Joe - "Everything"

色気の前段階


長年、「Joeの真のファン」と言えないとは思ってた。
5枚以上作品を発表している男性ソロシンガーの中で、「デビュー作があまり売れなくて2作目が大ヒットした」のはJoeとUsherだと思ってる。だからこそ彼らのデビュー作を聴きこむのがファンの分かれ目だと。けど、このデビュー作:everythingはあんまり傑作じゃないんだよね。特に2作目:All The ThingsでJoeを気に入った人が聴くと「物足りなさ」を感じてしまう。これって一般的なR&Bリスナーの意見だと思うのだけど。

だから「デビュー作に未来の大器を感じた」という松尾潔氏の事は純粋に凄いと思ってた。逆にUsherの1stはこちらに書いたように結構好きです。「Joeの1stもいつか同じぐらいに掴まえたい」と思って、年に一度はチャレンジしてた。そしてやっと霧が晴れたと感じる。

Joeの1stと2ndの差
1stには何が足りなくて、2ndで何をみつけたのか?


物足りない1stだけど、何が足らないのか今までずっと説明できなかった。そりゃもちろん50回以上は聴いてるよ。けど、大事なのは聴き込んだ回数ではない。回数は基本であって、「○○の点が2ndに比べて足らない」とまで言えるようになって初めて自己の中で咀嚼した事になる。そして、この作品に足らないものは「色気」です。男の色気はテディペンの所で定義したし、あれで間違ってないと思う。けど、Joeはテディペンのようにいい意味で男臭いワケじゃない。だからもっと一般的な意味の「色気」について。それが足らないのだと。

一般的に僕らが思い浮かべる色気は視覚に偏りすぎなんじゃないかな。
男ならマッチョに鍛えた逆三角形で女性ならボンキュッボン。それをチラチラ見せる。これが一般的な光景。けど、これは純粋に視覚の世界だよ。もちろん歌手もVCで視覚的に訴えかけれるけど、曲そのものに色気が無いと本当の意味ではHITしない。Joeの2ndには明確な色気がある。この1stには色気がない。曲作りの才能じゃない。それはJoeは最初から持ってる。少なくともR Kellyの1stと同じレベルで曲を作ってると思う。

霧が晴れたのは03:All or Nothingです。この曲の存在が色気の無さを示していると思う。
05:If Loving You Is Wrongが歌い方も曲も分かりやすいのだけど、なんかJodeciかMaryJ.の曲に似た曲があると思うけど、この曲じゃない。この曲に色気を出すのは当然。ラフに歌ってるしね。2nd以降の作品では有り得ないレベルの歌いこみ。ファンなら必聴間違いなし。けど、All or Nothingで色気を表現できるかどうかが、真の判定基準なんだと思う。

Usherの1stは「母子家庭で素直に育った内気な男の子」を感じる所がHITしない理由だと思ってる。逆にJoeの1stにはナイーブさを感じない。これといった明確なスタンスがなくて、焦点/方向性が絞りきれてない。そんな中途半端さを感じてたから今まで聴きこめてなかった。

けど、「この作品に足りないのは《色気》であって、それ以外は揃ってる」と分かってやっと霧が晴れた。《色気があるからHITする》のか、《HITしてスターになるから色気が出る》のか? これはスパイラルだと思う。正のスパイラルなら上昇気流、負のスパイラルなら下降気流。けど、いくらスパイラルだとしても最初の一歩はどちらなのだろう?

幼い頃からクラスの人気者ならば楽なんだろうけど。Joeの1stを聴いてると人気者では無かったんだろうなぁと感じる。けど、ナード(オタク)でもない。結構、クラスの中で普通のボジション。そんな感覚をうける。だからこそ、あの2ndこそが賞賛されるべきなのだ。そして、この1stと比較すべきは大ヒットしたAll The Thingsじゃない。こういう時に社会現象になるぐらいに大ヒットした曲をもってきちゃだめ。HITを中心に聴くとそういう点で突き詰めが甘くなる。もちろん本サイト一押しのGood Girlsでもない。

Joeの1stのAll or Nothingと2ndのXXXを比べると、色気に必要な何かが分かる
これが本サイトの結論。皆さんがこのXXXで何を選ぶか?ちょっと興味あるなぁ。本サイトに来るぐらいならJoeの2ndを持ってる人は多いと思うけど、1stも持っている人はどれだけいるのだろう?それも謎だったりする。

けど、やっぱり大好きな歌手のデビュー作は大事だよ。私自身は方向性を絞りきったデビュー作のBrian McknightやCalvin Richardsonが好きだけど、UsherやJoeみたいに何かが足らないデビュー作と売れた2ndを比べると、色々と勉強になるね。それがよく分かったよ。

ということで続きは次回で(笑

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[20:15]
ちょっとまってよー、まさかAll or Nothingがシングルカットされていたとは。。結構ナイスなVCじゃん。これなら売れるだろーー。若いわりには髯を生やしているし、髪型が80'Sをちょっと引きずっている気もするけど、十分に色気がある。一度VCを見ちゃうと、曲だけを聴いててもその映像が浮かんでくるから、ちょっと混乱する。これが1stからの3枚目のシングルカットか。

栄光のデビュー作での1枚目のシングルカットがI'm In Luvか。これはミドルな分だけ音が気になるけど93年なら普通なレベルだし、曲作りの才能は問題ない。若さが出てる吼えっぷりもいい。

あれ?なんでこれで売れなかったの?

いかん、混乱してきた。かなりVCで見るとナイスだぞ。2曲目のシングルカットがThe One For Meね。
この曲は曲自体がイマイチだから、シングルカットしたのが「?」なんだけど。でもAll or NothingとI'm In Luvは本気でいい。

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うーん、思った以上にVCはいい。VCを見れば松尾氏のように未来の大器を感じるかも。アルバム全曲を本人が手がけてこのレベルだしね。VCを見れば十分に色気もあるのだから。

ただ93年にVCを見るのは日本でも本国でもそこまで一般的ではなかったから(もちろんMTVはあったけど)、やっぱりラジオ流れてくる曲の印象が一番大きなウエイトを占めるワケで。今まで50回以上、曲だけで聴いてた時はここまでの色気は感じなかったんだよなぁ。

分かった。これは意を決して言う。このVCを見た後で「色気が無い」と言い切るのは勇気がいる。速やかな訂正は必須だけど、ビビッて意見を引っ込めるのは愚の骨頂。最近、「続きは次回で(笑」が多すぎるから、ここらでちゃんとはっきりさせないと。あんまり多用していると「適当にごまかしているだけじゃない?」と言われそうだしね(汗 ちゃんと明確化してそれで皆さんに判断してもらえばいい。じゃあ今まで濁してきたものを全部書いてみるか。その上で、このテーマに行こう。

曲の色気とVCの色気は別だ。
VCで色気を出すのは美人なモデルの卵つれてきて、自身は胸筋見せて絡みシーンを作ればOK。けど曲は違う。そして、Joeのデビュー作:everythingには曲の色気は無い。2作目All That I amには色気がある。
じゃあ根本的に「色気とは何か?」そこが問題。


それは、リアルな明日(5/20)でお願いします。。ちょっとHP時代から濁してきたモノを探さないと。現時点で思いつくのは以下かな。
「久保田の所で日本人が本国でNo1になるには何が必要か?」→Blogのコメント欄に書いたけど再掲かな
「Johnny GillのMyMyMyの後ろにつづくもの」
「Kandiで書いた「がさっとすくってくれぬか」の和歌の返し技」

あと、なんかあったけ?
ぱっと思いつくのはコレだけなので、抜けがあったら教えてください。





コメント
一つ思い出した。
Raul Midonのところで書いた闇の反対語があるね。
  • 若井寛
  • 2012/05/20 9:15 AM

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