構成も非常に聴きやすいしね。

09:When Ya Coming HomeはPrayに満ちている
Sweetの中でPrayが出るのは純粋な歓喜だよ。どれも傑作曲だから全部に赤色をつけたくなるけど、その中でも03と09をチョイス。これが僕のベースです。自分の奥底を少しずつSweetにしたかったらこの2曲を100回聴きこめばいいと思えるほど。最後の10:Looking For A Friendも寛ぎがあって傑作だと思う。

Sweetの中での奥深さ。「Sweetって甘ちょろいっていう意味でしょ」と勘違いしてるく人ほど、耳クソホジって聴きこんで欲しい。冗談抜きで、理想の男性像の一つだと思う。70'Sの作品なんだから、できれば17歳の時に一万回聴きこみたかった。それが素直な気持ち。


この3作目はジャケはちょっと不気味だが、Sweetさは文句なし。01:The lonelest House On The Blockから期待通り。大御所のような安定感があって、全作揃える迷いが吹っ飛ぶ。02:Casing Rainbowsはほんと虹が浮かんでくるほどに明るくて。こういうのが王道Sweetなんだと思う。03:Born On HalloweenこそがSweetの奥。アルバムの中では一番暗いのに、なぜかそこにハマってる。

悲しい時に流せるSweet
って純粋に珍しい。世の中、生きてれば色々な状態がある。けど、Blue Magicの深さは、全てのフェーズにピッタリくる曲がある。それがグループとしての器の大きさなんだと思う。この曲ならR&B-SoulのDeepな作品(たとえばR.とか)と一緒に流せるね。あくまでSweetなのにね。1stのSpellも傑作だったが、曲の出だしが気に食わなくて。そんな意味では本曲の方がいい。サビのファルセットの物悲しさがたまらなくて

04:Haunted(By Your Love)もメランコリックなトーンで、03,04の連続がこのジャケの雰囲気に近い。あまり売り上げが伸びないジャケだと思うけど(1stが一番良くて、マジシャン帽子の2ndもナイス)、聴き込むほどに味がある。 05:I Like Youは一転して明るい曲。落ち着いた明るさがあって、アルバム構成の良さを痛感する。06:Magic Of The Blueはインストに限りなく近いので飛ばして、07:We're On The Right Trackはさすがにそろそろお腹一杯になる。レベルの高さはKeepしてるからオススメ度が下がったワケじゃない。それは08:Stop And Get A Hold Of Yourselfもそう。

3作のアルバムの全曲でレベルが高いので、この全曲でランダム再生できるぐらいに凄い。この3枚が3000円で手に入るなんて、それこそが信じられないレベルだよ。好きな女の娘ができたら即効プレゼントしてもいいと思う。誕生日のケーキと一緒にプレゼントして、聴きながら食べるだけで相手と上手くいくと思う。そういうドンピシャな時間が「生きている喜び」になるんだと思う。それだけでなく、実は社会人にも聴きこめば役に立つと思う。
このSweetを聴き込むと

爽やかな腰の低さ
が身につくと思う。このスキルは「爽やかなお世辞」と同じぐらいに必須スキルじゃないかな。理想から言えば10代の男の子に聴いて欲しいけど、僕みたいに30過ぎてから聴き込むのも全然アリだと思う。一般的には1st→2nd→3rdの順序で買うのをオススメだけど、30過ぎてるなら一気に全部買うのもアリだと思う。一ヶ月間、本作を寝る前に真面目に聴きこめば(R&B-Time)、心の中でいつも再生してる状態になれる。それが僕のイメージする「爽やかな腰の低さ」に一番近い。Blue Magicの雰囲気の半分でも出せれるようになれば、それだけで対人関係が劇的に変わる。間違い無いです♪

Sweetなのにこれだけ幅広い表現が可能とはね。本気リスナーとしては、いつか「号泣Sweet」を聴いてみたくなってきた。そんな地点がこの世にあるのか分からない。けど、Blue Magicの懐の深さを味わっていると、この世のどこかには号泣Sweetがあってもいいんじゃないかと、そう思えてくるんだ。




コメント
同時代のグールプで、フューチャーズなどはいかがでしょうか?

メンバー5人全員がリードをとり、バリトンやベースも強力ですが、特にファルセットが印象的です。


http://www.youtube.com/watch?v=Od51JFUm--g
http://www.youtube.com/watch?v=pW_Wq5G83go
http://www.youtube.com/watch?v=fUxal4VL4ug
http://www.youtube.com/watch?v=qDjWIxFD2JI


  • NPG
  • 2012/12/21 6:54 AM

Deep Inside Of Meから確かに綺麗なファルセットで。個人的にはLove Lives On a Windy Hill も気に入りました。

教えていただいてありがとうございます。

  • 若井寛
  • 2012/12/22 12:00 AM

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