Toni Braxton & Babyface - "Love, Marriage & Divorce"

本当に有りえない事は夢想すらしない。まさかBabyfaceがここまで痛みを生に出すとは。


個人的な知識ではBabyfaceは離婚経験者。トニブラは違っていた気がするけど、もっと詳しく知っている人がいたら教えてください。

トニブラの方が先にクレジットされているけどBabyfaceのアルバムだと捉えた方がいいと思う。何故って、彼の声の方が痛みに満ちているから。未だ全曲聴けてない。けど、01:Roller Coasterと03:Hurt Youの時点で断言できる。此処はR.をトコトン聴き込んだ人は断言していい場所だから。

ありえない。ありえないぐらいのBabyface。これが90年代に聴けて入れば、マクナイトと並ぶぐらいにファンになれた。そもそも作曲の才能はマクナイトよりもBabyfaceの方が上だとは思ってる。Babyfaceに足りないのは「己の心に切り込む意志」 The Dayはダメ。甘ったるくはないけど、あのラインに叫びは無い。突き詰めると叫びしかないマクナイトのデビュー作とは違う。

01:Roller Coasterの時点で期待はできる。けど確信できるのは03:Hurt Youの歌いだしの彼の声。この場所を純粋に求めていた。けど、歌手全員がこういう曲を歌う必要は微塵に無いと思っていて、Babyfaceに歌って欲しいとは一度も思ったことが無い。その分だけ感動してる。このジャケもそう。壁に押し付けているトニブラの態度も彼女に似合ってる。壁にもたれているBabyfaceも彼らしい。ここまで洗練されているジャケだからこそ真の姿が浮かび上がってる。

この状況でグラサンをしてるからこそ、Love Marriageの先にDivorceが来るんだよ。
横顔ではあっても、この状況では決してグラサンをしないマクナイトを見習った方がいい(マクナイトも離婚しているが)
このグラサンを見るとマクナイトとR. Kellyを結んだ直線上において、BabyfaceはR. Kellyよりかもね。

続きは次回で。

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あれ?あれ?あれ?

全曲聴いてちょっとびっくり。03:Hurt Youの先の地点の曲は無いじゃん。じゃあ03が最深部か。おいおい、それはR. KellyもBrian Mcknightもしないのだけど。SadeのSoldier of Loveとか見習って欲しいのだけど。

けど、それが正しいのかもね。皆に聞いてもらえるラインのKeepであれば。R.もマクナイトのデビュー作もMarvin GayeのHere My Dearと同じく伝説にはなるが真面目に聞き込んだ人はファンの10%だろうから。03:Hurt Youで止めるラインとグラサンが同じ意味なら、正しいのはBabyfaceであって、ウチのラインの方が間違っている事になる。

そういわれると、そうかもね。。

現時点ではBabyfaceの本作の真価は分からない。いや、分からなくなった。その点は認めないとね。
ただ、真価は11:The D Wordの奥にあると感じる。そういう曲だし、最後に相応しい曲だから。Dは何を意味してるのか? 僕よりもBabyfaceのファンだと自認している人は日本に1000人以上はいると思う。ぜひ、その方の意見を聴いてみたいと思ってる。Babyfaceが完全に歩み寄る必要は無い。この半歩感は個人的には残念だけど、逆に本サイトも半歩はBabyfaceに歩み寄る必要があると思い始めた。


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[2016/02/14]

Babyfaceの新作を聴きこんでやっと分かった。こちらにも再掲。

Hurt Youをイチオシしているけど、あの作品の最高曲は04:Where Did We Go Wrongだね。当時は「全曲聴いてちょっとびっくり。03:Hurt Youの先の地点の曲は無いじゃん。じゃあ03が最深部か」と書いたけど、間違っていました。ごめんなさい。。この痛みを含んだ声が最高。

Hurt Youよりも行き場が無くて、その分だけ切なさが増している。
そういう意味で、僕はBabyfaceのファンとしてはまだまだです。それを痛感した。



Dave Hollister - "Chicago Winds...The Saga Continues"

世俗、娑婆、そしてこの世の事



2003年のReal Talk以降、ゴスペルで歌っていたDaveがSecular Music(世俗音楽)に帰ってきた。シングルカットの01:Spend The Nightの完成度は高く、Daveのべストには必ず収録される出来栄え。Teddyのリミックスは絶賛するほどでも無いとは思っているけど。確かに90年代に回帰というのもよく分かる。けど、この作品の真の価値はゴスペル側からSecularを照射した点。それが分からない限り、曲の充実度から以前の作品を上と思ってしまうだろう。

ゴスペルに本気でコミットした歌手といえば、アル・グリーンやGlenn Jonesがいるけれど、彼らを完全に聴き込んだ立場じゃなかった。デイブはデビュー当初から彼と一緒に歩んできたから、本作こそは突き詰めないと。secularとは「来世や死後の世界ではなく、この世に関することを表す形容詞」なのだが、Daveのようにキリスト教を信じているワケではない。けど、宗教観の根っこは一つだとも思っている。

四生(ししょう)の盲者は盲なることを識(さと)らず
生まれ生まれ生まれ生まれて生(しょう)の初めに暗く
死に死に死に死んで死の終わりに冥(くら)し

※空海の沙門遍照金剛撰より抜粋
 



Calvin Richardson - "I AM CALVIN"

奇跡な組み合わせ


期待はしていたけど、ここまで良いとは思ってなかった。前作は年齢的な渋みがあって、20歳以下がハマる作品ではなかった。今回はEric Benetのプロデュースだから10代でも聴ける作品になってる。Calvin Richardsonはまだセルフタイトル・アルバムを作ってない。本当ならば完成度がMAXの処女作をセルフタイトルにすれば良かったけど、あれは「カントリー・ボーイ」。その後も無い。だからこそ、この作品こそがセルフタイトルなのだ。I AM CALVINというタイトルはセルフタイトルを既に使ってしまった歌手が選ぶ名前だと思うけど、Calvin Richardsonは違うんだね。ここら辺に彼のある種のタイプが表現されていると思う。

シングルカットされた02:We Gon' Love Toniteの出来がナイスなのに、アルバムにはそれ以上の作品が多い。インタルードの01:Before This Moment Leavesからナイス。03:HearsayもEric Benetじゃないと作れない種類の曲。04:Unreasonableは最初にEric Benetの名前が書いてある。(01はDemonte Posey、2,3はCalvin Richardsonが最初) 

05:Dark Side Of Loveだけはパス。Calvin RichardsonにDark Sideは無いよ。だから中途半端になってるね。06:I'll Take Care Of YouはいつものCalvin Richardson節な曲だけど、ダレてない。08:More Than A Pictureも今まで無かったタイプの曲。Jonathan "Jon Rych" Richmondがプロデュースになっている。良い仕事してるなぁ。

09:All This LoveはEl DeBargeが作った曲じゃん。これってカバーなのかな。ナイス。あれ、ちょっとずれてる。アルバムは10曲と書いてあるのに、プレイヤー上は11曲あるぞ。05:Dark Side of Loveは正しいからMore Than A Pictureは09番目か。What Would I Doは08番目。じゃあI'll Take Care Of Youは07になるのかな。サビ的に。じゃあ06番目が抜けてるよ・・・うーん、サビを反映したタイトルとしてはSlow Jamになると思う。誰かここら辺、知ってる人いない?多分、1曲余分に多く収録してしまったのだと思うけど。

とりあえず現状での結論。
Eric Benetがプロデューサに加わっているけど、もう1人のDemonte Poseyも良い仕事してます。まさしくCalvin Richardsonの新しい魅力が引っ張りだされている。「新しい自己像」という意味でのセルフタイトルなのは間違いない。本作は誰にでも薦めれる。それが一番間違いないね。




 



Keyshia Cole - "Point of No Return"

90'sへのオマージュの先に



前作はタイトルとジャケからパスしてた。もちろん聴いてるけど、ネガティブを書くぐらいならスルーしてたので。本作は予約段階から気になってた。Keyshia Coleにとってクレイジーじゃないジャケは初めてじゃないか? そしてのこの「Point of No Return:帰還不能地点」というタイトル。奇しくも本サイトを作った当初(2002年2月)に書いてる。
本HPとしては皆様に「ポイント・オブ・ノー・リターン(帰還不能地点)」を超す事をお勧め。航空用語で、出発地に帰ろうとしても燃料不足で帰れなくなる地点のことだそうです。この地点を過ぎると、目的地にひたすら突き進むしかないのです。世の中、色々 覚悟がいります。けど、真面目に誠実にやってればいつか報われるから。MaryJ.が女王になるのがR&Bの本質です。R&Bを聞きながら覚悟が無い奴が1番パスかな。

当然ながら「前向きな諦め」も大事。恋愛が始まる前からこの二つのラインを決めておくのは不可能だとも思うけど、「今までの自己像としてアウト」「人としてアウト」の二つこそがそれぞれに結びついているのは確かじゃないかな。本作のタイトルの地点の手前で引き返す人は、それまでの自己像の維持を選んだのだと思う。Keyshia Coleは間違いなくこの地点を越してる。越してない人にこのタイトルは歌えない。

アルバム全体を通じて90'Sへのオマージュに満ちている。01:Intro(Last Tango)の始まり方から。カバーでもサンプリングでもなく、オマージュと言いたくなる参照の仕方が、このジャケに見事に合っていると思う。03:N.L.U.(feat. 2 Chainz)を聴いて元歌が分からなければ90'sのファンじゃない。10:On Demand (Feat. Wale & August Alsina)もそうだね。この2曲を取り上げてくれたことが嬉しいし、なにより曲の最初のKeyshia Cole本人の声の表情がいい。発表された当時に100回以上は聴きこまないとこの声は出せない。10の元歌は93年だから81年生まれの彼女は12歳。ならば初めて聴き込んだ曲なのかもね。
 



Traci Braxton - "Crash & Burn"

王道アーシー



トニブラ系の中では1番目がToni Braxtonのデビュー作2番目が姉妹グループのBraxtons、そして3番目が本作であることは間違いない。末妹のターマーの作品は姉貴のトニブラをDisってるし、トニブラの2作目はウリに走りすぎで、3作目以降はDeep。一般層まで受け入れられるのはこの3作しかないでしょう。個人的にはトニブラのPulseは推したいけど、やっぱり奥底には哀しさがある。この「懐かしい悲しさ」を聴き込めないのは可哀相とも思うけど、ライト層にはやっぱり薦めれない。本作はまさしく誰もが聴きこめる王道路線になってる。

ジャケの時点では期待零だったんだよね。バイクよ、バイク。俺の記憶では女性ジャケでバイクなのは始めてじゃないか(他に知ってたら教えて下さい)。このポーズといい、良い意味で場末のお姉さん。 01:Hoilding Onはチープなバックトラックが見事にジャケにハマッテル。個人的にはファイナルファイト(ゲーム)の世界観。妙に懐かしさを感じるぞ(笑。

02:What About Love?からアルバムの性格が変わる。03:Stay Sippin' (Feat. Raheem)は今までのRaheemのような怖さを感じない。俺がマシになったのか彼が大人しくなったのか分からないのだけど、根源的なループが無いからかな。04:Last Callから曲のレベルが上がる。聴き易いのに深みがある。このジャケの雰囲気じゃない。もっとアーシー。05:Dwlyもナイス。曲のレベルが全体的に高い。プロデューサは良い仕事してる。バックのUFuuu,UFuuuがナイス。



D'Angelo - "Black Messiah"

歳を重ねて、人は収斂していく



最初の3曲が特にクリアーなので、皆さんが言うような感想になるのは分かる。けど、後半こそに今までに無かった新しい面があると思う。その点で2作目Voodooでなく1作目ブラウンシュガーの方が近いし、比べるべきはこちらじゃないかな。アルバムを正順で聴いたときと逆順で聴いたときの印象がこれほど違うのだから。全曲が一貫してたVoodooと違う。特に12:Another Lifeを聴いて思った。恋愛は一生歌わない男だと思っていたし、そう自らに架していると思っていたけど、今回は違う。想像以上に今の自分の気持ちを素直に出してる。09:Betray My Heartもそうだね。今までの彼のスタンスではあり得ない。

D'Angeloの奥さんだったAngie Stoneは本作に微笑むだろう。傑作の3作目Stone Loveの歌のように。別にD'AngeloがAngieを思い描きながら歌っているとか、そういう事をいいたいワケじゃない。「自ら架す事で周囲が全部不幸になった事実から逃げてない」が聴けば伝わると思うだけ。何よりもMad Issueの回答になってる。その点こそが一番大切。

収斂進化って言葉がある。Wikiの記事は専門的過ぎてわかり難い。Naverまとめの方が視覚的に分かりやすいかな。カンガルーやコアラとかの有袋類と哺乳類の形態的類似性もそうだね。そして、ラマルクの「個体発生は系統発生を繰り返す」という言葉もある。系統的に異なったものが収斂するならば、異なった個人もやはり収斂していくのが大きな歴史の流れという事なのだろうか。D'Angeloは常に黒人の歴史を見据えて、かつ斜に向き合っていた。正面から向き合うDonnieとは違う。けど、大き流れを見ていたことには変わらない。それと同じく、個人個人にも大きな流れがあるのだと。
 



Johnny Gill - "Game Changer"

カムバックの先にあるもの


Amazonでやっと手に入った。随分と時間がかかった。Mp3va.comを使っていると金銭感覚がおかしくなるけど、日本にコンサートに来て欲しい歌手はやっぱりCDで買いたい。ということで、追記していきますね
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Amazonは入荷待ちだけど、Mp3va.comは取り扱いを始めたので早速購入。すごいね、まさかカムバックした前作と比べてここまで前に歩いているとは。これまでは綺麗でエレガントな歌こそがメインだったし、96年のLet's,,,,は一転してモノトーン。カムバック作もメインはエレガント。

今まで一番、聴いてて寛ぐ作品になってる。
「Deepを潜り抜けた先にある澄み切った寛ぎ」を求めているからこそ、今回の作品のレベルが嬉しい。Johnny Gillのデビュー作等を聴くと、そこまで幼年時代の悲惨さは見えてこない。けど、96年の作品での選択。その後の長い雌伏の時代。だからこそ、この作品を届けてくれたことが何よりも嬉しい。モノトーンでまとめたジャケで、口元は微笑んでいるけど、眉毛付近に苦悩も見え隠れする。歌手名の所にさりげなく光沢があって。そういや前作はグラサンしてたもんなぁ。グラサンしてる作品が到達点のワケないか。

前作で「歌人生の集大成」と書いたけど、09:It Would Be Youがあったからでもあるけど、本作はあの曲がアルバム全体に広がった感覚で。本作こそが集大成だよ。アルバム全体として寛ぎがメインで、若い人には刺激が少ないかもしれないけど、これが真の到達点。
 




Charlie Wilson - "Forever Charlie"

これだけ澄みきったUPの曲があるのならば


。妝弌淵▲奪廛謄鵐檗砲龍覆蓮岼枩と楽しくやりたい」という思いに満ちている
∩感覆UPのアルバムは存在しない

これまで1000枚以上のBlack Musicの作品を聴きこんで、当然のように常識だと思っていた。僕以外のBlack Musicファンだけでなく、他のジャンルの音楽ファンに尋ねても当然というだろう。コンピならば△牢愀犬覆い韻鼻■妝个龍覆呂覆なかHITしない(チャートのTOP10以内に入るのが大変)から、全曲をUPで固めるようなリスクをとれないのだと思ってる。

けど、もっと当然なのは UPは興奮を歌う。興奮とは「戦い」か「異性」しかあり得ない。戦いだって突き詰めると異性を手に入れ子孫繁栄。もちろん偉くなって「命令する快感」もあると思うけど、そういう上位の人の方が異性が寄ってくる面もあると思っているのも事実。

このアルバムから受ける感覚は真逆。01:Somebody Loves Youから違う。紛う事なきUPの曲なのに、澄み切っている。アルバムが流れた瞬間に「え、マジ?」と思ってしまった。「たまには突然変異もあるかもね」と思っても、02:Touched By An Angelも澄んでいる。曲的にはMiddle-Slowぐらいだけど、Charlie Wilsonの太い声がMiddleとして聴かせる。心情が明るいので実際のテンポ以上に明るく聞こえる。03:Goodnight Kissesもそうだね。

不犯って言葉は知っているかな。知らなくても見れば分かるか。女人禁制の仏教でも一生不犯を貫いた人は長い歴史の中でそんなに多くいないらしい。私が以前に読んだ本では、不犯を貫いたのに地獄行きになって、「なぜ私が地獄なのですが」と聞いたら閻魔様から「お前は頭の中でまぐわう想像していた。想像するだけで罪なのだ」と言われ、「想像するだけ罪だと知っていたら、どうせ罪になるなら還俗して女性を抱いておけばよかった」と後悔している話が載っていた。20代の時にこの話を読んだときは、「じゃあ誰でも地獄に決まっているじゃん」と思ったのに、このアルバムはあり得ない。

04:Just Like Summertimeの奇跡
最初からHouuと吼える曲なのに、逆さに見てもとことんUPなのに、この透明感はなんだろう。普通、お坊さん達は性欲が出ないように肉を食わない。精進料理ばかり食べてる。 けど、そういう後ろ向きの抑え方じゃない。この曲に載せて昇華させればいい。それぐらいに凄い。
 



Shaliek - "Blood Sweat Tears"

膝を抱えて座りながら吼える



発売から1年経って誰も批評してないけれどかなり良い。これだけストレートに吼えているデビュー作は滅多に無い。ジャケの通り「底感覚」は強いけど、不思議と恋愛感は強く無い。個人的には恋愛感MAXなBradd Marquisも好きだが、Shaliek自身の立ち位置にも親近感持てる。ネットで見つかるVCの01:The Pastを見てると瞳の強さとピアノが気になる。ちゃんと育てればマクナイトを継げるかもしれない。それだけのポテンシャルを感じる。

02:Better Womanもナイスだし、03:Dance In The Rainは一転して素直な声で歌うバラード。この3曲で歌手としての幅も良く分かる。04:Ain't Supposed To Cryもシングルカットか。とことん重い曲で攻めるなぁ。なぜかYoutubeで探していたら、となりにAlicia Keys。確かに重い曲でデビューする点が似ているのかもしれん。けど、あれは美人とのコントラストがあったから。Shaliekはそういう意味で上手く行くのかな。

重い曲を重ねるよりも、Marvin GayeのI Want Youをサンプリングしてた05:Feel Itの方が売れ線に近いと思う。カバーだろうとサンプリングだろうとI Want Youに関しては譲らないが、この曲はクリアしている。それは爽やかな疾走感を突き詰める資格があるということ。「欲しい」という気持ちで歌うと間違えるのがI Want Youだから。

06:Blood Sweat Tearsはアルバムタイトルでオールドテイストな曲。ハチャケすぎた07:So Tiredはパスだし、08:Always Be Yoursは何か足らない気がするが、09:That's How Bearutiful You Areは興味深い曲。

一番明るい10:Fillin' In THe Blanksは好みで別れるかな、11:I'll Give It Upと12:Like I Was Never Hereもそうか。個人的には後半の中では12が一番いいかも。アルバム後半は色々なタイプな曲があるし、人によって評価が分かれると思うけど、6曲目までの前半のクオリティーはかなり高い。シングルカット曲が合わない人にはぜひ03:Dance In The Rainと05:Feel Itを聴いて欲しい。全体として内省的で吼えてて、ジャケに見合う内容になっている。これぐらいポテンシャルがあるならば3作は続いて欲しいと思うけど、今の音楽業界はそれが可能な状況になっているのか・・・その点が一番心配だったりする。個人的な実感でいえば、90年代にこのレベルのデビュー作ならば、絶対に3作はいけたと思うから。

 



Leela James - "Fall For You"

Lady Soulというシュラフに包まれて頂で寝る幸せ



2005のデビューからずっと一般的な恋愛の情景を横に置いて歌ってきたLeela。同期デビューのKeyshaがどん底恋愛を得意としていたから、両者足して2で割ったら平均になるのに、そういう歌手ほど大成しないのがBlack Music。Leelaはその後の作品でも「とことんSoulだけど恋愛感が弱い曲」を歌って、聴くたびにこちらは撃沈してた。。本作もぶっとんだ髪型がいつもの彼女のノリなのに、聴き始めると何かが違うんだよね。03:Give Itから「あれ?」という感覚。

この歌には懇願が見え隠れする
「懇願が無い恋愛は恋愛じゃない」とまでは言わないけど、「去りたければいつでも去れば」をずっとKeepしたら、それは恋愛? 「去らないで」が零の恋愛は共有するのがしんどい。本作が今までのLeelaと違うと明確に判断できたのは、04:Do Me Rightです。タイトルから懇願直球。いつもの吼えっぷりに切なさが載っている。別に相手から懇願が欲しいわけじゃないけど、自身が懇願するときほど勇気付ける曲が聞きたいとは思う。その点で、この曲は懇願をフルオープンする勇気をくれる。それは女性陣にとっても価値があるんじゃないかな。

05:Set Me Freeは明るいミドル。いつもLeelaはFreeな場所で歌っていた。けど、この曲は恋愛に拘束されている状態で歌っている。そこが今までの作品と違う部分。06:Everythingとは恋愛で一番ベタな台詞だとも思う。「愛してる」や「愛して」よりも「貴方が全て」の方が想いがこもっている。力強く歌うのはいつも通りだけど、ど真ん中の感情がある。

 
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