bmr: プロデューサ列伝

今さっき一通り読みました。すげー楽しかった。色々と思うことを書きながら整理したくて。何から書けばいいか分からないけど、やっぱりプロデューサも大御所からいきますか。

◆Quincy Jones:クインシー・ジョーンズ
.◆璽謄ストの人間性こそがコア
▲轡鵐札汽ぅ供爾魯戰鵐箸靴覆い犬磴覆い。ベントしなければファンキーにならないからさ!
9人音楽の本質とは、ソウルの共同体(コレクティブ・ソウル)そのものだよ

やっぱりこの人こそがTOPでしょう。ティンバランドもこの本の中で「真のプロデューサというものはQuincy Jonesみたな人を言うのであって自分自身はまだまだ」と言ってるしね。バス・ドラムのリズムの変化を黒人音楽の変化のバロメータにしているとか色々と興味深いことを書いているけど、一番心に残ったのが,良分。ジェイムス・イングラムやテヴィン・キャンベルに出会った時も、その素質は分かった。個性に溢れ、人間としての自分の分をわきまえている。パリ時代の私の先生がかつて教えてくれたのは「あなたの音楽というものは、あなたの人間性以上でも以下でもないのです」ということで、私はそれを真実だと思っている。そういった人間性の部分でも、彼らは最高水準をクリアしている。パーソナリティのもつ重要性をいかに音楽に表現するかを心得ているんだ」 ジェイムズ・イングラムのことは知らないがテヴィンのことは同年代で知ってる。確かに「どこに出しても恥ずかしくない自慢の男の子」って感じの歌手で、Confusedが妙に個人的に好きだった。歌が上手くて心情が綺麗で、中学生の理想の恋愛像を歌わせたらピカイチだと思う。Tevinのことはあまり知らない若い人も、Q.J.最後の秘蔵っ子といわれたMarc DorseyTamiaなら知ってるかな。彼らを見ても一目瞭然。この二人は突き詰めると人間性こそが印象に残る歌手だから。

△六笋砲箸辰討楼嫐I毀澄けど音派の人にとってはインタビューのこの部分こそが一番価値があると思う。「あの頃、私達がシンセサイザーのモルモット的役割を果たした。<中略>日本の倉庫であの楽器を使っている時で、まだ将来どんな存在になるか見当もつかなかったはずだ。ピッチ・ベンダーや・・・」という部分は非常に面白い。ってそもそも上記の「ベント」ってどいう綴りの単語なんでしょうか?それすら分からないが。

はさすが大御所。というよりもQuincy Jonesは超大御所か。コレクティブ・ソウルねぇ。確かに内部にいる人にとってのSoulはこういう定義になるのだろう。けど、日本という国でBlack Musicを追っかけている立場ではとてもコレクティブとは言えないなぁ、というのが素直な感想。

逆に20年近くのリスナー生活を通じて僕はSoulを支える一番の身体的基盤を息吹とする。それが本サイトの視点だし理解。けど、この本を読んで骨の髄までどっぷりつかってた2000年前後を思い出してた。今年発売の本だけど実際のプロデューサーへのインタビューは99年〜01年がメインだから。そんな事をぼんやり考えながらこの本を読んでて、「あ、メロディーは髄なんだ」と気づいた。今までずっと姿勢が大事だと思っていたけど、本当のポイントは姿勢によって骨髄が流れやすくなって淀みがなくなるのが大事なんだと。一般的には人の根源的なテンポは心拍が担っていると思われている。それは納得するのだけど個人的には物足りない。心拍を一番コントロールするのは息吹であり、意志が心拍をコントロールしようと思ったら呼吸を変えるしかないから。けど、ここにはテンポ以上の世界は無いと思う。このQuincy Jonesの文章を読んでると、妙に人の根源的なリズムは骨髄の流れだと感じる。

こんなこと書いていると、せっかくのQuincy Jones御大の素晴らしい定義を冒涜している気もするけど、こういう態度は本サイトのいつもの事なんで(笑 とりあえずJames IngramのIt's Your Nightは探すリストに入れねば。

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◆Clive Davis:クライブ・ディヴィス
Whitney HoustonのI Look To Youこそがプロデュースの全てだと思う
▲▲螢轡◆Εーズのデビュー作をあのままの形で発表させたのは目利きの凄さ

哲章さんが「クライブ爺さん」と呼んでいたので僕の中でもそうなってっるクライブ・ディヴィス。音楽畑出身でも黒人でもないけどここまで影響力をもっている点ではピカイチ。コアなリスナーからはケナサれることはあっても褒められることは滅多に無いクライブ爺さん。だからこのインタビュー記事で目を開かれさせられた。この本でもインタビューワーが「アーティスト自身の中から湧き出るものだけを抽出し、何ら色づけされることなく作品として聴き手に届けられるべきだと考える極端なロマンティストにとっては、クライブのような立場の存在は不要に思えるかもしれない。しかし、果たしてそうなのだろうか?アーティスト以外の人間が作品の方向性を考えてはいけないのか?それが音楽業界の迎えるべき明日なのだろうか?」と問題提起しているしね。

その答えこそがクレイブ爺さんの叩きだしてきた結果なのだろう。特に完全に終わったと思われてたWhitney Houston。彼女の最後をあれだけ皆が悲しんだのは最終作となったI Look To Youの出来の良さがあるし、Whitney Houston自身にとってもビジネス上としても、素晴らしい結果を出したのだから。「このアルバムは意外とオススメなんだよね」としか書かなかった本サイトは不十分だった。。

この本で初めて知ったけど、Alicia Keysはソーソーデフ〜コロンビアでのアルバムデビューが頓挫していたんだね。そりゃあのアルバムがあれだけ売れたのは驚愕だったから。デビュー作の突き詰め度合いは彼女が敬愛するマクナイトの1stに近い。作家性が高すぎて根本が明るくないアルバムはHIT出来ないのが当然なのにそれを社会現象まで持っていくだけのパワーはクレイブ爺さんぐらいしか持ってないか。誰もがデビューアルバムを作りたがったWhitney Houstonと違い、あのアリシアのデビュー作をあの方向性で売り出してあの結果を出したのならば、僕の中でも間違いなく「黄金の耳」の称号です。こういう記事を見ていると妙にBobby Brownに被るし、アリシアは悪い意味でのWhitney Houstonの人生をなぞっている気もするけど、この本にも載るくらいにSwizz Beatsは才能あるんだね。「非サンプリング宣言」は確かにイケテル男だ。歌手と結婚したWhitney Houstonじゃなくてプロデューサというかトラックメイカーと結婚したアリシアは、トラックメイカーというかメロディーメイカーのパーソナリティが強いんだろうね。とりあえずこの本のクレイブ爺さんの関わった作品リストでいえば、SantanaのSuper Naturalをリストに入る予定。

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すみません、ちょっと2時間なんでのこりは簡略で。時間取れたら追記します。それにしてもHip-Hopを全然聴いてないのは片手落ち以上だね。分かっているつもりだけど、このプロデューサ列伝をみて余計に痛感する。


◆Remember The Time
この曲がテディー自身が認める最高傑作なのは知ってた。けど、直弟子のロドニー・ジャーキンスにとってもこの曲こそが弟子入りのきっかけであり、これだけべたボメするとは。。確かにこの曲はむちゃくちゃ気に入ったからシングル盤で買った。結局、In The Closedもシングルで買ってJamが出た時に諦めてアルバムを買った。シングル2枚とアルバムを買ったのはBoyzIIMenのデビュー作とマイケルのデンジャラスだけ。VCもナイスな曲だし、マイケルの整形度合いとしてもこのVCが一番かっこいい。けど、テディーとロドニー・ジャーキンスがここまでべた褒めするほど僕自身が気に入っていたかと聞かれるとYesとは言えない。。なんか妙に自分自身のセンスの無さを痛感してしまった。

それにしてもロドニー・ジャーキンスはあんなにローナをホメるとはね。完全ダメだしした立場としてはもう一度初心に帰って聴くか。歌手との関係でいえばMaryJ.がこれだけビックになったのは3作目で活躍したロドニー・ジャーキンスの功績が大きいと思っているけど。


◆Jam&Lewis
あいかわらずグラサンしているいつもの写真しかないけど、この二人の素顔を一度みてみたいなぁ。本気を出すと売れない傑作ができあがる所に妙に親近感を持ってる。インタビューで出てくるモリソン・スリックは結局、お蔵入りで発売できなかったのね。だから代わりにこちらを買いました。90'SのR&Bの傑作は全て集めたと思っていたから興味満々。


◆Timbaland
いやー「不思議君」と書いてあるとおり面白い人だなぁ。記事読んでる僕らにも伝わるくらいの不思議度合い。個人的には一番想像と違うインタビューの受け答えをしていたのがティンバランド。けど皆が聞きたいデバンテへの感情はマグーにしか聞いてないのね(笑。このマグーのデバンテへのコメントが大人でいい。けど、MissyとTimbalandはここまで大人なコメントはできないだろうし、そういう感情こそが大事な気もする。Timbalandの作品リストの中ではやっぱりアリーヤの2nd、ミッシーの1st、ジニュワインの2ndと聴くべき作品は多いけど、なんかやっぱりJodeciの3作目だと思い始めた。

Jodeciの3作目:The Show,The Afterparty,The Hotelは、歌としてはイマイチなんだけど、何かがある。Remeber The Timeには、あの当時、この何かを感じなかったけど、この作品は発売当時から妙に聴きこんでた。パワーボーカルはUPテンポの曲か、DeepなSlowでのシャウトこそで映えるのだけど、デバンテに虐げられてた頃の彼らが作り出したダウンビートに重ねるK-ciの声は妙にハマる。よく、「車が底揺れするような感覚」と書いたけど、ぶっちゃけカーセックスの世界なんだよね。歌詞ではホテルの部屋にファンが尋ねてきてXXXなんだけど、この底揺れするビートが紡ぎ出すのはカーセックス。ここら辺のノリが全部Hip-Hopに行っちゃったのは凄い残念だし、こういう音をこういう声で歌ってくれる作品は他にも発売されて欲しいと思ってます。


◆Kedar Massenburg
初めて顔見ました。本人自身がなるべく表に出ないようにしているんだね。それだけモータウンの舵取りには神経をつかったということか。アンドレ・ハレルがUpTowonレコードからモータウンに移って失敗した事実を反面教師にしているんだね。「俺はアーティストのこと、特にアーティスト生命を長く保てるか気にしている」と言っているのはこの本の中で彼だけじゃん。それにしてもグレニークとプロファイルにこれだけ入れ込んでいたとは。僕も両者とも好きだったけど、グレニークの2ndは何故発売されなかったのだろう。そこら辺を改めて聞いて欲しい気もする。この本の中の他のインタビューではそういう事を聞いている箇所もあるから、その点でも読む価値があると思う。


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興味深い記事はもっと沢山ありますが、ここら辺で終わりにしたいと思います。一家に一冊レベルで推薦できる本なのは間違いない。個人的には妙にTim&Bobが好きだったんだよね。大ヒットを作るプロデューサではないが、アルバムの完成度を高めるのには彼らの参加が必須だと思ってて、妙に個人的に好きな曲が妙に彼らが作っていることが多かった。さすがにbmrもTim&Bobのインタビューはしてないかなぁ。 





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