16のとき、何考えていたっけな。。
Khamari -" A Brief Nirvana"
01:Wax Poeticはsixteenという単語が脳のど真ん中に飛び込んでくる曲。声が良い意味で幼い。なんだか舌足らずな発音してて、コリーヌに似てる歌い方をしてると思う。02:Doctor, My Eyesも不思議な感じ。押し気が少ないのに内省的ともあまり感じない。ジャケは凄く内省的なんだけどね。声は良い意味で素直な明るさがある。40越した立場から見ると不思議キャラだけど、今の10代にとっては普通の感覚なんだと思う。
90年代前半はテビンで、後半はアッシャー。それが20年経過するとこんな手触りになるんだ。テビンやアッシャーに心情が似てるのは分かる。曲としては似てないのにね。こういうときほどビデオ・クリップ見たい。この謎の70%は解決するだろう。けど、それだと今の音楽聴く楽しみの半分が無くなるから。
分からないなりに聴くなかで、だんだん親和性があがる。そうやってチューニングしていく。今更ジタバタ焦っても仕方ない。若い人の感性を分かろうとしないで、単にゆっくり聴いていけば良い。
03:Driftingも良い。HIPな感覚が出ているけど、それでもこの手触り。ジャケは性格の暗さも感じるのに、このHIPさは好き。これなら当時の僕でも持てていたHIPさだから。05:A Sacred Placedが最深部なのは分かる。「神聖な場所」という曲名がニルヴァーナに繋がるのか。泣き声が原色でなくパステルカラーになってる。珍しいというか、なんというか。この冠詞のAに惹かれる。Aがつくのは、自分自身の奥にそいういう場所があるという表明なんだろう。かっこいいじゃん。ということはニルヴァーナがロックバンドの名前だけでなく、「涅槃」という意味も知っているのだろう。知らないとここまでの曲にならない。
08:Right My Wrongsはありそうでないタイトル。面白いセンスしてるなぁ。曲としては6も8も合わないけど。09:These Four Wallsの方がシックリくる。10:On My Wayを聴いてると90年代ならマックスウェルに近い気もした。
18歳を歌った曲ならカリードがいる。けど、今回の16歳の方が衝撃。いまこの歌手が何歳か調べてないけど、確かにこの曲は16歳のときに作ってた、少なくとも曲の骨格が出来てる。どうみても大人になってから16の頃を振り返って作った曲じゃない。wax poeticという曲名自体が不思議で、けど妙に惹かれる。そんな楽しさ。
分かるまで聴き込んでからレビューしようと思ってたけど、違うね。そういう距離感じゃないんだ。やっとそこまでが分った所です(笑)
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最近の若手シンガーの中ではギブオンを個人的にイチオシで、シカゴキッドもかなり気に入ってる。このKahamariはちょうどこの二人の間ぐらいの位置づけ。ジャケはギブオンに近いけど、前半の曲の聴きやすさと明るさはシカゴキッドに近いと思う。後半はギブオンだから、割合としては6:4ぐらい。
- 2024.03.14 Thursday
- 2023
- 22:53
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