Lyfe Jennings - "Lyfe Change"

「変えなければいけない人生」という幸せ


「懐が深い」というのはどこまで褒め言葉なのだろう?
「清濁併せ呑む」じゃないけど、「懐が深い」という言葉はヤクザの親分にも使われる。Lyfe Jenningsの経歴を見ると確かに「懐が深い」という言葉こそがピッタリ来る。これだけBlack Music歌モノにハマッているけど、「懐が深い」という形容詞は初めて見た気がする。昔から業の深い歌手が好きだった。けど、業の深さは愚かさと同じ。そこからの成長が懐の深さに繋がるのかもしれない。

特徴的な声をしている。しゃがれ系。JaheimやAnthony Hamiltonと比較しても独自性を持ってる。個人的にはヘタウマWyclef Jeanに一番近い気がする。アルバムを最初に通して聴いた時から「これは当たりかも」と思った。アルバム2回目の2:Keep On Dreamingの時点で三回「←」を押して、観念してリピートボタン。

この圧倒的な説得力はJaheimのデビュー作を聴いたときに近い。あの時は自分自身のガキさを痛感して泣けてきたけど、Lyfe Jenningsは違う。愚かさゼロのJaheimの正反対。抱えている以上の《愚かさ》と《光》を見せられると、やっぱり一つの勇気が生まれてくる。「このままじゃヤバイ。変えていかなくちゃ」と思ったことって何度あったけ? あまりに数が多いのは現実の改善に結びついてないからなんだろう。それであってもこの10年で探してきた結果はBlog2に書いた。

◆最低半年間続かない事は、人生において誤差
◆「自分自身を変えたい」と3日以上思うな
◆のうだま やる気の秘密

こうやって自己の体験から一つずつ言葉を作り出す。でも、それを積み重ねて俺自身はどうなった?
守ってないよね。いつになったら体重62kgをキープできんのよ。筋トレもヨガも英語もそう。そもそもBlogの時間減らして何やってんのさ、全然進めてないじゃん。休日は古武術の稽古も再開する計画だったよね。このまま35になっていいの?もうすぐ人生半分終わるんだよ。

そうであっても、なかなかうまくいかない。せっかく時間を作ったくせに、休日がくるたびにどんよりしてて・・・だからこそ2:Keep On Dreaming。タイトル通りの志向性の曲なのに不思議とサム・クックのKeep On Movin'とは違う。3大偉人の中でもSoulを司るサム・クック。けどKeepがMovingと結びつく時点で僕には遠い。最初の一歩にビビってMovingすらできてないから。Lyfe Jenningsは違う。KeepがDreamingと結びつく。これが「側に来てくれる」という感覚。この曲を聴きこむと妙に《幸せ》を感じるんだよね。

「変えなくちゃ」と思える時点で一つの強さ。
「変えなくちゃ」と思える場所にいる時点で一つの幸せ。
変えなくちゃいけないような人生であっても、ここまでやってこれたのだから。
本当にすり切れるぐらいに忙しい時は変えなくちゃと思う余裕すらないから。


この歌は逆からも聴けると思う。
他人からみたら「変えるべき」なのに本人は気づいてない。ならば、突き詰めが足らないんだろうね。「いつまでそんなことやってんのさ」とアドバイスするよりも「もっとヨゴレになれよ」と言った方が伝わるんだと。そこまでいえばこれ以上やる根性もないのに反省する勇気も無い事実に本人が気づくかもしれないから。

一つの歌を聴き込むことで「変えなければいけない人生という時点で幸せ」と「もっとヨゴレになれよ」の両方の言葉が浮かんでくる。この時点で名曲だし懐の深さの証左だと思うけど、同意してくれる人はどれ位いるのだろう。

----
ちなみに現時点では07:Cops Upもヘビロテ。バックコーラスとの対比がかっこいい。この2曲の時点でマストバイな作品なのにAmazonでの中古の値段は500円を切ってる。ありえないコストパフォーマンス。個人的にはこのKeep On Dreamin'には値段はつけれない。もし僕以前にレビューした人が此処まで書いてくれたら1万円でも出せる。もっと出せるかもしれない。いや、値段換算で良さを伝える態度は大嫌いなので、35になるまでにこの曲の良さを証明できるように、上記に書いたことを頑張ります。
今はそれしか言えません。




コメント
おにいはんお久しぶりどす。もはや何て名前で
書いたんやっけ?と思い出すのも一苦労でした。
少し前にこのブログの存在に気づき、またゆっくり
読み返しているところです。お元気そうで何より。
というか誰か分かるかしら。


さて、Lyfeですが、Lyfe Changeとあわせて買ったのは
Lyfe268-192?不死鳥?前者が1stなのですが。個人
的には今でもデビュー作Lyfe 268-192が一番好きな
ので聞き逃し厳禁!と言いたくてついコメントして
しまいました。

私のブログにもかなり前(今見てみたら2005年)
にふれてます。
  • SPINE
  • 2012/10/19 8:05 AM

いやだなぁ、もちろん分かりますよ(笑
そういえばこの前、サントリーの山崎工場見学してウイスキーとことん飲んできました。これでサントリーは完遂。残りはニッカの余市と宮城峡。

そう。Lyfe268-192が1stなんですよね。申し訳ない。

コメント欄は書き直せないのでそのままにしてました。

SPINEさんにそこまで言われたら買うしかないっすよね。輸入盤がAmazonで4円だったのでポチっと。
  • 若井寛
  • 2012/10/20 7:41 AM

おーお近くまで来られてたのですね。最近竹鶴が
おいしいなあと思っております。煙たいぐらいの
香りで。もちろん山崎が一番好きですが。

Lyfe Jennings、1stはこのPV観ておくと概要が分かる
んちゃうかと思います。是非。

Must Be Nice http://youtu.be/GkpN3uiZ-Ew
Stick Up Kid http://youtu.be/O4uasMHVSsY
  • SPINE
  • 2012/10/20 11:37 PM

確かに竹鶴は美味しいよなぁ。元地元を悪くはいいたくないですが、富士山麓(キリン)はイマイチです。まあ値段相応というか。山崎いって「やっぱり俺は白州だ」と実感できました(笑

PV見させていただきました。Must Be Niceとか正しすぎるメッセージを説教臭くなく言えるのは、一つの才能だし、憧れの人生の一つだね。

あのAmazonの★3は誰か治してくれるといいんだが(笑 これなら2004に買うべきだった。ギター派では無いのでジャケで後回しになってた。。
  • 若井寛
  • 2012/10/21 12:08 AM

コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

All List

categories

links

recent comment

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

みんなのブログポータル JUGEM