Tyrese - "S.O.U.L."

彼の3曲が僕にとってのLord



Amazonでたまたま見つけた2013年の作品。 「お、いつのまにマイナーレーベルで新作発表してたの?SOULという名前ならば問答無用で買わねば」と思って買ったけど、届いてみたらベストアルバム。おいおい、分かりやすい名前にしてくれよ。そもそも収録曲を載せてないAmazonも困る。

けど、この選曲を見ていると彼自身の意志で作ったベストのように思えてくる。ジャケもそう。Super Hitsのジャケも若い頃のベストショットの一つと思うけど、こちらの方が今の彼の素に近いと思う。調べてみたら1作目と3作目のコンピも作ってるんだね。その考え方が興味深くて。確かに2作目は色んな意味で複雑。光り輝くデビュー作と大人の雰囲気を身につけた3作目を並べて聴く方が間口が広いのは確かだから。

けどTyreseの核は2作目と4作目にあるのは間違いない。このSOULと名づけたコンピの選曲がそれを示していて、長年個人的な選曲基準で訴え続けていた自分自身としては嬉しかったりもする。
 



Brian Mcknight - "More Than Words"

で、お子さんはどうなるの?


「ずっと薄々と感じてたけど、そろそろ言わなくちゃ」という気持ち。マクナイトの息子って親の作品に登場してるだけだよね? 自分でアルバム一枚発表したっけなぁ。以前は「お披露前段階」だと思ってたけど、息子を作品に呼ぶようになって年数たってるよね。根本的に別れた奥さんはどう思ってるんだろう。息子を呼んでることに。

別に他人の親子関係等にいちゃもんつける気は全くないし、二世の辛さは独自の二世論を書いたぐらいには分かっているつもりだけど、だからこそマクナイトの息子には色々といいたい面はある。


アルバムのレビューにおいて一番大事なのは、何度も書いているように評価軸。そして評価軸は複数ある。その中の優先順位を「価値観」と人は呼ぶ。

デビュー作のような作品をTOPにする軸ならば、2005年のGeminiの方が本作よりも上。2011年の前作:Just Meと比べると、、、うーん同じかな。けど、「今でもスタジオ録音アルバムを発売できている」という軸では絶賛すべきなのも確か。マクナイトらしい曲は多いしね。本作から初めて聞く人にとっては、、、そんな人はいないでしょう。今から聴き始めるならばベストか4th:Back At Oneか5th:Superheroだから。

じゃあ、マクナイトの作品を数枚持ってるファンの人には?



Glenn Lewis - "Moment of Truth"



Glenn Lewisの2作目、想像以上に明るい。最近の音楽の中では値段が高いけどP-VINEじゃん。ってことは、P-VINEが手を尽くさなかったら、この作品もお蔵入りになる可能性もあったのかも。環境変化には色々な意味があるから、そこから一面だけ取り出してとやかくいいたくない。新しい形に見合った売り方/デビューができる人達もいる。

けど、Glenn Lewisのように、2ndの先行シングルが76位止まりで、11年間の不遇の時代。今後も本作のような良質の音楽を望むなら、これは本気でオススメ。選挙と同じで一人一人ができることは小さいけど、この作品がデビュー作よりも売れなかったら、Glenn Lewisは3枚目は出せないだろう。

そして、このレベルが退場作になるのなら、このジャンルは終わりだ。R&Bとしては終わりじゃなくても、「ふっと側に寄りたくなるような内向性」を魅せてくれる歌手は、もう二度と出てこない。「あの新人は無理だよ。Glenn Lewisに似てるだろ」と言われて。それはけっこう悲惨な世界だと思う。

11年前に書いたGlenn Lewisのデビュー作については、Stevie Wonderと比べすぎてて、その奥にAFLALFがある。文自体にも混乱が出ていて、本当はあの中の1/5程度は削除してシンプルに書き直したい。け ど、Glenn Lewis自身が自分自身の結論に混乱していて・・・。だからあの文章がどれだけGlenn Lewisのファン拡大に役に立てたのか、そこは正直微妙なのは分かってる。それでも、あれを読んで興味をもって、Glenn Lewisを聴いてファンになって、11年間待ち望んでた人がいてくれるという事実。その想いに相応しい作品になってるのは間違い無い。



Le'Jit - "New Beginning"

「良質な音楽」の定義の全てを満たす作品


「良質な音楽」の定義は人それぞれでも、この作品を傑作と思わない人は10%以下じゃないかな。深さに拘りすぎな本サイトの基準を08:Farewellは軽くクリアする。

”広いタイプの曲がありながら作品全体の統一感もある
吼えていて、そして、ささやいている
B膺佑陵淦があって、枠を超えようとする衝動もある
い匹鵑併間帯にでも合う
イ匹鵑糞なでも流せれる
κ原腓里弔韻譴覆ぅ魁璽薀好錙璽
Ъ録曲数もお腹いっぱい
友達に薦めて感謝されることはあっても、ネガティブに思われることは絶対にない
シックなジャケ

個人的には「良質な音楽」の定義はこれぐらいかな。見事に本作は全部当てはまると思う。前作が2万円越すのも当然というべきか。Δ魯愁蹈◆璽謄ストには無理だけどバックボーカルとの息のあったコンビネーションは不可能では無いから。は個人的にはもうちょっと優先順位は高いけど、一般的にはここぐらいかも。どれだけクラシック好きな友達でも、どれだけJazz好きな友達でも、遊びにきた時に部屋で流していれば褒められると思う。

ジャンルを超える魅力を持ちえてこそ、良質な音楽
△禄秧茲R&Bの価値観だし、世間一般的にはこここそが合わない人も沢山いると思う。けど、そんな人でも本作を気に入ると思う。それ位にシックな抑制が効いていて、部屋で流す時の音量を変えるだけでシャウトの色合いが望ましい状態に変わる。この凄さ。全曲緑にしてもいいけど、さすがにそれはやりすぎだから全く色はつけません。それ位に全ての収録曲のレベルが高い。

今日は前回の続きを書いてて疲れたから、こちらの投稿は今後追加していきます。

ただ、09:It Won't Workが一番深いんだと思う。07:No Womanで10:Good Womanだから、この07〜10の連結は有りえない。この曲群を生み出すために潜り込んだ海が深すぎて、だから作品は穏やかな海辺しか見えない。この変遷の中でも一番凄いのは09なんだと思う。Workしないこと。もちろん単純な労働でなく、ある種の歯車同士が繋がらないことなんだと思うけど、この曲が一番凄い。いまは直感で、そう思う。





Joe - "Doubleback Evolution of R&B"

BabyそしてSex,Music,Smoke,Liquor


Joeの10作目となるスタジオアルバム。前作の"The Good the Bad the Sexy"はタイトルと巷の評判からパスしてた。本作と一緒に買って聴いてるけど未だにピンとこない。けど、この10作目は別。アルバムの第一印象からナイス。ミドルの曲群の出来がいい。けど、このアルバムの本質はミドルでなく10:1 To 1 Ratioのサビだと感じた。

Sex,Music,Smoke,Liquorは快感の序列と思うが、この歌詞を歌う時の声の表情がナイス。これこそが真の売れ線。エロすぎる事もなく、クドすぎる事もなく、あくまで自然体。ここまでの雰囲気が出せるならば、快感ではなく現代人が見失いがちな人生の価値の順序のようにも思える。

コンパで盛り上がってきた時にこのノリを出せればモテル。ずっとGood Girlと対になる曲を探してきたけど、この1 To 1 Ratioを対とする。アホと言われそうだが、それがウチの基準。ちなみにSmokeはマリファナなのかな。マリファナよりもMusicが上かい。これこそがJoeの矜持なのだろう。




K-ci & JoJo - "My Brother's Keeper"

彼なりの謝罪の形


これを「謝罪」と言ったら女性陣から総スカンかもね。「本気で言ってる?MaryJ.の2作目を前にしてそう言える?」って。けど、K-ciがR. KellyのLookin' For LoveやWWFUみたいな曲を歌うワケないじゃん。これが彼のMAXであって、それは男性陣の総意だと思うな。少なくとも以前のソロ作は中途半端な片膝のポーズで内容は輪にかけてイマイチだった。あれより百倍マシになってる。純粋に、ソロ作の時にこのレベルを出して欲しかった。

(ソロ作は個別UPするほど感銘をうけなかったのでWeekly Commentのみ。以下再掲)

K-ciのソロがあの出来だったので、ちょっとLatelyに書こうか迷い中。聞き始めても、結局MaryJ.の去年の作品を聴いてしまうんだよね。2:My Bookとか4:Conversationとかアットホームな感覚はよく出てる。4はCan I Talk To Meの続編とも思える作品でかなり好きだが、突き詰め度合いが足らない気がする。8:I Apologizeがなぁ、「お前が謝るのはもっと別の時代の話だろ」と言いたくなる。
まるで彼氏の友達から「あいつも反省してるからさ」って聞かされる女の子みたいなもんで、謝る曲でバックを連れてくる男は嫌いだ。やりたかったら多重録音までにしとけよ。唯一はFFFFの続編とも思える14:Cheating On Usだね。これが一番底から吼えてる。このサビってShe No Goodって言ってるの? これを「俺は俺で女で苦労したんだ」ってタイトル でLatelyに書こうかと思ったけど、個人的にその台詞を言う気もないからなぁ。せっかく久々にR&B-Timeで聴きこんだのにね。この曲に完全に重ねるほどに男が下がると思うな。と、相変わらずけちょんけちょんに言っているけど、15:YouはAll My Lifeの続編とも思える作りで、K-ciの心情がストレートに出てる。イイ曲だしイイ表情だと思うよ。16:Care For Youもいい。山場はこの3曲だね。だから、ファンにはお勧めアルバムだと思ってます

この作品を買っている男女どれだけいるか謎ですが、さてさて一番、「俺が悪かった」という気持ちが出ているのはどの曲でしょう?
ちょっとアンケート項目作りたいなぁ(笑 これが分かれば人生における恋愛の苦労の半分はなくなる。女性のほうが難しい問だと思うけど、もしかしたら男性でも難しいのかもね。



アホ男ならば生まれ変わっても分かる。これがK-ci&JoJoの最高傑作であることを

Amazonのレビューを全部読んでました。9/30の発売なんだね。Rhythm Nationが停止して以来、何を参考にすればいいのか分からないけど、夢人さんのレビューはかなり信頼してる。レビュー量が膨大なのは、その人と自分の違いを測る上でベースになる。すくなくてもR&Bで30枚、いや50枚ぐらい欲しい。そしたら違いの部分も計算して、レビューの参考度を決めれる。何よりも夢人さんはレビューが早いのがいいね。これまでも随分とお世話になってます。

で、ネガティブ書いてる人がいる。

分かる。メロディーラインは大したことない。後日、誰かがカバーするような曲は一つもない。

けど、これがK-ci&JoJoの最高傑作なんだよ。彼の歌手人生の最高傑作なんだよ。この作品でのK-ciの声の表情にはまると、それより前の作品はアホらしくて聴く気がなくなる。本作はどんな曲であっても、K-ciの心が見える。あるべき場所にある心が見える。

この意見に全く同意できなくてもいい。
きみは、アホ男じゃない。
その証明になる。

けど、アホ男ならば生まれ変わっても分かる。この作品が最高傑作だと。
このアルバムが最高傑作と痛感して泣けてくる人に捧ぐ。
願わくば生きてる間にこの地点までたどり着けることを。

本作を逆の意味でケナス人たちに一言。
あれ、まだやるの?

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[10/31]

死ぬ瞬間の走馬灯について聞いたことある人は多いと思う。けど、その時に「自分自身がしたことを相手の視点から体験させられる」という事まで知ってる人はどれだけいるのだろう。初めてこの説を聞いたときは、「まじ?」と思って、一瞬息が止まってしまった。え、俺がやってきたことを相手の立場から体験? それは勘弁して欲しい。けど、この世に神様がいるのなら、確かにそう作ると思う。じゃないと走馬灯の意味が無い。基本、IDの立場なので、この説は信じてます。



K-ci & JoJo - "My Brother's Keeper" 続き

somebodyの奥にいる人へ
貴方は何度、真夜中に抱かれたのだろうか
何をもって彼の元を去ったのか


たまに悪ノリする癖があって作って数日後には反省してた。けど、今さら無かった事にするのもイヤで、開き直って置いておいた。アンケートに投票してくれた方、ありがとうございます。コメントくれたナッツもいつもありがとう。そこまでしてくれた人たちとは違う意見をこれから書いていくけど、その点はご容赦ください。ずるずる待つのもイヤなので、1ヵ月たったから続きを書きます。

前回「K-ciがR. KellyのLookin' For LoveやWWFUみたいな曲を歌うワケないじゃん。これが彼のMAXであって、それは男性陣の総意だと思うな」と書いたけど、男性陣にとってもあまり同意できない事はよく分かりました。一般的には02:Knock It Off、04:My Brother's Keeping、07:What Goes Aroundが良曲に認定されると思う。けど、本サイトは03:Middle Of The Night、06:Somebody Please、09:Don't Ask, Don't Tellの3曲を選びます。謝罪と言う意味では06がMAX、次が09。03は真のK-ciとでもいうべき声の表情で。

ここまで誠実さに満ちたSEXという単語を、K-ciは歌った事が無かった
03:Middle Of The NightはサビのMiddle Night of Sexというフレーズが耳に残る。これこそが真の遊び人の、真の心の底。R. Kellyはプールサイドだったりキッチンだったり場所が多彩だけど、「本当の遊び人は対象者が多い分だけSEX自体は意外と普通」なんだと思ってます。多数の人と多数の場所って、それはもう「壊れてる判定」でしょう。そこまでいっちゃったら、真に性欲に向き合った方がいいね。一例としては「植物に性欲ってあるのだろうか?おしべは俺の○○みたいな衝動をもっているのか」って考える事だが、そこはいい。ここまで考えるのはオカシイ人だから。

ナッツがコメント書いてくれたおかげでK-ci&JoJoの1st:Love Alwaysをよく聴いてました。97年夏に流しながら一緒にドライブしたのが懐かしい。あの作品の何が良いって、Jodeci時代の代名詞だった「ワル」という枠を脱した事。全米No1になったAll My Lifeが核ではない。02:Last Night's Letterの方が百倍マシ。「K-ciが女の子にラブレターなんか書くわけねーだろ」と突っ込みいれたくなったけど、良曲なんだよねぇ。もっと良いのは03:Baby Come Back。「Come Back」と吼える姿が最高。I was foolから始まる歌詞も文句なし。05:Now and Foreverも清涼感があってナイス。けど、あの当時から思っていた一番の核は12:How Could Youです。「ボーナストラックが核のワケねーだろ」と突っ込み入りそうだけど、今までと180度違うからこそボーナストラック扱いにした。この曲がシングルカットされた時、確信に変わった。同時代にJodeciとK-ci&JoJoを聴いててHow Could Youに腰が抜けるほど驚いた人はどれだけいたのだろう。

それと同じショックがこの03:Middle Of The Nightです。K-ciは死ぬまで本当のSEXについては歌わないと思っていた。本当のSEXとは性欲以外でドライブするSEX。この曲にはそれがある。真夜中というのが妙に微笑ましくて、「最終的にはいい奴だったんだなぁ」と独りでうなづいてしまった。ちなみに一番酷いSEXはMaryJ.とのハハハです。SEXって単語じゃないけど、あれは同等扱いでしょう。本当に謝罪する曲ならば、本当の心の奥底は見せて欲しいし、それこそが本曲。100回聴けば分かるよ。100回聴けるから。本曲以外に、SEXという単語が含まれて100回聴ける曲はK-ciには無い。

個人的にはこの真夜中は二回戦なんだと思ってます。一回戦は性欲オンリー。うん、まあ一般的にはそうかもね(笑 たまに全部が性欲の人もいると思うが、そういうのは蹴飛ばさないと。見分け方? 「復活したから2回戦」は性欲判定でいいんじゃない?。じゃあK-ciは?うーん。この曲から浮かぶのは、真夜中に夢から覚めたからじゃないかな。復活したのと夢から覚める事の違いがそこまで大事なのか良く分からないが、胡蝶の夢ってこともあるしね。それが100回聴いた俺の暫定解。

06:Somebody Pleaseは「誰でもいいから助けてくれ」とストレートに歌ってる。突き詰めると「誰でもいいから俺を許してくれ」とさえ叫んでいるように思えてくる。ある種の宗教的なストーリーに歌詞は合わせているけど、My Brother's Keeperよりも泣き声なのがポイント。こっちの方がK-ciの奥底に近い。K-ciは謝罪相手を1人に限定できないんだよ。それが遊び人。だからsomebadyになっちゃうんだよ。K-ciのMAXの謝罪はこのレベルであって、これ以上は無い。やってきたことに対応するのがこれなんだから。R. KellyのVCみたいに「去った奥さんの後を車で追いかけちゃう」曲なんて歌えないって。

けど、もっと歩みを進めると、このSomebodyは1人に集約されるように思えてくる。そこがAnnaと叫んでいたMarvin Gayeとの違い。あの曲はAnnaと叫んでいるのに突き詰めるともっと多数に広がる。本曲は真逆。100回聴けば分かる。somebadyと言っているけど、最終的には1人に集約されてくる。きっとK-ciにはその1人の顔は浮かんでいるんだろう。そういう匂いがある曲だから。

09:Don't Ask, Don't TellはStevie Wonderのロケットに対応すべき曲であって、Latelyはカバーしたけど、こちらのフェーズは自分自身の歌を持ってきた。いや、LatelyフェーズもFFFFを作ったから、このDon't Ask, Don't Tellを歌った事をもって、K-ciの歌手人生も完成と言っていいかもね。あの歌でのStevie Wonderもそうだけど、「男にとって本当に必要な答えほど女性は言わないで去っていく」 事実を痛感できた時点で完成なんだよ。個人的にはSisqoのReasonの方が上だと思うけど、それは僕がSisqoに近いせいかな。ここら辺はリアル遊び人だったあの頃の友達に聞いてみたい面もあるが。

Bobby BrownはつたないながらもAFLALFをカバーした。
いつかK-ciはそこまで来る事があるのだろうか。
そこまでいけばR&Bを越してSoulの完成になるのだけど。

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2人のデビューから16年
01年に「どっちにしたって寝取られ男Songか、デュエットか、昔のカバーが最高曲じゃ、歴史に残れないよ、、、ねぇK-ci」と書いたけど、Somebody Pleaseで歴史に残った。サザンな曲ながら本人の純粋な後悔が山のように積み重なっている。それはBobby Womackには無い歌世界。

 



Devante - "The Renaissance"

00年代デビューの最高男性歌手



昨年から本格的にインディー系を聴きこんでいるけど、やっぱりDevanteが一番。インディーという枠組みでなく、00年代以降にデビューした歌手の中で最高だと思う。03年にカルトクラシックとなったReady or Notを発表し、本作で4作目。今のご時世ではメジャーもインディーも大した違いがない。コンスタントに作品を発表して、そのどれもが完成度が高い。その上でメロディーメイカーとしての才能。処女作の突き詰め度合いはBrian Mcknightレベル。ならば、素直に00年代の最高男性歌手と認めていいと思う。

声は特徴的ではない。しゃがれ声でもないしシャウトもしない。けど、楽曲の才能は間違いなく高い。そして何よりも志向性において90年代でも通用する独自性を持っているから。それ位に処女作のReady or Notは凄かった。今からでも遅くない。ジャケだけ直して、本人の奥底に光を当てるノーツをつけて本国でメジャーデビューさせるべき。本作のThe Renaissanceは彼の4作目となる作品。別名(David Verity)に変えてリリースした3作目のInexorableはまだ聴いてないけど、2作目のThe Foundationと本作を聴けば才能は十分に分かる。このジャケのように内省的な手触りの曲を作らせたら間違いなくピカイチです。

 



R. Kelly -"Black Panties"

俺を「いい人」と思わないでくれ


このジャケの時点でやりすぎでしょう。買うつもりは全くなかったけど、Devanteで気になったsengoku aizuさんが紹介してた曲が気に入って

「12Playを継ぐアルバム」
って何回聞いたっけ? 3回以上は聞いてるし耳タコ状態。けど、本作を聞いてやっと分かった。何度も「いい人」になれる道があったのに、彼はこの地点にいる。選びたくないんだ。R. Kellyにとっては「いい人=不自由」なんだね。別に「女遊びに支障が出るのがイヤ」っていうタイプじゃない。もっと根源的。R.を2枚組みで作った時にここまで道はひかれていたのかもね。

2000円出して買う気にはなれなかったけどmp3va.comで見つけたから。最近は超有名歌手の心惹かれない作品をレンタル待ちの前にmp3で買うことが多くなってます。

一番良い曲は間違いなくsengoku aizuさんが選んだCircle。ところが日本盤ボーナス。。最近、そういう事多いんですけど。。けど、日本盤を買いなおすことはしません。ごめんねR. Kelly(^ ^; 日本盤のボーナスがこの曲なら、R. Kellyは日本の事を好きでいてくれるのかもね。ちょっと嬉しかったです。
 
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