今年もよろしくお願いします

 

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

勝手に恒例気分の新年の富士山の写真ですが、12/30に足柄山の金時山に登ってきたのでその写真。Angieのところで書いた日本1位2位の写真は天気が悪くて仙丈ケ岳まで行けなかったので。。その代わり、今までで一番綺麗な夕日が撮れたので置いておきます。

 

 

昨年は新作で取り上げたのはJavierとSlimとR. Kellyのクリスマスアルバムのみ。JaheimとSilkとマクナイトは簡単なコメントだけか。全部で25投稿なので、今年も同じぐらいのペースで出来ればと思っています。今年発売の作品で他にもご意見あれば、こちらのコメント欄におねがいします。

 

昨年は色々と大きな決断をした一年だったから、今年はその影響が出てくると思う。今までもここにHHAIを書いていたけど、R.が発売された98年のときは両極端だと思っていたけど、思った以上に両者が近づいてきた。幾ら此処がBlack Musicのレビューサイトで、もっと大きな視点でいっても芸術分野に関する個人コメントであっても、Blog2にも書いたけど芸術を客観的に定義する方法がまだあるのかもしれないと、思い始めてる。

 

以前に感動を若干クリアにしたけど、このレベルならばまだ芸術分野であってコンピューター分野には来ない。階段はアナロジーであって、建物についている階段じゃない。ストレートに書けば「Soulの階段」だけど、登る行為、下がる行為、それらによって発生する事まで考えると途端にドツボ。ここら辺をクリアにしていけば、こっちの世界に持ってこれるけど、どうせ美まで射程に入れるならば、聖と性も入れるべきだと思っている。それがMarvin Gayeが代表するBlack Musicの世界。男で性から聖にいけるのはLose Controlだけだと思っていて、あの手触りの曲がもっと増えて欲しいと思っているのは事実。そりゃ中坊のころからShaiのTogether Foreverも好きだけど、あれは最初から性要素(SEX感)が無くて、聖(清き正しい相手への思い)だけだったから。

 

 

今、94年のEx-Girlfriendというグループの作品を聴いてます。全く知らないしEn-Wikiみてやっとフル・フォースが作った妹分グループだと分かった。そもそもフル・フォース自体が00'S以降の人は知らないだろうに。グループ名自体が「元カノ」だから、「こんなグループ名つけんなよ」ぐらいの気分だし、アルバムの最終曲も13:X In Your Sexとか狙いすぎ。ただ、こういうアホな名前をつけるグループの方が、傑作の時は傑作なんだよね。03:Your For Meは緑にしたい。05:I Want Youも良い。なんていうかな、ケバすぎる女性がふっと見せる素の表情のような魅力はある。昔は、こういう良い意味でアホなグループが多かったのになぁ、と懐かしくなる部分もある。

 

昨年末はゴスペルと神概念について少し考察したけど、今年はもっとガツンと行きます。

その分だけ、ここに全く書かなくなるのか、ガンガン書くのか、今はさっぱり分からない。

ただ、今までは半分ずつの労力で両者をこなしていたけど、今年は重ねる。というか重なった。というかこれ以上、別にしておけない。

そんな感じです。




Charlie Wilson - "In It To Win It"

大御所、最後の恋愛歌!?



毎年のようにアルバムリリースできるのは本当に凄い。1953年生まれだから、今年で64歳。キャリア後半でここまで活躍しているのはロン以外にチャーリーだけでは? あまりに作品のラッシュが続いて全部を揃えてないのだけど、本作は気になった。ジャケは東南アジアの大統領の正装みたいだが、顔は真面目だし、アルバムタイトルが今までになく深いと感じたから。

「そろそろCharlie Wilsonも大御所最後の恋愛歌を歌ってくれるかも」と期待してレビューが出る前に購入。今までこの基準に該当するのは2歌手のみ。Curtis Mayfieldは54歳の時、ロンは63歳の時。個人的には60歳を越して初めて歌えるフェーズの曲だと思っています。(Curtis Mayfieldはあの作品が遺作になってしまったから例外扱い) それだけでなく曲名自体が「最後の恋愛歌」に相応しい名前になっているか。そして、最後は声の表情。積み重なった痛みがある種の弱さに昇華して欲しい。

これら3つの基準を全部満たすことなんてありえないと思ったけど、唯一近い曲があった。ただ、チャーリーだからね、声の弱さは有りえないか(笑 けど、あまりに基準を厳しくてもしょうがない。なんといってもうちと真逆の志向性を持つ。2005年の傑作が2000年当時に発表されていたら、僕はR&Bのサイトなんて絶対に作らなかったと思う。それだけの影響力を持つ人だから。

個人的には一番痛みが見えたThru It Allを越す表情を期待していたけど、それはなかった。あのShavaShavaは本当に価値がある。それを越す声ではないから、現在は暫定かな。取り急ぎ最近の作品と90年代のソロデビュー作をMp3vaで集めたところ。全部聴いてからじゃないと正式認定できないね。

ちなみに、いつもながらにチャーリーばりの良曲が多いので、その点でもオススメします。追記するのは聴き込んだ後で。




Kenny Lattimore - "Vulnerable"

傷つきやすさの内にあるもの


前作は彼の最高傑作だったけど、本作も凄い。今までになかった新しい魅力が出ている。
このジャケは期待大だったからMp3vaでなくCDで買う。アルバムタイトル曲を一曲目に持ってきた自信は想定していたけど、まさかここまで良いとは。

01:Vulnerableの始まり方がアフリカなんだよね
この小太鼓の音なのか、手拍子なのか、何がアフリカ感を生み出しているのか謎だけど、黒人らしくない顔のつくりをしているKenny Lattimoreだからこその新しい一歩を感じる。マルコムXは黒人の中では肌白く、それで虐めらた過去を持っていると読んだことがあるけど、Kenny Lattimoreにも何かあるんじゃないかと思わせる深み。こういうのを求めてた。Sylvia Powellと同じレベルにまで到達してる。素晴らしい。

02:Pushはいつもの路線。前作よりも明るさと寛ぎを感じる。03:Stay On Mindは前作に収録されていても不思議の無い曲。デビュー作から独自性を持っていたけど、本当の意味で、前作で己のスタイルを確立した事がわかる。04:Perfectionはちょっとアップテンポ。若い頃の色気を感じる。05:Curtains Closedは悪くないけど、色付きほどじゃないかな。06:Pricelessは普通レベルなんだけど、これが普通というのも凄い。07:Deserveもそう。この曲が一番、本作のジャケのポーズに近いと思う。ただ、ポーズと表情が同じトーンじゃない。このギャップがうちらのようなファンを鷲掴みする部分。

 

08:Falling For Youはさすがに全曲色づけもファン心理が入りすぎなので。09:One More Night feat. Gerald Albrightもそう。10:More Than Lifeはミドルテンポで彼のカッコよさが良く出ている。11:Never Too Busy(Live)を聴くと彼のライブにいきたくなる。Sexyバージョンと言っているのが微笑ましい。彼のデビュー作を23歳の時に聴けたこと。当時はこんなレベルの紹介しかできなかったけど、やっと彼の魅力をガッチリとつかめたと思う。10%ぐらいは自分自身も体現できたこと。僕は当時にもっと感謝すべきなのだと、素直に思った。そんな気持ちにさせてくれるLive盤

 

 

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本当ならばVulnerbleの方向性でもっと曲を作って欲しかった。だから、本当の意味では見えていない。「傷つきやすさの内にあるもの」が何か、分かった人がいたら、ぜひ教えてください。


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 「キャリアハイ」
 「今までになかった新しい魅力」
のどちらかが無いと、本気で良いとは思えない。本気で良いと思ってない人が書くレビューを見るのは雑誌全盛だった90年代からイヤだった。レコード会社の広告料が大事だった雑誌と違って、素直に「良さが分からない」と書けばいいけど、それによって買わなくなる人が出る可能性もある。それは歌手に失礼だと思ってる。本当にダメな作品は本気でダメだと書けるけど、そこまで言い切ることができる方が稀。そんななんな。
 




Calvin Richardson - "All Or Nothing"

透徹な世界に色づけ口づけを



Calvin Richardsonのデビュー作は「情熱から欲望を抜いた」点が絶句。オンリー1にしてナンバー1。Rhythm Nationを見て初めて買った作品だし、22の頃に聴けたことは本気で感謝している。あまりに完成度が高すぎて一作退場の可能性も大きかったのに、こうやってコンスタントに新作を発表できる歌手となって本当に嬉しい。従兄弟のK-ci&JoJoよりも今は息が長い歌手となっているから。

2作目以降は「熱さを」ベースにした一般的な作品を発表してたけど、今回はちょっと違う。この作品からCalvin Richardsonのファンになる人はいないと思うけど、デビュー作をいきなり聴いて気に入る人も僅かだとは思う。入口としては今も昔も3作目 そもそも僕がBlogで再開したのもあの作品をどうしても紹介したかったから。だからeidが2だしね。けど、本作は新しい道が見え隠れする。
その何かが、先日、垣間見えた。
 


[12.08]
やっと見えてきた。

通勤中、リチャードソンの最新作聴きながら、苫米地による空海の解説本読んでたら、両者がリンクして霧が晴れてきた。そこまでの作品じゃないと感じてた自分が間違ってた。

と、おもったら列車が動かない。ある意味、良い機会。
朝の通勤列車が信号トラブルで全車両止まってるなか、スマホから書いてます。

今になっても、もうすぐ20年でもリチャードソンの最高傑作はデビュー作だと思ってる。情熱から欲望を抜くこと。琥珀色の蒸留酒のような輝き。そこから随分と時が流れたけど、空海の到達点は曼荼羅や教典で理解することよりも、リチャードソンから理解した方が具体的に体感できる。密教が空に対して行った色づけは、リチャードソンの情熱感に近いのだ。こういう気づきこそが真の幸せ。

カルマと歌う黒人歌手がいるように、キリスト教とか仏教とかの区別なく、ある種の帰着点に向かって大きな流れが出来ている。我々はどこからきて、どこにいくのか。その答え。歌を聴くことで、歌詞から気づきを得て、メロディーから癒やしを得る。今後の世界は、音楽のジャンルをその思想性で区別すべきだと思い始めた。

今日は早退して寝て深夜3時に起きて運転。6時過ぎから開始。冬期登山も一歩ずつ経験を重ねてきたけど、標高2000のマイナス20℃のテント泊は初体験。流石に緊張する。ここ二年ぐらいは山を重ねる登山が多くて出発前の緊張から無縁だった。

やっとここまできた。理想とする歌世界の理解のためにも色々削らなかん。その最短は削る場所に行くこと。情熱と欲望から照射するのはデビュー作から変わってない。今回は何かがここに加わってる。それを見つけるために。

なぜアメリカ旅行を重ねるのでなく、登山になったのか分からない。道は一つじゃない。薦める気もない。ただ僕がやってる全ては重なってきてる。やっと動きだした列車が向かう先以外は。

問題は、そこだな。こういう幸せとも思える気づきをあと何回重ねれば独立できるのか。そこが見えてないのが致命的。雪山を歩きながら考えるべきことは多い。


 

雪山から帰ってきた。
冬季に一泊二日で行ける最高峰の甲斐駒だけど、黒戸尾根の登山道は信仰の道だけあって途中に行場が多い。駒ヶ岳と名がつく山は各地にあるけど、最高峰だから統括しているのだろう。他の霊山と比べても剣が刺さった場所が多い。「突き抜ける青い空と雪の頂に刺さる剣」の光景が不思議とCalvin Richardsonの情熱に似合う。奥の富士山がワンポイント。何よりもこのざわついたような太陽。カメラの結露だと思うけど、太陽以外はちゃんと写ってる。こういう瞬間なんだよね。正しい道を歩いていると思えるのは。

22のとき、デビュー作を聴きながらこの風景を見ていれば、手の隙間からこぼれていったものをすくうことができたのに。。同じ高校から同じ大学に行った同級生は学生時代に既に雪山に登ってた。。大学時代は学年が違ってたから全く連絡とってなく、35の時の同窓会で知った。それも自分を雪山に駆り立ていた理由の一つなのだろう。

Calvin Richardsonのデビュー作はまさしくこの風景の世界。
これまでずっと「琥珀色の蒸留酒のような輝き」と表現してたけど、違うね。こちらの風景の方が彼の奥底の心象風景に近い。この本作で一番近いのは、タイトル的には01:All Or Nothing。こういう対比こそがデビュー作でHalf the Timeを歌った彼らしい。けど、07:Make Me Say Nah Nah Nahの方がこのざわついた太陽に近い。これこそが欲を抜いた情熱。

この風景を見ながら、昼でも氷点下の空気を吸う。どれだけ高い場所にあるスキー場もここよりは低い。レジャーはもういい。この場所は覚悟しないとこれない。ぎりぎり30代。ドアが閉まる前に駆け込んだ感覚。そしてやっと、もう一歩掘り下げるようになった。


基礎的な情報として大事なのは、「効果が高い痩せ薬ほど自殺を誘発する」 基本的な欲望は単純に無くせばいいというモノじゃない。だからこそ、「釈迦は悟った後に何故死ななかった」という設問に価値がある。この設問を建てた時点で魚川祐司は30年に一人のレベルになった。最近はGoogleの影響かマインドフルネスが流行っているけど、講師で呼ぶなら彼を連れてこないと。本当の一番を味わう事。全く興味のかけらも無い人を振り向かすにはそれしかない。

本作は、この風景がメインじゃない。他の作品のような熱さメインでもない。多分、新しい方向性は10:Make Up Loveなんだと思う。普通に聴くと変哲も無い恋愛曲なんだけど、深さがある。この曲の奥にこの峰の風景を見る事ができれば、本当のキスの意味が分かるのだと思う。そもそもmake up loveって常用慣用句なのか? 探しても出てこない。 けどmake loveとは明確に違うと思う。Calvin Richardsonをもっと分かっている女性から鼻で笑われそうだけど、、とりあえず、タイトルは色づけから口づけに変えた。ここまでが現時点での私の暫定解です。

また、聴きます。
 




112 - "Q Mike Slim Daron"

再結成の金字塔:ナイーブから熱さへの昇華



まさかここまで良いと思わなかった。ジャケのデザインもポーズもJagged Edgeに近いけど、歌い方までそちらに近くなるとは思わなかった。ボーカルグループの区分けの中で、まさかBoyzIIMen系からJodeci系に行くととはね。。純粋な感動。

アルバム一通り聴いた後だと、この赤の意味が分かる。確かに赤なんだ。96年のデビュー作は白いバックに白いスーツで抑制された彼らの感情が冬に似合ってた。今回はパンツが黒になって、ジャケットも襟が黒。そしてバックは赤。112という数字ですら攻めているデザイン。何から何まで素晴らしい。

音楽性の違い
グループが解散するときはどんな音楽ジャンルだって、「音楽性の違い」を理由とする。けど、各々のソロ活動が上手く行く方が稀。うちのサイトでも絶賛しているように、112だけはQSlimに、Daron、Mikeとソロでの傑作が多かった。それぞれが新しい魅力を出していた。

そして112の再結成。
再結成で傑作を届けてくれることが素晴らしいのに、新たな魅力があることがもっと素晴らしい。この方向性の違いは、112というグループの中だけの活動なら、21年経っても出てこなかっただろう。一度、解散したからこその魅力。「再結成の金字塔」とはそういう意味です。

ファンとしての21年間
どれだけデビュー当時の112にハマっても、本作の良さが分からなかったら、それはこの21年の過ごし方が間違っていたということ。どれだけナイーブでも、どれだけ穏やかで優しげなコーラスが好きでも、魅力の幅を広げる必要がある。この作品を聴いて素直にハマったら、それは21年間の正しさ。ネットを見ると絶賛している人が多くて、ホント、その点がファンも含んだ112の良さなのだろう。

間違いない、皆が書いているようにデビュー作と同じぐらいに良い。01:Introから素晴らしい。Q Mike Slim Daronとバックでムニャムニャ言ってるのが良い。ということで、この良さが分からん奴はファン脱落とまで言いたくなるほどの傑作。だからこそ、本作の中でどの曲に注目するかで志向性が分かる。僕の結論は出ました。皆さんの結論を待ちたいので追記は年明けで。年末年始は本作だけで良い。そう思うだけの作品!

 

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今年で40歳。歳をとることにネガティブな感情はあるけど、こうやって歌手の人生と並べると、デビュー当初から一緒に21年過ごしてきたことが本当に嬉しい。Brian McknightやR. Kellyはデビュー作を聞き込んだのが2作目の後だから。本当にデビュー作をデビュー当時に聴けたのは、ここら辺の歌手からなんだよね。そしてこれだけ傑作が多いという点でも112は素晴らしい。




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