Peabo Bryson - "Stand For Love"

声の艶の奥にあるのは天然さ?

 

見た目は確かに老いている。けど、曲だけ聴くと分からなくなる。「この年齢不詳な声はドラキュラレベル」といったら貶している??

 

作品のレベルは高い。けど、大御所の後期の傑作を期待すると何かが違う。10年前の方がある種の覇気を感じた。新しい魅力もあったしね。勝負という点ではFreddie Jacksonのこの作品も示唆的。こういうのが大御所の後期傑作だと思っている。その点で本作は逆に困惑。曲の出来はナイス。10年前よりも粒は揃っていると思う。だからこの1ヶ月混乱している。流石に諦めてUPする事にした。

 

01:All She Wants To Do Is Meからナイス。02:Love Like Yours And Mineも良いと思うし、03:Looking For Sadeはスパニッシュギターがいい味だしてる。Deepに行き過ぎないPeabo Brysonの良さの範囲内で、ギリギリを攻めてる感覚。ここでオーバー気味に泣きシャウトをしてしまう歌手が僕の心の友。Peabo Brysonにはそれがない。知ってるけど、、、やっぱりそうだったんだね。

 

一転明るくなった04:Stand For Loveにはイマイチついていけない。この段差にハマル人が真のファンなのだろう。アルバムタイトル曲だしね。07:Here For Youが彼の一番の王道路線じゃないかな。

 

0



    Mariah Carey - "Caution"


    「KOHHとの曲はまあまあでしたがマライアの新譜自体はめちゃくちゃ良くて、自分が聴いた彼女のアルバムの中では一番好きかもです。今年はella mai大活躍で少しR&Bの復権を感じましたが、マライアの新譜は真打ちという感じでした。」

      ここまで言われたら聴きます。ダメをダメとはっきり名言すること。最高傑作を最高傑作と明確に言うこと。同意してくれない人達から反感を買う時点まで追い込まないと言葉に重さがでないです。軽い話題なら軽い紹介でいいです。相手のファン度数が強い歌手にはこれぐらい書いてくれると嬉しいです。

    うちのサイトに、かつマライアで、ここまで書くという事は本サイトのマライア関連の文章は全部読んでいるでしょう。もちろん2作目を最高傑作としている理由もご存知でしょう。「かも」と書いてるのに後半の文章は絶賛。ここら辺の距離感からそう感じます。なぜかいまでも2作目最高傑作の記事はアクセスあります。最近、Blogを上級プランにしたので、記事ごとのアクセス数が確認できます。基本的には新着が伸びて→時間がたつと下がって。けど、一定数のアクセスが持続する記事もあります。その中にStevie Wonder特集とかあるとBlogやってて良かったと思います。

    先日、コンサートの合間にHideさんに聞かれました。基本、大体1記事に1〜2時間かかってます。皆さんは3分程度で読むでしょう。だから40人が読んで初めて時間が釣り合う。この先の仕事の状況等で変わる可能性もありますが、僕の中で続ける基準はこの人数です。昔からBlack Musicを聴きながら色々と考えていましたが、自分の中では言葉にする手前の「掴んだ」という感覚で満足できます。言葉にするのは読んでもらうためです。その作業は大変だけど、だからこそより深く気づくことがあります。その先にこういう投稿があるのだから、非常に嬉しいです。

    同意は100~50%の間で迷ってます(笑
    評価軸に依存するから。2作目と同じ軸ならば比べれることができますが、軸が違うからこの二つは比較できません。僕にとっては2作目の軸の方がコアだけど、年齢を重ねたマライアをずっと同じ軸で評価して良いのか疑問もあります。そんな疑問を覚えるぐらいには傑作です。だから本作の方をコアにすることも全然OKだと思ってます。逆に女性陣がこの作品をどう評価するか興味があります。良曲が多いのでどれを最高傑作とするかも興味があります。 頭の片隅にWhitney Houstonの作品が浮かんでます。アルバム名は調べてないのでまだ不明ですが、もちろん持ってる作品です。マライアはWhitney Houstonと比較したい歌手です。そして、Whitney Houstonのあの作品と比較すると、Mariah Careyの性格がより明確になると思います。こういう比較は傑作同士じゃないと時間の無駄だから。そのMariah Careyの性格にどこまで惹かれるか?をぼんやり考えながら聴いてます。

    そして、結論出る前に、この時点でここに書いておこうと思いました。
    organaさん、ご紹介いただきありがとうございました。
    これ以上、Mariah Careyからショックをうけたくないので、新作を追っかける事をずっと避けていたので。。よっぽどジャケがよければ手が伸びますが、このジャケは判断に迷う。
     

    0



      Ruff Endz - "Soul Brothers"

      男性デュオの最高傑作かもしれない

       

      まじか、、ここまで完成度が高いとは。傑作でファンも多い彼らの1,2作目よりも断然上。
      After7の"Timeless"やBabyfaceの"Return of Tender Love"に並ぶ。捨て曲が殆どない。すべて緑か赤のレベル。どの曲を褒めるかでタイプが分かれる。上記の2作のような僕の根源を揺さぶる何かはない。けど、それは悪いことでは絶対にない。揺さぶる何かがあるだけで聞き難さになってリスナーの窓口が狭くなる。逆にこれだけ傑作が多いのに恋愛どん底が無いのも素晴らしい。普通レベルで10曲以上作るとダレると思うのだが、それがない。

      そんな中では5:Better Manとかやっぱり惹かれる。当時に僅かでもBetterな部分があったと信じたい気持ちが引っ張りだされる。Ruff Endzだからだね。2作で退場、2作とも良作。NEXTのToo Closeは年間レベルのヒットだが、Ruff EndzのNo Moreはそこまでじゃない。けど、当時のR&Bファンなら知っていて当然。そんな位置付けの傑作曲の方が昔の記憶を保持してる.

      長く活躍している歌手は新作が発表されるタイミングで旧作も聴くから、曲が保持する記憶もアップデートされる。逆にRuff Endzのヒット曲は00年代を冷凍保存していたレベル。曲の最後でMissinってラフに吠えているのもデカい。

      7:Why You Cameも珍しいタイトルの曲。Goneは多いのにComeか。ComeがWhyか。そして過去形のCameか。いろんなわだかまりが重なっているわりにはバックトラックは綺麗な部類。だから不思議な手触り。8:Deepは超ストレートなタイトル。Deep Loveとかならまだわかる。Deepだけか、、、攻めてるねぇ。

      10:Remerkableはオールドテイストな曲で、彼らのボーカルのスキルが上達したことがよくわかる。全体的にK-ci&JoJoの2作目に並ぶ。いや、こちらのほうが上かも。あちらはFFFFがあるけど、、わからん。男性デュオとしては最高傑作と言いたくなる。13:Missing Uも面白い。

      2004年。会社の寮で日曜日にRuff Endzが聞こえてきた。部屋の住人にトイレであったときに話しかけたらRuff Endzという歌手名すら知らなかった。それでも気に入って流す。今では彼の名前も思い出せない。けど、あの彼にもこの作品を聞いてほしい。絶対に気に入る。当時と同じ雰囲気の作品だけど、単なる懐古趣味ではない。16年間の彼らの歩みも見えるのに、それが不思議な手触りで包まれている。もっと自分たちのこれまでの境遇に文句を言うか、再び作品を発表できたことに対する喜びを爆発させるか、、、どちらの面も強くない。そこを想定して聞くと肩透かし。けど、全曲が傑作。

      歌詞であれこれ言うのでなく完成度で示す。
      言葉にした時点で、どちら側を切り取っても嘘になる。言葉はそんなレベルでしか心を伝えれない。
      最後の曲がBe Okayだから。この曲こそが彼らの言いたいことの全て。Okayでなく、Be Okay。僕らはこのBeの意味が体感で分からない。ある意味、「オッケー」「オッケー。」の違いなのかも。助詞にマッピングした方がルール的には良いけど、そしたら「はオッケー」「がオッケー」になるのかな。ならば助詞『は』方が反語の意味をもつ分だけ『はオッケー』だと思うけど、日本語は助詞から始まらないから意味不明だね。

      ----
      3巡目。やっぱりそう。なぜか2000年当時に一番近いのがBetter Manなんだと思う。この曲を聴くと、「俺らはあの頃だって良い作品を届けて来ただろ!」という叫びを感じる。過去形で分かりやすく示しているわけじゃないけど。


       
      0



        Tinashe - "Joyride"

         

        出勤途中の列車のなか。

         

        初めてきいてて12曲目。だいたい見えてきた。すごいね。びっくり。アクエリアスは想定範囲内だったが、この作品は想定を越してる。自問自答から爽やかさまでの幅が凄い。これだけの幅を持ってて意識的に出し入れできる歌手っていままでいたっけ?

         

        アリーヤはデビュー作でケリーと結婚騒動になったのもあって、透明感に鋭さが入るようになった。モニカはと、、その後の人生でのディープさはあるけど、素というのは意識的ではい。生まれつきなんだから。

         

         

        こいうこというとちょっと悔しいけど?、爽やかさは最高峰のテリーエリスまでいってるのでは?

        すげーな、びびった。朝の通勤途中に書くって、いつ以来だろう??今年のsong for youのジャケはスゲー苦手なのに、あの格好する女性がこの部分も出そうと思えば出せる事実が、びびった。少なくともあの格好はテリーエリスはできない。しないといってもいいけど、すると内面のバランス崩れると思う。そしたらできないに限りなく近いよね。

         

        ーーー

        昼休み。今日は会社ついたら若い人にティナーシェ知ってる?と聞いてしまった。

        やっぱりこのキャリアがミソってことかな。有名になってから自作曲をアルバムに入れる歌手はおおいけど、自作曲でのし上がってきたなら違うね。この意識的な出し入れが一番の謎だったけど、納得。

        デジタル機材の進歩と低価格化と使い方説明サイトが揃って、こういう時代が来たんだね。

        やる気さえあれば零から身につく時代が。

         

        加速してる。何かが加速してる。世の中の進歩は普通、技術的未来像で語る。けど、Metooのような進歩もある。あちらは人間性のマイナスを無くす進歩。このティナーシェは人間の内面の可能性を広げる進歩。その波にのる。歌手しか乗れないものではない。今を生きてる誰でもできることなのだ。

         

        本気で聴き込むと波が見えて、ある種の勇気と覚悟をくれると思うよ。

        もしかしたらリスナーそれぞれの道まで垣間見せてくれるかも。

         

         

        よくマルチな才能の歌手っていう。けど、ティナーシェは違う。マルチ感ない。なのにやってることはマルチ。

        それが一番素晴らしいのだ。

         

        いや、もう一歩いけるかな。女性歌手の極地、マホガミーマイライフからみると血の赤が足らないと思う。この作品がティナーシェの底ではない。まだいける。けどそれは彼女自身が一番わかってるだろうね。

         

        ーーー

        帰りの列車のなか。

        深さならカリードだね。けど、マスマーケットに訴える力はティナーシェの方が強い。それは単に顔面や身体的な造りの差といっていいのか? こういう美人/イケメンは特だよ、ってのは嫌い。本当の答えじゃないと思ってる。

         

        ------

        帰ってきたら23時半って、こういう日ほど仕事が溜まってる(笑)

        OK。全部分かった。けど、内容が多くなるから、ページを分ける。

        0



          Toni Braxton - "Sex & Cigarettes"

          成熟とは年齢以外の重ねてきたモノできまる


          [2018.04.19]
          「イマドキこのタイトルでこのジャケ? ありえんだろ」が普通の反応。ところがAmazonのレビューが無茶苦茶いい。読んでいても説得力がある。だからMp3vaで買って聴いたけど、確かにこれは凄い。全部で8曲だけど全て緑にしていいレベル。なんといってもどんな時間帯でも聴ける幅の広さ。

          朝の起きたときでも、駅まで歩く道でも、仕事帰りでも、寝る前の布団の中でも、1人でも2人でももっと大人数でもいける。全方位な作品だけど、全曲が深みがあって幅も広い。ありえないレベル。純粋に素晴らしい。

          ここまで傑作だとこの中からどれを選ぶかでかなりリスナーも問われる。曲の粒が揃いすぎてて、ホンの微妙な差。だから、今、聴きこんでます。うちの結論はまた今度で。トニブラの作品も1枚でも持っていればマスト。それは断言できる。だからこのタイミングでUPすることにしたから。
           


          I'm Sorry, You're Sorryを重ねて


          [2020.09.25]
          追記すると言ってそのままのページが多々あるので、今後はちゃんと追記していきます。まずはこの作品から。上記のように発売当初の感覚は変わりない。それでもあえて微妙な差に注目すれば、03:Long As I Live~06:My Heartまでの4曲が抜きん出て良い。その中でも一番は05:Sorryとしたい。この時点で「お前の願望だろ」と言われたら否定はできない。この結論を明確に意識するのがイヤで上記で筆を止めていたと、今になって気づいた。もちろん02:Sex&CigarettesもCrazy,Crazyという声が太く切ない。これも緑レベル。

          今年の新作があれだけ傑作だったことに衝撃を受けたけど、あらためて考えるとAngieもMaryJ.もマライアだってここまでI'm Sorryとは歌わない。歌ってほしいとは思わないけど、正面からI'm Sorryと歌えるトニブラの方が深い地点にいるのだと。最近はスポーツ選手の不倫が話題になってて奥さんまで謝罪コメント出して余計に非難。無理に女性もSorryというとMaryJ.の傑作2ndになるから絶対にやめておくべきだと思う。だからこそ素直にI'm Sorry、You're Sorryと歌える相手と出会ったトニブラの男運の良さなのかもしれない。

          思い返せばトニブラがその道を歩いているのは、この頃から兆候があった
          [2004/06/19]
          ごめんなさい。こう↑書いた後に、トニブラの3作目を聴きこんでました。「若い頃のトニブラはアホ」というつもりは無いが、やっぱりふっと彼女が浮かんだので・・・ずっと一番暗いと思ってちゃんと聴きこんでなかったけど、この12:Never Just For A Ringが一番泣いていて、一番辛さを浮かび上がらせている。聴きこむほどに男の影を感じない曲で、トニブラが体を張って掴まえた結論があると思う。I Can Love YouやMad Issuesから遠い女性ほど、この曲が側にきてくれると思う。曲の中盤から歌いこむ所が圧巻です

          2004年から14年経過して、18年以降のSoulはトニブラが一番背負っている状況になった。今はトニブラの時代なんだと。そう断言するレベル。

          さきほどは05:Sorryを一番としたいと言ったけど、本当は06:My Heartのほうが上だと思っている。けど単にMy Heartを歌えば良いわけではない。Sorryという気持ちをSorryという言葉を使わずに表現する地点。I'm SorryにYou're Sorryが重なると、Sorryという言葉自体が消去されるんだね。そして残るのは言葉の無い世界。この言葉の無い世界を堪能することがBlack Musicを聴きこむ真の価値。
          ーーー
          残暑が厳しかったのに急に寒くなって部屋の窓も閉める。92年。トニブラはBoomerangのサントラでデビューした。魅力的なVCだったけど、当時はどうしてもマライアのほうが好きだった。そして18年。ここまでの地点にくるとは。

          おめでとうトニブラ。君が女王だ。そう言うのはまだ世界で僕しかいないかもしれない。
          けど間違いなく君が女王だ。今はToniBraのEraだ。いつか世界はこの認識が浸透する。
          それだけは92年も今も同じ手触りの秋の風が保証するから。

          0



            Keith Sweat - "Playing For Keeps"

            R&Bのキングとして


            今となっては2018年発売の本作が最終作となっているんだね。発売当初に聴いてるけど、ずっとレビューが遅れてた。昨日、Dress To Impressを聴いて、さすがに本作をこれ以上伸ばせないと気づいた。

            01:Eenie Meenie Miney Mo (Feat. Rayfade)は合わないです。。02:Bae Baeは90'S初期のキースっぽっくて良い。ちょっとボーカルの声を奥に配置してるのが歳を重ねた証なんだろね。このタイプの曲で女声を入れないのは抑制なんだろう。確かにこのジャケもある種の抑制を感じる。顔の角度と色合いとか全体的に。葉巻で好みが分かれるけど良いジャケだと思う。

            03:Cloud 9はなんだか不思議な曲。本人のこれまでの成功というかキャリアについて歌っている気がする。04:Get Up In Itも曲と声の全体的なバランスが良い。エロと深さ。売れる音楽と芸術性。相反しがちな両端をつなげることができる。R. Kellyがセックスカルトになった今、Keith SweatこそがR&Bのキングでは。
            マクナイトはエロの方向に行けなかった。最近のBabyfaceは凄く良い。けど、若い娘に譲りすぎかもw あのラインはKeith Sweatすきなバブル世代のオジサマたちは認めない気も。

            キングになるには、他人にも曲を提供し、レーベルを作って新人を発掘し、もちろん本人も全米No1は何曲も持ってる。
            これぐらいの達成度が必要。やっぱりキースなんだね。本作はそんなキングとしての傑作は少ない。けど、レベルは低くない。05:Big Ass Lieとか聴くと思う。全曲赤色ぐらいのレベルある。

            普通に作って駄曲にならない
            それぐらいに声に説得力がある。この声の深さ。どちらかというと、女性ファンよりは同性ファンが多い声が多い声だと思うけど。本作はほんといつもの女声のバックコーラスがない。縛りプレイ?(笑 それでこのレベルを作れるなら、やっぱりキングだよ。

            06:How Many Ways (Feat. K-Ci)の良さ。前作のFeat Dru Hillも良かったけど、このK-ciの立ち位置が良い。K-ciがジャックの位置で、キースがキングの位置。さてさてクイーンは誰ですか。それがHow Many Waysなんだろうね。数えきれない女性が該当する。そういう世界観。ずっとそういう世界観で体現してたという意味でぴったりな2人。確かに男の憧れかもしれん。

            強力デュエットのあとに続く07:No Love Lossの捨てなさ。実験的な手触りの曲にしてくるのは当然だけど、駄作ならないのは凄い。08:Fuego (Feat. Akon, Alkaline & Rayfade)もFeat. 全体的にFeatが多い。本人のキャリアハイとなる作品の次の作品はこういFeatが多いアルバムが普通だけど、このサルサというか中米カリブ感が良い。ここまで振り切ったKeithの曲は初めてでは。
            09:Who's Ya Daddy (Feat. Teddy Riley & Tank)はテディーとタンクだからね。さすがのキース。これでTimやミッシーまで呼んでこれたら凄いけど、流石にそれは無いのだろうね。曲としては、ごめん、一番つまらないかも。。10:Pull Upは逆に面白い。何か新しいことをしようとして、それを100%の形で表現できなくてもがいてる感覚を受ける。プルアップだから、引っ張り上げたいのだろう。けど、本当にひっぱりあげたらこのタイトルにはならないから、道半ば。

            11:Red Negligeeは曲の作り方が興味深い。ちょっとR. Kelly?の作風に寄せてないか? アコギをもうちょっと前面に出せばもっと良くなるのに。新しいタイプの曲に挑戦しているのは分かる。Pull Upは新しい感情。こちらの曲風で新しい方向性に挑戦してる。おお、このチャレンジ精神が心地よい。

            12:Boomerang (Feat. Candace Price)でやっと女声。さすがに縛りされるとリスナーのこちらが禁断症状でますよー。いつもの女声のタイプからいうとファットだね。この女性歌手のことは全く知らないです。。うーん、このレベルならBabyfaceのあの作品の方が上かな。13:All About Youはアルバムの最後に相応しい曲。最後にどんな曲を収録すれば良いか分かってる。その安心感と期待感。これがいまでも最後の作品の最後の曲なんだけど、おお女声きました。こっちの声の方が前の曲よりも良いぞ。Featもついてないのにそんなことを言っていいのか分からないけど、このタイプの女声にこそ映えるキースの声だから。バックコーラスがちょっとだけゴスペルっぽくて、確かにキースらしい。良い曲です。

            ーーーー
            ということで緑は一曲もないけど、、逆に今回聴きなおしてDress To ImpressのCant' Let You Goは赤でなく緑だと認識。
            この曲はI'm Not Readyとつながると今回初めて気づいた。Dressはこの先であと100回は聴くとおもうから。この本作はもう聴かないかも。けど、だからといって本作が駄作なわけではない。ファンは聴く価値ある。まったくキースを聞いたことない人なら、別の作品や膨大なベストからでもいいかもね。ベストだけだと本質にたどり着けないとは思うけど。全部の作品のジャケを眺めて、一番ピンとくる作品から聴く方が良い。それがサブスク時代の正しい入口な気がする。そしたら本作はジャケで選ばれるかもね。
            0



              | 1/1PAGES |

              All List

              Categories

              Selected Entry

              links

              recent comment

              profile

              search this site.

              others

              mobile

              qrcode

              powered

              みんなのブログポータル JUGEM