Adriana Evans - "Walking With The Nigt"

陽光が似合うのは変わらない


オシャレな女性に似合うR&Bといえば間違いなくTOPがSade。その次にくるのがこのAdriana EvansTerry Ellisです。90'Sのリスナーの共通理解だし、00'S以降も同じだと思ってる。

けど、「シャーデーはもってる」とドヤ顔で言われたら、「着る服を選ぶように聴く音楽を選ぶ人とは合わない」と感じてた。今となってはこのスタンスの狭さを思うけど、そうしないと突き詰めれない時もあるから。って、単にあの頃はガキだっただけなのか、それは今でもよく分からない。

けど、あの頃であっても「Sade以外にもAdriana Evansも聴いてるわ」と言われたら、凄く魅力的に感じたと思う。Deepな女性でMaryJ.を聴かない人が有り得ないのと同じで、

真にオシャレでセンスのある女性はSadeだけでなくAdriana EvansとTerry Ellisを聴く
なのに00年当初はAdriana EvansもTerry Ellisも2作目を発表せず、もしかしたら一作限りの退場かと思われていた。「これだけの作品で退場なんてオカシイ」と皆が感じていたからこそ、2004にAdriana EvansのNomadicが自主流通に近い形で発表されても想像以上に売れて、メジャーで改めて発売されたんだよね。

そんな彼女の2010の作品がこのWalking With The Nightです。タイトルもジャケも夜のイメージなのに、やっぱり彼女は朝というか昼というか、陽光を思わせる明るさがある。01:Waitingから傑作。頭の奥からジーンとくる。これこそがAdriana Evans。2007年に発売されたEl Caminoは確かブラジルで製作されたハズ。ボサノバというか音的にもUPが増えた作品だったけど、個人的にはあまりピンとこなかった。オシャレな街をオシャレに歩く姿こそがAdriana Evansの良さだち思うし、緩やかなミドルの曲こそがど真ん中だから。

特にアルバムタイトルの02:Walking With The Nightに夜を感じない。これってどう聴いても朝じゃない?だから個人的にはWithよりもThroughって感覚なんだよね。03:Surrenderも素晴らしい。このピッタシ感は昼に似合う爽やかなミドルを作るサディークと同じなんだよね。逆に05:Astral Projectionが一番夜を感じるなぁ。06:Suddenlyは重いテイストで珍しい。

07:Let You Get Awayは再び明るい曲です。09:Sooner Or Laterが午後の寛ぐ時間帯にぴったりの曲。Adriana Evansは惚れた腫れたのウエイトが低いから独りで聴いててもマッチするんだよね。この点も処女作の頃から変わらない。だからこそ「木洩れ日の召喚」にも選んだから。11:Midnightは謎。昼ではないけどミッドナイトでもない気がする。真夜中というにはテンポがまだ早い。Adriana Evansはかなり夫婦仲もいいみたいだし、プロデューサ?の彼氏と長く付き合ってそのまま結婚した記憶がある。そんな意味において、彼女はイイ意味でも悪い意味でも夜の曲は苦手なのかもね。

逆に本作はAdriana Evansの処女作にかなり近いから凄く嬉しかった。彼女のファンには間違いなくオススメ。まだ聴いた事無い人も1stの次は本作を薦めます。

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90'Sを本気で聴いてた人は知っていると思うけど、夜を司るネオソウルの女性はGreniqueです。彼女は確かに処女作一枚でシーンから退場したし、あの作品はAdriana Evansの処女作ほどは傑作じゃない。けど、Should Iは本気で凄い。これこそが本サイトが認める真の夜。YouTubeで見れば伝わると思うな。あれ?VCが無い。VCがめちゃくちゃいいんだよね。あの雰囲気はAdriana Evansには絶対に出せない。もちろんDeepなんてのは出せなくて全然OKなんだけど、MaryJ.やKelly Priceとはまた違う感覚で、そこが好きだった。改めて考えるとあの歌の価値を痛感してます。




コメント
adrianaは1st以降ビジネスライクな業界に嫌気がさしてブラジルへ移住したりしていたようです 全アルバム通して変わらない雰囲気とクオリティはレーベルに依存しない曲づくりの賜物じゃないかと プロデューサーには夫のDred Scottがいますしね
Dred Scottは自身のHipHopアルバムも90'sの名盤になってます
  • yuya
  • 2015/11/25 4:34 PM

旦那と二人三脚なのは知っていましたが、Hip-Hopのアルバムを作っていたとは!!
Hip-Hopは聞かないですが、旦那ならば興味でますねぇ。
  • 若井寛
  • 2015/11/26 12:01 AM

Dred Scottのbrakin' combs - check the vibeに当時友人だったadrianaがfeat.されてその曲がきっかけでadrianaがデビューしたようです Dredは自身のアルバムそっちのけでadrianaのプロデュース,adrianaも名だたるトラックメーカーのオファーを蹴ってDred一筋で二人三脚でやってきたらしいですよ

https://youtu.be/iWqrYmPINLc
  • yuya
  • 2015/11/26 5:27 PM

Youtubeのリンクまでありがとうございます。Hip-Hopについては腰が重いもので、助かりました。

この彼とアドリアナの曲との関連ってホントにあるの?という素朴な気分。。

92年ごろ、ドレもドギーもさっぱりだった頃から全く進歩してない自身を痛感しただけでした。。

  • 若井寛
  • 2015/11/28 9:33 PM

そうですねー
dredのアルバムはアングラHipHopど真ん中ですからね adrianaのアルバムは彼女の爽快感とdredのHipHopトラックが歩み寄ってたださわやかなだけじゃない飽きのこないトラックになっているとは思います
HipHopのトラックメイカーはサンプリングのネタの関係で特に70'sのrare groove,soulなど一般人より確実に広く深く聞いてるからR&Bをつくらせてもいいものが作れる人は多いですね
  • yuya
  • 2015/11/29 12:22 AM

https://youtu.be/2xHK2Nbmams

remember the loveのdred scottバージョンです
  • yuya
  • 2015/11/29 12:31 AM

ほんと苦手な私のために手取り足取りありがとうございます!

ラップと歌のバランスを逆にしてくれるとハマれるのだけど、このバランスだとまだ苦手。。
  • 若井寛
  • 2015/11/29 1:25 PM

dredであんまり…だと他でオススメできそうなのはこのへんですか

j-live - don't play
https://youtu.be/K0i241-2_NE

最近まで手に入りにくかった知る人ぞ知る?アングラです 歌ものってわけではないですがセルジオ・メンデスをまんま使いしていて聞きやすいとおもいます

count bass d - seven years
https://youtu.be/-lnOKnUvc8s

日本人の郷愁にも語りかけるサンプリングが秀逸です

  • yuya
  • 2015/11/30 3:24 PM

素晴らしい引き出しの多さ!

確かにここまで歌の比重があがると普通に聴けます。両方ともOKOK。

特にcount bass dは面白いジャケですし、何か感じるなぁ。突き詰めるべき何かがある。郷愁の奥にある種のコアを感じる。
  • 若井寛
  • 2015/11/30 9:59 PM

count bass d - Dwight spitsはこのseven yearsがメインですがこの世界観で統一されていてアルバムとしてもおもしろいですよ
アーティストが感じたその時の空気をそのままパッケージしたようなトラックこそHipHopの醍醐味のような気がします
  • yuya
  • 2015/12/01 12:55 AM

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