反省と内省

「反省と内省の違いは何か」についてSoulの中で内省を突き詰めた作品として最高傑作であるStevie WonderのInnervisionsを聴きこんだ結果を基に説明します。
 

音楽を聴く意味は色々とあるけれど、R&B-Soulを聴き込む意味は大きく二つあると思ってます。
【音楽的なこと】
【精神的なこと】 

精神的な事は大きく2つに分かれると思ってます。
【Heavyな状況の受容とそこからの出発】
【Innervisions】

Heavyはアメリカにいる黒人という立場だからこそ生まれた部分。もちろん他ジャンルにもそういう立場の人はいるけど、ジャンル全体の特徴としてもっているのはBlack Musicだけだと思う。だからこそSoulと命名されている。


今回、話題にしたいのはInnervisionsの方です。これは、このジャンル全体の特徴とは思ってない。他のジャンルと同じスタートラインに立っていると思う。ただ、自分はInnervisionsの極北:Stevie Wonderの同名アルバムで表現された世界以上を知らない。そして、歌手としてこの方向性を担っていると思うのはBrian McknightやAlicia Keysぐらいかな。けど、MaryJ.やトニブラのDeepな曲にはこの方向を感じる事がある。

もちろんリスナー側にとっても、Innervisionsの方向性を追っかけるのタイプの人は少ないと思う。
けど、そんな人のためにこの文章を書きます。今までマクナイトやStevie Wonderについてコメントしてきたけど、この方向に狙いを定めるならば反省と内省の違いこそが入口」だと、やっと明確に言えるようになったから。

もちろん昔はこの違いが良く分かっていなかった。自分がしている事も反省なのか内省なのか、それも良く分からなかった。必要に迫られ最低限の事しかしてなかったから。そんな風に失敗を重ねてきたけれど、30歳を過ぎてやっと振り返って説明できるようになった。

反省:振り返って考えること。過去の自分の言動やありかたに間違いがなかったかどうかよく考えること。
内省:自分自身の心のはたらきや状態をかえりみること

とgooの辞書に書いてある。この定義で全く問題ないのだけど、今はもっとシンプルに言えるようになった。

反省:自分の行動を振り返って考える事
内省:自分の感情を振り返って考える事


気づいてみたら、gooの定義と同じだね(笑 けど、これだけシンプルにした方が、先に進めると思う。
例えば、アル中の人でも怒られれば反省する。そして反省して出てくるのは感情なんだよね。「仕事でイヤな事があったんだ」とか。じゃあ、感情を振り返ると何が出てくるのか?それが一番のポイントだと思ってます。

感情には大きくポジティブ(ウキウキ)とネガティブ(どんより)があって、曲もこの二つに対応させる事ができる。反省はネガティブになるけど、その先のポジティブを摑まえようとしているから、曲全体の中では1/5ぐらいになる気がする。R&Bは男がアホな分だけ反省している曲が多いと思うけど、個人的にそういう曲を選んで聴いているだけかもしれない(汗 反省している曲の中で内省のレベルまで行ってるのは1/10位かな。いや1/50かもしれない。もちろん感情を表現している曲はゴマンとある。けど、内省は感情を振り返って考える事なのだから、結果としては感情の1つ上のレベルに行かなくちゃいけない。感情を後から振り返って否定するのは楽だけど、それはホントの内省じゃないよね。

去年、「感情とは複数の身体モードの事だ」という説を読んだ。
例えば、怒るというのは相手と殴りあうための身体モードの事。だからこそ反射的に拳を握るのだと。怖がるのもそう。首を縮めて動かなくなるのも、天敵と合った時は草むらでじっとしているのが生き延びるの繋がったから。動物として生きていくには、こんな風に身体モードを複数持つのが大事だったんだと。

この説は結構信じてます。問題点は現代社会において、こういう身体モードが有用じゃなくなったこと。だから、もっと感情を抑えて理性を強くすればいいのだけど、あまりにこれをやると、逆に人生の無意味さを感じたり、子孫を残す事をコストだと思ったりして、種として滅亡するんじゃないかな。仕事で感情を出しすぎたら絶対に失敗するけど、感情的な側面がゼロの仕事も逆にイヤになる。だから単なる感情の否定は答えじゃないと思う。


感情自体を突き詰めても何処にも行かない。
そもそも感情が何個あるかも人間は分かってない。分類する事自体が恣意的で意味の無い作業の気もする。喜怒哀楽というけれど、4つとは個人的に信じてない。HPの方では「心の震え」と書いてあるけど、これもAll or Nothingで極論すぎる。仏教では煩悩は108というけれど、煩悩(欲)と感情はどこまで重なるの? 

感情自体が客観的な分析に耐えないのだから、内省自体が無意味という意見もある。
けど、やっぱりそれは違うと思うな。感情は相手の行動によって呼び起こされるから。もちろん全ての行動が意識的な訳でもない。例えば可愛い子の何気ない視線を勝手に勘違いする男の子もいるだろう。JoeのGood Girlsも女性の立場からすれば身に覚えが無い話だろうけど、Joe自身は歌にしてしまう位の行動として受け取っているから。そのチグハグ感と切実さがあの歌を名曲にしてるしね。

感情を突き詰めてたら、相手の行動が出てきた。そこまで良しとしよう。
で、どうすれば良いか?
相手に二度とそんな行動をとらないでと頼む?
それで上手く行くならこの世に歌なんて必要ねーよ。
だから、「相手の行動」も不十分なんだよね。

相手の行動と自分の感情の間に《何か》がある。
その何かを目指すのが内省だと思う


R&Bの中で一番最初に内省を感じたのは、マクナイトの1stと、SHAIとP.M.Dawnです。マクナイトの1stは乱暴すぎるから、あの頃怖かった。SHAIは雰囲気としての内省感だったから、突き詰めていた訳じゃない。P.M.Dawnはメジャーな歴史から消えた。90'Sのコアなファンじゃないと知らないと思う。けど、彼らの歌詞にあった「愛じゃなかったら道理だ」というフレーズが、妙に好きだったんだよね。

SilkやJodeciやあの頃のR Kellyに内省を感じる訳もなく。そりゃAnniversaryはガツンとしているけど、あれは内省では無いでしょう。96年のAsanteは近かったけど「想いがひっそりとささやく」感覚で、内省メインでは無かったね。そんな意味で、一番ガツンと来たのがMaryJ.の7Daysです。

「当時の気持ちに入り込んだ曲」と「当時の気持ちを俯瞰している曲」があって、この曲は究極的には後者だと思う。女性の「別れた後の痛み」を歌った前者の曲としては、一番最初にガツンと来たのはマライヤのI Don't Wanna CryLove Takes Timeです。あの頃はガチンコのファンだったけど、あの頃のマライヤが一番好きだけど、それでも7 Daysとの差は大きい。見比べればきっと分かる。突き詰めれば、淡々とした描写をしてる7 Daysの方が怖いし、奥底から泣いているから。

あの時、7 Daysを見て一番感じたのは、「去っていった男が一晩だけ戻ってきて、理由を薄々分かっていながら抱かれたんだよね。だからこそ余計に泣いて、だからこそ余計に自分自身の業を見つめているんだよね」
そんな表情をして歌っているMaryJ.がいる。二人の恋愛の出来事を一週間に投影しているようで、実はMaryJ.の心の動きを投影している曲だから。

内省というのは、この状態がスタートラインだと思う。
感情自体は突き詰めても良く分からない。理論的に考えてもドツボに嵌る。けど、感情の変遷は追う事ができる。そして、その作業はこの曲のように妙に淡々した心境なんだと思います。感情を振り返るという事は、感情の変遷を追うこと。その時々の出来事で変化していく感情。その変化自体に価値判断をせずに、あくまでも淡々と追っていくのが大事。すると、その当時は抑えた感情の芽が見えてくる。あの時は「これ位なら大丈夫」と思って、自分自身を納得させた出来事。そんな出来事まで思い出せれば、残す壁は1つだけです。

けど、この最後の壁が超えれないんだよね。
なぜ、あの時、自分は抑えたのか。その答えこそが必要なのだけど、7Daysでは表現されてない。あの曲は女性の業に行っていると思う。そんな恋愛ストレートなMaryJ.の事は好きだけど、男の結論としては個人的にイマイチ。普段から欲・欲と言っている男ほど、ここは違う答えを持ってこないといけない。

その答えこそがInnervisionsなのだけど、これは極北だから。
だから、もっと手前に明確な答えがあると思う。

もちろん、あの頃、そこまで考えて聴いていた訳じゃないです。
単に、Innervisionsまで行けなくて、7Daysよりは前に進んだ状態でもがいてた。もがいているうちに1年は経ったけど、その間ずっと周囲に迷惑かけてたと思う。抜けれなかったね。だから余計にMaryJ.を聴いていたのかも・・・。抜けれないくせに、前に行こうとすると、余計ドツボに嵌る。それも事実かも。

その結論として感じたのは、シンプルに言えば別れる怖さ。
誰だって恋愛初期の時点でそんなにクリティカルな事をしたくないから。ある種の事は付き合っているうちに好転すると思いたいし、たとえそれが勘違いだとしても、そう思える相手と始まるのが恋愛だから。けど、内省として考えた結果が「恋愛初期から我慢は最小限にしましょう」じゃ、下手な標語よりも酷くて泣けてくる。だからこれも、違うと思う。

結局、自分が辿り着いたのは自己イメージ(自己概念)だった。
相手の行動と自分の感情の間に、自己像:エゴがあった。

この答えで納得しない人はゴマンといると思う。けど、冷静に見詰めると、自分が拘っている事こそ「相手の行動→自分の感情」じゃなくて、「自分の行動→自分の感情」なんだよね。「ここまで相手に尽くした結果がこれだった」という時に人は一番落ち込むものだから。以前にもHPで書いたように、ぶっちゃけていえば決算表が赤字なこと。相手が隠して知らず知らずのうちに不倫になってる恋愛であってもそう。妻子がいる事を知った時点で毅然した態度が取れれば、そんなには落ち込まない。7 Daysもそう。帰ってきた元彼氏にずるずる行ったから、余計に後で泣く羽目になっている。Calvin RichardsonのPain it just funny thingもそうだね。この曲は内省レベルまで来てる。それがあの情熱感と共に歌われているから、大好きなんだよね。
「自分の行動→自分の感情」を突き詰めると、傷ついているのは自分の心でなく、自分の自己像:エゴと分かる。どんな人も客観的なイメージに+αした自己像を持ってる。あまりに客観像から外れると虚像になるけど、客観像よりも卑下している人も健康ではない。恋愛をしているうちに知らず知らずに自己像が膨れ上がるからこそ、別れると痛い。こんなそんながあの頃の結論だった。


InnervisionsのALLという単語を聞いた時、僕はやっとその先の道が分かった。自己像止まりで調子に乗ってるから、いつになっても本当の意味では上手くいってないという現実。だからこそ、あの頃、とことんInnervisionsを聴きこんだ。あの歌を聴く事で、自分に対する甘さと愚かさがこの結果になったとハッキリ分かったから。そんな2001年だったけど、「内省=感情を振り返る事」ってシンプルにいえるようになったのは去年だから。こちらも随分と時間がかかったなぁ。


理想はつきあっている間に相手がもつ自分の姿を受け入れていく事なんだよね。けど、お互いになかなか相手にネガティブな部分は言えないものだから。言い過ぎると必ず逆効果になるけど、ゼロでもやっぱり上手く行かない。そんなバランス感覚が大事なんだと思う。

続き
 



Regret&Baby

先日、Javierの2作目をUPしながら、改めてP2S2R&Bのタイトルについて考えていた。
HPを作り始めた頃から、Play&Pray, Sweet&Swear,,, R&Bだと思っていたし、それはTOPに書いた通り。もちろんR&BはRhythm and Bluesの略だけど、Rhythmは10年近くたっても進歩なし・・・。そもそもRhythmにセンスがある人は、3大偉人の中ではJames Brown派だし、このJungle Grooveを聴きこむのが出発点だから。もちろん年に一回は聴くけれど、いつも轟沈しています。。

本サイトにおいて、"R"といえばR KellyのR.だし、それはすなわちRegretだから。Sisqoもそう。全米No1になったImcompleteもRegretフェーズだし、Dru Hillの3作目Men Always Regretだしね。ManじゃなくてMenにする所に親近感。そりゃそうでしょう、30歳を越しても恋愛Regretがゼロの男は「本当にいい男」か、「恋愛に縁が無い」かのどちらかだから。「俺はRegretがゼロだ」と言い切れる人って、今までで2名しか会ったことないです。彼らは若い頃からホントにKenny LattimoreやJavierの雰囲気にそっくりだった。けど、彼らもそれぞれ「結婚前に一度は遊びたかったんだけどね」と小声でつぶやいていたから、これもある意味Regret?

"B"についても、本サイトの現状からはBluesと言えない。だから、ここ最近、ずっと相応しいBを考えていました。そんな時、久しぶりにNot Lookin'を聴いて、目からうろこ。

やっぱりそうだよねぇ、K-ci
男はRegretの後にFuu~~~と言っちゃうよね
相手が完全にキレて3倍返しになるって分かっていても

ということで、Regret&Babyです。やっぱりR&BのフレーズはBabyでしょう。それは全世界のコンセンサスだと思う。だからといって、Regretの後にまでBabyを持ってくる。そのアホさ加減。個人的にはCalvin Richardson派だから、流石に浮気三昧だったK-ciのアホさには親近感はあまり無い。けど、このFuuu~~~は純粋に身につまされる。

「Play&Pray, Sweet&Swear,,, Regret&Baby」

Playな曲は多い。けどPrayまで出てる曲は珍しい。Sweetな曲も多い。けど、Swearまで出てる曲は珍しい。Babyは全ての曲だと思うし、「辛い」や「戻って欲しい」と歌う曲もゴマンとある。けど、ちゃんとしたRegretはやっぱり珍しい。指針となるようなRegretはAnna's Songを筆頭に全て紹介していると思うし、そうありたいと思っています。

Regret&Babyと言っても、一生Babyは有り得ない。けど、Regretは残るかもね。時が流れて改善された分だけ、逆に増える気もする。もちろん普段の生活の中で振り返る事は滅多に無いけれど、久しぶりに訪れることで思い出す事はある。やっぱり場所が保存している記憶ってあるんだよね。人類が狩猟・採取で生きてた時は、場所に結びついた記憶こそが生存に繋がったから。現在は日本各地で均一化が進んでいるけれど、風の匂い、空気の手触り、空の色、そんな無意識のレベルの入力が奥底の記憶を呼び起こすんだろうね。時間が経つほど、人への記憶よりも場所への記憶の方が強くなる気もする。

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久しぶりに街を歩くと、その変化にびっくりする。もう9年経っているのだから、街が変わっていても当然な話。けど、思いもよらない場所が変わると、そのたびに足と呼吸が止まる。そもそも駅に政宗像が無くなった時点で、混乱する。水時計もそう。ねえ、あの頃の若者は皆、水時計前に待ち合わせしたんだよ。それを無くしていいの?古いビルがどんどん取り壊されて、新しいビルになっている。背の高いビルが増えた。住み始めた頃なんてSS30が一番高かったのに。

「俺も昨日、車でついたんだけど、街を走ってて、なんかジーンとなってきたなぁ」
「俺も此処に来たら、昔住んでたアパートを見に行っちゃうなぁ」
数年前に友達の結婚式で集まった時、皆がこんな事言ってた。こういう感覚を共有できることが、友達として大事な部分だと思う。けど、やっぱり人それぞれで感じる内容は違うんだよね。彼らが感じる事って「あの頃は遊んでたなぁ」だろうし、自分が痛感するのは「未だに許してもらえないし、この先も無理だろうな」だから。浮気とかよりも恨まれる事自体が想像できないと思うけど、率直に言えば、あの恋愛表の空欄部分とかかな、やっぱり。

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街の変わった所/変わってない所をぼんやり眺めながら歩いていると、まるでそれが自分の中の変わった所/変わってない所とリンクしてくる気がする。思い出の店は無くなった。だから余計に思い出そうとして、初めて自分の思い出も薄くなっていることに気づく。そんなことの繰り返し。

けど、歩き続けるうちに違和感が増えてきて・・・少しずつ混乱する。

その正体が謎だったけど、あらかた中心部を歩いて、やっと気づく。
そう、やっぱり街の変化の方が早いんだ。それがシンプルな事実。

久しぶりに訪れた時、街全体からRegretを感じるような、そんな人生は間違っている。

このフレーズをガツンと歌ってくれる曲を探してます。シカゴにずっと住んでるR Kellyじゃ無理だろうから、誰かいい人いないかな?


これ以上の考察は音楽の枠を超すのでBlog2



Teddy Pendergrass

男の色気はどうあるべきか


2010/01/13から1年たって、やっと彼のSoulが分かった。
あの時は何か書くべきだと思いつつ、書く資格が無い自分自身に忸怩たる思いだった。Jaheimを通じてテディペンを知ってから10年経っているのに、[Teddy Pendergrass][Life IS A Song Worth Singing]と[Truly Bressed]、[You and I]を聴いただけの、中途半端な状態になってた。だから彼の早すぎる死について何のコメントも書けなかった。

だからこそ、この1年ずっと聴き込んでいました。そして、今週、彼の核の最後のピースを見つけたと感じる。Soulの世界においてセクシーさを司るテディペンだからこそ、それはすなわち「男の色気はどうあるべきか」というテーマと同等になる。

彼に対する色んなレビューを読むと「マーヴィン・ゲイの後を継いだセックス・シンボル」とか「70年代後半から80年代初頭の"抱かれたい男"No1」とか形容される事が多い。けど、この形容詞はキムタクが何年も連続受賞しているアホらしさと同じぐらいにキライだ。やっぱり「男の色気」であるべきで、「抱かれたい男」や「セックス・シンボル」という言葉じゃ、Teddy Pendergrassが持つ本当の魅力を表現できないと思う。そして、個人的に気になるのが本当の魅力の中身。「聴けば惹かれる」のは当然。一時代を作った歌手なのだから。けど、それと「分かる」は違う。その差にこそ拘って、そして突き詰めるべきだと思う。その結果として、本HPは「男の色気」を3つに分解します。これこそがテディペンを追っかけた果てであって、彼の死に対する一年遅れの追悼文。

(擁感
熱さ
3亳

この3つこそが男の色気の三大構成要素だと思う。

熱さを一番感じるのはアルバムで言えば間違いなく[Teddy]でしょう。この色といいジャケの表情といい、まさくエロいR&Bの王道なのだが、熱いんだよね。熱さを司るBobby Womackとタメはれる熱さだと思う。本作の中では一般的に"Turn Off The Lights"を勧めると思うし、確かにこれはメロウな傑作曲です。UPテンポなら志村けんイチオシの"Do Me"でしょう。残念ながら同時代でヒゲダンスを見た事は無いけど、確かにナイスなリズムです。

この作品の中で一番熱いのは"If You Know Like I Know"になるでしょう。熱い。こういう熱さ大好き。特にこの吼えっぷり。マービン・ゲイやCurtisには無い汗臭い太い声。これこそが「男」だ。バックの女性の声も色を添えてるしね。[Life IS A Song Worth Singing]にも"The More I Get, The More I Want"があるし、そもそもソロデビュー作[Teddy Pendergrass]の一曲目の"You Can't Hide From Yourself"も熱い。けど、カッコいい熱さとしては本作の"If You Know Like I Know"を一番推します。


,諒擁感を感じる曲は、テディペンならそこら中にあるから、わざわざコメントいらないと思う。ただ[This One's For You]に収められたタイトル曲はSwearな感覚。エロさがなくて異色。彼の歌手としての器を味わいたいのなら必聴。"Only To You"もカッコいい歌い方。ラフな感覚があって、エロさがない。この太い声。やっぱりJaheimが似ていると言われるだけあるね。けど、残念ながら、Jaheimはこれだけ熱くない。だからJaheimは一生、テディペンの色気のレベルにはなれないだろう。その点は、人それぞれだの得意分野があると思っているからネガティブには思ってないけど。それでも、この声でこの熱さはたまらない。逆に90年代以降で熱さを司るリチャードソンには同じレベルの抱擁感が無いから。だからこそ誰もTeddy Pendergrassを越せないのだろう。

この熱さと抱擁感の組み合わせは奇跡的。



その上で、改めて「3亳隋廚砲弔い董
「男の色気=熱さ+抱擁感」といえば、世界中で納得してもらえると思う。けど、個人的にはこの定義には何かが足らないと感じる。その最後のコアが「覚悟」です。この覚悟を一番表現しているのが、[Life Is  A Song Worth Singing]の"Close The Door"です。ここに答えがあるとはね・・・・この8年間、ずっと聴いてたのになぁ、、、ずっと気づかなかったです。そして、この曲をカバーしたケニー・ラティモアの正しさを思う。90年代以降で爽やかさを司る彼が選んだ曲。その理由も今までずっと分かってなかった。両者を聴いた時点で気づくべきだったんだね。。8年遅れか。。いつもそんなんばっかだ。

この曲を何故、ケニー・ラティモアがカバーしたのか?その答えを一言で表現するならば、私は「覚悟」だと思います。爽やかじゃなく、やっぱり覚悟だと思う。これが今の私のMAXの表現です。なぜClose the Doorから覚悟が出てくるのか。それこそが一番のポイントだから、皆さんも考えてみてだくさい。ということで謎?を残しつつ、次回のUPへ(笑

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今までずっとセルフタイトルのデビュー作が入口として一番だと思っていたけど、[Teddy]の方がいいね。このアルバムが一番曲の粒がそろってる。Jaheim世代の若い人がテディペンに興味を持ったら、[Teddy]からお薦めします。Jaheimと同じ抱擁感ながら、彼に無い熱さがある。Jaheimにとことん惹かれる草食系の男の子にこそ、テディペンを聴いて欲しいです。世界が変わる。間違いない。

ただ、個人的にベストは勧めません。ベストを聴き込んで見えてくるのは、歌手本人でなくベストを選曲した人だから。そんなのは、いらない。歌手本人を突き詰めるべきだ。音楽業界はベストよりも2ferを出すように真面目に考えて欲しい。Teddyの作品は2ferが多いのがナイスです。


最後に。
個人的には[Teddy]の"Set Me Free"を推したい。この曲だけは終わった後の気持ちが乗るから。テディペンの中では激稀。同じく熱く吼えてる"If You Know Like I Know"よりも「行き場の無い想い」が表現されていて、その分だけシャウトにドライブ感を感じる。現在、以下の作品を聴き込んだけど、その中で恋愛Deepを感じるのは本曲だけです。MaryJ.やKeyshiaのようなDeep直系が好きなタイプなら絶対に同意してくれると思う。

たまに悲しい時に明るい曲を聴いて気分転換するのを勧める人がいるけれど、個人的には賛成できない。それよりも自身の気持ちをストレートに表現している曲を聴く方がいい。そういう曲をトコトン聴いていると、いつのまにか歌手が自分の代わりに歌ってくれてると感じる状態になって、その瞬間に自身の感情を俯瞰できるから。それが本当の内省の方法だと思う。こういう個人的にハマる曲って、ベスト盤には無いんだよね。まあそれが当然なんだけど(笑



(並び順はお薦め順です。後ろの方は団子状態で)
Teddy(1979)
Teddy Pendergrass(1977)
TP(1980)
This One's For You(1982)
Life Is A Song Worth Singing(1978)
It's Time For Love(1981), Heaven Only Knows(1983), Truly Blessed(1991), You and I(1997)

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En-Wikiを読んでました。
そしたらJoyへのLinkが張られてた。
彼の歌っている姿自体を見るのが初めてだけど、これが事故後の姿なのか。事故にあう歌手はCurtis等もいるけど、Teddy Pendergrassはずっと車椅子だったのね。そんな基本的なことを知らなかったです。この曲は良曲ですね。アルバム自体もゴールドになったのか。じゃあ、次の作品は[Joy]で決まりですね。

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Soulの偉人の紹介はどうしても一般的な評価を前提にして書いてしまうので、Teddy Pendergrassの事を余り知らない若い人には偏った文章になってしまうなぁ。上記ので取り上げれなかった一般的な有名曲は以下の通り。


[TP] "Love TKO"
En-Wikiでは彼のsignature songの扱いになってます。確かにその通りかも。落ち着いたスロウだけど、所々のフレージングが熱い。

[Teddy Pendergrass] "Somebody Told Me"
Jaheimが2ndの"Backtight"でカバーしてる。何気なく流しているとたまに「あれ?これってJaheim?Teddy Pendergrass?」と迷ってしまうぐらいに両者は似てる。

[Teddy Pendergrass] "The Whole Town's Laughing At Me"
これも有名です。確かアメリカの有名な批評家が絶賛してたような・・・個人的には珍しいフェーズのタイトルだと思う。引越してしばらくして、その地で恋人が出来て、一緒に色んな場所に遊びに行くようになって、初めて本当の意味でこの街に受け入れられたと感じた瞬間に一番フィットすると思う。個人的にはぜひ逆フェーズ"街全体からRegret"も歌にして欲しい。"The Whole Town's XXXX At Me"のXXXはCryingでは無いような・・・今後のテーマですね(笑

[Teddy Pendergrass] "Easy, Easy, Got To Take It Easy"
やっぱり彼自身はこのタイプなんだね。"Set Me Free"しかないわけだ。久保田に似てるね。個人的には真逆のタイプだけど、この曲は曲が良いから純粋に浸れる。内省を薦めていても、とことん考えた最後はこういう曲で締めるのがお薦め。

[Teddy] "Come Go With Me"
こちらも有名曲。個人的にはTurn Off the Lightsよりもエロくないから、こっちの方が好きかも。


次回のUPはこちら

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Teddy Pendergrassの自作ベスト作りました。
他人が作ったベストで満足せず、丁寧に一作ずつ聴く一番の醍醐味は、自作ベストを作る事だと思う。これこそがリスナー人生(笑 もちろん古い歌手で3,4枚組みしか発表されてない事もあるから、ベストを完全に毛嫌いしてるワケじゃないです。けど、一時代を作った歌手をCD1枚に治めるのはどうしても取捨選択が入るし、歌手と自分自身が重なる地点を見つける事が真の意味で本人のためになると思う。

01 [Teddy] - Come Go With Me.wav
02 [Teddy] - Turn Off The Lights.wav
03 [TP] - Love TKO.wav
04 [Life Is  A Song Worth Singing] - Close The Door.wav
05 [Teddy Pendergrass] - The Whole Town's Laughing At Me.wav
06 [This One's For You] - Only To You.wav
07 [Teddy] -  If You Know Like I Know.wav
08 [Teddy] -  Do Me.wav
09 [Teddy] -  Set Me Free.wav
10 [Teddy Pendergrass] - You Can't Hide From Yourself.wav
11 [TP] - Let Me Love You.wav
12 [Teddy Pendergrass] - Easy, Easy, Got To Take It Easy.wav
13 [Teddy Pendergrass] - Somebody Told Me.wav
14 [It's Time For Love] - You're my latest, my greatest inspiration.wav
15 [Truly Blessed] - How Can You Mend A Broken Heart.wav
16 [This One's For You] - This One's For You.wav
16曲まで収めるには普通よりも容量の大きいCD-R(800M可能)が必要ですが・・・。

圧縮音源で持ち歩けば曲数を気にする必要もないけど、一定のサイズに収める取捨選択こそがより深い理解に繋がる面がある。それは「掴んだ」と「Blogに書く」の間の差と同じ位にあると思います。

最近は売れたSlowを最初に置いて、中盤にUPを持ってきて、最後のSwearな曲で締める構成にすることが多いです。流石に全曲Slowだと逆の意味で疲れる。最初からUPもそんなテンションじゃない日もあるしね。この時、一番ポイントになるのが、テンポの変わり目に置く曲。これがキーストーンになるから。そんな意味で、06,11の曲に拘りました。

またアルバムから複数の曲を選ぶ時は、そこまで曲順はいじらないようにしてます。01,02や07-09はそんな意味です。




シャウトの正統性

L.L Brothersのところに追加していたけど、量が多くなった分けることにします。

SlowでメロウなR&Bからハマッた自分にとって、Soulの高みの前に聳え立っていたのがシャウターの世界。会社で新人と接していると、巷で言われている以上に大人しい男の子が増えたと感じる。その事については良い・悪いは思わないけど、ちょっと寂しい面はあるし、やっぱり一度はシャウターの世界にハマって欲しいと思っているのは事実。お薦めシャウターはこちらに沢山書いているので、聴いた事無い人はこの中の誰かを聴くのをお薦めします。

2001年の時点で書いてた。
Slowなコーラスから入った自分だったけど、ある日アホUPに目覚めた。もともとアメリカという国自身がある種のマッチョ思想に支えられてる。そりゃねー、いくら自由とチャンスを掲げても、そのフロンティアはインディアンから奪ったものだもん。そこに無理やり連れてこられたアフリカン・アメリカンの女性の境遇なんて決まってるでしょう。だからこそ、アフリカン・アメリカンの男性は白人男性よりもマッチョでなくちゃいけない。アホUPを本当に追っかけて見えてくるのはこの点なのだから。
それに気付いた時、やっと完全に自身をアホUPに預けれるようになった。そしたらナイスで楽しい世界だった。その後は、たまにCrazy about youと吼えたくなる性格になっちまったけど、それもReasonだと思うな。
昔は確実にSlow好きだったけど、シャウトにはまったのはJodeciのLatelyです。気づいたらK-ciと同じく上半身裸になってたから。シャウトの世界にLatelyから入るのが、その先を暗示してたと思うけど、まあしょうがない(笑 

何がシャウトをドライブするのか?
その根本について、個人的にずっと考えていた。あんまりここら辺を考えない人もいると思うけど、根本から掴まえにいくのが僕らの立ち位置だと思うから。素で歌って素で聴いて楽しむのは本国の特権。外部の視点から再定義をする事が、本国以外のリスナーに求められている事で、それを突き詰めるためにHP〜Blogを書いている。だから、皆さんがこうやって来ていただいている事は非常に感謝してます。今から書くことは半分も納得できないと思うけど、問題を定義して自分なりの答えを書くことが最初の一歩。納得できない人こそがこの道を先にすすめてくれると思ってます。

まず、「声を大きくしていけばある地点からシャウトになる」と思ってる人は入口にすら立てない。どの民族よりも黒人の方が足が速いように、シャウトを生み出す喉の構造に関しても、日本人が同じレベルで吼えるのは無理だと思っている。けど、物理的に無理なのと、Soulとして無理なのは違うはず。

2005年に書いた。
で、R&B-Timeで音楽を聴く時なんだけど、<中略>一番気にしてるのは、以前も書いたけど、「息継ぎ」「シャウトの残響音」かな。息継ぎする瞬間の表情が、意志の全てを物語ると思ってる声を出してる最中は本人の感情の方が強い。本HPが狙うのは嵐のような感情の奥だから、単純に声をみてない。シャウト自体も当然気にしてるけど、その叫びが 受け入れられたかどうかは残響音をみないと。って、エコーとかじゃなくて、空間に拒絶されたかどうか。そんなのどう見るかって、言われても困るけど・・・ シャウトが終わった後の無音になるまで残響音の残り方はエコーじゃなくて、シャウトの正統性に属する話だと思う
この文章が何人に伝わるか分からないけど、本サイトとしては明言します。

真のシャウターならば《シャウトの正統性》に拘れ

本国まで見据えるのならこの道しかない。吼えた後に常に振り返る姿勢が一番大事なんだよね。もちろん吼える前に考え込んでたらシャウターには絶対になれない。だから真のシャウターは

〕り得ないことが起きて、なんでだよーと《吼える》
吼えまくったことで、視点が自然に内を向く→内省
正しい答えが見えきて、そしてそれが正しいからこそ受け入れる事が出来ずに、
  俺には俺の理由があるんだよ、と《吼える》


最初のシャウトは怒り、2回目のシャウトは泣きが入る。これが本サイトが想定するシャウトです。これをメロディーにのって5−10秒ぐらいで行う。もちろん曲を分けてもいい。このステップこそが本国の扉を開けるために必要だと勝手に思ってます。ここら辺はHPの時代にちょと書いてたと思う。けど、日本人でありながらMAXに吼えているL.L Brothersの歌につられて、もう一歩踏み込む。´↓のステップは必要最低限であって、これらが出来ても本国デビューなんだと思う。けれど、本国でNo1をとるには、その先が何よりも必要だと思うから。

それが、「人は、根源的にはシャウトする資格が無い」という事実だと思ってます。自分の人生に起こったことで、自分がシャウトする資格は無い。「身から出た錆」というのはホントいい言葉だよ。他人の人生に対して自分がシャウトする資格ももちろん無い。だから、シャウトする資格ってのは、実はゼロなんだよね。そこに気づくからこそ、最後に《吼える》。

その理由が一番大事なのだけど、その理由だけは「男だから」でOKだと思ってます。「男が生きてるんだから、吼えるときは吼えろ」それがシャウトなんだと。これを,陵由にするからアホになるんだよね。資格が無いまで分かって吼えるのが《悟りのシャウト》。その果てに己のSoulに不動明王を召還できる。これが真のシャウトだ。

声の表情を追っかけていくと「感情だけで吼えたシャウト」と「感情の嵐の奥に内省があるシャウト」を区別できるようになる。それが上で言っている《シャウトの残響音》であり、その奥に悟りの世界がある。


 流石にここまでハチャメチャな自説を書く気はずっと無かった(汗
けどJ-R&Bっで初めてシャウターを目指したL.L Brothersのために、本サイトのMAXを書いておきます。人数ばっかり多いくせに誰も吼えない某グループよりは断然好きだよ。本サイトがR&Bとして認めているのは、久保田とLLBrothersと、、気になっているのがアポロシアターでスタンディングオペレーションを受けたらしい清水翔太かな。そのうち清水翔太は聞かなくちゃ。

ちなみに不動明王といえば成田山。もちろん行ったことあります。けど、個人的には山寺の奥の院とも言われる秋保大滝の不動明王が 好き。仙台に住んでた頃、友達と一緒に観光に行ったんだよね。その時は閉まっていたのに、去年行ったら何故か参拝できた。想像以上に大きい仏像で、そのサイズと、何よりその表情に圧倒された。じっと不動明王を観てると、この10年の愚かさを痛感してた。愚か者ほど声で吼える。上ではああいう風に 書いているけど、ホントは男だから吼えるんじゃない。

己の愚かさに向かって吼える。それが悟りのシャウト

あの不動明王を観ながら、やっとこの事実が分かった。10年という歳月が必要なのが
愚かさであり、あの頃もR&B-Soulを山のように聴きこんでいたのに、山のように正統性の無いシャウトを積み重ねてたなぁ、、、としみじみと。

ちなみに上の不動明王の写真は、画像検索の中で一番良いと思った写真です。勝手に引用しているので、せめて画像リンクでそのサイトにつなげておきます。そういえば東京と言えば目黒不動尊を代表とした五色不動尊じゃないですか。ゴレンジャーじゃないけど、いつかシャウター五人の「五色不動尊」というグループがデビューしないかな。そしたらAKBのファンよりCDを沢山かって周囲に配るぞ(笑 

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[2013/11/10]
不動明王の本をかって、色々と仏像を眺めていました。続きはこちら



R. Kellyの真の魅力

Keith Sweatのところで書いたように、本サイトにとってR. Kellyの最高傑作が[You]です。
"Chocolate Factory"の前、Napsterに流出した"Love Land"に収められていた。"Love Land"の曲は、[More&More]をJoeに提供し、他の数曲は"Chocolate Factory"の2枚目に収録された。けど、この[You]はずっと未公開のまま。それが昔から謎だったけど、Keith Sweatの[Something is Everything]やCalvin Richardsonの[I'll Never Know]を聴き込んで、やっとその理由がおぼろげながら見えてきた。

Youtubeに置いてあるので、聴けるうちに聴いておくのがお奨めです。


きっとこの曲はR Kelly自身にとっての最高傑作なのだろう。
個人的すぎて、そして達成感が高すぎるから、公開したくないんじゃないかな。
公開した後での低い評価に耐えれないし、耐えてまで公開したくないんだと思う。

この説明が99%の人に嘲笑されるのは分かってる(汗
けど、自分の中では、一番しっくりくるんだよね。この《行き場の無い確信感》は、"Chocolate Factory"が発表される前に、R Kellyを、そして"R."を好きと言いたかった時と同じぐらい。
なんで、この歳になっても同じような羽目になるのか分からないけど、[You]の良さと、公開されない謎はこの曲を最初に聴いた時からずっと感じてたから。個人的には、6年間の霧が晴れた気分です。
別のUPもあるんだね。 ちょっとうれしかった。


以前にHPのアルバムコーナーのR. Kellyの最後に書いたけど、彼の曲の中で一番、熱いのが [You're Body's Callin'] のRemixです。(以下に再掲) 
[2005/05]
あんまりRemixは好きじゃない。アルバムにおまけで収録されているRemixはどれもイマイチな気がする。元歌が名曲ほどRemixは一段落ちる。その中でも個人的に好きなのはJodeciの[Come and Talk To Me]。これはRemixの方が上な珍しい作品。PVもRemixの方だしね。あと、R Kellyのいくつかの作品。MaryJ.の1stのREMIXはあんまり聞いてないのでコメントできない。R KellyのRemixは元歌を大幅に変えてくるから、別歌に分類した方がいい気もするくらい。その中でも[Your body's Calling]は凄い。なんと言っても歌いっぷりが熱い。R Kellyに「熱い」だなんてこの曲だけの気がしてくる。新作じゃ"12play"の頃に戻ると言ってるらしいが、戻るならこの熱さに戻って欲しい。けど、それはあり得ないかもね。この熱さは人生の一瞬なのだろう。そう思うほどの歌いっぷり

こちらもyoutubeで見つけました。こちらです。
こんなにも名曲なのに再生回数が6回ってそりゃ間違ってるよ。x1万回ぐらいいくべき曲だと思う。

YouとYou're Body's Callin' Remixの間にR. Kellyの全ての曲がある。
R. Kellyの《男としての魅力》は、この二つが体現している。この二つの曲が重なる場所が、リスナーが本当に探す場所で、そこは"Chocolate Factory"以降の世界には無い、何かがあると感じる。この2曲だけで何百回とリピートしてれば見えてくる気がしてて・・・

だから、"Love Letter"はパスします。ごめんなさい。前作よりは気に入ったし、ファンにはお奨めだけど、それ以上に僕はこの2曲をもう一度、とことん聴きたい。






Teddy Pendergrass

Close The Doorを追っかけて (追加)


以前に「男の色気はどうあるべきか?」で、『男の色気が’さ、∧擁感、3亳 からなり、この覚悟をClosed The Doorで感じる』と書いたけど、その続きです。

このClose The Doorを始めて聴いたのはKenny Lattimoreのカバーです。聴いた最初から「オシャレ」だと思ってた。普通Closeが出てくる曲って、「側に来て欲しい」っていう感覚なのに、それをあえて「扉を閉めて」という言葉で表現するのが、オシャレというかエレガントで、、逆にその先を期待させてしまうから。

こういう言葉を何気なく使えるのがモテル人なんだと思う。女友達はそこそこいるし、女性からも色々と相談される事が多いのに彼女ができない人は、こういう言葉の使い方を学ぶのが一番近道じゃないかな。

複数Flacからmp3への一揆変換をマスターしたので、現在、私が持ってるBlack Musicはアルバム875枚で曲は全部で11941曲です。その全リストができたので、その中からcloseを含む曲を抜き出したのがこちらリスト全部で43曲だから0.3%になる。想像より少ないな。この中でもClose My Eyeとかの今回の方針とは違う曲もあるのから、「側に来て欲しい」の意味でのCloseを使っている曲はもっと少ないワケですね。

一番有名なcloseを選ぶなら、90'Sからハマッた身としてNextのToo Close。確かあの時の年間No1か2になったハズ。《側》の感覚が一番出ているのは?で見比べると、あんまり変わらない気もする。実は「こっちにきて」としての《Close》はもっと進むと《Inside》になるんだと、かれこれずっと思ってた。

ということで、Insideでも調べてみた。全部で17曲、Closeの約1/3だから、より深化したといえるかな。この方向性ではDave HollisterのCome Inside My Roomがどんぴしゃだけど(というよりも、この曲でcomeの次がinsideだと知った)、不思議とエロくない曲です。シングルカットされてないし、探すと変に踊っている動画しか無かったのですみません。

Come→Insideは当然として、その次に何が来るか知ってる?

個人的に思う答えが《Territory》です。そしてここまで歌っているのは私の知る限りR. Kellyだけ。もちろんさすがのR. Kellyもterritoryという単語の入った曲名は無い。私のもってる全11941曲にも曲名にterritoryが入っているのは無いです。あったら怖い。曲の詩の中ならR. Kelly以外にもあるかも。ラッパーならテリトリーが入ってるのも当然かもね。けど、ここで問題にしたいのは

自分自身の内面をTerritoryと言ってしまう業

それがTempo Slowです。以前にも書いたけど、曲の最初がSetp into my territoryっていう詩で始まるから。come→inside→territoryの流れはtempo slowが収録されたR. Kellyの3作目が発売された高3の時は分からなかった。いつだったかなぁ、二十歳前だと思う。霧が晴れたんだよね。「ああ、Territoryまで歌うR. Kellyは一生、幸せになれないんだな」って。

Setp into my territoryは逆さにしても恋愛じゃない。単なる欲望。
なのにこの曲はPlayじゃなくPrayなんだよね。。
だから本当はR. Kellyはterittoryに入ってきて欲しいのじゃなくて、このterritoryを壊して欲しいんだよ。けど、そこまでは女性には伝わらないし、伝わる事を希望しちゃいけないレベル。本当ならば自分で壊すべき話だけど、自分自身で築きあげてきたterritoryは自分自身では壊せない。それは確かに真理だ。だからこそ次回作のR.が嬉しかったです。

ということで、良い子も悪い子もInsideまでにしておきましょう。territoryまでいく愚か者だけがTempo Slowを聴けばいい。もちろんTeddy Pendergrassにこんな面は無い。Marvin GayeのAnna's Songはterritoryより酷いけど、Teddy Pendergrassはもっと男らしくてカッコいいから。そのかっこよさがClose The Doorに出ているのに、そこに気づくのが今年の最初だから遅すぎたんだけど。。


「アメリカの子供達は、異性の友人がお家に遊びに来たら、絶対に部屋の扉をしめちゃいけない」
って知ってる?なんかの本で見ました。確かにアメリカらしいルールだと思う。だからこそClose the Doorって、それは違うと思う(笑 普通、Close the Doorという曲を聴いて浮かぶイメージはこちらでしょう。

絵としては「男の部屋に来た女性」だけど、もちろん男女を入れ替えて「女性の部屋に来た男」でもいい。日本では一般的に「あがっていい?」とか「あがったら?」になると思うけど、それは家の中で靴を脱ぐ文化だから。アメリカではこの状態からClose the Doorと言うと思ってます。

もちろんR&BのVC世界ではもっと直接的なClose the Doorもある気がするけど(たとえば、ベットに二人が倒れこんだ後で、あわてて扉を閉めに行くとか)、この絵で表現した状況が一般的だと思ってる。だから絵も普通の一人暮らしの間取りにしてみました。もちろんKと部屋の間の扉を挟んでしゃべっているかもしれないけど、そこは立ち話をする場所じゃないと思う。

この状態で"come closer"と言うより"close the door"の方がオシャレであり、日本語でも「あがったら?」よりは「扉しめたら?寒いでしょ」の方がオシャレだと思う。

冬じゃなかったらどうするの?と言われたら、「扉しめたら?暑いでしょ」でいいでしょう。春や秋なら?うーん、今すぐには思いつかない。

ちなみにclose→inside→territoryのcloseの前に来るのって知ってる?

それはcomeです。come backとかじゃくてシンプルなcome。ということでこちら。全部で125曲だから、「こっちにきて」の方向性としてはAll:11941→come:125→close:43→inside:17→territory:0(1)となる。個人的にはcomeとしては、シンプルなshaiのcome with meを推したい。自分がcomeに感じる源イメージをそのまま曲にしてくれてる。けど、このアルバムはマイナー発売なので、112のcome see meはどうかな?ちょっとパンチ力が弱いと思うけど、タイトルには確かに惹かれてます。曲としてはCarl ThomasのCome To Meの方がお勧め。上のcomeのリストを見て気づくのは、JodeciのCome & Talk to meでしょう。けど、VCがエロいんだよね。Jodeci基準からすると手前だけど、一般的な基準ではcloseよりも近いだろ(笑

ちなみにcomeとcloseの間に"come over"があります。たまには女性歌手ということで、Faith Evansのcome overをピックアップ。もっとおまけを言うと、"come closer"ってのもあります。一番お勧めなのはChanging FaceのCome Closerだけど、YouTubeには無いですが、曲もアルバムもお勧め。ただ、"come closer"はcomeとcloseの間でなく、comeとinsideの間でしょう。個人的にはそう感じてる。

ということで、前置きが長くなったので、まとめます。

「そばにきて」「こっちにきな」のフェーズとしては以下のようなStepがあり、
come→(come over)→close→(come closer)→inideterritory
territoryまで行くのは絶対×。closeはこの絵ぐらいの状況で、ここでclose to meと言うよりは、close the doorの方がオシャレ。

以上です。ここまでが皆さんと同意できたライン?として、やっとclose the doorから覚悟が出てくる理由になる。それは単純に聴き込んでたら△両襍覆浮かんできたから。


この状況でcloose the doorと言うのはかなりの勝負だ。普通に扉を閉じたらお互いはセパレイトされる。だからcome inside:「中に入ったら」って言うしかないし、それは全世界のコンセンサスだと思う。けど、Teddy Pendergrassを聴きこんでいると、「ああ、彼はこの状況であってもclose the doorと言うんだろうなぁ」と思えてきた。

もっと言えば、この配置で男女を入れ替えたとき。その時にもclose the doorって、それは絶対に言えない。というよりも有り得ない。けど、もしかしたらTeddy Pendergrassだけは言うのかもしれない。最初、この状況が浮かんできた時は「有り得ない」って一笑したのに、聴きこむほどに考え込んでしまった。

これが『男の色気が’さ、∧擁感、3亳隋戮吠解されると述べた時の3亳腓寮睫世任后この状況で男女の立ち位置入れ替えてもclose the doorと言えるなら、それは覚悟だ。間違っても爽やかさじゃない。

Teddy Pendergrassの中で個人的に一番好きなのがOnly to Youです。Youtubeで探しても歌詞を探してもOnly Youは見つかってもOnly to Youは見つからない。。よっぽど注目されてないのだろう。けど、男の色気のうち’さと3亳腓瞭鵑弔魄貳峇泙爐里このOnly to Youだと思う。この曲を聴き込んだ後でclose the doorを聴くと、玄関で立ち話の状況が浮かんできたから。colse the doorの2:33付近の吼えっぷり。それがonly to youでの表情に近いと思う。理由になってないのは痛感してますが、今の私が言えるのはそれだけです。すみません。。

ネットで検索してたら、唯一、このOnly to YouをPUSHしてる人がいたからちょっとうれしかった。(だから勝手にLinkを張らせていただきました) UPした日時と内容を見ると、この人もOnly to YouをTeddy PendergrassのBest Songとみなしているように思える。いったい世界で何名がOnly to YouをTeddy PendergrassのMy Bestとしているのだろうか? Only to Youの良さを、そして男の色気が’さ∧擁感だけでなく3亳腓必要なことを、どうやったらもっとちゃんと伝えれるのだろうか? そんなことを考えている今日この頃。





MyMyMy再考

1990年に発表されたJohnny GillのMyMyMyはバブルの最後に輝きを添えた名曲中の名曲。全米No1だとずっと思ってたけど、改めて調べたらナショナルチャートは10位だったと知った。けど、2007年のJohnny GillのコンサートでMyMyMyにノリノリのお姉さんたちを見て、やっぱりバブルの頃のBlack Music好きにとって特別な曲なんだなぁと痛感してた。バブルの頃は小学生だったからダンス甲子園やMCハマーとかしか記憶にないけど、やっぱり曲の良さと歌手の上手さで判断すればMyMyMyこそがあの時代を代表していたのだと。

個人的にはあの時代のJGなら映画:ブーメランのThre You Goの方を最初に聴いてハマってたし、根がマイナーなので周りが絶賛するたびに一歩引いてた。だからMyMyMyを本気で気に入ったのは随分あと。「良曲と思う」のと「本気で気に入る」との差はやっぱり大きいから。
[2006/03]
このまえ、ショッピングモールのややおしゃれ系雑貨屋に行ったら、有線でJohnny GillのMyMyMyが流れてた。若い人の間にも彼のファンが多いことがずっと不思議だったけど、不意打ちのように曲を聴いて、一曲の間立ち止まってしまった。そして、この曲を初めて聴いた時にハンマーで殴られるほどの衝撃を受けなければ、そりゃもうR&Bファンじゃねーよ、とまで思ってしまった。その瞬間に、いい休日だぁ、、とシミジミ思ったから。

今回、Johnny Gillの新作を聴いて、10:My Loveを聴きながら色々と考えてた。
10:My LoveがMyMyMyから歳を重ねた男の姿。 あの曲から21年。確かにそんな長さを感じさせる曲になってる。MyMyMyを聴いてこの曲を聴かないのなら、それは歌手人生に沿って聴いていない事になるし、それはリスナーとしての貧しさになってしまうと思う。あの時の地点と今の地点で彼の紡ぐ距離を、自分自身が紡ぐ距離と比べる。そしたら今の自分に足らないモノが見えてくるから。
ここでは「紡ぐ」といっているけど、その前にもっと根本的な疑問が浮かんできた。

MyMyMyってMyのあとは何が続くの?
今まで疑問にすら思ったこと無いけどなんか妙に考え込んでしまった。このMyLoveは当然だけどMyの後にLoveが来てる。じゃあMyMyMyは何が続くの?

なんでこんな疑問が浮かぶのか自分自身でもよく分からない。疑問に思うんだったら最初から思えばいいのに、MyLoveを聴いて改めて気づくなんて遅すぎるのかもしれない。MyMyMyを好きな人の中でどれだけの人数がここについて考えた事があるのかもよく分からない。けど、この2曲を並べると、どうしても考えちゃうんだよね。

ということで、とりあえず自分の暫定回答は出ました。
もし音楽に対するこんな態度に興味があって、JGのことが好きで、MyMyMyが好きな人は、一度この2曲をDAPに入れて連続再生しながら、とりとめもなく考えてみればどうでしょうか♪
私自身の暫定回答は後日ということで(笑





反省と内省

前回、反省と内省の違いとして
反省=行動を振り返る
内省=感情を振り返る

と定義したけど、その先に「抽象名詞」がくると分かったので、ここに書いておきます。 内容が音楽とズレているけど、Part1をここに書いてしまったので、そのままPar2もこちらに書きます。なんやかんやで内省的な歌手ほど評価が高いBlogだしね

個人的には抽象名詞を扱えることが人間が人間たる理由だと思ってる。単純な数なら他の動物でも扱えるし、豚でも自己意識を持っているらしいがそんな動物達も抽象名詞までは扱えないと思ってる。「歩く」という動作を「歩み」としてモノ化する。この視点こそが思考のレベルを一段上げるから。

A1:貴方が好きだ
A2:私の中に好きという気持ちがある

この二つの差こそが出発点。「好きだ」というのは形容詞+断定の助詞と分解してもいいし、形容動詞でもいいんだけど、「本人の気持ちを直接表現している」という点は同意できるでしょう。逆にA2は明らかに一歩引いた視点から眺めている。恋愛の初期を表現するならば両方可能だけど、一般的に歌詞ではA1を使う場合が多い。個人的にはA1とA2の比率は95:5ぐらいだと思ってます。A1だけで押すのも肉食過ぎるし、A2しか言わないのも草食系すぎる。こういう言葉のバランスを相手に合わせれること。一般的にはデートコース等での「気持ちを伝えるときのシュチュエーション」を重視する風潮が多いけど、個人的にはこちらの使い分けも気にしていいと思ってた。
逆に恋愛が終わった後は、

B1:貴方がいなくなって悲しい
B2:あの時の○○は間違ってた

反省とはB2の事だから、やっぱり反省する限り動詞由来の抽象名詞か「○○した事」と「事」をつけて名詞化するしかない。気持ちをストレートに表現すればB1になるけど、曲の中でB2の表現も多い。Sorryという単語は行動に対する評価だからこそ、「○○した事はごめんなさい」になるからね。個人的にはB1:B2=70:30ぐらいだと思ってます。その上で内省なんだけど、これはやっぱり

C1:私の中に悲しいという気持ちがある
C2:私の中の悲しさは○○
C3:私の中の悲しさの奥に○○

C1とB1は眺める視点の違いだと思うけど、異質なのがC2。そしてC2まで出ている曲は非常に少ないと思ってる。個人的にはここら辺の世界に入るのに一番オススメなのがMaryJ.の7 Daysだと思ってる。恋愛の中での自分自身の気持ちの流れを一日の中の光と影の移り変わりで表現してるから。VCコーナーでも取り上げたくらいに傑作だと思ってます。そしてこのC2こそが内省なんだよね。C1は単純に感情の存在の有無を述べているけど、C2は感情自体を俎上にあげてある種の評価/結論を出そうとしているから。そしてC3になるとその気持ちと他の事象を因果関係等で連結しようとしてる。そういう意味で

動作系の抽象名詞が反省で、感情系の抽象名詞が内省

これがpart2の結論です。そんな意味では動作由来の単語を並べれば、「デート」「告白」「○○」「浮気」「喧嘩」「別れ」・・・で反省に一歩近づくし、感情由来の単語を並べれば、「切なさ」「楽しさ」「苦しさ」「怒り」・・・で内省に近くなる。もちろん動詞なのか感情なのか曖昧な単語も多いから(怒りとか)、厳密な議論でなくて、あくまでも大きな枠組みの話をしたいのだけど。無理に内省的に考える必要はまったく無いけど、BとCの間には大きな壁があって、C1とC2の間にも大きな壁がある。内省系の曲ではこの世のMAXだろうStevie WonderのAFLALFについて、C2からAFLALFという言葉までの全てのステップを書き出せるかどうか?それこそがあの曲を本当に聴きこんだ証になるのだと。

「目が見えない僕は恋愛においてもスタート地点が普通よりも低い場所だと思ってずっと生きてきた」「だからこそ僕は君のことをこれだけ好きになったんだ」「君と付き合えたことでやっと僕は自分の人生が人並み(Fair)と思えるようになった」「そんな気持ちで君と出会うまで生きてきたからこそ、こういうクリティカルな場面で愚かな部分が出る」・・・途中まで書き出せばこんな感じかな。別れがきた事をFairという視線は、付き合えた事をFairという感情の100倍価値がある。一部の境遇の人間にとっては「聴き込む事で救われる」ぐらいのレベルに行っていると思う。



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■relfection
内省を英語で言えばreflectionになるのは当然だけど、reflectionというのは重い単語です。私のもってるBlack Musicの中でこの単語を使っているのは
[Album in 890]
After 7 - Reflections
Jason Champion - Reflections
Leorard Julien III - Reflections of Soul

[Song in 12116]
Jason Champion:Reflections:Jason Champion -07- Reflections
Rachelle Ferrell:Individuality (Can I Be Me):Rachelle Ferrell -09- Reflections Of My Heart

少ないねぇ。After7とLeorard Julien IIIはアルバムとしてはreflectionなのに、曲名としては無いですね。逆に曲名としてreflectionがあるのは2曲のみ。12116曲の中の2曲しかないのはちょとびっくりだけど、insideよりも珍しい単語だと思うので、insideが10数曲だったから妥当というべきか。ちなみにアルバムのリンクが張っている2作は非常にお勧めです。


■内省とナイーブの違い
結構、似たイメージの単語だし、歌手分類としてもほとんど同じになると思う。けど、ナイーブはウブだし、内省はコムヅカシイだから、やっぱりよくよく見ると違う。もちろん先天的な部分は同じだと思っているので、その先の成長過程で、普通になる人と内省的になる人に分かれるのだろう。ずっとウブというのはありえないので(30過ぎてもウブって魔法使い?)、ある程度、歳をとればどちらかはっきりすると思っている。いまMarvin Gayeの伝記を読んでいるけど、彼はモータウンに来た時もずっと周囲にナイーブと思われていたんだね。けど、Marvin Gayeは内省的か?と言われると個人的には違うと思う。内省とはinnervisionsのStevie Wonderrこそが相応しい。Marvin Gayeで一番ぶっとんでるのはAnnna's Songだけどこれは突き詰めれば甘えであって内省ではないから。

内容が偏っているのでUPするのを躊躇ってたし(だからeid=76)、たまに見ては書き直してたけど、これ以上は上手く書けない所まで来たのでUPすることにしました(笑 あんまりここら辺に興味持つ人も少ないと思うけど、ここら辺を考えちゃうのが昔からの癖なので(汗

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[11/8]
もうちょっと追加します。

D1:別れて凄く悲しい
D2:私の中の悲しさが心を全て占めるぐらいに大きい
D3:私の中の悲しさが大きくなった後に段々と小さくなって、けど○○が生じるとまたMAXのサイズまで戻って・・・

D1が普通の反応だけど、内省的な人はD2の視点で眺めてる。そして、もう一歩視点が上がるとD3のような視点で見ることもある。すると悲しさよりもその変遷を生むモノに焦点が移るんだよね。ここからがリアルな内省の世界。この世界が出ている曲は少ない。そしてももっと掘り下げていくと、最終的に「なぜこの世に悲しさがあるのか」まで行って、感情の存在理由まで考えるようになるから。そのくせにたまにI Miss Youと叫んでしまう。こんな姿が個人的な理想像だから、ヘンなサイトになっているのだけど。。



「サイドチェンジ」のススメ

90'S後半の学生時代を振り返って比較すると、最近の若い人の中に「学生時代に女遊びしてた」人がどれぐらいいるのか疑問になる。5歳下ぐらいまでは新人との飲み会でもそんな話題になる事があったけど、ここ数年はまったく聞かなくなった。肉食系男子の絶滅といえばいいのだろうか?さすがに「絶食系」と聞いた時はびっくりしたけど、最近はそんな雰囲気にも慣れてきた。

だからサイドチェンジという志向性で特集コーナーに書くのも迷ってて・・・。学生時代を
「正サイド=女の娘と楽しくやる」
「逆サイド=女性に縁がないけど、本人の興味があることに取り組んでる」
に分けること自体が時代遅れの気がしているのも事実。そもそも女の娘と楽しくやる方を《正》とする感覚は今でも同意されるのだろうか?それ自体から違和感の対象になっているのかもね。僕らの時は東大に受かった奴だって地元を出る直前に友達と「どちらが先に童貞を捨てるか」って競うぐらいだったからなぁ。

前置きが長くなってしまって申し訳ないです。

改めて4.Oを聴いて、この10:Can I spend the nightの良さを語るのをこれ以上、先延ばししちゃいけないと思った。そしてNextの1st:Rated Nextの3:Butta Love。この二曲はサイドチェンジという志向性において最高だから

奇しくも両アルバムは1997年発売。
最初に出会ったのはNextの方だから、そちらから紹介します。
今ではもうメジャーで活動してないNextだけど、一時代を作ったのは確か。3人組の男性ボーカルグループだけど、ソロ作品も発売してるしね。そして彼らのデビュー作の02:Too Closeは1998年の年間No1になってるし、En-Wikiに特別ページが作られているから。それだけ大ヒットした作品&誰が聴いても気に入るパーティジャムです。けど、この1stで僕が一番気に入ったのは1stシングルに選ばれたButta Loveの方。Too Closeが年間No1になったのを知った瞬間に、「あぁ、またR&Bリスナーの主流からズレてしまった」と感じた。あの疎外感は今でも覚えている。社会に疎外感を感じて?R&B聴いてるのに、R&B聴いても疎外感を感じる。ここが基本的な出発点であって、これだけサイトを作っているのもそれが全ての基底にあるとは思うんだが(汗



今、初めてYoutubeでButta LoveのオフィシャルVCを見ました。いやーーこのT-Lowの若い顔がいい。けど、このVCを見ると多分、逆サイド=ナイーブ派は嫌悪感でるんじゃないかな。適度にエロさがあるVCだから。だから、まず歌だけで(笑。歌だけ100回聴けば、きっと言いたいことは伝わると思う。ちなみに本作にはインタルードの傑作07:You Are My Highがあります(Youtubeで見つからない)。この曲を本気で気に入るのが逆サイドであって、気に入らなければ逆サイドじゃない、と断言します(笑 逆サイドが08:I Still Love Youを気に入るのは常識。それよりもYou Are My Highを目指すのが本当の逆サイド、としておきます。

だからこのNextには正サイドを掴まえるToo Closeと、逆サイドを掴まえるYou Are My Highがある。こんな幅の広さが処女作の魅力。そして何よりも本作にはその間の架け橋がある。それがButta Loveであり、この曲こそがサイドチェンジ。どれだけ女性に縁のなかった逆サイドであっても、あの当時からButta Loveを聴きこんでいれば、今は女性と幸せになっていると思う。間違っても2ちゃんで30歳以上の女性に毒づいたり処女厨になっているような事は無いんじゃないかな。

なぜこの曲がサイドチェンジなのか、それがうまく説明できない。だからとりあえず現在判明している基準を書きます。

◆逆サイド→正サイドのサイドチェンジに必要なポイント
,曚里にエロい
一歩一歩盛り上がっていく曲構成
そもそもアルバム自体に両サイドの名曲がある

この3点をクリアーしているのが必須だと思います。もちろん一時代を築いたグループのデビュー作はを満たしていることが多い。Jodeciのデビュー作も正サイド=Gotta Loveと、逆サイド=Forever My Ladyがある。Gotta LoveはYoutubeじゃ分かりにくいけど、CDを聴けば必ず伝わる。それぐらいに吼えているから。けど、Jodeciのデビュー作にサイドチェンジの曲があるかというと?Come and talk to meは詩はいいんだが、VCがかなりエロい。△無いのが痛い。1:Stayは結構いい線いってると思う。

BoyzIIMenも正サイド=Uhh Ahh(Motownphillyは違うでしょう)と、逆サイド=It's So Hard to Say Goodbye To Yesterdayがある。このUhh AhhのYoutubeの曲は録音状態が悪いけど、実際はもっと名曲です。とにかくVCが彼ら唯一のエロVCだから、その点でも必視。じゃあ彼らにサイドチェンジの曲があるかというと、4:This is My Heartかな。このTightの使い方は,箸靴萄嚢發任后ただ残念ながら△鰐気い隼廚辰舛磴Α

ということで、まだDru HillやSilkがあるけど、ここまで考えていくとサイドチェンジ認定曲において一番の山場は△犯縮澄そりゃそうかもね。いきなりサイドチェンジしたって結果が出ないのは当たり前であって、一歩一歩積み重ねる歩みこそが指針になるのだから。

その点において、このButta Loveの良さ。コーラスがいい。曲の始まり方がいい。全体的に透明感があって、メロディアス。特に△離櫂ぅ鵐箸砲いて素晴らしい。加えて3:Butta Loveに続く04:My Placeも好きなんだね。そして05:Cozyに繋がる。この3曲を聴きこめば、正サイドに行くのに一番必要なのが顔のつくりじゃないことが伝わるんじゃないかな。ちょっと5:Cozyが弱いけど、04:My Placeは傑作なインタルードです。

そして、4.OのCan I Spend the Nightです。
恋愛においては男からこの台詞をいつかのタイミングで言う必要があって、その指針として最高だと思ってる。エレキがこれだけ入りながら傑作の曲もR&Bには珍しい。situationの割りにエロくない声がいい。何よりも《押し》と《お願い》のバランスが素晴らしい。これだけ名曲なのにYoutubeにはないのが凄く残念。本作は数年遅れで買った。そしてこの曲が名曲だと気づいたのは買ってから随分と後の方。ある日、ふっと気づいたんだよね。Nightの入口がここにあることを。13:Oh BabyはNightの前ともNightの後とも思える。その深みが好きでずっと聴きこんでいた時に発見したんだ。

一般的に言えば、二人で過ごす夜の前と後だとBabyの形が良くも悪くも変わる。
けど、4.Oには変わらない良さがある。そして、その変わらなさの核にCan I Spend the Nightがある。

うーーん、99%には意味不明なことを言っているかもね。この一言で良さが伝わるならばP2S2マスターになれることは間違いないです(笑 もうちょっと補足すると、

サイドチェンジ自体は正→逆も大事だし、逆→正も大事だと思っていること。
どんな人生であっても一度でもサイドチェンジできれば、それは非常に良い事だと思っていること。


一般的には結婚して子供もできて家族の為に働くと決心した時の正→逆になるのかな? 逆→正は、本人が「顔のつくりよりも価値がある地面ができた」と思えた時なのか、それよりも前に理解力のある女性に見つけてもらった時になるのかな。

ただ、いつかの救いを待ち望むのも他力本願すぎるから。その前に努力したいならば、まずはこの世に完全な片想いが存在するか?を正面から考えればいい。その上で、JoeのGood Girlsを100回聴きこむ。HP時代にも書いたけど、


「きみの瞳は語らなかった、彼氏がいるとは。すてきな女性がぼくに時間をわけてくれないのはなぜ」というサビと「六月の花嫁」を思わせる曲調の組み合わせが最高。この曲が生みだす雰囲気に浸ることが出来れば、きっと恋愛の扉は開くと思う。人生、上手く行かないことはよくあります。けど、「上手く行かない理由を、爽やかに見詰めれる事」 これはかなり大事なことだと思う。「悩まないと深みは出ない。ネチネチ悩むと何処にも行かない」もんだから。ということで、このアルバムの中でも1番大好き。彼女がいなければトコトン聴くのをお勧めです。
ちなみにこのオフィシャルVCはちょっとエロい。もっと女性に縁の無い男の雰囲気が出ている方が曲の良さが伝わると思うんだけど。逆にこのシングルのジャケは最高だね

この曲を100回聴きこめばスタートラインに立てる。その上で、Butta LoveとMy Placeを聴きこむ。そうすれば、必要なのは一人で勝手に盛り上がることじゃない事が見えてくるから。このButta Loveの盛り上がりの段階性の良さ。そして貴方が逆サイドであればMy Placeと言える場所は既に持っていると思う。それをこの曲ぐらいにMellowにできるか。そこまで行ければCan I Spend the Nightになると思う。

とまあかなり端折っているけど、大きな方向性が此処にあると思ってて、だからこそこの曲群は逆→正サイドの傑作であり指針だと思ってる。

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この文章がどれだけの人の参考になるか分からないけど、Too Closeに憧れるだけじゃ決して開かない扉があるとは、あの頃からずっと思ってた。それについての現時点での結論が以上です。片想いの個人的な結論はこちら

あ、スゲー大事なこと忘れていた。「正サイドになるために大事なこと」という志向性で書いている文章の中で最高なのは間違いなくこちらです。これを読めば、正しい努力の形が伝わるんじゃないかな。

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これだけ紹介した手前、MP3最低の66Kで視聴できるようにしておきます。
Can I Spend the Nightは一分程度
InterludeのYou Are My Highはインタルードなんで全部。
Nextの方はレンタルにもあると思うけど、問題は4.0か。買える時に買っておくのがお勧め。
ちなみに「ふぉーぽいんとおー」と読むハズ。

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スタートラインのJoe:Good Girlsも入れて「この3曲のおかげでサイドチェンジが出来た」とでも言うことができればちょっとは説得力が出るかもしれないけど、そんな事は無かったです(汗 Good GirlとButta Loveは同時代だから、買うのが遅れたのは4.Oだね。サントラに収録されてたOh Babyはあれだけ気に入っていたのに、後一歩の踏み込みがなかった。だから一番足りなかったし一番後悔しているのはCan Iのフェーズ。そもそもOh Babyの良さを上記のように言葉に出来たのは今年だから、根本的な所で長い時間がかかってしまった。BabyというフレーズはR&Bのどの曲にもあるけど、個人的にはこのBabyを1位タイに入れたい。歌詞はエロい。けどこの声とコーラスがいい。メロディーはとことんSweetで最終的にはSwearまでを召還している。これが理想だ。だから、あの頃はとことん聴きこんでいたけど、本当のポイントはその手前のCan Iにあった。ただ、そこに気づくためにはまず「サイドチェンジ」という認識が必要不可欠。けど、これは後から振り返ってやっと分かる種類の話だったなぁ。

もっと言えば、あの時のポジティブな直感ほど正しくて、あの時のネガティブな感情ほど間違ってた。基本的にはどれだけHeavyな曲でもポジティブな直感を感じて、そして聴きこんだ結果を書いてるだけのサイトだから。大枠として音楽に関しては後悔は無いし、このスタンスは確かに背骨になった。巷はポジティブシンキングの嵐だし、明るく生きようとかの言動も多いけど、昔からそういう風潮が大嫌いだった。本当の答えは、ネガティブな感情が強いとポジティブな直感も出てこない。こんだけなのかも。色々生じている時に無理に明るくする必要もない。出来る人はもちろんすればいいけど、少なくとも自分の器では無理だった。ただ、ネガティブな感情に拘泥しているのは本人の責任。せめてニュートラルの地点を目指さないと。そのためにこそ内省があるのだと。


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サイドチェンジのミッシングリングはこちら



Soulとは何か? Foolの連鎖を断ち切れること

 いかん、寝れん。

「電気を消した三秒後にはいびきをかきはじめる。のび太くんより寝つきがいい。特技と言えるレベルだと思う」といわれる位に寝つきがいいのに、今日は寝れん。人間って、一日に処理できる心への入力量が決まっていて、それ以上の内容がくると心も思考も混乱するのだと思う。この年末年始でかねてからの予定だった以下の三冊を読もうと思っていたのに、,了点で寝れなくなりました。。

:「この世でいちばん大事な「カネ」の話」 西原理恵子著
:「家のない少年たち」 鈴木大介著
:「家のない少女たち」 鈴木大介著

,砲弔い討こちらで紹介されていたから。
西原理恵子の貧乏話に初めて出会ったのが映画『ぼくんち』であった。筆者は数年前に渋谷のマイナーな映画館でこの映画の予告を見て死ぬほど驚いた。それは単なる予告編であったが、これは見なくてはなるまいと思い、封切りを速攻で観に行ったら案の定傑作であった。
とある田舎町の銭湯の扉がガラリと開いて小学校高学年位の男の子とその弟らしき小学校1年生位の男の子の2人が風呂桶を抱えて登場する。その銭湯の番台のおばちゃんに弟が大きな声で宣言するのである。
「おばちゃん、僕たち貧乏なんです」
すると間髪入れずに
「入れ!」
と、おばちゃんは一喝するのであった。これにはしびれた。
ストレートな貧乏という言葉が鮮烈だったのである。
それが西原理恵子原作、阪本順治監督の『ぼくんち』であった。ここには本当に作り事ではない日本の貧乏が活写されていた。切なくて素晴らしい映画であった。
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第一章 
どん底で息をし、どん底で眠ってた。「カネ」がないって、つまりはそういうことだった。

生まれる場所を、人は選ぶことができない。だとしたら、ねえ、どう思う?
人って、生まれた環境を乗り越えることって、本当にできるんだろうか。
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四国の漁師町に生まれ、酒乱でDVで、アルコール依存症の実の父親は三歳のときにドブにはまって野垂れ死にしている。その後再婚した義理の父もギャンブルと事業の失敗から彼女の受験の日に母親を血だらけになるまで殴って首吊り自殺を遂げている。壮絶な環境である。
その後母親からなけなしの100万円を貰って上京し、予備校から美大に自力で進み、エロ本編集やキャバレー勤めをしながら独立し、その後漫画家としてひとり立ちしたのはよいが、取材のためにギャンブルにはまって5000万円をどぶに捨て、FX取引で財産を失い、アルコール依存症の夫のDVに苦しみ、その夫と離婚して再婚したがその夫を半年で癌で失い、今は母子家庭となっている。

ここまで見たら読まなくちゃ駄目でしょう。なのに、このレビューを見た時は避けてた。。奥底では分かっているんだよね、この本を読むと自分自身のベース(地面)が揺らぐだろうって。さすがにこんだけぶっとんだ人生は今まで聞いたことが無いから。だからずっと迷っていたけど、先日Sam Cookeに追加して、やっとこの本と向き合う勇気が出てきた。

△遼椶呂燭泙燭渊唾の図書館でプラネタリウムの時間待ちにぶらぶらしてる時に見つけて、タイトルが気になって中身を見たら衝撃だったから。は△虜郤圓料虻遒箸いΔ海箸如


純粋に裏家業とは言えないグレー産業のホスト業界だが、ここを通じてガチの不良にデビューしていく者も多かった。だが取材をしていて、彼らほど、一般のイメージと乖離した存在もないことに、僕は気づいた。<中略>
すべてがそうとは言わないが、ホストとは弱者が目指すもので、その弱者を食うことによってホスト産業が成立しているといってもいいと言うのだ。<中略>
「キャバクラでもそうだけど、田舎のちょっといハズれちゃって不良にもなれないヤツとかが、東京とか大阪に出てホストになれば「何か自分を変えられるかも!」みたいな。でもホストも、店を経営する側からみたら、新人のホストで田舎出でなんも知んねーヤツなんか、ちょーカモじゃん。上手く女にカネを落とさせれば店の売り上げ。そいつが担当してる女がカケ持ったまま飛んだら(売掛金を払わないままで逃亡したら)、その田舎もんのホストに何をやらせてでもカネにして返させる。それこそ奴隷みたいにあちらこちらで使われてカネ作らせる。臓器売れぐらいの? でも元々、カケっつったって、焼酎水道水で薄めたみたいなので原価もクソもないんだから、その男が飛んでも店は痛くないわけで・・・。つまり店からしたら、無駄に夢見て出てきている田舎もんのホストそのものが、実は食い物なんですよ」<中略>
「そう、ヤツらはカモだけど、必要なんですよ。そういう暗い過去とか引きずって病んだヤツがいると、病んだ女が傷の舐め合いで寄ってくるじゃないですか。精神的に健康な女なんて、自分の財布が許す範囲でしか遊ばないから、ダメなんですよ。病んだホストが呼ぶ病んだ女は、ちょっとプッシュすればドカッとヤバい遊びをしてくれる。こういう女からきちんと集金していけば店はどんどん大きくなる」

 話を最後まで聞く前に、僕はこの日サロ帰りの元早大生をボイスレコーダでぶん殴ってKOさせたくなったが、結局のところ神野君が言うことは、痛いほどに、残酷なまでに、正鵠を射ていた様に思う。



個人的なSoulの定義は「その歌を聴いて救われた」と思う人がいるかどうか
どんなジャンルのどんな歌であっても、こう感じる人が一人でもいれば、その人にとってのSOULミュージックなんだと思う。それはソウルフードもそう。その人にとってもかけがえのない思い出につまった食事(メニュー)であれば、それはその人にとってのソウルフードでしょ。音楽も一緒で良いじゃん。

けど、やっぱり僕自身は「本当のSoulならばFoolの連鎖を断ち切れる」
と思ってる。,虜郤圓里茲Δ縫ャンブルで文字通り身を滅ぼした父親がいながらも、自分がギャンブルにハマってしまったことについて。「生まれた環境を乗り越えることって、本当にできるんだろうか。」という自問自答。このようなFoolの連鎖を断ち切れるのがSoulだと思っているから。

その上で一つだけこの,遼椶剖豸澄
「夏の課題図書」INは当然で、未来の日本の「道徳の本」になるべきぐらいの価値のある本に苦言をいっていいのか?と思うけど、ひとつだけ。本当に一番大きな嘘は自己正当化の中でも、自分自身が一番正しいと思っている事の中にある。これが自分を振り返っての結論。西原さんも同じだよね。

それはね、自分でちゃんと痛い思いをしながら描かなかったら、お客さんにも笑ってもらえないから。「負けたけど、出版社の経費で落とせるので、私は痛くもかゆくもありません」っていうんじゃ、読んでくれているひとはおもしろくも何ともないでしょ。
これは限りなく正しい態度。こういう態度で生きる大人でありたいと思う。
だけど、ギャンブル漫画を描くこと自体から段階的に足を洗うのは可能だよね。編集者との関係や、せっかく読んでくれてる読者との関係とか色々とあるけど、トータル5千万円までするのは求められてないよね。1千万つぎ込めばさすがに周囲は納得するでしょう。だからざっくり4千万円分は純粋にギャンブルにハマったからであって、それを上記の自己正当化でごまかしていると思う。正しい/正しくないって、枠組みで決まるんだよね。。その枠組みを変えるのが、実は一番難しい。本人が薄々「正しくないことをやっている」と思ってたら、どっかでブレーキがかかるから。ブレーキがかからないのは、「正しいことやっている」と思える枠組みにいるから。もちろん親のように借金してまでギャンブルしてない。あくまでも自身で5千万円を稼いで、それをすっているのだから、他人がとやかく言う問題じゃない。「借金してまでギャンブルするな」を守っている時点で親を乗り越えているし、愚かな連鎖が縮小方向に進んでいるのも確か。だから、一世代でイキナリはゼロには出来ないと言うべきなのか。

本の中で「悪い虫」って誤魔化しているよね?FXをする前に。
その虫の姿を正面から見つめたことがある?もしかしたら虫のサイズじゃないかもよ。今は地面に隠れているだけであって。

相手のわずかなネガティブを見つけて、それをつつく事で自己の平静さを保とうとする、そういう「悪い虫」が僕の中にいる。そこまでしないと、一晩中寝れないぐらいにこの本は衝撃だった。

あのね、「貧困」と「暴力」って仲良しなんだよ。
貧しさは、人からいろいろなものを奪う。人並みの暮らしとか、子どもにちゃんと教育を受けさせる権利とか、お金が十分にないと諦めなければいけないことが次から次に、山ほど、出てくる。それで大人たちの心の中には、やり場のない怒りみたいなものがどんどん溜まっていって、自分でもどうしようもなくなったその怒りの矛先は、どうしても弱いほうに、弱いほうにと向かってしまう。
貧しいところでは、だから、子どもが理不尽な暴力の、いちばんの被害者となる。
あのころ、どの家でも、親が子どもを殴っていた。
本気で殴られるんだよ、お父さんとお母さんに。それはしつけとか教育なんてもんじゃなかったと思う。怒りなの。生活のしんどさのあまり、親たちの、どこにぶつけていいのかわからないままパンパンに膨れ上がった怒りが、ひどい言葉や本気のこぶしになって子どもたちに飛んでいく。子どもたちはそれこそ「茶碗をひっくり返した」とか「みそ汁をこぼした」とか、子どもの毎日につきものの、そういうささいな失敗で殴られていた。
そんなのひどい。まちがってる、本当にそうだと思う。
だけど親は親で目の前の生活をどうするかに必死で、気持ちの余裕をすっかり、なくしていたんだろうね。
<中略>
「貧しさ」は連鎖する。それと一緒に埋められない「さびしさ」も連鎖していく。ループを断ち切れないまま、親と同じものを、次の世代の子どもたちも背負っていく。
わたしが大人になってから出会ってきた人たちの中にも、子ども時代にかなしい思いをいっぱいしてきた大人がたくさんいる。くぐり抜けてきたんだよね、そういうところを。くぐり抜けてちゃんと大人になったけど、それでも子どものころのことは忘れてないし、忘れられない。
子どものころって、誰でも、心がうんとやわらかいからね。
でも、そのぶん、心の風邪をひきやすいんだと思う。
いっぱい傷ついて、自分が傷ついてるってことさえわからないまま、心の中に穴があいて、そこによくない風がたくさん、たくさん吹きつけてきたら、その風邪をこじらせたまま、大人になってしまう。
そういう意味では、人は、誰でも病気を抱えてるんじゃないのかな、心に。
傷ついたことがない子どもなんて絶対にいないからね。
キーキー怒って子どもにあたりちらす親も、ギャンブルにはまって暴れる親も、どっかで心の風邪を、うんと、こじらせちゃったままきてしまったのかもしれない。
でもそれは、わたしも大人になってから思うようになったことで、子どものころは、何で自分たちはこんな思いをしなきゃならないのか、どうしてふつうにしあわせになれないのか、ぜんぜん、わからなかった。

この文章は非常に凄い。感動とかそいういうレベルじゃない。何よりも受けた痛みの原因となった相手までを気遣える所が素晴らしい。どんな幼年時代をすごそうとも、最終的には人はこの地点まで歩く必要があるのだ。

ただ、一つだけ。暴力と仲良しなのは貧困だけじゃない。世の不幸な事件の種類にはもう一つあるよね。成功しつづける親に育てられた子供。

「今までの人生で負けたことがない」と「暴力」って仲良しなんだよ。
なぜなら子供のパフォーマンスが期待値以下なら、それが初めての負けになるから。全てのジャンルで負けたことが無いなんてありえないのだから、こういう人って小さい嘘を重ねているんだよね。そんな人は「目を背けれない初めての負け」に対してどんな手段をとってでも回避しようとするし、その態度で最終的に行き着くところは「暴力」だから。

でも家がある。寝る場所がある。その幸せ。そこら辺を↓を読んだ後に改めて考えたくて。来年は35歳だ。その前にやっておくべき事がまだ山のように残っているなぁ。。とりあえず、ここまで書いたので今日は寝ます(笑

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2011/12/31

↓も読みました。僕が何かいえるレベルの内容じゃないです。以前に「東京タワー」がベストセラーになって映画化&ドラマ化された。西原氏の「ぼくんち」も東京タワーのような社会現象とまではいかなったけど漫画賞を受賞しているし、一部では凄く話題になったみたい。けど、↓に出てくる登場人物たちはあまりに言語を絶する境遇だから、読んで吐きそうになる人も出てくるんじゃないかな。僕も途中3回ぐらい本を閉じてしまったから。R&Bのアーティストもシングルマザーの割合が非常に高い(8割ぐらいいってると思う)けど、この本にあるように親が重度のジャンキーとか、親から「ねえ、お願いだから二十歳になったら生命保険に入って死んで」と言われるとか、継父からレイプなんてレベルは流石に聞いたことない。

二十歳の頃、ZEEBRAの幼年時代を知っても、「祖父が理由で学校で虐められるなんてまだ可愛いもんだよ」と感じていた。「確かに自分自身の意志ではどうしようもできない理由だから、その分辛いのは分かる。けど、自分自身が原因じゃないなら、最後の勇気は残るよね」って。だから、怖くなったほどの幼年時代って、友達の彼女から聞いた「シングルマザー&小学生高学年の頃に変質者に数日監禁された」の一つだけだった。そんな風に生きてるから、この本を読んで随分と狭い世界に生きてた事を痛感させられるんだ。意識的に広げようとすればいいのに、音楽を聴く以上の事は全くしてこなかったな。。




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