アニメと女性Jazzボーカル

平均以上にアニメをみるタイプでもないし、日本の女性Jazzボーカリストも詳しくないけど、この二つが重なって凄く感動する時がある。一番は中学生ぐらいでみた『紅の豚』加藤登紀子。ジブリのアニメの中で対象年齢が社会人なのは、このアニメだけじゃないか?(おもいでぽろぽろがあるね) アニメに出てくるヒロインがバーの歌手なんだけど、物凄く魅力的。その後、紅白見てる時に加藤登紀子について聞いた。彼女の夫とのなれ初めは学生運動世代では凄く有名なんだね。慌てて調べたけど、すごいねこれは。映画になるレベル。


夫・敏夫との出会い

1968年の東大紛争の際、加藤は「振り袖で来てほしい」という女性週刊誌の要請を振り切ってジーパンで卒業式の会場に現れ、その噂を聞きつけた同志社大学の学生であり、ブント系の「反帝学連」委員長の藤本敏夫にコンサートへの出演依頼を受けるものの、歌を政治運動に利用されることを嫌って断る。しかし、この件をきっかけに2人は交際を開始[25]。

紆余曲折を経て1972年5月に、防衛庁襲撃事件などで逮捕され勾留の身であった藤本と獄中結婚。周囲が交際に反対する中、母と当時の所属事務所「石井音楽事務所」の社長の石井好子が賛成した事が二人の結婚を後押しする形になった[26][27]。「ひとり寝の子守歌」は、塀の中にいる夫を思って作られた代表曲のひとつでもある。

勾留と釈放を挟み、合わせて30年間を連れ添った夫は、2002年に死去(享年58)。夫との間には1972年、1975年、1980年生まれの3人の娘がおり、そのうち1人はYaeとして歌手活動中。

 

あれ?10年ぐらい前と内容が変わってる。確か当時は、「藤本敏夫が反・ブルジョアとして芸能界に文句を言いに押しかけたとき事務所に居たのが加藤登紀子」と書いてあった記憶が。出演依頼なんて記載はなかったけど。周囲を振り切って結婚すると、凄く良い結果か凄く悪い結果(周囲のアドバイスを聞いておけばよかった状態)の極端な二者択一になる事が多い。その中で、凄く良い結果になる秘訣だよね。それは、もうちょっと調べて言語化してノウハウとして世の中に提供できるのでは?? と思うぐらい。

 

 

ここら辺までは、ある意味で誰もが同意すると思う。元々知っていた人も多いと思う。だからこの話題だけでは投稿する気は無かったけど、今回投稿したのはもう一つ見つけたから。もしかしたらここに来る人にとっては有名人なのかも。澤田かおりのこと。日本人女性で歳下で絶賛するのには躊躇いもあるけど、この人は加藤登紀子レベルになるんじゃないのかな。

 

 

最初にアニメで歌が流れてきたときはもっと大御所が歌っているかと思っていた。年齢不相応の深みのある声にびっくりしたけど、遺伝だけでなく育った環境も大きいね。色々とネットで調べてしまったけど、やっぱり才能だけだと越せない壁はある。宇多田ヒカルだってあれだけの境遇で育ってきたからこその深みがあるわけで。本国兆戦前の久保田にはその深みを感じなかったわけで。酷い事いっていると思うけど。

 

不幸ということは、ある面では幸福ともいえる

 

これを達成できた時点で良い人生なんだよね。実感値としてもほんと難しいけれど。

ちなみにこのアニメについては色々と思うことあるので、それはBlog2で。エンディングテーマのこちらの曲も気に入ったけど、突き詰めると良家のお嬢様の透明感のある声は、、、、若い時に引退を決めた、その判断力は素晴らしいと思うのだが。そして良い面と悪い面が混ざりすぎている歌詞も評価に困る。。ガンダムは何よりも発狂したZの主人公のカミュなんだよ。ガンダムシリーズは常に新作ができるぐらいに息が長いけど、このご時世にこんなエンディングは出来ないだろう。今の子供達は可哀相。この世には隠せない真実(戦争後のメンタル)もあるし、アニメでトラウマを抱えるのは、そのトラウマが正しい限り実は良い事なんだと。

 

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今までOriginのVol.5を借りてきて観てました。戦況が厳しくなってクラブエデンも店を畳む直前。そこでのハモンの歌が哀愁ただよう素晴らしい曲。やっぱり映画の名作に名曲は必須だし、それを歌う歌手も大切。あまりに良いから、「え、これも澤田かおりなの?ここまでいける?」と思いながら聴いてた。終わって慌ててネットをチェック。マジかよ、、、久々に絶句。以前のBy Your Sideじゃ本人のフルスケールは出てなかった。こちらの方が彼女の抱える深さが良く分かる。映画と一緒にCDも借りようと思ったけど、澤田かおりは無かった。じゃあ買うか。日本人歌手のCDを買うなんて13歳の時以来じゃないか、、、。それぐらいに気に入りました。

 

 

歌詞で、「人は生きていく 痛み抱えて」 このフレーズの深さ。何層かはもう分からない。今は学生の頃と違って本当の底まで掘ることは出来ない。昔、何度か行ったけど、その都度色んなものを失った。全ては純粋な自己基準。それしかないし、それだけを頼りにBlack Musicを聴きこんできた。。くる。この曲は、特にこのフレーズはくる。この曲を聴きながら、ふっとRoberta Flackを思う。繋がった。まさか、ここに繋がるのか。久々に取り出して聴かないと。並べて聴くと何か見えてきそうで。

 




Don't Say Goodbye連続リピート中

凄いね。連続リピートするとき、曲の最後と曲の最初が違和感零で繋がる。最初はピアノのガーンから始まるのが大げさだと思ったのに、リピートして聴くと必須のようにも思える。

さっきアマゾンでアルバム二枚買った。まだ届いてないのにこんなこと言うのもオカシイだろうけど、これだけ膨大な曲を聞き込めば分かる。彼女にとってもこの曲が一番深いだろう。曲が引っ張りだすソウルはこの世に確実にある。とくに二番の方。こちらの歌詞の方が彼女にあってるし、声も深くなってる。

運命(さだめ)に立ち向かうの
の部分で重くなるから。さだめか。。それをここまでの実感こめて言えるのか。

シンガーソングライターとしては、こんな怖い曲は作れない。本当に最後でちゃんと着地するか分からないから。他人から提供されないと歌えないレベルのえぐり度合い。歌い終わった後に歌手本人の泣き顔が浮かんでくることは、そんなに多くない。「奥底に抱える悲しみ」と「それに光を当てて昇華するきっかけをくれた幸せ」が等価に混じった涙こそが本当に価値がある芸術の証だし、曲を提供された歌手が歌ったあとにその涙を流すとき、もう一段作品は深くなる。

マライヤの二枚目の最後の曲:The Wind
あれが彼女の最高傑作だと、ここまで言っていてもコンセンサスは得られなかった。けどいい。一番深い曲は、わかるひとが分かればいいレベルだから。

その点で澤田かおりはアニメで使われて良かったね。これこそ本当の幸運。
これはアニメの挿入歌のレベルなんかじゃない。映画館でちゃんと聴いたら、全員呼吸が止まるレベル。ガンダムはこれからも世界中で見続けられるだろうし、originにみな辿り着くだろう。ハモンの魅力はシャアの孤独まで繋がる。その暗黙のリンクまで呼び寄せるほど。ちょっとでも音楽の良さを分かる人なら国や人種に関係なく澤田かおりを調べるだろう。

この曲にここまで書いて、あちらの曲はあそこまで貶したけど、幸せな家庭に生まれることを悪くいいたいわけではない。星屑の砂時計は確かに良い曲だし、歌手にあってる。by your sideよりは星屑の砂時計の方が上だと思うよ。この曲よりも上という人も多いのでは。この曲は日本人の半分以上には重すぎて引かれるだろうね。

やっとわかった。ロバータフラックのあのアルバム。当時は分からなかったけど、確かに男性が側に行くスペースがあるね。当時は零だと思ったけど、今は良く分かる。あのアルバムは基本的に男性に向けて歌ってる。

この曲は違う。恋愛フェーズじゃないから。

なんか、ここまでリピートすると、さすがに発想も広がる。
Zガンダムの主題歌:「水の星へ」
のこと。森口博子のデビュー曲。森口博子が歌ってるoriginの主題歌はひかれなかったが。。浅野ゆう子とかの熟年結婚をみてると、森口博子も幸せになってほしいと思った。

宇多田ヒカルはプライベートも色々あったけど、それはあれだけ大ヒットしすぎた面もあると思ってる。その点で、澤田かおりは音楽業界が変わった今、不幸になるほどの大ヒットは原理的に無理になったと思う。それは不幸だけど、ある面では幸福。

そしたら澤田かおりはずっと、安定的なプライベートを過ごせる確率が高いと思うし、だからこそここまでの歌はこの先、歌えなくなるのかもね。それは一つの良い事なんだと。

そんな気もした。

いかん、さすがにそろそろ寝ないと、明日会社に行けない。
寝ます。
 




宇多田ヒカルについて

やっとまともに宇多田ヒカルを聴いた。
2001年の頃、後輩にR&BのVC(ビデオクリップ)上映会を開いてた。ちゃんとした入口とStepを作れば音楽好きはBlack Musicにはまる。逆にその後輩から「ぜひ聴いてくださいよ」と貸してもらったけど、ぶっちゃけMonicaの80%というのが当時の感想。あの世代の黒人女性歌手で歌唱力TOPのMonicaだから、80%の時点で大絶賛のつもりだけど、聴くかといえばMonicaを聴く。

いま宇多田のVCを見て、やっと分かった。歌だけで聴くとBlack Musicで呼吸してる人は振り向かない。けど、このVCと組み合わさった魅力は確かにガツンとくる。以前から宇多田はかわいいのか?と思っていたけど、このVCでは問答無用にカワイイ。本人の魅力を120%引き出している。確かにここまで魅力を引っ張り出してくれる相手なら結婚するよ。純粋にそう思う。

この頃(2002〜)の宇多田ヒカルはPVでの表現が突出している。 それ以前も、近未来のシーンが印象的なWait & See〜リスク〜など、目を引く映像作品が見られていたが、宇多田史上最高のPVとも言われるtravellingを初め、ワンカットで表現したなど、前夫の紀里谷和明によって創られたPVは傑作と言える。 特に幻想的な世界が描かれたSAKURAドロップスはその真骨頂で、孔雀、花、骨、妖精、羽、雨、そして不死鳥と、『生命』をあらゆる手段で詰め込み、表現した世界は圧巻である。

こちらのサイトでレビューしている通り。VCにお金をかけてるとか、良いスタイリストがついたとか、理由は色々とあるかもしれない。けど、根本的には関係ない。デビュー作のAutomaticであっても服装とか洗練されてないけど、時々ハッとする表情がある。外見にお金をかけることで印象の平均値は変えれても、ピークの表情だけは本人だけの力。Wait & SeeのVCと比較すると分かりやすい。この時点でお金は掛かっている。けど、勝気な表情の奥には解けたことない魂:ソウルがある。心の一番奥の扉は開いた事が無いからこそ生まれる表情。もちろん30歳を過ぎても開いた事がない人だっている。そもそも明確な扉が無い人もいる。運命の恋愛とまでいうならば、「他の人には絶対に見せない表情がこぼれる」のはマストじゃないかな。そんな意味でも個人的には冒頭に置いた「光」のVCが一番。何の変哲もない日常のワンシーンを切り取っている分だけ、宇多田の幸せそうな表情が輝いている。

魂の無防備さ
以前に散々「殻」について議論したけど、この宇多田のVCを見て、やっと言葉に出来た。ある種の無防備さなんだよね。壁というか扉というか、そこの表現はどちらでもいいけど、それがあるからこそ奥に無防備さが残ってる。

「この表情は絶対にヒロのママだってみたことないんだから」「(そういう台詞は自分の表情を鏡で見てからいえ)」
あの時、向うの表情と向うの発言のダブルパンチ。喉まで言葉は出かかったけど、言ったら余計に負けを認める形になると思って飲み込んだ。感性と言葉の直結で決まるから、途中に思考回路を挟んだ時点で遅くなる。そんな表情はそんなカップルの中だけのハズなのに、紀里谷氏が作った宇多田ヒカルのVCはその表情が出ている。これはBlack Musicの世界全体を含めてOnly1だろう。確かに、そう思うよ。結婚生活の最後の方で紀里谷氏と離婚してまた結婚して・・・それについて宇多田の父親が「自分達と同じような事をするな」と苦言してる記事を見た記憶がある。あの当時は意味不明だったけど、このVCを見えれば分かる。そりゃ一回の離婚じゃ別れれない関係性になるよ、これは。

文章を書いていたらYoutubeは勝手に「 Goodbye Happiness」になった。
歌を聴いている時は良いと思ったけど、VCはびっくり。なんなの?この表情は。00'S前半までの特別感が零になっちゃった。というよりも、つくった部分が多すぎて個人的にはこの表情はマイナスなんだけど・・・。けど、人生はそういうものなのかもね。これをネガティブに捉えるのが間違っているのだろう。だから、歌の途中だけど変える。

すげー、な。これが真のデビュー曲のClose to Youか。
バックコーラスとの音のバランスがオカシイと思うけど、確かに凄い。デュエットしている男性ボーカルも気になるけど、ここでの宇多田の歌い方は素晴らしいと思う。

もしかして、と思ってwikipediaを見る。やっぱりそうなのか。。紀里谷氏との間に子供いないのか。確かに00'Sに宇多田が出産というニュースは聞かなかった記憶。そして、最近離婚??ニュースが出ていたイタリア人の旦那との間には子供ができたんだね。「東京タワー」以来、運命といえる男女の関係が終わるとき、こういう軸から考える癖になっている。昔のコメント欄にも書いたけど、あの小説の導入部分。あの心情がどこまで響くか。それだけだよ。


話題を戻して、最高傑作。調査結果があるんだね
シングルカットの曲しか知らない人と、アルバム全部聴きこんだ人を一緒にしちゃいけないね。これが結論では?
というよりも、シングルカットした曲群と、してない曲群で分けるべき。じゃないと調査する意味無い。そろそろここら辺が当然の世界になってほしい。別にシングルカットの曲しか知らない人達が悪いワケでもない。僕だって映画にはそれぐらいの距離感だから。どのジャンルを縄梯子にして井戸の底に降りて行くのか、それは純粋に個人の選択の問題だから。

宇多田ヒカルの未シングルカット曲の最高傑作曲投票結果があるならば、ぜひ見て見たい。というよりもこの方の個人的な最高傑作を教えてほしい。記事としてはこの距離感でいいと思うけど、ネットにあげるならもうちょっと本心をストレートに出してもいいかもよ、とこれだけ勝手なサイトを作ってる私としては思ってしまう(笑

未シングルの最高傑作を、シングルカットする時、アーティストは大きな勝負に出る。
 失敗したら5年は不遇の時代
 成功したら、一気に運命が反転する


これが90'S後半のR&Bで証明された。その曲を同時代的に聴きこめた幸せ。それだけなんだよ、音楽を聴く意味は。そうやって育った宇多田の真のファンがいるならば会ってみたい。 Stevie WonderはALFをシングルカットしてないから。90'Sより前のBlack Musicにおいて、この基準に該当する曲と歌手の軌跡があるならばぜひ知りたい。同時代で無いともして、やっぱり追いかけるほどの価値がある。歌手の個人的すぎる最高傑作には。
 




澤田かおり - "靴"

一番の底まで降りた人は、真の意味で周囲を救える



まさかここまでのレベルとは。
澤田かおりさんのコンサートに行ってきました。コンサートというよりもミュージック・レストランでのライブ。初の投げ銭と言ってた。個人的にもこういう形式は初めて。

Don't Say Goodbyeは人生で二度と歌えない種類の曲だし、それを希望するほど愚かじゃない。けど、あそこまで深い曲を歌ったあとの歌手は、他の曲の歌い方も変わるんだね。以前にアルバムを買ってもレビューしなかったのは、声にガツンとこなかったから。Don't Say Goodbyeを歌う前と後じゃ別人レベル。今はどの歌を歌ってもSoulがこぼれてくる。特にコンサートでの3曲目か4曲目。Don't Say Goodbyeを深さ100とすると80〜90はあった。それだけのSoulを見せてくれれば僕は何の文句も無いです。

これぐらい言語学をやっていると歌詞で使われる単語の僅かな違和感が凄く気になる。英語の歌はそこが無いから純粋に右脳だけで聴ける。初めて日本人のコンサートに行ったけど、さすがにコンサートだと日本語の曲でも右脳で聴けるね。それもひとつの気づき。


宇多田ヒカルを継ぐ才能なのに、音楽業界が変わった今、あそこまでの大ヒットは原理的にありえない。けど、子供が稼いだ莫大なお金のせいで両親が離婚するような状況は本当の意味で幸せなのだろうか。何をしても週刊誌で話題になるストレス。今日のように彼女の音楽を本当に好きなファンが集まって、最大でも100人強のレストランでのびのびと歌う人生と比べると、どちらがいいのだろうね。

二つ新曲を歌ってた。ひとつはまだ名前も無い曲。彼女の幼い頃の友人が引きこもりになった事を知って作った曲。タイトルはいま考えてるところと言ってた。
この曲を本当に必要としている人はゴマンといるし、ここまでの名曲は皆無だと思う。Don't Say Goodbyeを歌えるぐらい深くないと引きこもっている人には伝わらない。歌う前に作った経緯を話してくれた。その時は、詩は「家の中からの風景」の描写かな?じゃあ、そのまんまのタイトルで、とか思った。けど、実際はこの角度から詩にするるか、という驚き。聴き終わって思ったのは「君の一番の友達」です。「そんな人がいないからこそ引きこもっているんだよ」という反論こそがこの歌に相応しい。

一人っ子の歌も良かった。歌詞がどストレート。歌手が本心から歌いたいテーマは、絶対に同じ境遇の人を救えるのだから、今後もこういう歌が増えてくるといいよね。

この先、社会は良くなっていく。
帰り道でここまで思ったコンサートは始めて。これまでの音楽ビジネスは崩壊したけれど、新たな価値は、それを生み出す人からこうやって広がっていくのだと。

 

歌っている姿というか合間のトークの時間を見ていると、澤田かおりさんは男前な女性なんだね。そんな雰囲気だと思った。
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そうか。「幸せの種」なんだね。コンサートで3,4番目に歌った一番深い曲は。アルバムで聴くとDeep50ぐらいかな。今の声の重さの半分ぐらいだから。けど、この曲でもあっても必要としている人には届くと思う。あのリスナーのライブでDon't Say Goodbyeを歌えば200になるのかもしれない。その世界は確かに憧れではある。

 

わたしがわたしで生まれたワケなんてあるのかな。誰かの言葉ひとつで心が擦り切れるけれど

 

この歌詞をここまでSoulを込めて歌える人は時代に一人のレベル。それを生声聴ける良さ。同じような言葉を抱えている人は絶対に伝わるし、その場で聴けば泣けてくると思うよ。

 

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2018.7.14

 

今月も澤田かおりのコンサートに行ってきました。曲の名前が正式に決まって、"靴"になった。だから、本文のタイトルは直しておきました。

2ヶ月連続で行くぐらいに気に入ってます。R&BとかBlack MusicとかでなくまさしくSoul。 日本におけるSoulはJ-Soulになると思うけど、この名前はどっかのグループのせいで手垢にまみれてる。本サイトが唯一納得するJ-Soulが澤田かおり。

 

それは「幸せの種」の歌詞からも一目瞭然

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私が私で生まれた理由(わけ)なんてあるのかな
誰かの言葉一つで 心がすり切れるけれど
流した涙がまた立ち上がるための
糧になる そう私は
幸せの種を植えたんだから

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私が私でいられる場所なんてあるのかな
誰にも気づかれずに 心が揺れ動くけれど
流した涙で少し優しくなれる
それでいい そう私は
幸せの種を植えたんだから

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歌詞の全てが良いけど、とくにこのサビの部分の良さ。

 

最近はよく「流星 feat.光永秦一郎」を聴いてます。さすが結婚しただけのことあるね。男性の声の表情もいいし、もっと2人のデュエットを増やしてほしい。デビュー作に流星が収録されていて、2作目に幸せの種なのだから、澤田かおりが幸せの種を歌えるためには光永秦一郎との出会いが必須だったのだろう。その事実はこの曲を聴きこむと良く分かる。お互いの声のトーンは全く甘くないのだが、曇天に光る雷のように瞬間瞬間で輝く2人のシンパシーが心地よく。

 

そういう出会いが無い状態にいるリスナーであっても、「幸せの種」を聞けばこの辛い経験がいつか必ず幸せの種になると信じれるだけのものをくれると思うよ。もし僕が中学生の頃にこのレベルの曲を聴けたならば、本国直行しなくて邦楽の中にずっといれた。90年代前半にここまでSoulな曲はどこにもなかった。そう言い切る。

 

この曲は幸せの種と表現しているし、それは実感を持って非常に良く分かるけれど、幸せな状態になった時にその種は"華"と表現するのが一番正しいのか、それについてはあまり自信が無い。もしかしたら、この世の何処かにはもっと別の相応しい言葉があるのかもね。

 




大和田慧 x 澤田かおり = 黄金世代

 大和田慧と澤田かおりのツーマンライブに行ってきました。

 

 

 澤田かおりさんは先月ライブに行って深く感動したし、大和田慧さんは以前からずっと気になっていたので。

Hideさんが前日にメールくれて急遽予定を空けて参加。開演ぎりぎりにつきましたが、Hideさんが先に行って最前列を取っておいてくれたので、ほんと1m未満の距離。この近さで大和田慧さんの圧倒的パフォーマンスを見て度肝を抜かれた。開始前から「この2人って年齢近くないですか」とHideさんと話していたけど、ライブ時のトークでお互いが同い歳と言っていた。まじーー。この2人がいるだけで黄金世代(Golden Generation)だよ。

 

Soulという文脈では澤田かおりだけど、歌手としての能力は大和田慧だね。女性の中でも小柄(160cm未満と思う)の身長からくりだされる圧倒的な声量。歌の上手さを突き抜けた何かがある。

 

Soulのエクトプラズム

大和田慧の眼の前にもうひとりの人が浮かぶほどの歌唱力。いや、歌唱力は音程とピッチの正確さに対して使われる事が多い。なんていうかな、ほんとエクトプラズムのように口から霊≒Soulが出てくるような感覚。エクトプラズムって単語はwikipediaの写真もグロいし、どうみても褒め言葉で使わないけど、こうとしかいいようの無い世界。前回と違ってスマフォで写真撮れるような雰囲気じゃなかったのでライブ終了後の会場ですが、ほんと眼の前に彼女のSoulがつくりだす人型が見えるレベル。

 

意図が糸のように絡みつく

大和田慧の一番深い曲が「糸」なんだね。その場でCDを2枚購入して彼女からサインを貰ったけど、全部聴いて良く分かった。コンサートのときは彼女の曲の紹介を聴きながら「いと」という単語は「意図」という漢字だと思っていた。結論としては、意図と糸の二つの想いを込めているね。

 

思い→想い or 意図

これが基本構図なのだと。「思い」と「想い」の違いについては「恋愛フェーズでの思いは特別に想いという漢字を使う」という理解。いや、遠くの相手への思いが想いなんだと思う。木と目と心だから、「木の上に立って眺めながら心に浮かぶこと」という意味なんだと。もしかして樹木を触りながら思うと想いかも。この場合は根や葉への広がりがポイントになるね。そして、思いに強い意志が追加されれば意図になる。

 

この歌を聴いていると大和田慧が辿りついた地点が良く分かる。恋愛が終わった後の極限まで塞ぎ込んだ状況で糸が見えたんだね。相手の糸も自分自身の糸も親からの糸も、色んな糸が。それこそが織物。僕が見たときは銀色だった。あれからもうすぐ20年だけど、「ああ、これが華厳の世界か」と痛感したのだけは今でも記憶の底の方にある。

 

 

 

澤田かおりが「幸せの種」を歌わず、大和田慧が「糸」を歌う。

それはお互いがお互いへの配慮と対抗意識の結果のようにも思える。

ほんとにSoulの文脈ならば澤田かおりだし、歌手の文脈ならば大和田慧。

 

それがうちの結論。

 




次に行くべきは青野沙穂

やっぱり年に一度は棚卸すべきなんだね。これだけ投稿記事が増えると全然できない。

青野沙穂の記事、見つけました。前回から大和田慧を話題にしながら、まったく忘れてた。。

 

 

このVCは彼女の歌唱力と攻撃的な音が合ってて凄くいい。

wikipediaを見ると歌手としての活動は減っているように見えるけど、とりあえずは配信した作品を手に入れなければ。

Hideさんどうですか?コンサートのチェックリストに彼女も入れてみては。

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成長して当時と顔が少し変わったような。松田聖子にかなり似てると感じる。

 




日本のBlack MusicとSoulを体現する歌手達

今年はHideさんのおかげで色んなコンサートに行ってる。

やっと今の日本のシーンの状況がぼんやり見えてきた。そして、その分だけ混乱し始めている。昔は選択肢が少なすぎた分だけシンプルだった。今はこれだけ広がって、だからこそ自分自身の中で整理がついてない。音楽フォーマットがCDからネットになった変化と混ざり合って余計に見えなくなってる。そもそも6月のコンサートで澤田かおりさんの前に向原愛海さんが歌って、「これだけしっかり歌えるならばそれだけで文句無い」と思ったから。このレベルの歌手は軽く10名は超すのかも。それが今のシーンの状況なんだね。

 

昨晩はTVでイモトがアムロと対談してた。

イモトの憧れがアムロで、アムロの憧れがジャネットか。アムロとは同い年だから。今知ったけど。。ちょっと年下だと思ってた。。じゃあ時代を作ったアーミーダンスも幼い頃に見ているし、20歳前後の時はSlowな曲に対する振り付けとしては世界最高なビデオクリップ。ここら辺を本国と同時に見て本気で追っかけていればBlack Musicの申し子になれる。ずっと日本のBlack Music寄りの音楽シーンは本国の劣化版だと思っていたけど、別に悪気があったわけじゃないです。最初のボタンの掛け違いだけ。それでもアムロはUsherと同じで自己のDeepさを表現してないと思うけど。。アムロにとことんSoulな曲があれば教えて欲しい。

 

 _里上手いこと

 ▲魁璽薀垢良いこと

 ドラムベースでクセになるメロディーラインがあること

 Soulであること

 

個人的にはこの4つ。けど、ひとつの曲の中で全部達成するのは無理だと思っている。特にSoulでは悲痛になるほど曲はシンプルになっていく気がしてる。そもそもSoulは「この歌を歌って救われた」という歌手と、「この歌を聴いて救われた」というリスナーがいればそれでいい。周囲の誰もが認めなくても自分自身が救われたならば、それは自分自身にとってSoul。それぐらいに個人的な基準だけど、あまりに周囲が無理解だと吼えたくなる。うちのサイトはそのために作った。それは同じ感性を持つ人を見つけたいというよりも、あまりに歌手が可哀相だから。Soulを届けてくれた歌手は死ぬ気で支えないと、自分のSoulが退化する。そんな人生は純粋にイヤだな。

 

以前は,了点で大きなハンディがあった気がする。けど、それはもう違うんだね。それが一番シンプルな今の現実では。それは平井堅つながりでもらい泣きをYoutubeで探している時に思った。AKBの中で誰が上手か知らないけど、アイドルはみんなSMAPレベルかと思っていた。もちろん声は軽いし、歌手として上手いとはこれっぽちも思わないけど、音は外してない。これだけ音程を可視化できるような時代になったらねえ。この超音痴な自分だって真面目に練習したらlalalaを精密採点で80点超すようになったから。DAMJOYSOUNDで点数変わるけど、両方とも80点超したから。なら、もともとが普通レベルの人は練習すれば上手いレベルまで行くでしょう。将棋の世界でも技術の進歩が若手棋士の成長を加速させたと言うけれど、音楽の世界でも同じことになっているのでは。

 

 

もそうだね。小室の時代は曲作りにおいても「取り入れよう」という雰囲気があったけど、今の人達は自然と紡ぎ出した感覚。そうなると△ハードルかな。ゴスペラーズを超したコーラスグループってまだ出てきてないの?

 

 

ソロの歌手で,鉢が達成されているとき、一体何を基準にすればいいのだろう。

もちろんい呂任い。けど、年から年中い鯆阿たいワケでもないしね。普通の朝はちょっと軽めの明るい曲で十分な時も多いわけだし。もう本国と日本を殊更に区別する必要もないのだと思う。空気と同じぐらいに接しているのが大切であって、あとは本人の想いのほうが大切。そういう意味では以前に書いた通り

 

冷静に考えると、R&B-Soulにおいて顔はもちろん歌唱力って50%ぐらいの割合しかないと思ってる。《略》

もちろん彼女のようにアマチュアナイトで優勝できるような圧倒的な才能があればそれが個性になるのだけど、才能だけの個性では20歳の壁を越せない。一般的に個性は「皆から賞賛される光り輝く部分」と思われているけど、もっと奥にある負を背負ってる部分にこそが核で、そこでのたうちまわって、やっと僅かに出てきた光こそが真の個性と思っているから、こういうサイトになってしまっているのだけど。。 

 

そういう意味ではアレサ・フランクリンを好きというよりも、MaryJ.を聴くべきなんだよね。歌のウマさとSoulの関係を聴きたかったら。特に2作目うめき声にメロディーがついただけ。その良さ。いま、超久しぶりにこの作品を流し始めたら、真の扉が開く04:Marvin Interludeなんだね。。インタルードだから曲名気にしてなかった。。ここでいうMarvinはMarvin Gayeだと思うけど、彼のどの曲なんだろう。これがAnna's Songだったら凄い事になるのだが。

 

ということで、以前に 青野沙穂の最高傑作が全米No1にならなかったとしたら、僕らは二度目の完敗になる。それだけは純粋にイヤだな。 と書いたけど、違うね。たとえアポロシアターのアマチュアナイトで優勝したとしても、それは本当の意味では関係ないのだ。もちろんまだ彼女が最高傑作を作ってないのかもしれない。どん底なんて無理して行くものじゃないけど、どんな人も絶対に一度は通る。通ったこと無い人は逃げ道を歩いていただけなのだ。

 

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最近、このニュースを見て以来、妙にPUNPEEのことが気になってます。Hip-Hopって全然分からないのにね。。彼の一番のオススメ曲があるなら教えてください。




日本のHip-Hopシーン

コメント欄はGoogleの検索はおろかブログ内の検索でも対象にならない。だからこちらに貼り付けておきます。

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若井さんもヒップホップに興味がでるとは…!

日本のはほぼききませんが早速punpeeちらっと動画で拝見しました

トラックはいい線いってると思います 飽きさせないflow(歌い方)も技巧派です 特に'お嫁においで'の加山雄三コラボはいいです 本場のトラックメーカーが70's soulをサンプリングしてhiphop classicを創ってきたのと同じ扱い方です(加山雄三の良いところをさらに引き立ててる感じ)

ただヒップホップかっていわれると向こうのアンチギャングスタのヒップホップと比べても軽い感じでよりポップに近いです なんていうか一つ一つlylic,flowのリアリティ&迫力がまだまだ追いついてないと感じます

お嫁においで 2015 - 加山雄三 feat.punpee

https://youtu.be/gLS_4iPoZ40

おまけでアンチギャングスタなヒップホップです

black eyed peas - like that

https://youtu.be/Wmxxg45gglc
  • yuya
  • 2018/07/31 9:31 PM

若井様

14年前くらい、私が中学一年の頃から拝見しております。以前HPの名前はp2s2h2だったと記憶していますが、若井様のR&Bレビューを皮切りに他ジャンルにも手を伸ばし音楽リスナーライフを邁進しております。

さてこの度久々にblogを拝見していた所、punpee の名前が目に入り、驚きと嬉しさでコメントいたしました。
ザックリ言いますと彼はここ10年弱日本語ラップのホープであり続け、ソロ活動よりプロデュースワークの方が多い、和製ファレルと言っていい存在かと思います。
フロントマンとしての作品は2009年のPSGというグループで出したdavid,また昨年リリースのmodern timesのみですが、メロディセンスの素晴らしさと、ポップながらヒップホップの「太く、ザラついた」音感覚にこだわったサウンドはライトリスナーからミュージシャンにまで相当な支持を受けています。
そんな彼の傑作としてオススメしたいのはPSGというグループでリリースした「愛してます」でしょうか。
https://youtu.be/iZFocDZMbh0
また彼の弟の5lackというラッパーが素晴らしく、よりパーソナルな感情を洒脱に曲にしている印象があります。https://youtu.be/pRk9K1eB-JQ

どちらも日本のポップミュージックに於いて他の追随を許さぬ存在かと思いますし、現在のUSヒップホップと比べて劣っているという印象はないばかりか、USの後追いとはレベルが全く違うと思っています。

いきなりの長文で失礼しましたが、こういう奴もblog見てるんだなと言った感じで、とりあえずYouTubeを見て頂ければ幸いです。
  • organ
  • 2018/08/29 11:23 PM
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日本のヒップホップも歴史が長くなり、ドメスティックな性質が強くなってきているため、USのものと単純に比較するのは難しいかもしれません。現在ではUSのヒップホップも単純にブラックミュージックとして定義するのも困難になってきている印象すらあります。

さて、若井さんの言われるようにヒップホップは演者の思想が分かりやすく、その分内向的な作品が多いジャンルなのではと私は思っています。最近は特にその傾向が強くなってきている印象ですね。ただR&Bの内向性との違いは、「病的」なものも少なくないという所でしょうか。

以下、僭越ながら一応「内向的な」という括りでお勧めしたい曲を貼っていきます。私はそこまで英語に精通していないのでリリックがよく分かる日本のものが多めですが、USのものもサウンドとフローだけで音楽としてとても魅力的に聴けます。

KOHH - 貧乏なんて気にしない

https://youtu.be/1Iw_m-CXywo
ここ数年punpee とは少し違う畑で日本のヒップホップの台風の目となってきたのは間違いなくこの人です。2年前、宇多田ヒカルのアルバムにフィーチャーされた事でも話題になりました。また、frank oceanの楽曲にもフィーチャーされ、韓国のラッパーたちとリリースした曲がUSでも支持を受けたりと、日本のラッパーの枠を拡張する存在になっています。特徴としては平易な言い回し、憂いを帯びた語り口、ハイファッションとDQN的なスタイルが同居したような佇まい。足立区の団地出身でハードな生い立ちだったらしく、それはこの曲に顕著に現れています。
サウンドは現行のUSヒップホップと同時進行のもので、そこは好き嫌い分かれるかもしれません。

EVIS BEATS feat. 田我流 - ゆれる

https://youtu.be/nE1nzTE5ESA
EVIS BEATSというプロデューサーの曲で、ラップしているのは田我流という山梨出身のラッパーです。KOHHと比べると尖ったカリスマ性は希薄で、市井の人という感じが強いというか、そこから醸されるブルース感覚が魅力かと。この曲は90'sヒップホップスタイルのリラックスしたサウンドが心地良く、じわりとエモーショナルなリリックが胸にくる名曲です。

SEEDA - Daydreaming

https://youtu.be/dmbcnX8hs8E
上の2人より世代は少し上になります。2000年代後半のジャパニーズヒップホップを代表するSEEDAというラッパーです。プロデュースはBACH LOGICという、非常にクオリティの高い楽曲を作る方で、SEEDAはロンドンからの帰国子女、しかし日本でドラッグの売人をしていた経験があります。卓越したグルーヴ感とよく通るザラついた声を持った、とにかくラップが上手い人ですが、センチメンタルな詩情があり、この曲も少し俯瞰した感じの哀愁がいいなと思います。この曲が収録された「花と雨」というアルバムはジャパニーズヒップホップ史上屈指の名作です。

JJJ - BABE feat 鋼田テフロン

https://youtu.be/Kp7sZi7KeeY
JJJはラッパー兼トラックメイカーで、少しPUNPEEに近い存在と言えます。作風はアーバンな雰囲気たっぷりで少し切なさを感じさせ、音楽的にはR&Bフレンドリーと言えるかもしれません。近年の作品では泣きの情感を感じさせるものも多く、YouTubeにはなかったのでリンクが貼れませんが「midnight blu」と言う楽曲が個人的には絶品で愛聴しています。

nomame - don't forget about me

https://youtu.be/zzSxG5rjRcA
シカゴ出身の女性ラッパーです。ポエトリーリーディングに近いラップスタイルと、ネオソウルの影響下にある柔らかで彩り豊かなトラックがとても心地良い新進気鋭のアーティストです。R&Bでいうとfloetryを思わせる感じもあります。音の柔らかな印象の反面、リリックの内容はシカゴの疲弊した生活を切り取ったものです。陰惨と言っても良いです。書きながらの思いつきですが、同郷のCurtis Mayfieldの遺伝子を受け継いでると言える気がします。

Kendrick Lamar - LOVE feat. ZACARI

https://youtu.be/ox7RsX1Ee34
彼のことはご存知かと思いますが、現在ヒップホップの枠を超えて世界で最も影響力のあるアーティストの一人です。
彼の作品は自己の内面を省みたものが多く、共通して物憂げな雰囲気が漂います。特に
  • organ
  • 2018/10/07 9:39 PM

 



あの街へのRegret ⇒「玉置浩二 メロディー」

金曜日の夜にカラオケ行ってきた。宿泊研修の懇親会の二次会。せっかく施設内に二次会会場を用意しているのに、わざわざ別行動で最寄り駅まで繰り出してカラオケに行く。前日の自己紹介で「お店で歌うぐらいに得意」と自己紹介した人がいて、他の得意な人達も「じゃあ行ってみるか」と思ったみたい。普段なら参加しないのに、今回は後輩から誘われたのと、、、最近の練習の成果を見せたくて?!

 酔ってるとあそこまで音程補正回路が動かないのね。。普段のカラオケ練習の時はアルコール入れないから、そのギャップを初めて痛感した。9人で3時間半。その中で一番下手でした。。けど、やっぱり上手い人達と行くと純粋に聴くだけでも価値がある。今回はそれくらいのレベルだった。もうひとつの良い点として邦楽の名曲を知る機会があること。


前置きはこれぐらいにして、ずっと探していた曲に一番近いものを見つけた。それがこの玉置浩二のメロディーです。

めちゃくちゃ声が良い人がいた。ちょっと声にかすれが入っている点で玉置本人よりも声がよかった。改めてYoutubeで聴きながら書いてます。以前に書いたように僕にとってのR&BはRgret&Babyの略だし、

久しぶりに訪れた時、街全体からRegretを感じるような、そんな人生は間違っている。
というメッセージの曲を探していたけど、この曲はほんとドンピシャに近い。
ただ唯一、歌詞のサビの一部が。

あのころは何もなくて
それだって楽しくやったよ
メロディー 泣きながら
 ぼくたちは しあわせを みつめていたよ


サビの最後の歌詞はどんどん変わる。AメロBメロでちょっとぐらいコミットできない歌詞があってもいい。けど、サビの絶対変わらない歌詞に違和感あるとダメだね。。英語の歌詞だったら頭の中の翻訳回路を遮断すればいいけど、日本語だったら出来ない。。とくに太字以外の下線部分は完全コミットできるからこそ落差が激しい。。歌詞に気づかせてもらうというか、もっと深い受けとめ方があったことを教えてもらえるのが良い出会いなんだけど、あまり邦楽には感じたことがない。。前提となるヘビーさが弱くて、入口の時点で合わない事が多い。

こういうときは替え歌しなかん。元歌を最大限尊重しても。
あのころは何もなくて に続く部分は「いろんなことを断ち切って」「部屋でずっと音楽聴いた」「暗闇の奥を見つめた」「だから君に出会った」「お互いの気持ちに甘えてた」 の5個ぐらいかな、変更案は。このどれかであればフルコミットできる。

 

-----

この曲を歌った人は他にもいろいろと歌っていたけど、オリジナルラブの接吻もびっくり。93年なんだね。R&Bチックなメロディーもいい。上記の歌とは真逆だけどかなりツボにはまった。92年が90'Sの黄金時代で僕がBlack Musicだけを聴き続けると決めた年だけど、その次の年に邦楽でもこれだけの名曲があったとは。この曲を当時知ってれば、それから3年は邦楽も聴いてたと思う。それぐらいのレベル。

 

そんな意味では、宿にもどったら深夜2時だったけど、いろんな意味で楽しめました。去年はこの宿泊研修でHideさんと知り合ったし、なんか縁が重なりやすいイベントなのかも(笑

 




久保田の初期の傑作はYou were mine

硬派な音と声に映える本気度


やっと見つけた。久保田利伸でなくToshi Kubotaからのファンとして、初期の傑作を聴き込めてないのはずっと後ろめたい気持ちだった。そりゃSHAKE IT PARADISEもBaddest.IIも聴いた。けど、どれもピンと来なくて。。名曲の誉れ高い流星のサドルもMissingもそう。本気で好きとはいえなかった。そして10年以上経って、数ヶ月前にやっとBaddest.Iを聴きました。You were mineはシングルCDに収録されただけなんだね。。けどやっと明確に言える。僕は初期の作品の中ではYou were mineが一番好きなんだ。

こういう個人的感覚を明確に発信することの積み重ね。周囲の絶賛を理由に意見をあわせていると個性は育たない。死ぬ直前で後悔すると思う。無理やり人と違う道を探す必要も無いけど、分からないときは曖昧にしちゃだめ。 「流星のサドル」はタイトルで決まり。めちゃくちゃ名文句。「流星の馬車」ならば下手な少女漫画。サドルと流星をつなげたセンス。それに脱帽。けど、リズムはまだ初期過ぎて練られてないと思う。Missingは、、この当時の久保田がバラードで頭ひとつ飛びぬけていたとは思えない。ごめん、彼のバラードが良くなったのはアメリカ挑戦以降じゃないかな。バラードは内省タイプの方が傑作だし、久保田の素は内省ではない。それは悪い事じゃないし、確かにシンプルの曲の方が歌唱力は分かるけど、それでも何かが足らない。

リズムとメロディーの良さでは北風と太陽だけど、ある種の本気が弱い。この歌詞では本気はでない。明るさではかなり良いのだけど。その点でYou Were Mine。硬派な音が歌詞と合う。wereというように過去形。過去の恋愛を歌うからこそ久保田のおちゃらけ?な面が抑えられて、非痛感が見え隠れする声も音も良い。やっぱり僕はこの角度からじゃないと深みにいけない。それはショックといえばショックだけど、しょうがない。 こうやってフルコミットできる曲を見つけるとやっと回りと会話ができる。本当に流星のサドルやMissingが好きな人の意見。大多数は多数派だから属しているだけだから、少数派になっても体はる人はそんなに多くない。 ということで、本気でこの二曲を褒めてくれる人はぜひコメント欄に書いてください。
[2019.02.08]

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本気で好きといえる曲が見つかると、それが他の曲への階段になる。
10:Love Rebornだね。本国一作目のような恋愛バラード。ここに原点があったのか。11:Indigo Waltzが当時の久保田の明るさ全開の中では一番好きかも。タイトルも良い。「流星のサドル」よりはありがちだけど、タイトルどおりの感覚の曲。間奏にサックスがあるのも大きいし、女性のバックコーラスが前面にくるのも素晴らしい。おお、この12曲めはMarvinludeじゃないですか。MaryJ.もMarvinludeだったような。。ここら辺、詳しい人はぜひ教えてください。

13:Dance If You Want Itの攻撃的な音の良さ。イケイケ全開ではこれでしょう。16:雨音(in your face vocal)の意外性。やるせなさが上手く出てる。スゲーな。これが当時の久保田のフルスケールか。改めて感動してます。13と16の表現の幅に。

ここまで聴きこんでやっと超有名な2曲の良さも見えてくる。時代を作った凄さは、同時代じゃないと本当の意味では分からない。それだけのモノならば敬意がベースにあるべき。そういえば久保田の故郷の北にある街で光ゲンジの諸星が育ったはず。同じ高校だった人がそういってた。なんか流星のサドルを聞きこむと光ゲンジが浮かんでくる。これって両方のファンから怒られそうなんだけど、、、当時のミーハーが光ゲンジでコアが久保田だったのかな。Missingの良さは、、、まだうまく言葉にできない。
 




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